JP3027188U - 噴流はんだ槽 - Google Patents

噴流はんだ槽

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JP3027188U
JP3027188U JP1996000708U JP70896U JP3027188U JP 3027188 U JP3027188 U JP 3027188U JP 1996000708 U JP1996000708 U JP 1996000708U JP 70896 U JP70896 U JP 70896U JP 3027188 U JP3027188 U JP 3027188U
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solder
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nozzle
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JP1996000708U
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Inventor
優浩 渡辺
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Senju Metal Industry Co Ltd
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Senju Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の銅が溶解したはんだを交換したり、噴
流ノズルやダクト内を掃除したりするときに、噴流ノズ
ルを取り出しやすくする。 【解決手段】 密閉式ハンドルのように工具を使用しな
くともワンタッチで係合、解除が行えるロック装置で噴
流ノズルをはんだ槽の一部に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、プリント基板はんだ付け用の自動はんだ付け装置に設置する噴流は んだ槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動はんだ付け装置には、フラクサー、プリヒーター、噴流はんだ槽、冷却機 等の処理装置が設置されており、プリント基板はフラクサーでフラックス塗布、 プリヒーターで予備加熱、噴流はんだ槽ではんだの付着、冷却機で付着したはん だの冷却凝固が行われてはんだ付けがなされる。
【0003】 ところで自動はんだ付け装置に設置される噴流はんだ槽では、定期的にはんだ の交換や内部の清掃を行わなければならない。定期的にはんだの交換を行うのは 、はんだ中に銅が多量に溶解してしまうからである。つまり、自動はんだ付け装 置では一日数千枚のプリント基板のはんだ付けを行うが、このとき噴流はんだ槽 のはんだ中にプリント基板の銅箔が少しずつ拡散溶解してはんだ中の銅溶解量が 増えていく。このようにしてはんだ中の銅溶解量が或る割合以上になると、銅と はんだ中の錫が金属間化合物を生成し、それが針状結晶となってはんだ中に浮遊 するようになる。この針状結晶がプリント基板の導体間に付着すると、導体間を 短絡させて電子機器の機能を損なうようになってしまうし、またはんだ中に銅が が多量に溶解するとはんだ付け性を阻害し、未はんだやディウエットの原因とも なる。
【0004】 そのため噴流はんだ槽のはんだ中に銅の溶解量が増えた場合は、新しいはんだ を継ぎ足して銅の濃度を薄めることがなされている。しかしながら噴流はんだ槽 には、はんだが噴流はんだ槽の上部まで入れられているため、そのまま新しいは んだを継ぎ足そうとしても、はんだが噴流はんだ槽から溢れ出てしまう。そこで 銅の溶解量の多くなったはんだは、噴流はんだ槽から約半分の量のはんだを汲み 出してから、その分新しいはんだを補充することが行われている。
【0005】 また噴流はんだ槽では、常時溶融したはんだがポンプで吸い込まれ、ダクトを 通って噴流ノズルに入り、噴流ノズル上部から噴流して再度ポンプで吸い込まれ るという循環が行われている。溶融はんだは高温となっており、それがノズルか ら噴流するときに空気と接触するため、はんだの酸化物が発生する。この酸化物 が大きいものでは、噴流はんだ槽の上部に浮遊しているが、小さな酸化物は循環 しているはんだに巻き込まれ、はんだとともにダクトや噴流ノズルを流動する。 しかるに小さな酸化物は、ダクトやノズルの壁面に付着しやすく、それが堆積さ れて大きくなると、流動するはんだで剥がされて噴流ノズルから出てくる。この ときプリント基板が噴流ノズル上を走行していると、剥がされた酸化物がプリン ト基板に付着するようになる。プリント基板に酸化物が付着すると、見栄えを悪 くするばかりでなく、導体間を短絡させて電子機器の機能劣化を招く原因ともな る。そのため、噴流はんだ槽では定期的にノズル本体の内側やダクトの内側の掃 除を行なって酸化物を除去しなければならないものである。この内部掃除にも噴 流はんだ槽内のはんだを汲み出さなければならない。
【0006】 一般に、噴流はんだ槽のはんだを汲み出す作業は、ステンレス製、或いは鋳物 製の杓を噴流はんだ槽の中に入れて行うが、噴流はんだ槽の中には一次噴流ノズ ル、二次噴流ノズル、ポンプ等が所狭しと設置してあるため、杓の入る余地がな い。そのため、噴流はんだ槽からはんだを汲み出すには、一次噴流ノズルと二次 噴流ノズルを噴流はんだ槽から外し、噴流はんだ槽の内部を広くして汲み出し作 業を行わなければならないものである。
【0007】 ところで従来の噴流はんだ槽は、噴流ノズルを噴流はんだ槽の内側にネジで固 定していたものである。そこでノズルを噴流はんだ槽から外す場合は、ネジをド ライバーやレンチなどの工具で外してから行わなければならなかった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 従来の噴流はんだ槽におけるノズルの除去作業は、ネジがはんだ中に没してい る場合は、はんだ中に工具を浸漬して工具でネジの頭部を探し求め、ネジの頭部 に工具を係合させてからネジを緩めなければならなかった。しかしながら、作業 者が見えないはんだ中でネジの頭部を探し、ネジの頭部に工具を係合させること は非常に困難な作業であり、また作業時にはんだ中で工具が外れると高温となっ はんだが飛び散るため非常に危険な作業となっていた。
【0009】 またノズル本体を固定するネジがはんだよりも上方にある場合は、ネジの頭部 と工具の係合が見えるため、上記のようにネジ頭部が没しているものよりも手間 はかからない。しかしながら、この場合でもネジの螺設部は、はんだ中に没して いるため、該螺設部にはんだが侵入してネジの回動を困難にしたり、ネジがはん だの熱で熱膨張してネジの回動が困難となっていたりする。このような回動困難 なネジを無理に回動させるとネジを破壊してしまうという問題があった。
【0010】 本考案は、はんだの継ぎ足し時のはんだの汲み取りや噴流はんだ槽の内部の掃 除のときに、工具を使用せずともノズル本体を外すことができるという噴流はん だ槽を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、ネジを使用せずとも物と物を固定することについて検討を行った 結果、密閉式ハンドルのようなロック装置がワンタッチで物と物を固定ができ、 しかも取り外しもワンタッチで行えることに着目して本考案を完成させた。
【0012】 本考案は、噴流ノズルがダクトの流出口に着脱自在に設置されているとともに 、噴流ノズルが噴流はんだ槽の一部に取り付け、取り外しをワンタッチで行える ロック装置により固定されていることを特徴とする噴流はんだ槽である。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案に使用するロック装置とは、取り付けに工具の必要がなく、作業者が手 袋をした手で簡単に係合および解除ができるものである。本考案に好適なロック 装置としては、旧式の氷冷蔵庫で使用されていたような密閉式ハンドルである。 しかしながら、本考案ではロック装置として密閉式ハンドルに限らず、工具を使 用しないで取り付け、取り外しができるロック装置であれば如何なるものでも採 用できる。
【0014】 ロック装置は、少なくとも作動部がはんだよりも上方に突出していて、噴流ノ ズル取り付け時、或いは噴流ノズルの取り外し時に作業者の手がはんだに触れな いような位置にしておく。またロック装置は、係合部と受け部がはんだ中に没し ていたり、或いははんだ中に没していなくとも、はんだに接触する機会が多いた め、ロック装置の材料は、はんだに濡れない材料、たとえばステンレス、鋳物、 チタン等が好ましい。
【0015】 ロック装置は、噴流ノズルを噴流はんだ槽の一部に固定するものである。噴流 ノズルを固定する噴流はんだ槽の一部とは、壁面、二重にした隔壁、底部等であ り、固定後、噴流ノズルが容易に動かないような部分である。
【0016】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の噴流はんだ槽を説明する。図1は本考案噴流はん だ槽において噴流ノズルを取り付ける前の部分斜視図、図2は本考案噴流はんだ 槽において噴流ノズルを取り付けた後の部分斜視図、図3は本考案噴流はんだ槽 の平面図である。
【0017】 噴流はんだ槽1の内部には、一次噴流ノズル2、二次噴流ノズル3、ポンプ4 等が設置されている。
【0018】 一次噴流ノズル2は、狭い噴流口5の中に図示しない荒波装置が取り付けられ ており、該噴流口の両側にはそれぞれフォーマー6、6が形成されている。一次 噴流ノズル2は、荒波装置と狭い噴流口で荒れたはんだを勢いよく噴流させて、 プリント基板のスルーホールや電子部品の隅部にはんだを送り込み、未はんだを なくすものである。
【0019】 二次噴流ノズル3は、前述一次噴流ノズル2よりも広い噴流口7を有しており 、その両側にもフォーマー8、8が形成されている。二次噴流ノズルは、一次噴 流ノズルで発生したはんだ付け不良を修正するものである。つまり一次噴流ノズ ルは狭い噴流口から荒波を勢いよく噴流させるため、未はんだをなくす代わりに はんだ付け部にはブリッジやツララ等のはんだ付け不良を発生させてしまう。そ こで、これらのはんだ付け不良を広い噴流口から静かに噴流する二次噴流ノズル のはんだで修正するものである。
【0020】 一次噴流ノズル2と二次噴流ノズル3は、図1に示すように噴流はんだ槽1か ら分離できるようになっている。(図1、2の斜視図は二次噴流ノズルである) 噴流はんだ槽1は、噴流はんだ槽の一部である隔壁9で二層になっており、隔壁 9の適宜箇所に開口10…が形成されている。
【0021】 隔壁9の下側には二本のダクト11、11が設置されており、該ダクトの端部 にはポンプ4、4が配設されている。ダクトは噴流ノズル設置箇所となる隔壁9 に流出口12が形成されている。流出口12は立ち上がりとなっていて、その大 きさは二次噴流ノズル3の下部よりも少し小さい。従って、二次噴流ノズル3の 下部は流出口12の立ち上がり部を中にして容易に嵌合できるようになっている 。
【0022】 噴流はんだ槽では、ポンプ4で送られたはんだがダクト11、流出口12、一 次噴流ノズル2および二次噴流ノズル3を通って、それぞれの噴出口5、7から 噴流する。そして噴流後のはんだは、隔壁9の開口10から噴流はんだ槽1の下 部に入り、ポンプ4に吸い込まれて再度ダクト11に入る、という循環を繰り返 している。
【0023】 二次噴流ノズル3の両端外側にフランジ13、13が取り付けられており、該 フランジの上にはロック装置14が設置されている。実施例に示すロック装置は 、密閉式ハンドルであり、係合部15と受け部16から構成されている。係合部 16は図1の矢印Aのように回動自在となっている。二次噴流ノズル3を流出口 12に嵌合させた状態で係合部15を回動して、図2に示すように二次噴流ノズ ルに対して横方にしたとき、係合部15の先端が位置するところに受け部16が 設置されている。そのため係合部15を矢印Aのように回動させると係合部15 の先端と受け部16が係合できるようになっている。受け部16は噴流はんだ槽 の一部である隔壁9に固定された受け台17の上に設置されている。
【0024】 次に上記構成からなる本考案の噴流はんだ槽における噴流ノズルの取り外し、 取り付けについて説明する。
【0025】 自動はんだ付け装置で一定期間プリント基板のはんだ付けを行い、噴流ノズル 内やダクト内に酸化物が付着したと思われたならば、噴流ノズルを取り外す。こ のとき先ずロック装置である密閉式ハンドル14の係合部15を回動させて、そ の先端を受け部16から外す。そして両側の係合部15を上方に持ち上げれば二 次噴流ノズル3は簡単に取り外すことができる。取り外した二次噴流ノズルは、 全体がまだ熱いうち、即ちまだはんだが溶融しているうちに内部に付着した酸化 物を金ヘラのようなもので除去する。噴流ノズルを取り外して噴流ノズルの掃除 が終了した後、噴流はんだ槽1内のはんだを杓で全て汲み出してから、ダクト1 1内部の掃除を行う。
【0026】 噴流ノズルとダクト内部の掃除が終了したならば、二次噴流ノズル3の両側の 係合部15を持って、二次噴流ノズル3の下部を流出口12に嵌合させる。そし て係合部15を矢印A方向に回動させ、係合部15の先端を受け部16に係合さ せることにより二次噴流ノズルの取り付けが終了する。
【0027】
【考案の効果】 以上説明した如く、本考案の噴流はんだ槽は、ワンタッチ式のロック装置で噴 流ノズルと噴流はんだ槽とが固定されているため、噴流ノズルの取り外し、取り 付けが容易に行える。従って、はんだ中の銅含有量が多くなって、噴流はんだ槽 の中のはんだを少し汲み出すときや、噴流ノズルやダクト内に酸化物が付着して 、これらの内部を掃除しなければならないときの噴流ノズルの取り外しがロック 装置を工具なしで簡単に外すことができるため、取り外し時にはんだが飛散する ような危険が全くないという作業性、安全性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案噴流はんだ槽において噴流ノズルを固定
する前の部分斜視図
【図2】本考案噴流はんだ槽においてノズル本体を固定
した後の部分斜視図
【図3】本考案噴流はんだ槽の平面図
【符号の説明】
1 噴流はんだ槽 2 一次噴流ノズル 3 二次噴流ノズル 4 ポンプ 9 隔壁 11 ダクト 12 流出口 14 ロック装置 15 係合部 16 受け部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴流ノズルがダクトの流出口に着脱自在
    に設置されているとともに、噴流ノズルが噴流はんだ槽
    の一部に取り付け、取り外しをワンタッチで行えるロッ
    ク装置により固定されていることを特徴とする噴流はん
    だ槽。
  2. 【請求項2】 前記ロック装置は、密閉式ハンドルであ
    ることを特徴とする請求項1記載の噴流はんだ槽。
JP1996000708U 1996-01-25 1996-01-25 噴流はんだ槽 Expired - Lifetime JP3027188U (ja)

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