JP3025001U - オートスライドテレビ - Google Patents

オートスライドテレビ

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JP3025001U
JP3025001U JP1995012248U JP1224895U JP3025001U JP 3025001 U JP3025001 U JP 3025001U JP 1995012248 U JP1995012248 U JP 1995012248U JP 1224895 U JP1224895 U JP 1224895U JP 3025001 U JP3025001 U JP 3025001U
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周一 松井
純 佐川
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キャビン工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スライドフィルムマウントの縦横セット方向に
関係なく、常にスライドフィルム画枠内のフィルム面全
体をテレビ画面に映し出すことができるように映像サイ
ズを自動調整可能なオートスライドテレビを提供する。 【解決手段】テレビカメラ2をオートスライド映写装置
本体部1に備えたオートスライドテレビにおいて、スラ
イドフィルム画枠5aの縦横セット方向を自動的に識別
する手段3と、前記縦横セット方向自動識別手段による
識別情報に応じて連動する映像サイズ自動調整手段6,
7,8,9,10とを備え、前記スライドフィルム画枠
5a内のフィルム面全体をセットされた縦横の向きにか
かわりなく自動的にテレビ画面に最大限の大きさに表示
できるようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、オートスライドテレビに関し、より詳細には、スライドフィルムマ ウントの縦横セット方向に影響されることなく常にテレビ画面にスライドフィル ム画面全体が表示できるように映像サイズを自動調整可能にしたオートスライド テレビに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スライドフィルムの画像をテレビに映写等できるようにしたものと して、レンズと光源装置等を用いてリバーサルフィルムを拡大投影するオートス ライド映写装置本体部をベースにテレビカメラと専用光源装置を組み込んだスラ イドテレビがある。 図7は、オートスライドテレビの従来例の光学系の構成の概略を示す。 オートスライドテレビは、一般に、照明光源31より出射され反射部材32に より反射せしめられた照明光を、拡散板33等を介して撮影位置にセットされた スライドフィルム34に照射せしめ、スライドフィルム34を通過した光像をズ ームレンズ系36を介してCCD37等の受像素子上に結像せしめ、この受像素 子に接続された電気回路(図示省略)を介してテレビ画面上に映写可能に構成さ れている。 また、オートスライドテレビは、一般に、図示省略したマガジン移動機構及び スライドフィルム移送機構等を備えており、スライドフィルムを自動的に撮影位 置にセットすると共にマガジンを移動して所望のコマを投影可能になっている。
【0003】 オートスライドテレビは、更に、図示省略した電気回路等に接続された例えば マイクロコンピュータ等の制御手段を備えており、該制御手段によって図8(a )に示すように、一般に横長にセットされた場合に縦横比が2:3となっている スライドフィルム画枠内のフィルム面38の横方向の長さL1を図8(b)に示 すように、例えば縦横比が3:4となっているテレビ画面39の横方向の長さL 2に適合させるように自動調整して、テレビ画面39上にフィルム面全体の映像 38’が映し出されるようになっている。 なお、オートスライドテレビには、例えば電動によるズームレンズ駆動手段が 接続されており(図示省略)、該ズームレンズ駆動手段をボタン操作等により駆 動させることで映像サイズを自在に調整できるようになっている。
【0004】 ところで、スライドフィルムマウント40を撮影位置にセットする場合、図9 に示すように横長又は縦長のいずれの向きにもセット可能であるが、スライドフ ィルムの映像サイズをテレビ画面表示用に調整する上記制御手段は、通常、上述 のように横長にセットされた場合を前提としてスライドフィルムマウント40の フィルム画枠内のフィルム面全体をテレビ画面39に写し出すようになっている 。このため、スライドフィルムマウント40を縦長にセットした場合には、上記 制御手段等により横長にセットした場合と同じ倍率で拡大するとテレビ画面39 に映し出される映像38’は、図10に示すように上下部分が切れてしまう。こ の場合に、スライドフィルム画枠内のフィルム面全体をテレビ画面に映し出すた めには、図11に示すようにスライドフィルム画枠内のフィルム面38の縦方向 の長さL3を、テレビ画面39の縦方向の長さL4に適合するように映像サイズ を調整する必要がある。 そこで、スライドフィルムマウントの向きが縦方向に変わるたびにテレビカメ ラのズームレンズ駆動手段をマニュアル操作で駆動してスライドフィルム画枠内 のフィルム面全体の映像サイズの調整を行っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、スライドフィルムマウントの向きが変わるたびにマニュアル操作でズ ーミングしてスライドフィルム画枠内のフィルム面全体の映像サイズを調整する のは煩雑である。特に、スライドフィルムマウントの向きを縦長と横長とを混在 させてマガジンにセットした場合には、スライドの無人自動連続映写ができず、 これでは、マガジン自動送り機構やフィルム自動送り機構を備えたオートスライ ドテレビのメリットが減殺されてしまう。
【0006】 そこで、本考案は、上記問題点に鑑みて、スライドフィルムマウントの縦横セ ット方向に関係なく、常にスライドフィルム画枠内のフィルム面全体をテレビ画 面に映し出すことができるように映像サイズを自動調整可能なオートスライドテ レビを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案によるオートスライドテレビは、テレビカメ ラをオートスライド映写装置本体部に備えたオートスライドテレビにおいて、ス ライドフィルム画枠の縦横セット方向を自動的に識別する手段と、前記縦横セッ ト方向自動識別手段による識別情報に応じて連動する映像サイズ自動調整手段と を備え、前記スライドフィルム画枠内のフィルム面全体をセットされた縦横の向 きを変えることなくテレビ画面に最大限の大きさに表示できるようにしたことを 特徴とするものである。
【0008】 また、本考案は、好ましくは、前記縦横セット方向自動識別手段が、スライド フィルムマウントを介した光を感知するように配設された受光素子を含んでいる ことを特徴とするものである。
【0009】 また、本考案は、好ましくは、前記縦横セット方向自動識別手段が、スライド フィルムマウントに塗布した磁性体を感知するように配設された磁気センサを含 んでいることを特徴とするものである。
【0010】 また、本考案は、好ましくは、前記映像サイズ自動調整手段が、ズームレンズ を駆動するズームレンズ駆動手段と、前記縦横セット方向自動識別手段により検 出された識別情報によりズームレンズの駆動方向及び駆動量を制御するズームレ ンズ駆動制御手段とによりなることを特徴とするものである。
【0011】 また、本考案は、好ましくは、前記ズームレンズ駆動制御手段が、通常のテレ ビ画面とワイドテレビ画面とに切り替え可能になっていることを特徴とするもの である。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態につき具体的に図示説明する。 図1は、本考案によるオートスライドテレビの一実施形態を示す要部の構成概 略図である。 オートスライドテレビには、オートスライド映写装置本体部1にテレビカメラ 2が備えられており、テレビカメラ2には、ズームレンズ21とCCD22が備 えられている。 オートスライド映写装置本体部1には、スライドフィルム画枠の縦横セット方 向を自動的に識別する手段として、例えば、反射形の光センサ等の光学素子3が 撮影位置(矢印Aの位置)あるいは、図示省略したマガジンと撮影位置との間に スライドフィルムマウント5に向けて備えられており、該光学素子3に備えられ た発光素子,受光素子(図示省略)によりスライドフィルムマウント5のスライ ドフィルム画枠5aに向けて光(又はパルス波)を出射すると共にその反射光( 又は反射せしめられたパルス波)を受光するようになっている。また、光学素子 3は、後述の電気回路6と接続されて出力波形が検出されるようになっており、 更に、スライドフィルム画枠5a内のフィルム面5bの向きが縦長と横長とによ って、例えば、図示省略したスライドフィルム移送機構等により前記マガジンか ら前記撮影位置に移動せしめられるスライドフィルムマウント5から反射された 光(又はパルス波)を感知したときの出力波形がそれぞれ図2(a),(b)に 示すように相違するような配置構成になっている。即ち、例えば、スライドフィ ルム画枠5aが光学素子3に面しているときはスライドフィルム画枠5aからの 反射光量が多くて波形が高く(Va )なり、スライドフィルム画枠5a内のフィ ルム面5bに光学素子3が面しているときは反射光量が少なくて波形が低く(V b )なって、縦横のフィルムのセット方向を識別することができるようになって いる。
【0013】 なお、光学素子3は、上述のような反射形光センサに限定されるものではなく 、例えば、受光素子のみを備えた透過形光センサであってもよい。この場合には 、例えば、スライド映写装置本体部1に設けられた照明光源等(図示省略)より 出射せしめられ、撮影位置にセットされたスライドフィルム画枠5a内のフィル ム面5bを透過する光を受光素子により感知するような構成となっている。また 、スライドフィルム画枠5aの縦横のセット方向を識別するために、例えば、図 3(a)乃至(d)に示すようにスライドフィルムマウント5に切欠部5cや透 過穴5d等の光透過手段、黒色印刷部5e等の光吸収手段、銀ホットスタンプ5 f等の光反射手段等を設けて、スライドフィルム画枠5aを透過或いは反射した 光を光センサ3によって、識別するようにしてもよい。更にまた、スライドフィ ルム画枠5aの縦横の向きを自動的に識別する手段として光学素子3の代わりに 磁気センサを用いてもよく、スライドフィルムマウント5の一部に磁性体を塗布 しておき、これを検出するようにしてもよい(図示省略)。なお、スライドフィ ルム画枠5a内のフィルム面5bを透過する光等を感知させるようにした場合、 フィルム面5bの撮影内容によって透過または反射する光量等が異なるため図2 に示すような所定時間内における受光量の変化の度合いで縦横のセット方向を識 別する必要があるが、上記のようにスライドフィルムマウント5の一部に識別子 を設けてこれを光学素子等で識別するようにすれば、上記のような受光量の変化 の度合いではなく受光等の有無のみで判断でき、一層精度の高い識別情報を簡単 に得ることができるので好ましい。
【0014】 また、オートスライド映写装置本体部1には、スライドフィルム画枠5aの縦 横の向きの自動識別手段により識別されたスライドフィルムマウント5の向きに 応じて連動する映像サイズ自動調整手段が備えられており、映像サイズ自動調整 手段には、ズームレンズ駆動手段と、ズームレンズ駆動制御手段とが備えられて いる。 ズームレンズ駆動手段は、図1に示すようにズームレンズ駆動モーター7と、 ズームレンズ駆動モーター7の出力軸に固着されたギア7aと、ギア7aに噛合 する中間ギア7bと、ズームレンズ21の外周面に備えられて中間ギア7bと噛 合するズーム環ギア7cとから構成されている。ズームレンズ駆動モーター7は 、正逆方向に回動可能になっており、また、後述の電気回路6に接続せしめられ て電気回路6中の信号変換手段により変換せしめられた電気信号及び後述のズー ムレンズ駆動制御手段により作動せしめられるようになっている。そして、ズー ムレンズ駆動モーター7の回動により、ギア7a,中間ギア7b,ズーム環ギア 7cを介してズームレンズ21中の一部のレンズを移動せしめてズームレンズ2 1をズーム動作させ、ズームレンズ21の倍率を変化させることが出来るように なっている。
【0015】 また、ズームレンズ駆動制御手段として、オートスライド映写装置本体部1に 電気回路6が備えられている。電気回路6は、光学素子3等のスライドフィルム 画枠の縦横の向きの自動識別手段と接続せしめられ、該自動識別手段が感知した スライドフィルム画枠の縦横の向きの情報を所定の電気信号に変換するようにな っている。電気回路6は、また、例えば図示省略したマイクロコンピュータ等の 制御手段を備えており、変換された所定の電気信号に基づいて、ズームレンズ駆 動モーター7の駆動方向及び駆動量を制御するようになっている。
【0016】 また、ズームレンズ駆動制御手段として、その一端に中間ギア7bを備えたス イッチレバー8が備えられている。スイッチレバー8は、その一端がスイッチ操 作部8aとして形成されており、他端に軸着された中間ギア7bの回動に追従し て回動せしめられるようになっている。また、ズームレンズ21の駆動制御手段 として、拡大方向へのズーミング限界を規制する拡大リミットスイッチ9と縮小 方向へのズーミング限界を規制する縮小リミットスイッチ10とが対向するよう にスイッチレバー8の回動方向に沿って配置されている。拡大及び縮小リミット スイッチ9,10は、それぞれリミットスイッチを動作(ON/OFF)させる スイッチ片9a,10aをそれぞれ横方向或いは縦方向にセットされたフィルム 面5b全体をテレビ画面に最大限の大きさで表示可能な映像サイズとなるような 位置までズームレンズ21がズーム動作せしめられたときにスイッチレバー8の スイッチ操作部8aの一側面に当接せしめられるようにして備えており、拡大リ ミットスイッチ9のスイッチ片9aが当接せしめられたときには横方向にセット されたフィルム面5bが、また、縮小リミットスイッチ10のスイッチ片10a が当接せしめらたときには縦方向にセットされたフィルム面5bが、それぞれテ レビ画面に最大限の大きさで映写可能にズーミングされるようにスイッチレバー 8の軌道上に配置されている。また、スイッチ片9a,10aは、リミットスイ ッチ9,10の内部に備えられたばね等の弾性部材等によりスイッチレバー8方 向に付勢されて備えられており、スイッチレバー操作部8aが当接したときに、 上記ばね等の付勢力に抗してリミットスイッチ9,10の内部に押動せしめられ て電気回路6を介してズームレンズ駆動モーター7の電源がOFFとなるような スイッチングをするように構成されている(図示省略)。 尚、リミットスイッチ9a,10aは、図1の配置に限定されるものではなく 互いの配置が図1と逆になっていてもよい。
【0017】 図4,図5は、本実施形態における電気回路6に接続されたマイクロコンピュ ータ等の制御手段による一制御例を示すフローチャートである。 先ず、オート操作のスイッチをONしたときは、図4に示すようにステップS 1でズームレンズ21の駆動位置をチェックし、リミットスイッチ9,10のス イッチ片9a,10aがいずれもスイッチレバー8のスイッチ操作部8aと当接 せしめられていない場合には、ステップS2乃至ステップS4で正逆いずれかの 方向にズームレンズ駆動モーター7を駆動し、スイッチレバー8のスイッチ操作 部8aをリミットスイッチ9(または10)のスイッチ片9a(または10a) のいずれか一方と当接せしめて、フィルム面5b全体がテレビ画面に映写可能な ようにズームレンズ21の初期位置を調整するようになっている。
【0018】 次に、スライドフィルムを映写するときには、図5に示すように、先ずステッ プ11で、光学素子3等が感知した識別情報を電気信号に変換しスライドフィル ムマウント5の縦横セット方向を検出し、次にステップ12,13,13’で、 スイッチレバー8のスイッチ操作部8aと検出された縦横方向に対応するリミッ トスイッチ9,10のスイッチ片9a,10aとの当接状態をチェックし、前記 リミットスイッチ9(または10)のスイッチ片9a(または10a)がスイッ チレバー8のスイッチ操作部8aと当接状態にあるときは、そのまま制御処理を 終了するようになっている。前記リミットスイッチ9(または10)のスイッチ 片9a(または10a)がスイッチレバー8のスイッチ操作部8aと当接状態に ないときは、ステップ14,14’で、ズームレンズ21のズーム動作方向を検 出し、ステップ15,15’で、検出したズーム動作方向にズームレンズ駆動モ ーター7を駆動させ、次に、ステップ16,16’で、スイッチレバー8のスイ ッチ操作部8aと前記リミットスイッチ9,10のスイッチ片9a,10aとの 当接状態をチェックし、スイッチレバー8のスイッチ操作部8aが前記リミット スイッチ9(または10)のスイッチ片9a(または10a)と当接したときに 、ステップ17,17’でズームレンズ駆動モーター7の駆動を停止させて制御 処理を終了するようになっている。なお、上記制御処理の後にオートスライドテ レビの照明光源をONにしてテレビ画面にスライドフィルム面全体の像を映写可 能となるように制御しておけば、テレビ画面には、サイズを調整中の映像が映し 出されずに済むので好ましい。
【0019】 なお、スイッチレバー8とリミットスイッチ9(または10)は、オート操作 からマニュアル操作に切り替えてズームレンズ21を駆動したときは、例えば図 6に示すように、リミットスイッチ9(または10)のスイッチ片9a(または 10a)のいずれか一方にスイッチレバー8のスイッチ操作部8aが当接したと きスイッチ片9a(または10a)がリミットスイッチ9(または10)内部に 押圧された後、更に拡大或いは縮小方向にズームレンズ21がズーム動作せしめ られ得るような構成になっている。また、マニュアル操作時には、上記マイクロ コンピュータ等の制御手段は作動しないようになっている。
【0020】 なお、ズームレンズ駆動制御手段は、本実施形態に限定されるものではなく例 えば、スイッチレバー8等を介在させずに直接ズーム環21aにレバー等(図示 省略)を設けてこれをリミットスイッチ9(または10)のスイッチ片9a(ま たは10a)のいずれか一方に当接せしめるようにしてもよい。また、リミット スイッチ9(または10)のスイッチ片9a(または10a)にスイッチレバー 8のスイッチ操作部8a等を接触させるような機械的制御のかわりに、例えば、 ズーム環ギア7cの一歯ごとにピン等を設けると共にそのピン等の軌道の上方或 いは下方に光学素子等を配設して、ズーム環ギア7cの回転により該光学素子の 受光面等を通過するピンの数をカウントし、所定量に達したときにズームレンズ 駆動モーター7の駆動を止めるようにした光学的な制御であってもよい。
【0021】 また、本実施形態のオートスライドテレビを、上述のように縦横比が3:4と なっている通常のテレビ画面の他に縦横比が9:16となっているようなワイド テレビ画面に対応させることが可能であればより一層利用範囲が拡がるので好ま しい。この場合には、例えば、本実施形態で示すようなリミットスイッチ9,1 0に加えて、該リミットスイッチ9,10と略同様の構成をしたワイドテレビ画 面用の拡大,縮小リミットスイッチをスイッチレバー8の軌道上に当接可能に配 置すると共に、上記マイクロコンピュータ等による標準画面制御とワイドテレビ 画面制御とをボタン操作等で切り替え可能にしておけばよい(図示省略)。また 、このとき、通常のテレビ画面とワイドテレビ画面との切り替えに合わせて通常 のテレビ画面用のリミットスイッチ9,10と、ワイドテレビ画面用のリミット スイッチとのいずれか一方のみが反応するようにコンピュータ制御しておけばよ い。
【0022】 なお、本実施の形態におけるオートスライドテレビは、図示省略した公知のマ ガジン移動機構及びスライドフィルム移送機構等を備えており、スライドフィル ムを自動的に投影位置にセットすると共にマガジンを移動させて所望のコマを投 影可能になっている。
【0023】 本実施形態の構成によれば、例えば、スライドフィルムマウント5が映写位置 にセットされたとき、又は、図示省略したマガジンから映写位置にセットされる ときに、装置の照明光源より出射しスライドフィルムマウント5を照射し透過せ しめられた光、又は、光学素子3の発光素子よりスライドフィルムマウント5に 向けて出射し反射せしめられた光が光学素子3により受光せしめられる。このと き、図2に示すように、スライドフィルムマウント5の向きが縦長か横長かで光 学素子3の受光量が異なるので、それにより検出せしめられる出力波形も異なる 。光学素子3により感知せしめられた光情報は、電気回路6に備えられたマイク ロコンピュータ等の制御手段により電気信号に変換せしめられて縦横のセット方 向が検出される。
【0024】 縦横のセット方向が検出されると、ズームレンズ21の駆動が必要な場合は、 装置の照明光源がOFFとなり、ズームレンズ駆動モーター7が所定の回動方向 に回動せしめられる。ズームレンズ駆動モーター7が回動せしめられるとギア7 a,中間ギア7b,ズーム環ギア7c等を介して、ズームレンズ21が所定方向 にズーム動作せしめられ、CCD22上に結像せしめられるべき映像が拡大また は縮小せしめられる。また、このとき、スイッチレバー8はギア7aを介して中 間ギア7bと同軸に所定量回動せしめられた後にリミットスイッチ9(または1 0)に備えられたスイッチ片9a(または10a)のいずれか一方に当接する。 スイッチ片9a(または10a)がスイッチレバー8のスイッチ操作部8aに当 接せしめられると、上記ばね等の付勢力に抗してリミットスイッチ9(または1 0)の内側に押圧される。スイッチ片9a(または10a)がリミットスイッチ 9(または10)の内側に押圧されるとリミットスイッチ9(または10)と接 続する電気回路6におけるズームレンズ駆動モーター7用の電源回路がOFFさ れてズームレンズ駆動モーター7の回動が停止せしめられる。ズームレンズ駆動 モーター7の回動が停止せしめられたときに装置の照明光源がONとなりスライ ドフィルムマウント5内側のフィルム面5a全体の映像がCCD22を介して適 合サイズに調整された状態でテレビに映写可能となる。
【0025】 なお、次のスライドフィルムマウント5が同じ縦横の向きにセットされている 場合には、該スライドフィルムマウント5を映写時に、光学素子3からの縦横セ ット方向識別情報は、電気回路6を経て電気信号に変換せしめられて検出される が、このときスイッチレバー8は同じ縦横側のスイッチ片9a(または10a) と当接した状態にあるので、ズームレンズ駆動モーター7用の電源はOFF状態 のまま保たれ、ズームレンズ駆動モーター7を回動せしめることはない。一方、 次のスライドフィルムマウント5が異なる縦横の向きにセットされている場合に は、該スライドフィルムマウント5を映写時に、光学素子3,電気回路6を経て 縦横セット方向識別情報が検出される。このときスイッチレバー8のスイッチ操 作部8aは異なる縦横側のスイッチ片9a(または10a)と当接した状態にあ るが、同じ縦横側のスイッチ片9a(または10a)と当接していないので、ズ ームレンズ21は、所定の駆動方向及び駆動量を制御せしめられて上述と反対方 向にズーム動作せしめられる。
【0026】 従って、本実施形態によれば、セットされたフィルムマウントの縦長,横長の 向きにかかわらず常にフィルム面全体がテレビ画面に映写可能となる。 また、このときオートスライド映写装置本体部の送り機構にインターバルタイ マーを備えれば、常にフィルム面全体がテレビ画面に映写されるような状態での 無人連続映写が可能となる。 なお、本実施形態に用いられた機構を解除可能に備えれば、フィルム画面をユ ーザーが任意の大きさに調整して映写することもできるので、利用範囲がより一 層拡大する。
【0027】
【考案の効果】
以上、本考案によるオートスライドテレビによれば、スライドフィルムマウン トの縦横セット方向に関係なく常にスライドフィルム画枠内のフィルム面全体を テレビに自動的に映像サイズを調整して映し出すことができるので、オート機能 としての操作性が向上する。特に、縦横混在のスライドフィルムの無人連続映写 が可能となる点においてその実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるオートスライドテレビの一実施形
態を示す要部概略構成図である。
【図2】横方向及び縦方向にスライドマウントをセット
した場合に光学素子によって検出される受光量の変化を
例示する図である。
【図3】光学素子によりセット方向が検出されるべきス
ライドフィルムマウントに縦横セット位置識別子を設け
た場合を例示する図である。
【図4】図1の実施形態における電気回路に接続された
制御手段による初期制御を例示するフローチャートであ
る。
【図5】図1の実施形態における電気回路に接続された
制御手段によるズーム駆動制御を示すフローチャートで
ある。
【図6】図1の実施形態におけるリミットスイッチ及び
スイッチ片とスイッチレバー及びスイッチ操作部の配置
構成を示す図である。
【図7】一般的な、オートスライドテレビの光学的配置
を示す模式図である。
【図8】横方向にセットされたスライドマウントのフィ
ルム面をフィルム面全体が最大に表示可能な倍率でテレ
ビ画面に映写した場合のテレビ画面のサイズとフィルム
面の映像サイズとの関係を示す図である。
【図9】スライドフィルムマウントのセット態様を示す
図である。
【図10】縦方向にセットされたスライドマウントのフ
ィルム面を上記横方向にセットされた場合と同倍率でテ
レビ画面に映写した場合のテレビ画面のサイズとフィル
ム面の映像サイズとの関係を示す図である。
【図11】縦方向にセットされたスライドマウントのフ
ィルム面をフィルム面全体が最大に表示可能な倍率でテ
レビ画面に映写した場合のテレビ画面のサイズとフィル
ム面の映像サイズとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 オートスライド映写装置本体部 2,35 テレビカメラ 21,36 ズームレンズ 21a ズーム環 22,37 CCD 3 光学素子 5,40 スライドフィルムマウント 5a スライドフィルム画枠 5b フィルム面 6 電気回路 7 ズームレンズ駆動モーター 7a ギア 7b 中間ギア 7c ズーム環ギア 8 スイッチレバー 8a スイッチ操作部 9,10 リミットスイッチ 9a,10a スイッチ片 31 照明光源 32 反射部材 33 拡散板 34 スライドフィルム

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラをオートスライド映写装置
    本体部に備えたオートスライドテレビにおいて、 スライドフィルム画枠の縦横セット方向を自動的に識別
    する手段と、 前記縦横セット方向自動識別手段による識別情報に応じ
    て連動する映像サイズ自動調整手段とを備え、 前記スライドフィルム画枠内のフィルム面全体をセット
    された縦横の向きを変えることなくテレビ画面に最大限
    の大きさに表示できるようにしたことを特徴とするオー
    トスライドテレビ。
  2. 【請求項2】 前記縦横セット方向自動識別手段が、ス
    ライドフィルムマウントを介した光を感知するように配
    設された受光素子を含んでいることを特徴とする請求項
    1に記載のオートスライドテレビ。
  3. 【請求項3】 前記縦横セット方向自動識別手段が、ス
    ライドフィルムマウントに塗布した磁性体を感知するよ
    うに配設された磁気センサを含んでいることを特徴とす
    る請求項1に記載のオートスライドテレビ。
  4. 【請求項4】 前記映像サイズ自動調整手段が、ズーム
    レンズを駆動するズームレンズ駆動手段と、 前記縦横セット方向自動識別手段により検出された識別
    情報によりズームレンズの駆動方向及び駆動量を制御す
    るズームレンズ駆動制御手段とによりなることを特徴と
    する請求項1乃至3に記載のオートスライドテレビ。
  5. 【請求項5】 前記ズームレンズ駆動制御手段が、通常
    のテレビ画面とワイドテレビ画面とに切り替え可能にな
    っていることを特徴とする請求項4に記載のオートスラ
    イドテレビ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138107U (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 黒田精工株式会社 シリンダ装置

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JPH04138107U (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 黒田精工株式会社 シリンダ装置

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