JP3027184U - パイプホルダー - Google Patents

パイプホルダー

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JP3027184U
JP3027184U JP1996000188U JP18896U JP3027184U JP 3027184 U JP3027184 U JP 3027184U JP 1996000188 U JP1996000188 U JP 1996000188U JP 18896 U JP18896 U JP 18896U JP 3027184 U JP3027184 U JP 3027184U
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JP
Japan
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pipe
holder member
holder
existing pipe
hole
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Application number
JP1996000188U
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English (en)
Inventor
正道 相馬
潤 歌代
Original Assignee
東桜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、車両内の既設パイプの中間部に
それと直角方向に新たなパイプを容易に且つ堅固に取り
付けることができるパイプホルダーを提供することを課
題とする。 【解決手段】 既設パイプの孔に固定ピン22を挿入す
ると共に既設パイプの外周面の後半部に第2のホルダー
部材2の切欠部21を嵌合させ、第1のホルダー部材1
の凸部15が第2のホルダー部材2の凹部24内に入る
ように切欠部11を既設パイプの外周面の前半部に嵌合
させて第1のホルダー部材1を既設パイプを抱き抱える
ように第2のホルダー部材2に接合させ、第2のホルダ
ー部材2の一対の貫通孔からそれぞれボルト5を挿入
し、第1のホルダー部材1の凸部15の貫通孔を通して
ナット25に締結させる。新たなパイプ4は第1のホル
ダー部材1のパイプ保持部12の差し込み孔13に挿入
され固定ネジで固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、鉄道車両等の車両内の既設パイプの中間部にそれと直角方向に新 たなパイプを取り付けるためのパイプホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、通勤車両には座席上方に吊り手が設置されているが、特に大都市の通 勤車両の混雑時及び動揺時における乗客の安全サービスを向上させるために、出 入台の上方にも吊り手を設置することが要求されている。そこで、出入台の両側 部の座席上方においてT字状に連結された握り棒パイプの交差部にそれぞれパイ プホルダーを固定し、これらのパイプホルダー間に新たなパイプを設置し、この パイプに吊り手を取り付ける方法が採られている。
【0003】 従来のこのようなパイプホルダーは、既設のパイプを取り巻くように成形され た板曲げ材、新設パイプを受けるために溝形に成形された板曲げ材等をステンレ スから形成し、これら複数の板曲げ材を互いに組み合わせて用いるものであった 。複数の板曲げ材の組み合わせ、既設パイプへの固定、及び新設パイプの取り付 けは、多数のボルトを用いて行われる。特に、通しボルトが用いられ、その先端 は危険防止のために袋ナットで固定されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のパイプホルダーは、ボルトによる締結箇所が多く、車両 への取り付け作業に大きな手間と時間を要していた。また、パイプのT字状の交 差部にはパイプホルダーにより新設パイプをしっかりと取り付けることはできる が、直線状の既設パイプ、特に直立した既設パイプの中間部に直角に新設パイプ を取り付けることは困難であった。
【0005】 この考案はこのような従来の問題点を解消するためになされたもので、車両内 の既設パイプの中間部にそれと直角方向に新たなパイプを容易に且つ堅固に取り 付けることができるパイプホルダーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るパイプホルダーは、既設パイプの外周面の前半部に嵌合する切 欠部を有し且つ新たなパイプが挿入される差し込み孔が形成されたダイキャスト 製の第1のホルダー部材と、既設パイプの外周面の後半部に嵌合する切欠部を有 すると共に既設パイプを抱き抱えるように第1のホルダー部材に接合されるダイ キャスト製の第2のホルダー部材とを備え、第1及び第2のホルダー部材の少な くとも一方の切欠部に既設パイプに設けられた孔に挿入される固定ピンを突設し 、第1及び第2のホルダー部材の一方に他方のホルダー部材に向かって突出し且 つボルトを通すための貫通孔が形成された凸部を設け、他方にこの凸部を受容す る凹部とボルトを通すための貫通孔とを形成すると共に凹部内にナットを埋設し 、他方のホルダー部材の貫通孔から一方のホルダー部材の凸部の貫通孔を介して ボルトを通し、他方のホルダー部材に埋設されたナットに締結するものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。 図1〜図3にそれぞれこの考案の実施形態に係るパイプホルダーの一部破断平 面図、側面図及び正面図を示す。さらに、図4及び図5にそれぞれ図1のA−A 線及びB−B線に沿った断面図を示す。パイプホルダーは、2分割式になってお り、それぞれアルミダイキャスト成形された第1のホルダー部材1と第2のホル ダー部材2とを備えている。
【0008】 第1のホルダー部材1は、既設のパイプ3の外周面の前半部に嵌合する平面半 円状の切欠部11を有すると共に、既設パイプ3に対して直角方向に外方へ突出 した円錐形あるいは円柱形の外形を有するパイプ保持部12を備えている。パイ プ保持部12の中心軸上には新たなパイプ4を支持するための差し込み孔13が 形成され、パイプ保持部12の側部には差し込み孔13内に挿入されたパイプ4 を固定するための固定ネジが螺合されるネジ孔14が設けられている。また、第 1のホルダー部材1には、その上部及び下部において、それぞれ既設パイプ3を 挟むように第2のホルダー部材2に向かって突出する2組の凸部15が形成され ている。各凸部15は、既設パイプ3に対して垂直な平面形状あるいは舌形状を 有し、それぞれボルトを通すための貫通孔16が形成されている。
【0009】 一方、第2のホルダー部材2は、既設パイプ3の外周面の後半部に嵌合する平 面半円状の切欠部21を有すると共に、この切欠部21に突出する上下一対の固 定ピン22が設けられている。この固定ピン22は、既設パイプ3に設けられた 孔に挿入されて、パイプホルダーの取り付け位置を固定するためのものである。 また、第2のホルダー部材2の上部にはボルトを通すための一対の貫通孔23が 形成されている。さらに、第2のホルダー部材2には第1のホルダー部材1の2 組の凸部15を受容する凹部24が画成され、この凹部24の下部で且つ一対の 貫通孔23の直下に一対のナット25が埋設されている。なお、第2のホルダー 部材2の貫通孔23及びナット25は、第1のホルダー部材1が第2のホルダー 部材2に接合されたときに第1のホルダー部材1の対応する凸部15の貫通孔1 6と同軸上に位置するように配置されている。
【0010】 次に、この実施形態に係るパイプホルダーを用いた新設パイプの取り付け方法 について説明する。まず、既設のパイプ3の外周部に固定ピン22を挿入するた めの上下一対の孔を開口する。これらの孔にそれぞれ固定ピン22を挿入しつつ 第2のホルダー部材2を既設パイプ3にあてがい、切欠部21を既設パイプ3の 外周面の後半部に嵌合させる。
【0011】 次いで、パイプ保持部12の差し込み孔13に新たなパイプ4の一端を挿入し た第1のホルダー部材1を、既設パイプ3を抱き抱えるように第2のホルダー部 材2に接合させる。このとき、第1のホルダー部材1の左右の凸部15の間に既 設パイプ3が入り且つ全ての凸部15が第2のホルダー部材2の凹部24内に入 るように第1のホルダー部材1をあてがい、切欠部11を既設パイプ3の外周面 の前半部に嵌合させる。
【0012】 このようにすると、第2のホルダー部材2の貫通孔23及びナット25と、第 1のホルダー部材1の対応する凸部15の貫通孔16とが同軸上に位置すること になる。そこで、第2のホルダー部材2の一対の貫通孔23からそれぞれボルト 5を挿入し、第1のホルダー部材1の凸部15の貫通孔16を通してナット25 に締結させる。これにより、第1のホルダー部材1と第2のホルダー部材2との 接合、及び既設パイプ3への固定が堅固になされる。すなわち、2本のボルト5 を締結するだけで、パイプホルダーの取り付けを行うことができる。その後、第 1のホルダー部材1のネジ孔14に図示しない固定ネジを螺合してパイプ保持部 12にパイプ4を固定する。
【0013】 図6及び図7にこの考案に係るパイプホルダー10を用いて鉄道車両の既設パ イプ3の中間部に新たなパイプ4を取り付けた様子を示す。鉄道車両の出入台の 両側部の座席上方にそれぞれ握り棒となる既設パイプ3が直立している。これら の既設パイプ3の中間部にそれぞれ上述したようにパイプホルダー10を互いに 対向させて固定し、双方のパイプホルダー10間に新たなパイプ4を設置する。 このようにして出入台の上方に車両の進行方向に設置されたパイプ4に吊り手6 が取り付けられる。
【0014】 新設のパイプ4を取り外すときには、パイプ4の両端に設置されたパイプホル ダー10のそれぞれ2本のボルト5を外すだけで済む。
【0015】 なお、上述した実施形態のパイプホルダーでは、固定ピン22が第2のホルダ ー部材2に設けられていたが、固定ピンを第1のホルダー部材1に設けることも できる。
【0016】 また、第1のホルダー部材1に凸部15を、第2のホルダー部材2に凹部24 を形成したが、逆に第1のホルダー部材1に凹部を、第2のホルダー部材2に凸 部を形成してもよい。
【0017】 以上説明したように、この考案のパイプホルダーを用いれば、車両内の既設パ イプの中間部にそれと直角方向に新たなパイプを容易に且つ堅固に取り付けるこ とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態に係るパイプホルダーを
示す一部破断平面図である。
【図2】実施形態に係るパイプホルダーを示す側面図で
ある。
【図3】実施形態に係るパイプホルダーを示す正面図で
ある。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1のB−B線断面図である。
【図6】実施形態に係るパイプホルダーの使用状態を示
す側面図である。
【図7】実施形態に係るパイプホルダーの使用状態を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 第1のホルダー部材 2 第2のホルダー部材 3 既設パイプ 4 新たなパイプ 5 ボルト 10 パイプホルダー 11,21 切欠部 12 パイプ保持部 13 差し込み孔 14 ネジ孔 15 凸部 16,23 貫通孔 22 固定ピン 24 凹部 25 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の既設パイプの中間部にそれと直
    角方向に新たなパイプを取り付けるためのパイプホルダ
    ーであって、 既設パイプの外周面の前半部に嵌合する切欠部を有し且
    つ新たなパイプが挿入される差し込み孔が形成されたダ
    イキャスト製の第1のホルダー部材と、 既設パイプの外周面の後半部に嵌合する切欠部を有する
    と共に既設パイプを抱き抱えるように第1のホルダー部
    材に接合されるダイキャスト製の第2のホルダー部材と
    を備え、第1及び第2のホルダー部材の少なくとも一方
    の切欠部に既設パイプに設けられた孔に挿入される固定
    ピンを突設し、 第1及び第2のホルダー部材の一方に他方のホルダー部
    材に向かって突出し且つボルトを通すための貫通孔が形
    成された凸部を設け、他方にこの凸部を受容する凹部と
    ボルトを通すための貫通孔とを形成すると共に凹部内に
    ナットを埋設し、他方のホルダー部材の貫通孔から一方
    のホルダー部材の凸部の貫通孔を介してボルトを通し、
    他方のホルダー部材に埋設されたナットに締結すること
    を特徴とするパイプホルダー。
JP1996000188U 1996-01-25 1996-01-25 パイプホルダー Expired - Lifetime JP3027184U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005257057A (ja) * 2003-04-07 2005-09-22 Communication & Marketing Korea Inc インフォビジョン固定構造
JP2011111114A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Railway Technical Research Institute 鉄道車両用車体

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JP2005257057A (ja) * 2003-04-07 2005-09-22 Communication & Marketing Korea Inc インフォビジョン固定構造
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