JP3027039B2 - 振動装置 - Google Patents

振動装置

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JP3027039B2 JP03300935A JP30093591A JP3027039B2 JP 3027039 B2 JP3027039 B2 JP 3027039B2 JP 03300935 A JP03300935 A JP 03300935A JP 30093591 A JP30093591 A JP 30093591A JP 3027039 B2 JP3027039 B2 JP 3027039B2
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公信 近野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気音響信号を機械的
振動に変換する振動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の振動装置について図3を
用いて説明する。図3は従来の振動装置の構成を示す断
面図である。スピーカ21を内蔵したドライバーケース
22の両端部にはネジ部23がそれぞれ形成され、この
ネジ部23は、一端側内周にネジ面が形成されている袋
ナット24に螺合自在とされている。25は、ドライバ
ーケース22の端部に嵌合する溝部25aが一端に形成
されているコネクターで、袋ナット24の他端が外嵌さ
れている。コネクター25の他端はエアーブラダー26
に高周波溶着(高周波溶着部27)により溶着されてい
る。そして、ドライバーケース22の端部にコネクター
25の溝部25aを嵌合させ、袋ナット24をドライバ
ーケース22のネジ部23に締めつけてドライバーケー
ス22とコネクター25とを互いに密着させることによ
り、これらのドライバーケース22とコネクター25と
を結合するように構成されていた。
【0003】なお、スピーカ21はドライバーケース2
2にビスで締めつけて固定されている。また、28は、
ドライバーケース22にスピーカ21を内蔵した後にド
ライバーケース22内を密閉するドライバーケース蓋
で、このドライバーケース蓋28には溝部28aが形成
されている。このドライバーケース蓋28は、ドライバ
ーケース22に形成された凸部22aに溝部28aを嵌
合させた状態で接着剤とビスによりドライバーケース2
2に結合されている。
【0004】このように構成された従来の振動装置は、
スピーカ21に音響信号入力を印加し、このスピーカ2
1の音響振動によりドライバーケース22内の空気を振
動させて圧力波として伝幡させ、ドライバーケース22
に接続されたエアーブラダー26の内部全体を振動する
ように構成されたものであり、音響信号を機械的な振動
として体感することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の振動装置では、ドライバーケース22とエアーブラダ
ー26との気密性を保持して結合しなければならないに
もかかわらず、以下のような課題があった。
【0006】まず、ドライバーケース22の蓋28の溝
部28aへの接着剤の塗布量のバラツキやビス締めトル
クの不均一などによりドライバーケース22とドライバ
ーケース蓋28との間に隙間ができて気密性が低下し、
エアー漏れを発生するという課題を有していた。
【0007】さらに、ドライバーケース22とエアーブ
ラダー26の結合においても、袋ナット24の締めつけ
トルクのバラツキやコネクター25の挿入不良によりド
ライバーケース22との密着性が損なわれるという課題
があり、気密性を保持する構造としては結合箇所が多
く、満足できる構造ではなかった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、部品点数を削減できながら、気密性を確実に保持す
ることが可能な振動装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の振動装置としての第1の手段は、塩化ビニル
パイプなどからなる一対の筒状のドライバーケースの一
端部内周側に、スピーカのフレーム周縁部を協働して挟
持する挟持部をそれぞれ形成して、両ドライバーケース
の挟持部間でスピーカのフレーム周縁部を挟持し、前記
ドライバーケースの一端部外周縁に鍔部をそれぞれ形成
して、スピーカのフレーム周縁部を挟持した状態でドラ
イバーケースの鍔部同士を高周波溶着し、各ドライバー
ケースにエアーブラダーの端部をそれぞれ高周波溶着し
たものである。
【0010】また、本発明の第2の手段は、上記第1の
手段において、エアーブラダーの端部をドライバーケー
スに外嵌させてエアーブラダーの端部で両ドライバーケ
ースの鍔部を挟持し、これらのエアーブラダーの端部と
ドライバーケースの鍔部とを一体的に高周波溶着したも
のである。
【0011】
【作用】上記第1の手段により、従来のようにドライバ
ーケース蓋やコネクターを設けることなく、スピーカと
ドライバーケースとエアーブラダーだけで振動装置を構
成でき、また、ドライバーケース同士およびドライバー
ケースとエアーブラダーとを直接高周波溶着する構成で
あるために、従来のような接着剤の塗布量のバラツキや
締めつけトルクの不一均などによるエアー漏れがなくな
って、結合部の密着性が向上し、高い気密性を保持する
ことができる。
【0012】さらに、第2の手段により、スピーカを挟
持したドライバーケースをエアーブラダーの内部に収め
ることができるばかりでなく結合部所も1箇所となるた
め、生産性や気密性をより向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の一実施例における振動
装置の構成を示す断面図である。図1において、1はス
ピーカ、2,3はポリ塩化ビニル樹脂を用いて成型され
た筒状のドライバーケースで、各ドライバーケース2,
3の一端部内周側には、スピーカ1のフレーム周縁部1
aを協働して挟持する挟持部としての環状凸部2a,3
aがそれぞれ形成されているとともに、各ドライバーケ
ース2,3の一端部外周縁には、外方へ延びる鍔部2
b,3bがそれぞれ形成されている。そして、スピーカ
1は、そのフレーム周縁部1aがドライバーケース2,
3の環状凸部2a,3aで挟み込まれた状態でドライバ
ーケース2,3内に保持されている。
【0014】4は軟質塩化ビニルのシートからなる中空
ループ状のエアーブラダーで、溶着部の一部が切断さ
れ、この切断部がドライバーケース2,3の鍔部2b,
3bとともに一体的に高周波溶着されている。つまり、
スピーカ1をドライバーケース2,3に内装した状態
で、エアーブラダー4の切断部よりなる両端部4a内
に、スピーカ1とともにドライバーケース2,3が挿入
されてエアーブラダー4の両端部がドライバーケース
2,3の鍔部2b,3bに被せられ、ドライバーケース
2,3の鍔部2b,3bとエアーブラダー4の両端部と
が高周波溶着加工により一体的に結合されている。な
お、5は高周波溶着部である。
【0015】上記構成により、従来のように蓋やコネク
ターを設けることなく、スピーカ1とドライバーケース
2,3とエアーブラダー4だけの少ない部品点数で振動
装置を構成できる。
【0016】また、ドライバーケース2,3の鍔部2
b,3bとエアーブラダー4の両端部とは高周波溶着に
よって溶かして円周上で均一に加圧して圧着されるた
め、結合部の強度も十分に得られた気密性保持の高い構
造を得ることができる。この振動装置のエアーブラダー
4の内部に空気を注入してゲージ正圧1.0kg・f/cm
2まで昇圧させたが、結合部からのエアー漏れは発生せ
ず、十分に気密性を保つ効果が得られた。
【0017】さらに、この振動装置によれば結合部所が
1箇所だけであるため、生産性や気密性が高いものを得
ることができる。なお、車載用の振動装置には耐熱性が
要求されるが、この場合にはエアーブラダー4の材料を
ポリウレタンシートにし、ドライバーケース2,3もポ
リウレタン樹脂で成型して組合わせることにより満足す
るものが得られる。
【0018】図2は本発明の他の実施例における振動装
置の構成を示す断面図である。この振動装置において
は、各ドライバーケース12,13の一端部外周縁には
上記実施例と同様に外方へ延びる鍔部12a,13aが
それぞれ形成されている一方、この鍔部12a,13a
の内周側には挟持部としての環状凹部12b,13bが
形成され、この環状凹部12b,13bによりスピーカ
11のフレーム周縁部11aが協働して挟持されてい
る。また、ドライバーケース12,13の鍔部12a,
13aが単独で互いに高周波溶着(高周波溶着部15)
され、エアーブラダー14はドライバーケース12,1
3の他端部外周にそれぞれ単独で高周波溶着(高周波溶
着部16)されている。
【0019】この構成においては、結合部所が3個所と
なるものの、従来に比べて生産性の良い振動装置を得ら
れる。また、高周波溶着による結合構造であるため、上
記実施例と同様に結合部の強度も十分に得られた気密性
保持の高い構造を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、両ドライ
バーケースの挟持部間でスピーカのフレーム周縁部を挟
持した状態で、ドライバーケースの鍔部同士を高周波溶
着し、各ドライバーケースにエアーブラダーの端部をそ
れぞれ高周波溶着することにより、振動装置として十分
に優れた気密性と強度を有する結合を実現することがで
き、かつ従来の構成に比べ部品点数も削減できて生産性
の向上や製造コストの低減を行うことができる。
【0021】さらに、エアーブラダーの端部をドライバ
ーケースに外嵌させ、エアーブラダーの端部間に両ドラ
イバーケースの鍔部を挟持した状態で、これらのエアー
ブラダーの端部とドライバーケースの鍔部とを一体的に
高周波溶着することにより、結合個所を1箇所に削減す
ることができて、より気密性と生産性に優れたものを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における振動装置の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例における振動装置の構成を
示す断面図である。
【図3】従来の振動装置の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11 スピーカ 2,3,12,13 ドライバーケース 2a,3a 環状凸部(挟持部) 2b,3b 鍔部 4,14 エアーブラダー 5,15,16 高周波溶着部 12a,13a 鍔部 12b,13b 環状凹部(挟持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 達彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 近野 公信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 高井 日出夫 岐阜県本巣郡巣南町宮田245番地 株式 会社ハイビックス内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/02 105 H04R 1/00 310

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の筒状のドライバーケースの一端部
    内周側に、スピーカのフレーム周縁部を協働して挟持す
    る挟持部をそれぞれ形成して、両ドライバーケースの挟
    持部間でスピーカのフレーム周縁部を挟持し、前記ドラ
    イバーケースの一端部外周縁に鍔部をそれぞれ形成し
    て、スピーカのフレーム周縁部を挟持した状態でドライ
    バーケースの鍔部同士を高周波溶着し、各ドライバーケ
    ースにエアーブラダーの端部をそれぞれ高周波溶着した
    振動装置。
  2. 【請求項2】 エアーブラダーの端部をドライバーケー
    スに外嵌させてエアーブラダーの端部で両ドライバーケ
    ースの鍔部を挟持し、これらのエアーブラダーの端部と
    ドライバーケースの鍔部とを一体的に高周波溶着した請
    求項1記載の振動装置。
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