JP3025826B2 - 研削装置の成形ロール支持装置 - Google Patents

研削装置の成形ロール支持装置

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JP3025826B2
JP3025826B2 JP4218431A JP21843192A JP3025826B2 JP 3025826 B2 JP3025826 B2 JP 3025826B2 JP 4218431 A JP4218431 A JP 4218431A JP 21843192 A JP21843192 A JP 21843192A JP 3025826 B2 JP3025826 B2 JP 3025826B2
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Japan
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forming roll
holding plate
grinding
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lower holding
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Inventor
博 岡嶋
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アミテック株式会社
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工材の加工面に成
形ロールを圧接し、これにより該加工面の研削研磨加工
を施す研削装置の成形ロール支持装置
【0002】
【従来の技術】縦横に移動制御される搬送ヘッドに研磨
ユニットを支持し、該研磨ユニットに設けられた駆動系
に連係される中心軸に成形ロールを支持して、保持テー
ブルに固定的に保持された被加工材の加工面に、搬送ヘ
ッドの移動制御により直接又は研削ベルトを介して成形
ロールを圧接することにより、該加工面を研削加工する
研削装置は特開昭64-45554号に開示されているように公
知である。このものは、内外に種々の曲率をもった円弧
面を有する矩形枠体状の被加工材の側面研削を施すに際
して、研磨成形ロールを備えた研削ヘッドをX−Y方向
に随意に移動制御して、成形ロールを加工面に圧接し
て、その研削加工を施すようにしている。
【0003】この手段は、研削成形ロールの交換頻度が
高いという欠点があり、そこで加工面に倣った研磨面を
周面に備える成形ロールと、案内ロールとに研削ベルト
を掛け渡し、加工面に研削ベルトを介して成形ホイール
を圧接し、該研削ベルトにより被加工材の加工面を研削
研磨する構成が提案された。
【0004】一方、これらの成形ロールは、被加工材に
直接接触するものと、間接的に接触するものとの相違は
あるとしても、いずれも被加工材の加工面に倣って当接
し、該加工面に倣う研削を生じさせる点においては同じ
である。
【0005】このように加工面を研削研磨する場合にあ
っては、該加工面の不整一、成形ロール側の摩耗、該加
工面と圧接面間の研磨屑の介在等により、成形ロールが
加工面に常に均一に面接触するものではなく、研磨中に
おいて、成形ロールにさまざまな方向の負荷がかかる。
尚、成形ロールが整一な円周面を有していても、加工中
の負荷の発生は避けることができない。
【0006】そこで、特開昭64-45554号においてみられ
るように、前記負荷の発生に対しては、成形ロール及び
駆動モータを装着するフレームを発条で幅方向移動に保
持し、過剰負荷に対して幅方向移動するようにして、負
荷の発生に対応している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の手段
にあっては、前記フレームを移動可能に保持し、かつ発
条で所定方向へ付勢しなければならず、構造が複雑で、
かつ部品点数が多い。さらには、前記発条の弾縮方向で
のみ負荷の発生を吸収するものであるから、所定方向の
負荷に対してのみ追従性を持ち、従って、他の方向から
の負荷に対しては有効ではない等の問題点がある。本発
明は、かかる問題点を解決し得る成形ロール支持装置の
提供を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
に、縦横に移動制御される搬送ヘッドに研磨ユニットを
支持し、該研磨ユニットに設けられた駆動系に連係され
る中心軸に成形ロールを支持して、保持テーブルに固定
的に保持された被加工材の加工面に、搬送ヘッドの移動
制御により直接又は研削ベルトを介して成形ロールを圧
接することにより、該加工面を研削加工する研削装置に
おいて、中心軸に、スポンジまたはゴムからなる円筒形
弾性体を外嵌し、該弾性体に、下面をくぼませることに
より肉薄状内部周縁を形成してなる筒状成形ロールを密
嵌して、その内面を円筒形弾性体に外接すると共に、成
形ロールの肉薄状内部周縁の上縁を上部保持板の周縁に
当接し、さらに下部から円筒形弾性体を皿板状の下部保
持板で覆って、中心軸の端部に形成した螺子孔に下部保
持板に形成した中心孔から保持ボルトを螺合緊締するこ
とにより、下部保持板の周縁を成形ロールの肉薄状内部
周縁に微間隙を介して対向し、かつ円筒形弾性体と、成
形ロールの肉薄状内部周縁が上部保持板と下部保持板と
の間に位置した状態で、上部保持板及び下部保持板を中
心軸に固定し、これにより、成形ロールを中心軸に対し
て微傾動可能に挟持したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】成形ロールに一方向から負荷がかかると、円筒
形弾性体が弾縮し、かつ、下部保持板の周縁を成形ロー
ルの内部周縁に微間隙を介して対向して成形ロールを中
心軸に対して微傾動可能に挟持しているから、成形ロー
ル全周のいずれの方向から負荷がかかっても、これを吸
収することができる。
【0010】
【実施例】添付図面について本発明の一実施例を説明す
る。図2〜4図について、本発明が適用される研削装置
の一例を説明する。図2にあって、前記機枠10の上部
には搬送ヘッド11が走行モータM ,M により縦
横に移動可能に吊持されている。また機枠10の基部側
には、被加工材wを支持する保持テーブル12が配設さ
れている。
【0011】前記搬送ヘッド11は、昇降ラム13の下
部に吊持部14が設けられ、該吊持部14には、研磨ユ
ニット20が支持されている。
【0012】前記研磨ユニット20は、連結治具21を
上面に備えた凹形フレーム22の両側を前記乗載片2
3,23で支持されるものであって、連結治具21は昇
降ラム13の収納部内に装着されて係止される係止顎2
6,26を備える。
【0013】また前記凹形フレーム22の一側には鳩尾
形案内27を介してサンディングフレーム28が装着さ
れる。前記サンディングフレーム28は鳩尾形案内27
内で螺子孔29が設けられ、該螺子孔29に凹形フレー
ム22に支持された螺子杆30が螺着し、その螺子杆3
0のハンドル31を回転することにより、凹形フレーム
22に対してサンディングフレーム28が前後方向に移
動可能となり、吊持部14の軸心すなわち昇降ラム13
の軸心に対して偏位する。
【0014】前記サンディングフレーム28には、円弧
状案内孔32が形成された角度軸支板33が垂持され、
該円弧状案内孔32に、エアー研削モータM が保持
された摺動板34に固結した連結螺子35を挿通し、固
定ハンドル36を外端に緊締する。そして前記エアー研
削モータM の駆動軸2には外周面に被加工材wの側
面に倣った研磨面が形成された成形ホイール1が固定さ
れる。
【0015】かかる構成にあって、成形ホイール1は、
固定ハンドル36を緩めて、円弧状案内孔32に沿って
摺動板34を回動することにより、その傾斜角度を随意
に調整することができ、さらには前記ハンドル31の回
転調整により連結治具21の軸心に対して成形ホイール
1の位置を偏心させ、前記回動筒24の回転に伴って偏
心量を半径とする回転を可能とし、被加工材wの角部の
曲率に倣って研削研磨移動し得るようにしている。
【0016】そして走行モータM ,M の制御によ
り、研磨ユニット20は加工面に沿って走行し、その成
形ロール1が加工面に圧接し、かつ成形ロール1の駆動
により被加工材wの研削研磨がなされることとなる。
【0017】ところで、このように成形ロール1を加工
面に圧接する場合にあっては、該加工面の不整一、成形
ロール側の摩耗、該加工面と圧接面間の研磨屑の介在等
により、研磨中において成形ロール1に種々の方向への
負荷がかかる。
【0018】そこで、本発明の支持装置が成形ロール1
に適用される。かかる構成を図1に従って説明する。前
記エアー研削モータM に連係した駆動軸2の下端は
径小とし、これを中心軸3としている。そして、前記中
心軸3には上部保持板4を外嵌し、さらにカラー5を嵌
装している。そしてこのカラー5にさらにスポンジ、ゴ
ム等からなる円筒形弾性体6が配設される。そして、該
円筒形弾性体6に前記成形ロール1が外嵌され、その内
面を円筒形弾性体6の周面に外接する。前記成形ロール
1はその下面をくぼませることにより、内部周縁1aを
肉薄状としている。またその外周面に砥粒面となってお
り、該外周形状には種々の形状があり、曲面を研削する
場合には、図2〜4で示したように湾曲状とし、平面を
研削する場合には図1のように整一な円周形状とする。
【0019】そして、該内部周縁1aの上縁を前記上部
保持板4の周縁と当接し、さらにその下部から円筒形
性体6を皿板状の下部保持板7で覆って、中心軸3の端
部に形成した螺子孔3aに前記下部保持板7の中心孔7
aから保持ボルト9を螺合緊締する。そして下部保持板
7の周縁を成形ロール1の内部周縁1aに微間隙xを介
して対向させている。この状態で、上部保持板4,カラ
ー5及び下部保持板7は一体化して中心軸3に固定され
ると共に、円筒形弾性体6と、成形ロール1の内部周縁
1aが上部保持板4,下部保持板7間に位置して微間隙
を介して挟持された状態となる。尚、下部保持板7の内
周部の厚さは、上部保持板4,下部保持板7の内周部の
間隔が外周縁の間隔よりも狭くなるように設定し、該成
形ロール1は中心軸3に対して微傾動し得るように挟持
されることとなる。
【0020】かかる構成にあって、成形ロール1の周面
から、偏った負荷がかかった場合には、円筒形弾性体6
の一部が弾縮し、かかる負荷が前記中心軸3に伝わるこ
となく、吸収される。また、前記成形ロール1は、下部
保持板7の周縁が成形ロール1の内部周縁1aに微間隙
xを介して対向しているから、該微間隙xにより微傾動
も可能であるから、同様に外側からの負荷に対して微傾
斜して、該負荷を吸収することとなる。而して、加工面
の不整一等により、成形ロール1に負荷がかかっても、
これを円筒形弾性体6が吸収するから、該被加工材の過
剰研磨や、各駆動系への負荷が緩和され、振動やビビリ
が発生せず、駆動側への振動の伝播がなく、静滑な研削
研磨が可能となる。
【0021】本実施例は外周面を砥粒面として、直接被
加工材を研削する成形ロール1に適用した構成を示した
が、被加工材wに研磨ベルトを介して接触する成形ロー
ルにも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述のように、駆動系と連係
した中心軸に、円筒形弾性体を外嵌し、該弾性体を介し
て成形ロールを装着するようにし、さらに下部保持板の
周縁を成形ロールの内部周縁に微間隙を介して対向して
成形ロールを中心軸に対して微傾動可能に挟持したもの
であるから、成形ロールに一方向から負荷がかかると、
円筒形弾性体が弾縮し、かつ成形ロールが傾動し、可及
的に静滑な研削研磨が可能となり、かつ良好な研削肌を
得ることができ、さらには各駆動系,成形ロール等の損
耗も緩和される等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の成形ロール1の支持装置を
示す縦断側面図である。
【図2】研削装置の正面図である。
【図3】研磨ユニット20の正面図である。
【図4】研磨ユニット20の側面図である。
【符号の説明】
1 成形ロール 2 駆動軸 3 中心軸 4 上部保持板 5 カラー 6 円筒形弾性体 7 下部保持板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−45554(JP,A) 特開 昭56−163882(JP,A) 特開 昭48−31589(JP,A) 実開 昭62−117061(JP,U) 実開 昭56−142947(JP,U) 実開 昭56−126349(JP,U) 実開 昭50−154992(JP,U) 実開 昭62−8063(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 9/00 601 B24B 21/12 - 21/14 B24D 7/16 B24D 5/16 B24B 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に移動制御される搬送ヘッドに研磨
    ユニットを支持し、該研磨ユニットに設けられた駆動系
    に連係される中心軸に成形ロールを支持して、保持テー
    ブルに固定的に保持された被加工材の加工面に、搬送ヘ
    ッドの移動制御により直接又は研削ベルトを介して成形
    ロールを圧接することにより、該加工面を研削加工する
    研削装置において、中心軸に、スポンジまたはゴムからなる円筒形弾性体を
    外嵌し、該弾性体に、下面をくぼませることにより肉薄
    状内部周縁を形成してなる筒状成形ロールを密嵌して、
    その内面を円筒形弾性体に外接すると共に、成形ロール
    の肉薄状内部周縁の上縁を上部保持板の周縁に当接し、
    さらに下部から円筒形弾性体を皿板状の下部保持板で覆
    って、中心軸の端部に形成した螺子孔に下部保持板に形
    成した中心孔から保持ボルトを螺合緊締することによ
    り、下部保持板の周縁を成形ロールの肉薄状内部周縁に
    微間隙を介して対向し、かつ円筒形弾性体と、成形ロー
    ルの肉薄状内部周縁が上部保持板と下部保持板との間に
    位置した状態で、上部保持板及び下部保持板を中心軸に
    固定し、これにより、成形ロールを中心軸に対して微傾
    動可能に挟持した ことを特徴とする研削装置の成形ロー
    ル支持装置。
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