JP3025006U - パイプ型自在継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部通路の液密を保ちながら曲折可能なパイ
プ型自在継手を提供する。 【解決手段】 本考案のパイプ型自在継手は、継手本体
１の末尾に、一個の回転軸２、二個の漏れ防止パッキン
３、受継手４、および１個のナット５が被さり設置され
ている。結合組合せると、継手本体１は回転軸２と結合
するために回転軸２を関節のようにして自由に屈曲およ
び回転することができる。したがって、ネジ４２、４３
によりこのパイプ型自在継手をパイプに取り付けると、
継手本体１が屈曲および回転するため、自由に継手本体
１を必要な方向、角度に向けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はパイプ継手の改良構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般にパイプ継手は金属管の旋盤により成形される。図４Ａ、Ｂに示すように 、構造は六角体をなし、両側は固定設置端Ａ１と管端Ａ２の金属管体Ａに分かれ ている。その固定設置端Ａ１は一個の適当な長さの外ネジとなっており、管端Ａ ２は多層のリング状になっている。そして管体Ａの中央には別に液体が通過でき る中空の貫通した穴Ａ３が空いている。前記外ネジの外側に図示しない継手を接 続した後、次に図示しない軟管が前記継手の多層リング状部分に被さる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、この種のパイプ継手によると、直状に固定の形状である。例えば、図 ４に示す金属管体Ａは、さらにその他の角度に屈曲、使用状態を変えることがで きない。このため、管体に繋がる軟管が管体の延びる方向に沿って延びることに なるため、その延びる方向にその他の物体があると干渉してしまう。この場合、 ゴムホースなどの軟管は屈曲の圧力を受け、全く液体を通過させることができな くなってしまうことを、実際の使用を通して発見した。また、知らない内に管体 に繋がる軟管が他の物体にぶつかってしまい、作業時の操作の便利性の妨害にな ってしまう。

【０００４】 本考案の主要目的は、内部通路の液密を保ちながら曲折可能なパイプ型自在継 手を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のパイプ型自在継手は、次のように構成される。継手本体の一端に細管 が繋がっている。この細管には回転軸、二個の漏れ防止パッキン、受継手が設置 されている。そして、このパイプ型自在継手は一個のナット式の締めネジを合わ せて成り立っている。その継手本体の構造は、中空を呈し、末尾に繋がった細管 まで貫通している。また、回転軸は円球状で、かつ中空で貫通した状態である。 別に漏れ防止パッキンもまた、中空で貫通した状態である。さらには受継手は、 前端にあり、円球の形をしている回転軸とフィットする円弧球面を有する。受継 手は、円弧球面の外表面にネジが刻まれており、二段式に分かれて延びている。 ナットは、内側にネジがあり前端は小さいガードになっている。そのガードの内 側は円弧状で、繋がっている細い管と回転軸の間に位置している。その内側のネ ジは、受継手の円弧球面表面のネジとネジ合わせてある。かつ前端にある中空面 の直径は小さく、ガードになっている。ガードの内側は、円弧状である。

【０００６】 組合せ後は、自由に屈曲し、回転操作ができ、自由自在に操作方向が変えられ るという利点がある。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず、図１、図２に示すように、本考案のパイプ継手の改良構造は一個の継手 本体１の末尾に、一個の回転軸２、二個の漏れ防止パッキン３、受継手４、およ び１個のナット５が被さり設置されている。それは以下のように分けられる。

【０００８】 一個の継手本体１は、中空を呈し、貫通孔１１を有し、その末尾に細管１２が 延びている。細管１２の前端の外縁は多層のリング状を成す管端１３になってい る。 一個の回転軸２は、円球状でかつ中空を呈し貫通孔２１を有する。この回転軸 ２は継手本体１の細管１２に被さっている。

【０００９】 二個の漏れ防止パッキン３は、中空リング状で、回転を承けるために回転軸２ の両側にある。 受継手４は、漏れ防止パッキン３の外側に位置し、その前端は球状の形をして いる回転軸２とフィットするように円弧球面４１となっている。円弧球面４１、 の外表面および末尾の表面には、パイプの部品とネジ合わせ、組み合わせるため のネジ４２、４３が刻まれている。

【００１０】 一個のナット５は、継手本体１の末尾に繋がった細管１２と回転軸２の間に位 置しており、図３に示すように、受継手４の円弧球面４１の外表面のネジ４２と ネジ合わせるために内側にネジ５１がある。ナット５の前端の中空面において直 径が小さなガード５２となっている。ガード５２の直径は円弧５３である。 結合組合せ後のパイプ部品に設置した後、継手本体１は回転軸２と結合するた めに、図３に示すように、回転軸２は関節のように屈曲体の状態を形成している 。このように、継手本体１が屈曲あるいは回転するときに、自由に継手本体１を あらゆる必要な方向、角度の操作変化を行うことができる。このようにしてみる と、自由自在に操作する実用の利益を達成し、さらに進んで確実に伝統的な継手 の重大の難点を解決し、使用価値、便利さ、簡易性を備えている。

【００１１】 総合的に言えば、本考案の構造は、今までのパイプ継手の構造のもつ単一方向 のみで操作が不便であった欠点を克服し、さらに進んで自由に回転および屈曲を 可能とした。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の分解斜視図である。

【図２】本考案の構造立体組合せ図である。

【図３】本考案の構造組合せ断面図である。

【図４】Ａは従来例の構造詳細立体図であり、Ｂは従来
例の構造詳細断面図である。

【符号の説明】

１ 継手本体 ２ 回転軸 ３ 漏れ防止パッキン ４ 受継手 ５ ナット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部が中空を呈し貫通しており、末尾は
   細管に繋がる継手本体と、 外形が円球状で、かつ内部が中空で貫通しており、前記
   細管に被さり繋がる回転軸と、 内部が中空で貫通しており、前記回転軸両側の回転運動
   を受け止める役割をもつ漏れ防止パッキンと、 前記漏れ防止パッキンの外側に位置し、前端は回転軸と
   フィットする円弧球面を有し、かつ円弧球面の外表面お
   よび末尾の表面にはそれぞれネジがついている受継手
   と、 前記細管と前記回転軸との外側に位置し、内側のネジが
   前記受継手の円弧球面の外表面のネジとネジ合わせし、
   かつ前端にある中空内壁面は円環状になり、前記回転軸
   をガードするナットを備えることを特徴とするパイプ型
   自在継手。