JP3027493B2 - 8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン誘導体及び有害生物忌避剤 - Google Patents

8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン誘導体及び有害生物忌避剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それ自体実質的に無臭
の化合物であって、有害生物忌避剤として極めて優れた
持続効果を有する新規化合物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】蚊等の
有害生物から身を守るために、有害生物忌避剤として、
従来N,N−ジエチルトルアミドが広く用いられてい
る。また、その一方でp−メンタン−3,8−ジオール
にも強い忌避効果があることが知られている(特開昭6
0−199804号公報)。
【0003】しかしながら、前者のN,N−ジエチルト
ルアミドは特異な臭いを有し、また後者のp−メンタン
−3,8−ジオールは忌避効果の持続性に欠ける等の問
題がある。このため、上記のような問題を解決し得る新
規な有害生物忌避剤の開発が望まれていた。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みなされた
ものであって、優れた有害生物忌避効果を有し、特異な
臭いを有さず、且つ持続効果を有する新規化合物を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み、有害生物忌避剤として強い効果を有し、且つ特
異な臭いを有しない新規な有害生物忌避剤を開発すべく
鋭意研究した結果、新規化合物の合成に成功し、またこ
の化合物が優れた有害生物忌避効果の持続性を有するこ
とを見出した。即ち、本発明の化合物は、下記一般式
(I)
【0006】
【化3】
【0007】で表される8−ヒドロキシ−p−メンタ−
3−オン誘導体(但し、Rは炭素数1〜8の飽和及び不
飽和の直鎖及び分岐鎖の炭化水素基。)である。
【0008】以下、本発明の構成の詳細について説明す
る。本発明の8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン誘
導体は、2位に炭化水素基を有する3,7−ジメチル−
6−オクテナール誘導体を硫酸等の酸水溶液と混合攪拌
することにより得られるジオール体を、クロム、マンガ
ン、銀などの金属塩や金属酸化物、あるいは有機酸化剤
(ジメチルスルホキシド等)を用いて酸化することによ
って得ることができる。
【0009】上記の方法で得られる本発明の8−ヒドロ
キシ−p−メンタ−3−オン誘導体は、いずれも臭いが
ほとんどなく、無色透明の油状物である。
【0010】また、本発明の8−ヒドロキシ−p−メン
タ−3−オン誘導体には立体異性体が存在しており、す
べての異性体およびそれらの混合物のいずれでも蚊など
の有害生物に対する忌避効果に優れている。
【0011】本発明の8−ヒドロキシ−p−メンタ−3
−オン誘導体としては、8−ヒドロキシ−2−メチル−
p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2−メチレン
−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2−エチル
−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2−プロピ
ル−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2−イソ
プロピル−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2
−ブチル−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2
−イソブチル−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ
−2−ヘキシル−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキ
シ−2−(2−エチルヘキシル)−p−メンタ−3−オ
ン、8−ヒドロキシ−2−(2−プロペニル)−p−メ
ンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2−(3−ペンテニ
ル)−p−メンタ−3−オン、8−ヒドロキシ−2−
(2−プロペニル)−p−メンタ−3−オン等が挙げら
れる。
【0012】本発明の化合物を有効成分として、通常に
用いられる化粧料、医薬品の基剤(ベース)に配合する
ことによって、種々の剤型の有害生物忌避剤を得ること
が可能である。そして、本発明の化合物の含有量は、製
剤形態、使用方法、その他の条件によって異なるが、一
般的にはその配合量は0.1〜90重量%が好ましく、
更に好ましくは3〜20重量%である。
【0013】本発明の化合物は、ヒトスジシマカ等の
蚊、ブユ、ダニ、ヤスデ、ヨトウムシ、ナメクジ等の有
害生物に使用される。
【0014】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、以下における%表示は、特に指定しない
限り重量%を意味する。
【0015】実施例1 (1)50gの2,3,7−トリメチル−6−オクテナ
ールを20%硫酸水溶液300g中に徐々に添加した
後、20時間激しく混合攪拌した。この反応溶液にジエ
チルエーテル150mlを加えて抽出を行い、ジエチルエ
ーテル層を10%炭酸ナトリウム水溶液100mlにて2
度洗浄した後、更に飽和食塩水100mlにて2度洗浄し
た。このジエチルエーテル層を無水硫酸ナトリウムにて
乾燥した後、減圧下にてジエチルエーテルを留去した。
残分についてシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製を行
い、p−メンタン−2−メチル−3,8−ジオール4
3.0g(収率74.5%)を得た。
【0016】(2)クロロクロム酸ピリジニウム16.
2gを含むジクロロメタン懸濁液100mlに、上記で得
たp−メンタン−2−メチル−3,8−ジオール9.3
gを滴下し、室温で5時間攪拌した。反応溶液にジエチ
ルエーテルを加えて攪拌した後、クロム酸塩をろ別し、
ろ液を減圧下で濃縮した。残分についてシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸エチ
ル=4:1)で精製を行い、本発明の8−ヒドロキシ−
2−メチル−p−メンタ−3−オン7.9g(収率8
5.9%)を油状物質として得た。
【0017】得られた油状物のマススペクトル測定にお
いて分子イオンピーク(M+ )及び(M+ )−18(H
2 O)のピークが確認された。元素分析においては、C
=71.68%、H=10.93%の実測値(C,Hの
理論値はC=71.70%、H=10.93%)を示し
た。更に、赤外吸収スペクトル測定において、3400
cm-1に水酸基由来の吸収が、また1720cm-1にカルボ
ニル基由来の強い吸収が確認された。以上の分析結果よ
り、8−ヒドロキシ−2−メチル−p−メンタ−3−オ
ンの生成を確認した。なお、臭いはほとんど無かった。
【0018】実施例2 (1)50gの3,7−ジメチル−2−メチレン−6−
オクテナールを20%硫酸水溶液300g中に徐々に添
加した後、20時間激しく混合攪拌した。この反応溶液
にジエチルエーテル150mlを加えて抽出を行い、ジエ
チルエーテル層を10%炭酸ナトリウム水溶液100ml
にて2度洗浄した後、更に飽和食塩水100mlにて2度
洗浄した。このジエチルエーテル層を無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥した後、減圧下にてジエチルエーテルを留去
した。残分についてシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精
製を行い、p−メンタン−2−メチレン−3,8−ジオ
ール40.0g(収率71.0%)を得た。
【0019】(2)クロロクロム酸ピリジニウム16.
2gを含むジクロロメタン懸濁液100mlに、上記で得
たp−メンタン−2−メチレン−3,8−ジオール9.
2gを滴下し、室温で5時間攪拌した。反応溶液にジエ
チルエーテルを加えて攪拌した後、クロム酸塩をろ別
し、ろ液を減圧下で濃縮した。残分についてシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸
エチル=4:1)で精製を行い、本発明の8−ヒドロキ
シ−2−メチレン−p−メンタ−3−オン7.0g(収
率76.9%)を油状物質として得た。
【0020】得られた油状物のマススペクトル測定にお
いて分子イオンピーク(M+ )及び(M+ )−18(H
2 O)のピークが確認された。元素分析においては、C
=72.52%、H=9.90%の実測値(C,Hの理
論値はC=72.49%、H=9.95%)を示した。
更に、赤外吸収スペクトル測定において、3400cm-1
に水酸基由来の吸収が、また1720cm-1にカルボニル
基由来の強い吸収が確認された。以上の分析結果より、
8−ヒドロキシ−2−メチレン−p−メンタ−3−オン
の生成を確認した。なお、臭いはほとんど無かった。
【0021】実施例3 (1)50gの2−エチル−3,7−ジメチル−6−オ
クテナールを20%硫酸水溶液300g中に徐々に添加
した後、20時間激しく混合攪拌した。この反応溶液に
ジエチルエーテル150mlを加えて抽出を行い、ジエチ
ルエーテル層を10%炭酸ナトリウム水溶液100mlに
て2度洗浄した後、更に飽和食塩水100mlにて2度洗
浄した。このジエチルエーテル層を無水硫酸ナトリウム
にて乾燥した後、減圧下にてジエチルエーテルを留去し
た。残分についてシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製
を行い、p−メンタン−2−エチル−3,8−ジオール
42.0g(収率77.3%)を得た。
【0022】(2)クロロクロム酸ピリジニウム16.
2gを含むジクロロメタン懸濁液100mlに、上記で得
たp−メンタン−2−エチル−3,8−ジオール10.
0gを滴下し、室温で5時間攪拌した。反応溶液にジエ
チルエーテルを加えて攪拌した後、クロム酸塩をろ別
し、ろ液を減圧下で濃縮した。残分についてシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸
エチル=4:1)で精製を行い、本発明の8−ヒドロキ
シ−2−エチル−p−メンタ−3−オン8.2g(収率
82.8%)を油状物質として得た。
【0023】得られた油状物のマススペクトル測定にお
いて分子イオンピーク(M+ )及び(M+ )−18(H
2 O)のピークが確認された。元素分析においては、C
=72.75%、H=11.22%の実測値(C,Hの
理論値はC=72.69%、H=11.18%)を示し
た。更に、赤外吸収スペクトル測定において、3400
cm-1水酸基由来の吸収が、また1720cm-1にカルボニ
ル基由来の強い吸収が確認された。以上の分析結果よ
り、8−ヒドロキシ−2−エチル−p−メンタ−3−オ
ンの生成を確認した。なお、臭いはほとんど無かった。
【0024】実施例4 (1)50gの2−(2−プロペニル)−3,7−ジメ
チル−6−オクテナールを20%硫酸水溶液300g中
に徐々に添加した後、20時間激しく混合攪拌した。こ
の反応溶液にジエチルエーテル150mlを加えて抽出を
行い、ジエチルエーテル層を10%炭酸ナトリウム水溶
液100mlにて2度洗浄した後、更に飽和食塩水100
mlにて2度洗浄した。このジエチルエーテル層を無水硫
酸ナトリウムにて乾燥した後、減圧下にてジエチルエー
テルを留去した。残分についてシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=4:
1)にて精製を行い、p−メンタン−2−(2−プロペ
ニル)−3,8−ジオール41.1g(収率76.7
%)を得た。
【0025】(2)クロロクロム酸ピリジニウム16.
2gを含むジクロロメタン懸濁液100mlに、上記で得
たp−メンタン−2−(2−プロペニル)−3,8−ジ
オール10.6gを滴下し、室温で5時間攪拌した。反
応溶液にジエチルエーテルを加えて攪拌した後、クロム
酸塩をろ別し、ろ液を減圧下で濃縮した。残分について
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、ヘキ
サン:酢酸エチル=4:1)で精製を行い、本発明の8
−ヒドロキシ−2−(2−プロペニル)−p−メンタ−
3−オン8.6g(収率81.9%)を油状物質として
得た。
【0026】得られた油状物のマススペクトル測定にお
いて分子イオンピーク(M+ )及び(M+ )−18(H
2 O)のピークが確認された。元素分析においては、C
=74.20%、H=10.60%の実測値(C,Hの
理論値はC=74.25%、H=10.54%)を示し
た。更に、赤外吸収スペクトル測定において、3400
cm-1に水酸基由来の吸収が、また1720cm-1にカルボ
ニル基由来の強い吸収が確認された。以上の分析結果よ
り、8−ヒドロキシ−2−(2−プロペニル)−p−メ
ンタ−3−オンの生成を確認した。なお、臭いはほとん
ど無かった。
【0027】実施例5 (1)50gの2−ヘキシル−3,7−ジメチル−6−
オクテナールを20%硫酸水溶液300g中に徐々に添
加した後、20時間激しく混合攪拌した。この反応溶液
にジエチルエーテル150mlを加えて抽出を行い、ジエ
チルエーテル層を10%炭酸ナトリウム水溶液100ml
にて2度洗浄した後、更に飽和食塩水100mlにて2度
洗浄した。このジエチルエーテル層を無水硫酸ナトリウ
ムにて乾燥した後、減圧下にてジエチルエーテルを留去
した。残分についてシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精
製を行い、p−メンタン−2−ヘキシル−3,8−ジオ
ール38.0g(収率71.1%)を得た。
【0028】(2)クロロクロム酸ピリジニウム16.
2gを含むジクロロメタン懸濁液100mlに、上記で得
たp−メンタン−2−ヘキシル−3,8−ジオール1
2.8gを滴下し、室温で5時間撹拌した。反応溶液に
ジエチルエーテルを加えて攪拌した後、クロム酸塩をろ
別し、ろ液を減圧下で濃縮した。残分についてシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒、ヘキサン:酢
酸エチル=4:1)で精製を行い、本発明の8−ヒドロ
キシ−2−ヘキシル−p−メンタ−3−オン10.8g
(収率85.0%)を油状物質として得た。
【0029】得られた油状物のマススペクトル測定にお
いて分子イオンピーク(M+ )及び(M+ )−18(H
2 O)のピークが確認された。元素分析においては、C
=75.50%、H=11.94%の実測値(C,Hの
理論値はC=75.54%、H=11.88%)を示し
た。更に、赤外吸収スペクトル測定において、3400
cm-1水酸基由来の吸収が、また1720cm-1にカルボニ
ル基由来の強い吸収が確認された。以上の分析結果よ
り、8−ヒドロキシ−2−ヘキシル−p−メンタ−3−
オンの生成を確認した。なお、臭いはほとんど無かっ
た。
【0030】以下に、本発明の応用例を示す。応用例
1、2、3、4及び5、比較例1及び2(リペルローシ
ョン)表1の組成に従って、応用例及び比較例のリペル
ローションを調製し、下記有害生物忌避試験を実施し
た。尚、比較例として、前述の、従来より有害生物忌避
剤として用いられているN,N−ジエチルトルアミド、
および高い忌避効果を有することが知られているp−メ
ンタン−3,8−ジオールを用いた。
【0031】
【表1】
【0032】有害生物忌避試験 (1)有害生物忌避効果及びその効果持続性の試験方法 ヒトスジシマカの成虫に対する忌避効果を調べるため
に、以下の試験を室温30℃、湿度70%の恒温室にお
いて行った。左右の前腕に各試験試料を10ml塗布した
後、羽化後5〜7日経過したヒトスジシマカの成虫の雌
雄50匹づつが入った袋状の20cm×15cmの金網に、
それぞれの腕を15分間差入れ吸血の時間を与えた。こ
の施行を30分、1時間,4時間,6時間後に行い、吸
血の時間内の吸血の跡の数を求め、次の式から忌避率を
算出した。
【0033】
【数1】
【0034】X:試験液を塗布しない場合の吸血の跡の
数 Y:試験液を塗布した場合の吸血の跡の数
【0035】(2)結果 吸血忌避試験の結果を表2に示した。表2から明かなよ
うに、本発明の8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン
誘導体は優れた有害生物忌避効果とその持続性を有して
いた。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】以上記載のように、本発明の新規化合物
である8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン誘導体
は、それ自体無臭の化合物であり、且つ有害生物に対し
て持続的な忌避効果を有する優れた有害生物忌避剤とし
て提供できることは明かである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 49/497 A01N 35/06 C07C 49/713 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 で表される8−ヒドロキシ−p−メンタ−3−オン誘導
    体。(但し、Rは炭素数1〜8の飽和及び不飽和の直鎖
    及び分岐鎖の炭化水素基。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(I)を配合したことを特徴
    とする有害生物忌避剤。 【化2】 (但し、Rは炭素数1〜8の飽和及び不飽和の直鎖及び
    分岐鎖の炭化水素基。)
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