JP3025829U - 伝 票 - Google Patents

伝 票

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JP3025829U
JP3025829U JP1995003822U JP382295U JP3025829U JP 3025829 U JP3025829 U JP 3025829U JP 1995003822 U JP1995003822 U JP 1995003822U JP 382295 U JP382295 U JP 382295U JP 3025829 U JP3025829 U JP 3025829U
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JP
Japan
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paper
coated
dye
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self
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Application number
JP1995003822U
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English (en)
Inventor
和生 永田
Original Assignee
株式会社エーデン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 3枚以上つづりの複写伝票において、上にな
る紙の表裏面に鮮明にカラー印刷できるようにする。 【構成】 塗工紙製の第一紙1と、表面に自己発色層が
形成してあり、かつ裏面に色素のマイクロカプセルが塗
布してある自己発色感圧紙製の第二紙2と、表面に色素
と反応する物質が塗布してある第三紙3とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数枚つづりの伝票に関する。
【0002】
【従来の技術】
金銭の出納や物品の取引などに用いられる伝票は、客先用、事業者用等用途に 合わせて3枚以上のつづりの複写伝票とされることが多い。
【0003】 例えば、3枚つづりの伝票の従来のものとしては、色素(無色染料)をマイク ロカプセルにして裏面に塗布した第一紙(ノーカーボン紙)と、表面に白土など 、前記色素と反応する物質(吸着物質)を塗布し、かつ裏面に色素のマイクロカ プセルを塗布した第二紙と、表面に白土など、前記色素と反応する物質(吸着物 質)を塗布した第三紙とを組み合わせて構成されるものがある。
【0004】 このような伝票への記入は、第一紙上にインキリボンを介してプリントするこ とにより行う。第一紙上にはインキリボンのインキにより印字され、第二紙上に は、第一紙の裏面のマイクロカプセルが壊れて第二紙上の表面に発色し、同様に 、第二紙の裏面のマイクロカプセルが壊れて第三紙上に発色するということにな る。
【0005】 また、インキリボンを使って印字を行う場合には、長時間の使用により、印字 が薄くなることから、第一紙として、表面に自己発色剤を塗布したノーカーボン 紙を使うこともある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近では、このような伝票においても、第一紙の表面や裏面に広告 やメッセージを印刷することが試みられている。
【0007】 しかし、ノーカーボン紙である第一紙の裏面に印刷をする場合には、第二紙表 面への色うつりを防止する理由からカラー印刷をすることができないという不具 合があった。
【0008】 また、表面に顕色剤の塗布などの処理をしてある場合には、印刷が鮮明に出な いという不具合もあった。
【0009】 さらに、従来の伝票では、3枚ともすべて表面に処理をしてある紙を使用する ので価格が非常に高くなるという不具合もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案に係る伝票の構成は、普通紙の第一紙と、表面に自 己発色層が形成してあり、かつ裏面には色素のマイクロカプセルが塗布してある 第二紙と、表面に前記色素と反応する物質が塗布してある第三紙とを順に重ねて なることを特徴とする。
【0011】 また、前記第二紙と前記第三紙との間に、表面に色素と反応する物質を塗布し てあり、かつ裏面に色素のマイクロカプセルを塗布してある1枚以上の中間紙を 組み合わせてあることを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記第一の考案においては、第一紙の表面には、インキリボンと介して印字さ れる。第一紙に与えられる圧力により、第二紙の表面の自己発色剤が反応し、第 二紙の表面に発色、印字される。さらに、第二紙の裏面のマイクロカプセルが壊 れ、第三紙表面に発色、印字される。
【0013】 上記第二の考案においては、第二紙と第三紙との間に挿入される中間紙に対し ても同様に発色、印字がなされる。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に係る伝票の実施例を図面に基づき説明する。図1は3枚つづり の伝票に係る実施例の構造を説明的に示す断面図であり、図2、3はその分解斜 視外観図である。
【0015】 図に示すように、この伝票は、第一紙1、第二紙2、第三紙3とを重ね合わせ て構成される。第一紙1としては、カラー印刷に適した塗工紙が用いられる。第 二紙2としては自己発色感圧紙が使われ、その構造は、紙(支持体)2aの表面 に自己発色層を形成し、紙2aの裏面には無色の色素のマイクロカプセルを塗布 した構造となっている。セルフコンティンドペーパーとも呼ばれる。図中、符号 2bが自己発色層であり、符号2cがマイクロカプセルの層である。自己発色層 2bは、無色染料(発色剤)を内包するマイクロカプセルを紙2aに塗布する工 程と、その上に、酸性白土、フェノール樹脂、有機酸性物質などの電子受容性質 (顕色剤)を塗布する工程とにより得られる。また、上記2種の物質を一工程で 塗布することもある(特公昭47−18096号公報参照)。第三紙3としては 、紙(支持体)3aの表面に白土などの吸着物質の層3bを塗布した紙が使用さ れる。
【0016】 第一紙1としてカラー印刷に適した塗工紙を用いるので、その表面及び裏面に 鮮明なカラー印刷を行うことができる。特に、裏面にも処理を施していないので 、カラー印刷したとしても第二紙2へ色うつりするおそれがない。図2において は、符号4で示す部分が第一紙1の表面に写真などを印刷したカラー印刷部、符 号5が第一紙1の裏面に印刷したカラー印刷部である。
【0017】 このような伝票への記入は、インキリボンを介して第一紙1表面に文字等を打 ち込むことにより行う。インキリボンのインキにより第一紙1の表面に印字がな される。第二紙2の表面には自己発色層2bがあるので、第一紙1表面への打ち 込みによる圧力により第二紙2の表面の自己発色層2bが発色し、記入がなされ る。つまり、直打ちが常識であった当該第二紙2表面への記入が第一紙1を介し て行われるのである。第二紙2にかかる圧力により第二紙2裏面のマイクロカプ セル層2cのマイクロカプセルが壊れ、第三紙3表面の吸着物質層3bで発色し 、記入がなされる。
【0018】 図4には本考案に係る伝票の4枚つづりの実施例の概略断面構造を示す。
【0019】 この伝票は、前述の実施例の第二紙2と第三紙3との間に中間紙6を挿入した ものである。中間紙6は、紙6aの表面に白土など、色素と反応する吸着物質を 塗布してあり、裏面には色素のマイクロカプセルが塗布してある。図では、符号 6b、6cがそれぞれの層を示す。
【0020】 この伝票では、第二紙2にかかる圧力により、第二紙2裏面のマイクロカプセ ルが壊れて、中間紙6表面の吸着物質層6bで発色し、中間紙6にかかる圧力に より中間紙6の裏面のマイクロカプセルが壊れて、第三紙3表面の吸着物質層3 bで発色することになる。
【0021】 つまり、複写する枚数を増やす場合には、第二紙2と第三紙3との間に、表面 に吸着物質が塗布してあり、裏面にマイクロカプセルを塗布してなる中間紙を必 要に応じた枚数挿入すればよいのである。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る複写伝票によれば、第一紙として塗工紙などの普通紙を用いるの で、普通紙としてカラー印刷に適した紙を用いることができ、その表裏面に鮮明 にカラー印刷を施すことができる。したがって、伝票の第一紙を単なる伝票では なく、広告その他の情報伝達の媒体として機能させることもできるようになる。
【0023】 また、第一紙としてノーカーボン紙を使用した場合には、第一紙の裏面に印刷 を施すと印字により第一紙裏面の印刷のインキが第二紙表面に付着してしまうが 、本考案に係る伝票では、第一紙の裏面には何ら処理を施さないので、第二紙表 面への色うつりは生じない。
【0024】 加えて、第一紙として処理を施していない紙を用いるので、伝票の価格を従来 に比し低くすることができる。
【0025】 さらに、第二紙と第三紙との間にノーカーボン紙を1枚以上入れることにより 容易に複写枚数の増加に対応できる。
【提出日】平成7年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【作用】
上記第一の考案においては、第一紙の表面には、インキリボン介して印字さ れる。第一紙に与えられる圧力により、第二紙の表面の自己発色剤が反応し、第 二紙の表面に発色、印字される。さらに、第二紙の裏面のマイクロカプセルが壊 れ、第三紙表面に発色、印字される。
【図面の簡単な説明】
【図1】3枚つづりの伝票に係る実施例の構造を説明的
に示す断面図である。
【図2】図1に示した実施例の分解斜視外観図である。
【図3】図1に示した実施例の分解斜視外観図である。
【図4】他の実施例に係る伝票の構造を説明的に示す断
面図である。
【符号の説明】
1 第一紙 2 第二紙 2b 自己発色層 2c マイクロカプセル層 3 第三紙 3b 吸着物質層 4,5 カラー印刷部 6 中間紙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 普通紙の第一紙と、表面に自己発色層が
    形成してあり、かつ裏面には色素のマイクロカプセルが
    塗布してある第二紙と、表面に前記色素と反応する物質
    が塗布してある第三紙とを順に重ねてなることを特徴と
    する伝票。
  2. 【請求項2】 前記第二紙と前記第三紙との間に、表面
    に色素と反応する物質を塗布してあり、かつ裏面に色素
    のマイクロカプセルを塗布してある1枚以上の中間紙を
    組み合わせてあることを特徴とする請求項1記載の伝
    票。
JP1995003822U 1995-03-31 1995-03-31 伝 票 Expired - Lifetime JP3025829U (ja)

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