JP3025927B2 - 回転機 - Google Patents

回転機

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JP3025927B2
JP3025927B2 JP4260275A JP26027592A JP3025927B2 JP 3025927 B2 JP3025927 B2 JP 3025927B2 JP 4260275 A JP4260275 A JP 4260275A JP 26027592 A JP26027592 A JP 26027592A JP 3025927 B2 JP3025927 B2 JP 3025927B2
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裕司 高橋
秀一 尾高
茂一 阪部
芳夫 春日
裕治 中原
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
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    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/34Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation between conductors or between conductor and core, e.g. slot insulation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機、発電機などの回
転機に係り、さらに詳しくは、回転機の固定子の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は特開平3−190542号公報
に開示された従来の電動機における巻線前の固定子の状
態を示す側面図、図20はその側面図、図21は固定子
巻線を巻回後の状態を示す平面図、図22はその側面図
である。
【0003】図において、100は固定子で、101は
電磁鋼板等を積層してなる固定子コア、110はエナメ
ル線等からなる固定子巻線で、固定子コア101のポー
ル部102付近に形成されたスロット部103に巻回さ
れている。104は固定子コア101と固定子巻線11
0とを絶縁する固定子絶縁部で、通常、固定子コア10
1のスロット部103の周辺部105からスロット部1
03の内面部106を覆うようにして形成されている。
【0004】図23は上記のような電動機の固定子10
0に自動巻線機によって固定子巻線110の巻回を行な
うときの状態を示す平面図、図24はその側面図であ
る。図において、111は一対のリテナー、112は巻
線を行なう際の治具であるフォーム、113は巻線を行
なうニードルである。図25は上記のような電動機の固
定子100に回転子114を装着して電動送風機に組込
んだ状態を示す断面図で、115はモータフレーム、1
16はブラケット、117はファン、118はファンガ
イドである。
【0005】上記のような電動機の固定子100の固定
子絶縁部104は、固定子コア101と固定子巻線11
0とが安定した絶縁を保持するために一定の厚さを有
し、固定子コア101の端面で固定子巻線110が接触
するスロット部103の周辺部105からスロット部1
03の内面部106にかけて、一体的に絶縁物によって
被覆することによりその絶縁性を高めている。
【0006】このような電動機の固定子100において
は、固定子コア101に固定子巻線110を巻回する
際、通常自動巻線機を使用している。巻線を行なうにあ
たっては、先ず、固定子コア101の側面を固定し、図
23に示すように固定子コア101の両端面のポール部
102付近にリテナー111を差込む。次に、フォーム
112を固定子コア101の内周側に挿入してリテナー
111と連結し、フォーム112をそれぞれリテナー1
11側に引張って固定する。そして、図24に示すよう
に、ニードル113が突込み方向に移動して固定子コア
101に巻線を行なう。
【0007】このようにして巻線を行なうのは、固定子
巻線110のコイルエンドを固定子コア101の端面の
スロット部103の周辺部105上に広げるような形で
巻くため、固定治具によって固定子コア101の端面の
固定子絶縁部104を押えることができないためであ
る。巻線が終ったときはリテナー111を引き抜き、固
定子コア101と巻線110との間には空間部が形成さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機の回転子
は上記のように構成されているので、固定子巻線110
の巻線後にリテナー111を固定子コア101と固定子
巻線110の間から引抜かなければならないが、リテナ
ー111の引抜きには大きな力を必要とするためきわめ
て面倒であり、またリテナー111を無理に引き抜いて
固定子巻線110を傷付けてしまうことがあった。ま
た、リテナー111を引抜いたのち固定子コア101と
固定子巻線110との間に空間部が形成されるため巻線
の使用量が多くなるばかりでなく、固定子巻線110が
緩んだり動いたりすることがあり、その上コイルエンド
が大きくなってしまうという問題もあった。
【0009】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、固定子コアへの巻線が容易で、しかも緩
んだり動いたりするおそれのない固定子を備えた回転機
を得ることを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転機は、
固定子を、両端に結合用の凸部または凹部を有する腕に
連結部を介して一体化されて内側が円弧状に形成された
脚部を有し、該脚部が絶縁物により一体に連結されて対
向する一対のコア部を備え、該コア部にそれぞれ固定子
巻線が巻かれた内部固定子コアと、両端に前記内部固定
子コアの腕の凸部または凹部と周方向で結合可能な凹部
または凸部を有して対向する一対の外部固定子コアとか
ら形成し、これら内部固定子コアと外部固定子コアとの
結合部に、固定子が圧入されるフレームハウジングから
の反力が作用するように構成したものである。
【0011】また、内部固定子コアに固定子巻線のガイ
ドポストを設けたものである。
【0012】
【作用】固定子を、両端に結合用の凸部または凹部を有
する腕に連結部を介して一体化されて内側が円弧状に形
成された脚部を有し、該脚部が絶縁物により一体に連結
されて対向する一対のコア部を備え、該コア部にそれぞ
れ固定子巻線が巻かれた内部固定子コアと、両端に前記
内部固定子コアの腕の凸部または凹部と周方向で結合可
能な凹部または凸部を有して対向する一対の外部固定子
コアとによって構成し、両者を結合してフレームハウジ
ングへ圧入する。このとき、外部固定子コアと内部固定
子コアの固定子巻線が接触する部分には絶縁処理が施さ
れているので、両者が電気的に導通するおそれはない。
また対向する一対のコア部は、絶縁物である合成樹脂に
より一体に連結されているため、各コア部への固定子巻
線の巻回作業を同時進行して行わせることが可能となる
とともに、内部固定子コアと外部固定子コアとの組付作
業を効率よく行わせることができる。そして、内部固定
子コアと外部固定子コアとを結合してフレームハウジン
グに圧入すると、結合部にフレームハウジングからの反
力が作用し、これらが強固に固定され、振動の発生が防
止される。
【0013】内部固定子コアにガイドポストを設け、こ
れに沿って固定子巻線を巻くようにしたので、巻線作業
を容易かつ確実に行なうことができ、また巻線が回転子
側に倒れ込むこともない。
【0014】
【実施例】実施例1.まず、実施例の説明の前に図1乃至図5を用いて本発明
の開発の経緯と基本原理について説明する。図1は回転
機の 正面図、図2はその側面図である。両図において、
1は固定子で、外部固定子コア2、内部固定子コア3及
び内部固定子コア3に巻かれた固定子巻線4とからなっ
ている。
【0015】外部固定子コア2は、図3、図4に示すよ
うに、電磁鋼板等を積層し、かしめてほぼ八角形の枠状
に形成したもので、一方の対向する辺の外縁にはポール
部21a,21bが設けられ、ポール部21a,21b
の内側にはアリ溝22a,22bが対向して設けられて
いる。また、スロット部23a,23bの内縁部24
a,24b及びその周辺部25a,25bには、これら
を一体に合成樹脂等により被覆してスロット絶縁部26
a,26bが形成されている。なお、27a,27b,
27c,27dは合成樹脂等の絶縁材からなる固定子巻
線の端末処理台である。
【0016】内部固定子コア3は、図5に示すように、
電磁鋼板等を積層してかしめてなり、両端部にはそれぞ
れ外部固定子コアのアリ溝22a,22bに圧入される
アリ32a,32bが設けられ、その内側が円弧状に形
成されたコア部31a,31bを備えている。そして、
これら両コア部31a,31bは所定の間隔では対向配
置され、外縁部33a,33b及び両端面部34a,3
4bをそれぞれ合成樹脂等で被覆してコア絶縁部35
a,35bを形成すると共に、両コア部31a,31b
を絶縁物、例えば合成樹脂36a,36b等により一体
に連結する。これにより、内部固定子コア3の中心部に
は回転子(図示せず)が配設される円筒状の中空部37
が形成される。なお、38a,38b,38c,38d
は固定子巻線4のガイドポストである。
【0017】次に、上記のような固定子1の製造方法の
一例を説明する。先ず、固定子組立ラインに設置された
成形機により、プレス等によって形成された外部固定子
コア2及び内部固定子コア3をそれぞれ積層してかしめ
る。ついで、射出成形機等により、外部固定子コア2の
スロット部23a,23bの内縁部24a,24b及び
その周辺部25a,25bを、これらの部分を覆うよう
に合成樹脂等により被覆してスロット絶縁部26a,2
6bを形成する。また、同様にして、内部固定子コア3
のコア部31a,31bの外縁部33a,33b、両端
面部34a,34bを合成樹脂等により被覆してコア絶
縁部35a,35bを形成すると共に、対向配置した両
コア部31a,31bを合成樹脂等36a,36bによ
り連結して両コア部31a,31bを一体的に結合す
る。
【0018】次に、巻線機により、内部固定子コア1の
コア部31a,31bの両端面部34a,34bから外
周部33a,33bにかけて、エナメル線等により密着
した整列状態で固定子巻線4を巻回する。この状態で内
部固定子コア3のアリ32a,32bを外部固定子コア
2のアリ溝22a,22bに圧入し、両者を一体に結合
する。このようにコア部31a,31bを絶縁物である
合成樹脂等36a,36bにより一体に連結しているた
め、コア部31a,31bへの固定子巻線4の巻回作業
を同時進行して行わせることができるとともに、内部固
定子コア3と外部固定子コア2との組付作業も効率よく
行われる。そして合成樹脂等36a,36bは除去せず
にそのまま残置させたままでよいが、ここでは合成樹脂
等36a,36bを切断して除去するものとする。この
ことは後述の第2乃至第7の実施例でも同様とする。
の場合、コア部31a,31bに固定子巻線4を巻回し
たのち合成樹脂等36a,36bを切断してコア部31
a,31bを分離し、アリ32a,32bをそれぞれ外
部固定子コア2のアリ溝22a,22bに圧入するよう
にしてもよい。
【0019】このように、固定子1を外部固定子コア2
と内部固定子コア3とに分割して製造すると、固定子巻
線4の巻線作業がきわめて容易になり、その上固定子巻
線4を内部固定子コア3のコア部31a,31bに密着
して巻回することができるので、巻線の使用量を削減す
ることができ、また、固定子巻線4が緩んだり動いたり
することもない。さらに、固定子巻線4の巻回に高度の
巻線技術を必要とせず、また、固定子巻線4の乱れ防止
のために熱風乾燥等の融着処理を行なう必要もない。こ
のため、固定子の製造工程及び製造時間が大幅に削減さ
れ、設備も簡素化することができる。しかし、このよう
なものにあっても、外部固定子コア2が閉ループに形成
され、外部固定子コア2と内部固定子コア3との結合部
が、外部固定子コア2の内面側に形成されているため、
固定子が圧入によって組込まれるフレームハウジングか
らの反力を利用して結合部を締め付けることはできず、
振動発生を抑制する効果を充分に得ることはできない。
【0020】図6は外部固定子コア2と内部固定子コア
3とを周方向で分割して結合することにより、固定子が
組込まれるフレームハウジングからの反力が結合部に作
用するようにして、振動発生を抑制できるようにした本
発明の第1の実施例の正面図、図7はその側面図であ
る。両図において、1は固定子で、外部固定子コア5
a,5bと、内部固定子コア6と、内部固定子コア6に
巻かれた固定子巻線4とからなっている。
【0021】外部固定子コア5a,5bは、図8、図9
に示すように、電磁鋼板等を積層してかしめたもので、
両側が斜め内側に曲げられて端部にそれぞれアリ溝51
a,51b、51c,51dが設けられ、両端部側の内
縁部52a,52b、52c,52d及びその端面部5
3a,53b、53c,53dを合成樹脂等により一体
に被覆してスロット絶縁部54a,54b、54c,5
4dを形成したものである。
【0022】内部固定子コア6は、図8、図9に示すよ
うに、電磁鋼板等を積層してかしめたもので、両側が斜
め内側に曲げられて端部にアリ63a,63b、63
c,63dが設けられた腕部62a,62bと、連結部
64a,64bを介して内側が円弧状に形成された脚部
65a,65bとからなるコア部61a,61bを有
し、腕部62a,62b、連結部64a,64b及び脚
部65a,65bによりスロット部66a,66bが形
成されている。
【0023】このコア部61a,61bは脚部65a,
65bが所定の間隔を隔てて対向配置され、スロット部
66a,66bの内縁部67a,67bと両端面部68
a,68bを合成樹脂等により一体に被覆してスロット
絶縁部69a,69bを形成すると共に、両コア部61
a,61bの脚部65a,65bを絶縁物、例えば合成
樹脂70a,70b等により一体に連結したものであ
る。これにより、内部固定子コア6の中心部には、回転
子(図示せず)が配設される円筒状の中空部71が形成
される。なお、72a,72b,72c,72dは固定
子巻線4のガイドポスト、55a,55bは外部固定子
コア5a,5bに設けた合成樹脂等の絶縁物からなる巻
線端末処理台、55c,55dは内部固定子コア6に設
けた同じ構造の巻線端末処理台である。
【0024】次に、上記のような固定子1の製造方法の
一例について説明する。先ず、固定子組立ラインに設置
された成形機により、プレス等によって形成された外部
固定子コア5a,5b及び内部固定子コア6のコア部6
1a,61bをそれぞれ積層してかしめる。ついで射出
成形機等により、外部固定子コア5a,5bの両端部側
の内縁部52a,52b、52c,52d及びその端面
部53a,53b、53c,53dを、これらの部分を
覆うように合成樹脂等により被覆してスロット絶縁部5
4a,54b、54c,54dを形成する。また、同様
にして、内部固定子コア6のコア部61a,61bのス
ロット部66a,66bの内縁部67a,67bと両端
面部68a,68bを合成樹脂等により被覆してスロッ
ト絶縁部69a,69bを形成すると共に、両コア部6
1a,61bの脚部65a,65bを合成樹脂等70
a,70bにより一体に連結する。
【0025】次に、巻線機により内部固定子コア6のス
ロット部66a,66bに、上端面部68a,68b及
び内縁部67a,67bにかけて、ガイドポスト72
a,72bに沿ってエナメル線等により密着した整列状
態で固定子巻線4を巻回する。この状態で、外部固定子
コア5a,5bのアリ溝51a,51b及び51c,5
1dを、固定子コア6のアリ63a,63c及び63
b,63dにそれぞれ圧入し、これらを一体に結合す
る。そして、内部固定子コア6のコア部61a,61b
を連結する絶縁物である合成樹脂等70a,70bを切
断して除去すれば、固定子1が構成される。そして、こ
の固定子1がフレームハウジングへ圧入される。なお、
内部固定子コア6のスロット部66a,66bに固定子
巻線4を巻回したのちコア部61a,61bを連結する
合成樹脂等70a,70bを除去してコア部61a,6
1bを分離し、コア部61a,61bと外部固定子コア
5a,5bをそれぞれ結合して一体に構成してもよい。
上記のように構成した本実施例によれば、アリ溝とアリ
とからなる結合部にフレームハウジングからの反力が作
用し、これらが強固に固定され、振動の発生が防止され
る。さらに、固定子巻線4のガイドポスト72a,72
b及び72c,72dに沿って固定子巻線4を巻くよう
にしたので、固定子巻線4の内径方向への倒れ込み(回
転子との接触)を防止することができる。
【0026】実施例2. 図10は本発明に係る固定子の第2の実施例の正面図で
ある。本実施例の構成は第1の実施例とほぼ同様である
が、外部固定子コア5a,5bの両側折曲げ部を長く形
成して両端部にそれぞれアリ溝51a,51b,51
c,51dを設けると共に、内部固定子コア6を構成す
るコア部61a,61bの腕部62a,62bを水平に
形成し、その両端部にそれぞれアリ63a,63b,6
3c,63dを形成したものである。
【0027】本実施例は上記のように、外部固定子コア
5a,5bと内部固定子コア6との結合部を、内部固定
子コア6の腕部62a,62bの内縁部側にずらせたの
で、図11に示すように、内部固定子コア6に巻線機に
より固定子巻線4を整列巻きする際に邪魔なR形状の曲
げ部がないため、巻線を効率よく巻くことができる。
た、アリ溝とアリとからなる結合部にフレームハウジン
グからの反力が作用し、これらが強固に固定され、振動
の発生が防止される。
【0028】実施例3. 図12は第1の実施例に係る固定子1を備えた電動機を
電動送風機に使用した例を示すものである。図におい
て、1は電動機の固定子で、この固定子1はコア外周部
の4か所を電動送風機のフレーム8に当接させて圧入
し、両者を一体に結合している。この場合、本実施例に
おいては、図12に示すように、外部固定子コア5a,
5bと内部固定子コア6との結合部56a,56b,5
6c,56dを、フレーム8との当接部57として圧入
したものである。
【0029】このように構成したことにより、電動送風
機の運転時における振動の発生をより確実に防止でき
る。なお、本実施例は電動送風機に限るものではなく、
他の電気機器に電動機の固定子1を圧入する場合にも実
施することができる。
【0030】実施例4. 図13は本発明の第4の実施例の要部を示す平面図、図
14はそのA−A断面図である。両図において、5bは
第2の実施例における外部固定子コア、51cはその端
部に設けたアリ溝、54cはスロット絶縁部である。ま
た、62aは内部固定子コア6のコア部61aの腕部、
63bはその端部に設けたアリ、69aはスロット絶縁
部である。
【0031】第1及び第2の実施例においては、内部固
定子コア6のコア部61a,61bに設けたアリ63
a,63b,63c,63dを、外部固定子コア5a,
5bに設けたアリ溝51a,51c、51b,51dに
それぞれ圧入してこれらを一体に結合しているが、アリ
溝51a〜51dの内形はアリ63a〜63dを圧入す
るために、アリ63a〜63dの外形より僅かに小さく
形成されている。このため、圧入に際してアリ溝51a
〜51dに対するアリ63a〜63dの位置決めが面倒
で、位置ずれを生じて圧入が困難になることがある。
【0032】本実施例においては、図13、図14に示
すように、アリ溝51a〜51d(以下アリ溝51cに
ついて説明する)の上部の外形をアリ63a〜63d
(以下アリ63bについて説明する)の外形より大きく
形成して、確認溝58を設けたものである。実施例で
は、確認溝58の幅wは1〜2mm程度、深さdは外部固
定子コア5a,5bを構成する電磁鋼板等の2〜3枚分
とした。換言すれば、電磁鋼板等の上から2〜3枚につ
いて、アリ溝51cを他より大きく形成したものであ
る。
【0033】本発明は上記のように構成したので、内部
固定子コア6のアリ63a〜63dを外部固定子コア5
a,5bのアリ溝51a〜51dに圧入するに際して、
アリ63a〜63dをアリ溝51a〜51dに容易に嵌
入することができるので、正確に位置決めを行なうこと
ができ、位置ずれを防止することができる。
【0034】実施例5. 図1においては、 内部固定子コア3のコア部31a,3
1bの両端面部34a,34bから外周部33a,33
bにかけて固定子巻線4を巻回し、固定子巻線4のガイ
ドポスト38a,38b及び38c,38dにより固定
子巻線4が内径方向(回転子側)に倒れ込んで回転子と
接触するのを防止している。また、第1の実施例(図
6)において、内部固定子コア6のガイドポスト72
a,72b及び72c,72dに沿って固定子巻線4を
巻回し、固定子巻線4が内径方向に倒れ込むのを防止し
ている。
【0035】本実施例においては、図15、図16に示
すように、第1の実施例で示した内部固定子コア6のガ
イドポスト72a〜72dを省略し、内部固定子コア6
のコア部61a,61bに内側が幅広で正面ほぼ台形状
の合成樹脂等からなる絶縁用ガイド73a,73bを取
付け、その上に固定子巻線4を巻回するようにしたもの
である。なお、実施にあたっては、内部固定子コア6内
に回転子を挿入したのちコア部61a,61bに絶縁用
ガイド73a,73bを取付けてその上に固定子巻線4
を巻回し、ついで内部固定子コア6と外部固定子コア5
a,5bを結合すればよい。このように構成したことに
より、固定子巻線4が内径方向に倒れ込むのを防止する
ことができる。
【0036】実施例6. 第1の実施例(図6) において、外部固定子コア2又は
外部固定子コア5a,5bと内部固定子コア6に固定子
巻線端末処理台27a〜27d又は55a〜55dを設
け、固定子巻線4の端末部をこの固定子巻線端未処理台
27a〜27d又は55a〜55dに接続し、この位置
で電源から巻線に給電するようにした。このため巻線の
端末処理がきわめて容易になるばかりでなく、例えば本
発明に係る電動機を電動送風機に組込む場合、自動組立
化を可能にすることができる。
【0037】実施例7. 例えば本発明に係る電動機を電動送風機に組込んだ場
合、固定子1に巻いた固定子巻線4の表面に凹凸がある
と、ここを通過する空気に損失(いわゆる風損)が発生
する。本実施例は上記のような風損を低減するために、
図17、図18に示すように、固定子巻線4の表面に合
成樹脂等の絶縁部でモールドコーティング74a,74
bを施したものである。
【0038】実施にあたっては、第1実施例の場合に
は、固定子1を組立てたのち固定子巻線4の表面にモー
ルドコーティング74a,74bを施してもよく、図1
7、図18の場合は、固定子1を組立てたのち回転子を
装入し、そのあとで固定子巻線4の表面にモールドコー
ティング74a,74bを施してもよい。本実施例によ
れば、固定子巻線4の表面をモールドコーティング74
a,74bにより平滑に形成したので、例えばこれを電
動送風機に組込んだ場合は風損を低減することができ、
また、固定子巻線4が内径方向に倒れ込むのを防止する
ことができる。
【0039】上記の説明では、本発明を主として電動機
に実施した場合を示したが、同様にして発電機にも実施
することができる。また、外部固定子コアにアリ溝を、
内部固定子コアにアリを設けて両者を結合する場合につ
いて述べたが、外部固定子コアにアリを、また内部固定
子コアにアリ溝を設けてもよく、あるいはアリとアリ溝
によって結合する代りに、溶接その他の手段によって結
合してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、固定子を、両端に結合用の凸部または凹部を有する
腕に連結部を介して一体化されて内側が円弧状に形成さ
れた脚部を有し、該脚部が絶縁物により一体に連結され
て対向する一対のコア部を備え、該コア部にそれぞれ固
定子巻線が巻かれた内部固定子コアと、両端に前記内部
固定子コアの腕の凸部または凹部と周方向で結合可能な
凹部または凸部を有して対向する一対の外部固定子コア
とによって構成し、両者を一体的に結合して電気機器等
のフレームハウジングへ圧入するようにしたので、次の
ような効果を得ることができる。 (1)固定子巻線の巻線作業がきわめて容易になり、作
業能率を向上することができる。 (2)固定子巻線を内部固定子コアに密着して巻くこと
ができるので、巻線の使用量を節減でき、その上固定子
巻線が緩んだり動いたりすることがない。 (3)固定子巻線の巻回に高度な技術を必要とせず、ま
た、巻線の乱れ防止に熱風乾燥の融着処理を行なう必要
もない。このため固定子の製造工程及び製造時間が大幅
に削減され、設備も簡素化されるので、製造コストを低
減することができる。 (4)内部固定子コアと外部固定子コアとの組付作業を
効率よく行わせることができる。 (5)例えばこの固定子を備えた電動機を電動送風機に
組込んだ場合、結合部によって発生し易い振動を防止す
ることができる。
【0041】また、内部固定子コアにガイドポストを設
け、これに沿って固定子巻線を巻くようにしたので、巻
線作業を容易かつ確実に行なうことができ、かつ巻線が
回転子側に倒れ込むのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理を説明するための回転機の
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の外部固定子コアの正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図1の内部固定子コアの正面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の正面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6の分解図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】本発明の第2の実施例を説明するための正面
図である。
【図11】図10の要部の拡大図である。
【図12】本発明の第3の実施例を説明するための正面
図である。
【図13】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図14】図13のA−A断面図である。
【図15】本発明の第5の実施例の正面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】本発明の第7の実施例の正面図である。
【図18】図17の側面図である。
【図19】従来の固定子の一例を示す正面図である。
【図20】図19の側面図である。
【図21】図19の固定子に固定子巻線を施した状態を
示す正面図である。
【図22】図21の側面図である。
【図23】図19の固定子の巻線作業の要領を示す説明
図である。
【図24】図23の側面図である。
【図25】従来の電動送風機の一例の断面図である。
【符号の説明】
1 固定子 2,5a,5b 外部固定子コア 3,6 内部固定子コア 4 固定子巻線 8 フレーム(フレームハウジング) 22a,22b,51a〜51d アリ溝 31a,31b,61a,61b コア部 32a,32b,63a〜63d アリ(結合部) 36a,36b,70a,70b 合成樹脂(絶縁物) 38a〜38d,72a〜72d ガイドポスト 56a〜56d 結合部 57 当接部(圧入当接部) 73a,73b 絶縁用ガイド
フロントページの続き (72)発明者 阪部 茂一 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電 機株式会社 中央研究所内 (72)発明者 春日 芳夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 中原 裕治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−185254(JP,A) 特開 昭58−9050(JP,A) 特開 昭59−127571(JP,A) 特開 平2−131340(JP,A) 実開 昭63−83949(JP,U) 実開 平2−7749(JP,U) 実公 昭40−10169(JP,Y1) 国際公開92/10020(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/12 - 1/18 H02K 3/30 - 3/44 H02K 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁処理された固定子コアに固定子巻線
    が巻かれた固定子と、前記固定子コア内に配設された回
    転子とからなる回転機において、 前記固定子を、両端に結合用の凸部または凹部を有する腕に連結部を介
    して一体化されて内側が円弧状に形成された脚部を有
    し、該脚部が 絶縁物により一体に連結されて対向する一
    対のコア部を備え、該コア部にそれぞれ固定子巻線が巻
    かれた内部固定子コアと、両端に前記内部固定子コアの腕の凸部または凹部と周方
    向で結合可能な凹部または凸部を有して対向する一対の
    外部固定子コアとから形成し、 これら内部固定子コアと外部固定子コアとの結合部に、
    固定子が圧入されるフレームハウジングからの反力が作
    用するように構成したことを特徴とする回転機。
  2. 【請求項2】 内部固定子コアに固定子巻線のガイドポ
    ストを設けたことを特徴とする請求項1記載の回転機。
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