JP3027814U - 無段ラチェットスパナ - Google Patents

無段ラチェットスパナ

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JP3027814U
JP3027814U JP1996001753U JP175396U JP3027814U JP 3027814 U JP3027814 U JP 3027814U JP 1996001753 U JP1996001753 U JP 1996001753U JP 175396 U JP175396 U JP 175396U JP 3027814 U JP3027814 U JP 3027814U
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JP
Japan
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rotating column
diameter rotating
shaped groove
ring
handle
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JP1996001753U
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English (en)
Inventor
智慶 謝
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智慶 謝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作時に安定した単方向の回動が行えると共
に、動作時に発生する騒音が少ない、無段ラチェットス
パナの提供。 【解決手段】 スパナのハンドル端のリング孔に位置決
めリングを嵌合し、リング孔壁或いは位置決めリング外
周面に等分に設けたV形溝内に大径の回転柱と小径の回
転柱が設けられて、共同でラチェット機構をなす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一種の無段ラチェットスパナに関し、特に、単方向の回動に制限す るV形溝をスパナのハンドル端のリング孔壁か或いは該リング孔内に設置される 位置決めリング外周面に等分に設置し、並びに各V形溝内に一つの小径の回転柱 と、一つの大径の回転柱を挿設し、共同で一つのラチェット構造を構成するもの で、締めつけ動作時の騒音の発生が少なく、スパナの回動が単方向に滑らかに駆 動されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在あるリングスパナは、一般に、ハンドルの両端にボルト或いはナットを締 める或いはゆるめるのに用いるリングが設けてあり、該リングのリング孔をナッ ト或いはボルト頭に嵌合させて動作させていた。しかし、一般にリング孔は固定 式の設計とされ、使用時には、リング孔をナット或いはボルト頭に、ハンドル操 作の行いやすい角度となるよう嵌合し、ナット或いはボルト頭を回動させており 、使用上不便であった。もう一つの欠点は、スパナをある角度まで回動させてそ れ以上回動させられない時に、スパナを取り外してスパナを回動させた最初の位 置に移動させて再びスパナを回動させなければならないことであり、このように 従来のリングスパナは使用上相当不便であり実用的でなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、V形溝をリングスパナのリング孔の孔壁或いは該リング孔に挿設さ れる位置決めリングの外周面に等分に設置して、各V形溝との間に一つの大径の 回転柱と小径の回転柱を挿設し、大径の回転柱と小径の回転柱でラチェット機構 を構成する構造により、使用時に、安定した単方向の回動が滑らかに行え、且つ 使用時に発生する騒音を低くすることができる、一種の無段ラチェットスパナを 提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ハンドル端部の円形のリング孔の孔壁に等分にV形溝が設 けられ、該リング孔内に外周が円環状とされ内周にボルト頭或いはナットとの嵌 合用の歯を設けた位置決めリングが設けられ、各V形溝内に大径の回転柱と小径 の回転柱が挿設されてなるものとしている。
【0005】 請求項2の考案では、上記位置決めリングの外周に等分にV形溝が設けられ、 円形のリング孔の内壁は円環面とされて、該V形溝に大径の回転柱と小径の回転 柱が挿設されている。
【0006】 請求項3の考案では、上記小径の回転柱が水平断面がU形を呈する長条状片体 に代えられている。
【0007】 請求項4の考案では、ハンドル端のリング孔内にU形溝が等分に設けられ、小 径の回転柱の設置が免除されている。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の無段ラチェットスパナは、スパナのハンドル端のリング孔に位置決め リングを嵌合し、リング孔壁或いは位置決めリング外周面に等分に設けたV形溝 内に大径の回転柱と小径の回転柱が設けられて、共同でラチェット機構をなす構 成により、動作時に安定した単方向の回動が行えると共に、動作時に発生する騒 音が少ないものとされている。
【0009】
【実施例】
図1、2、4は、本考案の望ましい一つの実施例を示す。該実施例では、位置 決めリング20の外周に等分にV形溝22が設けられて、該位置決めリング20 がその外環面が等分にハンドル10の一端の円頭内の円形のリング孔11内の孔 壁に接するように、リング孔11内に嵌め込まれ、各V形溝22内にはいずれも 一つのプラスチック製の小径の回転柱13と大径の回転柱14が置かれる。該リ ング孔11の孔壁は、一つの光滑な円環面とされ、また、位置決めリング20の 内輪には多角形状の駆動孔が設けられている。こうして上記各部材が共同で、一 つの無段ラチェットスパナーを構成している。
【0010】 図4は組合せ完成後の本考案のスパナのリング部分である。本考案を使用する 時には、位置決めリング20をナット或いはボルト頭に固定し、ハンドル10を 時計回りに回動させると、ハンドル10の内周面が前進することで大径の回転柱 14が推動されて同時に前方に移動し、小径の回転柱13の弾性抵触作用により 、大径の回転柱14とハンドル10の間に回動速度の違いが発生し、ハンドル1 0を続けて回動させると、大径の回転柱14はV形溝22の末端の浅い位置に接 近し、位置決めリング20がナット或いはボルト頭に固定されているため、大径 の回転柱14は位置決めリング20とV形溝22の比較的浅い位置に係合される 。このとき、さらに、ハンドル10を回動させると、大径の回転柱14と位置決 めリング20、ハンドル10間が相互に抵触して、同期の回動を一体となって行 い、ナット或いはボルトを締める動作を達成する。また逆時計回りにハンドル1 0を回動させる時には、大径の回転柱14がV形溝22の比較的深い所に移動し てハンドル10と大径の回転柱14の圧迫抵抗力が低下し、大径の回転柱14と 位置決めリング20間の相互の摩擦抵抗力が大幅に下がり、ゆえにハンドル10 が空転し、位置決めリング20に連動による同期の回動を行わせず、ラチェット 作用を達成する。このように、回動体を利用したラチエット構造により、動作時 に発生する音が少なくなり、安定した単方向の回動が行えるものとされている。
【0011】 本考案では、図3に示されるように、V形溝22をハンドル10のリング孔1 1の内周面に設けてもよく、締める或いはゆるめる操作により上述の実施例と同 様に抵触作用による連動を発生する。そしてハンドル10を反対方向に回動させ る時、V形溝22の比較的深い部分の溝面と大径の回転柱14の接触抵抗が適当 にゆるまり、動作時に発生する音が少なくなる。一般に締めたナット或いはボル トをゆるめる時には、本考案のスパナを反転さぜて底面を上として直接ナット或 いはボルト頭に嵌合わせ反対方向にゆるめる操作を行えばよく、実用的である。
【0012】 図1、2及び図4の実施例では、位置決めリング20の外周に設けたV形溝2 2に直接大径の回転柱14と小径の回転柱13を設置してハンドルに設けた円滑 なリング孔11にそれを嵌合しており、図5に示される実施例では、小径の回転 柱13が水平断面がU形を呈する長条状片体23に代えられている。また図6の 実施例ではハンドル末端のリング孔11内に等分にU形溝を形成してあり、小径 の回転柱の設置が免除され、いずれの実施例でも、最初の実施例と同様の効果を 達成できる。
【0013】
【考案の効果】
本考案の無段ラチェットスパナは、スパナのハンドル端のリング孔に位置決め リングを嵌合し、リング孔壁或いは位置決めリング外周面に等分に設けたV形溝 内に大径の回転柱と小径の回転柱が設けられて、共同でラチェット機構をなす構 成により、動作時に安定した単方向の回動が行えると共に、動作時に発生する騒 音が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の望ましい実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の実施例の組合せ後の斜視図である。
【図3】本考案のもう一つの実施例の平面図である。
【図4】図1の実施例の平面図である。
【図5】本考案の小径の回転柱を水平断面がU形を呈す
る長条状片体23に代えた実施例の平面図である。
【図6】本考案のハンドルのリング孔にU形溝を設置
し、小径の回転柱を設置しない実施例の平面図である。
【符号の説明】
10・・・ハンドル 20・・・位置決めリング 22
・・・V形溝 11・・・リング孔 13・・・小径の回転柱 14・
・・大径の回転柱 23・・・水平断面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル端部の円形のリング孔の孔壁に
    等分にV形溝が設けられ、該リング孔内に外周が円環状
    とされ内周にボルト頭或いはナットとの嵌合用の歯を設
    けた位置決めリングが設けられ、各V形溝内に大径の回
    転柱と小径の回転柱が挿設されてなる、無段ラチエット
    スパナ。
  2. 【請求項2】 上記位置決めリングの外周に等分にV形
    溝が設けられ、円形のリング孔の内壁は円環面とされ
    て、該V形溝に大径の回転柱と小径の回転柱が挿設され
    でいる、請求項1に記載の無段ラチェットスパナ。
  3. 【請求項3】 上記小径の回転柱が水平断面がU形を呈
    する長条状片体に代えられている、請求項1に記載の無
    段ラチェットスパナ。
  4. 【請求項4】 ハンドル端のリング孔内にU形溝が等分
    に設けられ、小径の回転柱の設置が免除されている、請
    求項1に記載の無段ラチェットスパナ。
JP1996001753U 1996-02-09 1996-02-09 無段ラチェットスパナ Expired - Lifetime JP3027814U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0542624U (ja) * 1991-11-13 1993-06-11 株式会社三五 自動車用消音器内部のガス流路切換え装置
CN107344343A (zh) * 2017-08-31 2017-11-14 昆山义成工具有限公司 单向旋转扳手
JP2018514406A (ja) * 2015-05-05 2018-06-07 杭州巨星工具有限公司 レンチ

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