JP3027425U - サージタンク用キャップ - Google Patents

サージタンク用キャップ

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JP3027425U
JP3027425U JP1996000988U JP98896U JP3027425U JP 3027425 U JP3027425 U JP 3027425U JP 1996000988 U JP1996000988 U JP 1996000988U JP 98896 U JP98896 U JP 98896U JP 3027425 U JP3027425 U JP 3027425U
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JP
Japan
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cap
filler neck
end opening
outward flange
surge tank
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JP1996000988U
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稔 飯野
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Tokyo Radiator Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッキンの廃止により部品点数を減らし、ま
た組立や熱溶着等の加工を不要にしたものを提供するこ
とにある。 【解決手段】 タンク本体1に設けたフィラネック10
の上端開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップであっ
て、キャップ本体1の下端開口部に前記フィラネック1
0の上端部外周に設けた外向きフランジ10aと嵌合自
在な内向きフランジ21を設けるとゝもに、前記キャッ
プ本体1内の天面22に前記外向きフランジ10aの内
周縁10bに密着可能な円筒部23を設けたことを特徴
とするサージタンク用キャップ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エンジン冷却系路内の冷却液が運転とともに温度が上昇して体積が 膨張する際に、この体積膨張分を吸収する気相空間であるサージタンク(リザー バタンク)のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3及び図4において、1は汎用のサージタンクの密閉されたタンク本体で、 該タンク本体1の側面に設けたパイプ2はエンジン3を冷却するラジエータ4の アッパタンク5側に連結されており、前記タンク本体1の下面のパイプ6は前記 ラジエータ4のロアタンク7側に連結されている。8は前記タンク本体1の上面 に設けられた加圧キャップで、該加圧キャップ8の上面にはエア抜きパイプ9が 設けられている。
【0003】 そこで、前記ラジエータ4内の冷却水は、エンジン3の体積膨張との差でその 容量が変化するが、前記冷却水が増加した場合はタンク本体1に送り込まれる。 また、反対に温度が下がり容量が少なくなった場合には、逆にタンク本体1内の 冷却水がラジエータ4内に流入することによって、長期間にわたって冷却水の補 充の手間を省略することができる。
【0004】 ここで、前記サージタンクのタンク本体1と加圧キャップ8との関係は、図5 に示すように、合成樹脂製のタンク本体1の上面に設けた円筒形状のフィラネッ ク10と、該フィラネック10の上端開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップ本 体11と、該キャップ本体11内に装着されるパッキン12とから夫々構成され ている。
【0005】 そして、前記フィラネック10の上端開口部の外周には外向きフランジ10a が設けられており、前記キャップ本体11の下端開口部の内周には前記外向きフ ランジ10aと嵌合自在な内向きフランジ11aが設けられている。また前記パ ッキン12は、キャップ本体11の天面13の内側にピン14の熱溶着で固定さ れた円板部15と、前記フィラネック10の内周面に密着する円筒部16とから 夫々構成されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記図5に示すような従来例の加圧キャップ8は、その組立の際に、 前記フィラネック10の内周面に対するパッキン12の位置決め工程や、キャッ プ本体11の天面13の内側にパッキン12を熱溶着する加工工程等が必要であ り、組み立てや加工等に手間がかかるといった諸問題点がった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、パッ キンの廃止により部品点数を減らし、また組立や熱溶着等の加工を不要にしたも のを提供することを目的としたものであり、その要旨は、タンク本体に設けたフ ィラネックの上端開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップであって、キャップ本 体の下端開口部に前記フィラネックの上端部外周に設けた外向きフランジと嵌合 自在な内向きフランジを設けるとゝもに、キャップ本体内の天面に前記外向きフ ランジの内周縁に密着可能な円筒部を設けたことを特徴とするサージタンク用キ ャップにある。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図1及び図2に示す実施例により詳細に説明するに、図中1は 合成樹脂製のタンク本体で、その上面には円筒形状のフィラネック10が立設さ れており、該フィラネック10の上端開口部の外周には外向きフランジ10aを 設けた従来のものと略同一構成のものである。
【0009】 20は前記フィラネック10の上端開口部に嵌合自在な合成樹脂製のキャップ 本体で、その下端開口部の内周面にはフィラネック10の前記外向きフランジ1 0aと係合自在な内向きフランジ21が設けられているとゝもに、前記キャップ 本体20内において、その天面22には前記フィラネック10の上端開口部の内 周縁10bに密着する可撓性の円筒部23が一体成型により設けられている。
【0010】 なお前記フィラネック10の上端開口部の内周縁10bは、キャップ本体20 の前記円筒部23との接触面積を大きくするため斜面で形成されている。図中、 9は前記キャップ本体20の天面22に設けたエア抜きパイプである。
【0011】 そこで、前記フィラネック10の上端開口部にキャップ本体20の下端開口部 を上方から押し付けると、その内周面に設けた内向きフランジ21がフィラネッ ク10に設けた前記外向きフランジ10aを乗り越え、該外向きフランジ10a の下部で係合する。またこの際、キャップ本体20の円筒部23の下周縁23a は内側に弾性変形して、前記フィラネック10の上端開口部の内周縁10bに密 着して汎用のパッキンと同様の役割を果たす。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係るサージタンク用キャップは、上記のように、タンク本体に設けた フィラネックの上端開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップであって、キャップ 本体の下端開口部に前記フィラネックの上端部外周に設けた外向きフランジと嵌 合自在な内向きフランジを設けるとゝもに、キャップ本体内の天面に前記外向き フランジの内周縁に密着可能な円筒部を設けた構成であるから、従来のパッキン が不要になり、部品点数の低減や組み立て工数の削減を図ることが出来る、とい った諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサージタンク用キャップの取付け
状態を示す断面図である。
【図2】同キャップを取り外した状態の断面図である。
【図3】汎用のサージタンクの斜視図である。
【図4】サージタンクをセットしたエンジン冷却系シス
テムを示す説明図である。
【図5】従来のサージタンク用キャップの取付け状態示
す断面図である。
【符号の説明】
1 タンク本体 10 フィラネック 10a 外向きフランジ 10b 内周縁 20 キャップ本体 21 内向きフランジ 22 天面 23 円筒部 23a 下周縁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体に設けたフィラネックの上端
    開口部を閉塞する合成樹脂製のキャップであって、キャ
    ップ本体の下端開口部に前記フィラネックの上端部外周
    に設けた外向きフランジと嵌合自在な内向きフランジを
    設けるとゝもに、前記キャップ本体内の天面に前記外向
    きフランジの内周縁に密着可能な円筒部を設けたことを
    特徴とするサージタンク用キャップ。
JP1996000988U 1996-01-31 1996-01-31 サージタンク用キャップ Expired - Lifetime JP3027425U (ja)

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