JPH109080A - 燃料フィルタ - Google Patents
燃料フィルタInfo
- Publication number
- JPH109080A JPH109080A JP8178761A JP17876196A JPH109080A JP H109080 A JPH109080 A JP H109080A JP 8178761 A JP8178761 A JP 8178761A JP 17876196 A JP17876196 A JP 17876196A JP H109080 A JPH109080 A JP H109080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- fuel
- filter
- cabinet
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 網状の濾過体を、共に樹脂成形になる2つの
筐体の端面間に挾持し、2つの筐体の外周縁を互に溶着
してなる燃料フィルタにおいて、従来網状の濾過体の周
縁部に環状の樹脂枠を一体に形成し、環状の樹脂枠を一
方の筐体端面に一旦溶着した後、2つの筐体を互に溶着
していて、コスト高を招いていたので、コスト低減を計
ること。 【解決手段】 網状の濾過体周縁部の環状の樹脂枠を廃
し、網状の濾過体の周縁部に環状の弾性体を重ねて2つ
の筐体の端面間に挾持し、環状の弾性体を圧縮して2つ
の筐体を溶着した構成とする。
筐体の端面間に挾持し、2つの筐体の外周縁を互に溶着
してなる燃料フィルタにおいて、従来網状の濾過体の周
縁部に環状の樹脂枠を一体に形成し、環状の樹脂枠を一
方の筐体端面に一旦溶着した後、2つの筐体を互に溶着
していて、コスト高を招いていたので、コスト低減を計
ること。 【解決手段】 網状の濾過体周縁部の環状の樹脂枠を廃
し、網状の濾過体の周縁部に環状の弾性体を重ねて2つ
の筐体の端面間に挾持し、環状の弾性体を圧縮して2つ
の筐体を溶着した構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料ポンプの燃料吸
入側に接続して燃料に混入している異物を除去する燃料
フィルタであって、網状の濾過体を、共に樹脂成形にな
る第1の筐体と第2の筐体の、前記濾過体の周縁部の面
と相対する端面との間に挾持し、該第1の筐体と第2の
筐体の外周縁部を互に溶着してなるものに関する。
入側に接続して燃料に混入している異物を除去する燃料
フィルタであって、網状の濾過体を、共に樹脂成形にな
る第1の筐体と第2の筐体の、前記濾過体の周縁部の面
と相対する端面との間に挾持し、該第1の筐体と第2の
筐体の外周縁部を互に溶着してなるものに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、上記構成の従来の燃料フィルタ
において第1の筐体、網状の濾過体、第2の筐体を組付
ける過程を示す図で、符号1は第1の筐体、2は網状の
濾過体、3は第2の筐体である。網状の濾過体2は網状
の濾過体本体2−1と、該本体2−1の周縁部に一体に
形成した環状の樹脂枠2−2とから成り、組付けに際し
ては先ず網状の濾過体2の環状の樹脂枠2−2の一端面
2−3を、該端面2−3と相対する第1の筐体1の端面
1−1に溶着し、次に第2の筐体3の筒状外周面3−1
を第1の筐体1の筒状内周面1−2に嵌合させ端面3−
2を前記環状の樹脂枠2−2の他の端面2−4に相対せ
しめて、第1の筐体1の筒状の内周面1−2の端部周縁
1−3と、第2の筐体3の外周円錐面3−3とを溶着さ
せていた。
において第1の筐体、網状の濾過体、第2の筐体を組付
ける過程を示す図で、符号1は第1の筐体、2は網状の
濾過体、3は第2の筐体である。網状の濾過体2は網状
の濾過体本体2−1と、該本体2−1の周縁部に一体に
形成した環状の樹脂枠2−2とから成り、組付けに際し
ては先ず網状の濾過体2の環状の樹脂枠2−2の一端面
2−3を、該端面2−3と相対する第1の筐体1の端面
1−1に溶着し、次に第2の筐体3の筒状外周面3−1
を第1の筐体1の筒状内周面1−2に嵌合させ端面3−
2を前記環状の樹脂枠2−2の他の端面2−4に相対せ
しめて、第1の筐体1の筒状の内周面1−2の端部周縁
1−3と、第2の筐体3の外周円錐面3−3とを溶着さ
せていた。
【0003】第1の筐体1と第2の筐体3との溶着によ
って、網状濾過体2の外周縁を、環状の樹脂枠を設ける
ことなく、直接第1の筐体1の端面1−1と第2の筐体
3の端面3−2との間に強固に締め付けて挾持させるこ
とが出来れば簡単で良いが、第1の筐体1と第2の筐体
3とを溶着後の、第1の筐体1の端面1−1と第2の筐
体3の端面3−2との間の間隙は均一性が得難いため、
網状の濾過体2の外周縁に環状の樹脂枠2−2を設け、
かつ溶着を2回必要としてコストアップを招いている。
って、網状濾過体2の外周縁を、環状の樹脂枠を設ける
ことなく、直接第1の筐体1の端面1−1と第2の筐体
3の端面3−2との間に強固に締め付けて挾持させるこ
とが出来れば簡単で良いが、第1の筐体1と第2の筐体
3とを溶着後の、第1の筐体1の端面1−1と第2の筐
体3の端面3−2との間の間隙は均一性が得難いため、
網状の濾過体2の外周縁に環状の樹脂枠2−2を設け、
かつ溶着を2回必要としてコストアップを招いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】網状の濾過体2に環状
の樹脂枠2−2を設けることなく、かつ第1の筐体1と
第2の筐体3との溶着を行うだけで組立てることができ
て、コストを低減することができる燃料フィルタを得る
ことが本発明の課題である。
の樹脂枠2−2を設けることなく、かつ第1の筐体1と
第2の筐体3との溶着を行うだけで組立てることができ
て、コストを低減することができる燃料フィルタを得る
ことが本発明の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】燃料ポンプの燃料吸入側
に接続して燃料に混入している異物を除去する燃料フィ
ルタであって、網状の濾過体の周縁部を、共に樹脂成形
になる第1の筐体1と第2の筐体3の、前記濾過体2の
周縁部の面と相対する端面の間に挾持し、該第1の筐体
1と第2の筐体3の外周縁部を互に溶着して成るものに
おいて、前記網状の濾過体2の周縁部の少くとも一方の
片面と、前記第1の筐体1又は第2の筐体3の前記端面
との間に環状の弾性体を介在させて、前記網状の濾過体
を前記第1の筐体1と前記第2の筐体3の前記端面との
間に挾持し、該第1の筐体1と第2の筐体3の外周縁部
を互に溶着した構成とする。
に接続して燃料に混入している異物を除去する燃料フィ
ルタであって、網状の濾過体の周縁部を、共に樹脂成形
になる第1の筐体1と第2の筐体3の、前記濾過体2の
周縁部の面と相対する端面の間に挾持し、該第1の筐体
1と第2の筐体3の外周縁部を互に溶着して成るものに
おいて、前記網状の濾過体2の周縁部の少くとも一方の
片面と、前記第1の筐体1又は第2の筐体3の前記端面
との間に環状の弾性体を介在させて、前記網状の濾過体
を前記第1の筐体1と前記第2の筐体3の前記端面との
間に挾持し、該第1の筐体1と第2の筐体3の外周縁部
を互に溶着した構成とする。
【0006】
【効果】環状の弾性体は圧縮変形できるから、第1の筐
体1と第2の筐体3の外周縁溶着後に、網状の濾過体2
の外周縁と相対する、第1の筐体1の端面1−1と第2
の筐体3の端面3−2との間隙がある程度不均一であっ
ても、網状の濾過体2の周縁部は十分な強さを以て締め
付け挾持されるから、環状の樹脂枠2−2が不要とな
り、従来行っていた2回の溶着工程を1回とすることが
でき、環状の弾性体をあらたに必要としてもコストが低
減される。
体1と第2の筐体3の外周縁溶着後に、網状の濾過体2
の外周縁と相対する、第1の筐体1の端面1−1と第2
の筐体3の端面3−2との間隙がある程度不均一であっ
ても、網状の濾過体2の周縁部は十分な強さを以て締め
付け挾持されるから、環状の樹脂枠2−2が不要とな
り、従来行っていた2回の溶着工程を1回とすることが
でき、環状の弾性体をあらたに必要としてもコストが低
減される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は組立完了後の本発明の燃料
フィルタの実施例の縦断面図、図2は図1に示す燃料フ
ィルタの構成部品の組立前の状態を示す図である。図1
及び図2において符号1は第1の筐体、2aは環状の濾
過体、3は第2の筐体、4は環状の弾性体である。環状
の弾性体4としてはNBRなどからなるOリングを使用
することができる。5は燃料の流れの方向を示す。
フィルタの実施例の縦断面図、図2は図1に示す燃料フ
ィルタの構成部品の組立前の状態を示す図である。図1
及び図2において符号1は第1の筐体、2aは環状の濾
過体、3は第2の筐体、4は環状の弾性体である。環状
の弾性体4としてはNBRなどからなるOリングを使用
することができる。5は燃料の流れの方向を示す。
【0008】図2によって本発明の燃料フィルタの組立
順序を説明すると、網状の濾過体2aの周縁部2a−1
を第1の筐体1の端面1−1に当接させ、環状の弾性体
4を前記網状の濾過体2aの周縁部2a−1の上に重ね
た後、第2の筐体3の筒状の外周面3−1を前記第1の
筐体1の筒状の内周面1−2に嵌合させ、第1の筐体1
と第2の筐体3とを、それらの中心線方向に互に押圧
し、例えば超音波振動を加えて、第1の筐体1の筒状の
内周面1−2の端部周縁1−3と第2の筐体3の外周円
錐面3−3とを溶着する。
順序を説明すると、網状の濾過体2aの周縁部2a−1
を第1の筐体1の端面1−1に当接させ、環状の弾性体
4を前記網状の濾過体2aの周縁部2a−1の上に重ね
た後、第2の筐体3の筒状の外周面3−1を前記第1の
筐体1の筒状の内周面1−2に嵌合させ、第1の筐体1
と第2の筐体3とを、それらの中心線方向に互に押圧
し、例えば超音波振動を加えて、第1の筐体1の筒状の
内周面1−2の端部周縁1−3と第2の筐体3の外周円
錐面3−3とを溶着する。
【図1】本発明の燃料フィルタの実施例の組立完了後の
縦断面図。
縦断面図。
【図2】本発明の燃料フィルタの実施例の構成部品の組
立前の状態を示す図。
立前の状態を示す図。
【図3】従来構成の燃料フィルタの構成部品を組付ける
手順を示す図。
手順を示す図。
1 第1の筐体 2a 網状の濾過体 3 第2の筐体 4 環状の弾性体 5 燃料の流れ方向を示す矢印
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料ポンプの燃料吸入側に接続して燃料
に混入している異物を除去する燃料フィルタであって、
網状の濾過体の周縁部を、共に樹脂成形になる第1の筐
体(1)と第2の筐体(3)の、前記濾過体の周縁部の
面と相対する端面の間に挾持し、該第1の筐体(1)と
第2の筐体(3)の外周縁部を互に溶着して成るものに
おいて、前記網状の濾過体の周縁部の少くとも一方の片
面と、前記第1の筐体(1)又は第2の筐体(3)の前
記端面との間に環状の弾性体(4)を介在させて、前記
網状の濾過体を前記第1の筐体(1)と第2の筐体
(3)の前記端面との間に挾持し、該第1の筐体(1)
と第2の筐体(3)の外周縁部を互に溶着してなる燃料
フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178761A JPH109080A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 燃料フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178761A JPH109080A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 燃料フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109080A true JPH109080A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16054154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8178761A Pending JPH109080A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 燃料フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH109080A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106880A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Seiko Epson Corp | 流体機器におけるフィルタの取付構造、これを備えた圧力調整弁および機能液供給機構、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置 |
WO2012127720A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | 三洋電機株式会社 | スクロール型圧縮機の組立製造方法とそのスクロール型圧縮機 |
JP2018111081A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 日本電産トーソク株式会社 | フィルタ取付構造 |
JP2020133799A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 株式会社デンソー | ホースジョイント及び車両用ウォッシャ装置 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP8178761A patent/JPH109080A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106880A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Seiko Epson Corp | 流体機器におけるフィルタの取付構造、これを備えた圧力調整弁および機能液供給機構、並びに液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置 |
WO2012127720A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | 三洋電機株式会社 | スクロール型圧縮機の組立製造方法とそのスクロール型圧縮機 |
JP5914844B2 (ja) * | 2011-03-22 | 2016-05-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スクロール型圧縮機 |
JP2018111081A (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 日本電産トーソク株式会社 | フィルタ取付構造 |
JP2020133799A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | 株式会社デンソー | ホースジョイント及び車両用ウォッシャ装置 |
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