JP3024967B1 - 溶融亜鉛めっき方法および亜鉛めっき材料 - Google Patents

溶融亜鉛めっき方法および亜鉛めっき材料

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Abstract

【要約】 【課題】 めっき層の結晶粒を微細化し、鱗片状の部分
剥離の発生を抑制してめっき層の耐食性と塗装性を向上
させる。 【解決手段】 純度99.7重量%以上の高純度亜鉛浴
に鉄または鉄合金材料を浸漬して一段目の溶融亜鉛めっ
きを行い、次いで材料を、重量比でAl:4.0〜1
0.0%、Cu:0.1〜0.5%、Mg:0.1〜
1.0%、Si:100〜1000ppm含有する亜鉛
ベースの合金浴に浸漬して二段目の溶融亜鉛めっきを行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウムを含
有する亜鉛浴を用いた溶融亜鉛めっき方法とこれによっ
て得られる亜鉛めっき材料に係り、特に、めっき皮膜層
の凝固時に形成する組織を微細化してめっき層の耐食性
の強化とめっき表面の鱗片状の部分剥離を防止するとと
もに、塗装時には塗料と良好な密着性を確保する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムは耐食性が高いことから、
従来より、建材などの鉄鋼材料のめっきには、アルミニ
ウムを含む亜鉛浴が用いられている。本出願人の提案に
係る特公平4−19299号公報では、アルミニウムを
含む亜鉛浴ではめっきが良好に行われないという問題を
解決するために、一段目の溶融亜鉛めっきを高純度亜鉛
浴で行い、二段目の溶融亜鉛めっきをアルミニウムが4
〜8%添加された亜鉛浴で行う溶融亜鉛めっき方法を提
案している。
【0003】また、特開平7−207421号公報で
は、二段目の溶融亜鉛めっきをアルミニウムおよびマグ
ネシウムを含む亜鉛浴で行うことにより、金属間化合物
の成長を抑制するとともに均質なめっき層を得る技術が
開示されている。また、特開昭57−35672号公報
では、二段目の溶融亜鉛めっきを、アルミニウムと、
銅、チタン、マグネシウムおよびジルコニウムの少なく
とも1種以上を含む亜鉛浴で行うことにより、さらに耐
食性を高める技術が開示されている。
【0004】以上のような溶融亜鉛めっき方法では、め
っき皮膜層表面および合金層を含むめっき層全体に耐食
性の高い亜鉛−アルミニウム合金層が形成されるので、
塩水噴霧試験(Salt Shower Test、以下、SSTと称す
る)において赤錆発生までの時間が5000時間以上と
なり、鋼材の通常の溶融亜鉛めっきとは比較にならない
優れた耐食性を示すことが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記溶
融亜鉛めっき方法では、SSTのような特殊な試験でも
赤錆は発生し難いものの、めっき層が部分的に鱗片状に
剥離する腐食減量が発生する場合がある。なお、この場
合でも赤錆は発生していない。このため、めっき製品に
塗装を施すと、剥離した部分が浮き出たり、それととも
に塗装が剥がれるという問題があった(図1(B)参
照)。本発明者等は、そのような現象が生じる理由を検
討した結果、図4(E)に示すように、従来のアルミニ
ウムを添加した亜鉛浴で行う溶融亜鉛めっき法では、め
っき皮膜層の結晶粒が粗大化しており、また凝固時に結
晶粒界に沿って発生した微細な収縮亀裂を伝わって腐食
が部分的にめっき層内部へ浸透することが判った。ま
た、めっき金属が凝固する際に、めっき層の表面からそ
の深さの方向にめっき層の厚さの50%以上に達する収
縮亀裂が発生していることが判った(図2参照)。
【0006】また、上記のような二段の溶融亜鉛めっき
方法では、一段目のめっきで形成された鉄−亜鉛合金が
二段目のめっきで浴中に脱落し、ドロスと呼ばれる滞留
物が生じるという問題があった。このドロスは、めっき
浴を汚染するとともに製品に付着して外観を損なう原因
となるため、めっき浴からドロスを掻き取ったり、めっ
き製品の表面仕上といった作業が必要となり、製造コス
トが割高になっていた。
【0007】よって、本発明は上記従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、めっき皮膜層の結晶粒
組織を微細化することにより、上記したようなめっき層
に発生する孔等の深さを抑制し、めっき製品の耐食性ひ
いてはその塗装製品の寿命を延長するとともに、二段目
のめっき浴でのドロスの発生を抑制して製造コストを低
減することができる溶融亜鉛めっき方法および亜鉛めっ
き材料を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融亜鉛めっき
方法は、純度99.7重量%以上の高純度亜鉛浴に鉄ま
たは鉄合金材料を浸漬して一段目の溶融亜鉛めっきを行
い、次いで材料を、重量比でAl:4.0〜10.0
%、Cu:0.1〜0.5%、Mg:0.1〜1.0
%、Si:100〜1000ppm含有する亜鉛ベース
の合金浴に浸漬して二段目の溶融亜鉛めっきを行うこと
特徴としている。以下、上記数値限定の根拠を本発明の
作用とともに説明する。なお、以下の説明で「%」は
「重量%」を意味するものとする。
【0009】純度99.7%以上の高純度亜鉛として
は、蒸留亜鉛、電気亜鉛または最純亜鉛を用いることが
できる。また、一段目の亜鉛浴には、80ppm以下の
Alを含有させると良い。このような微量のAlの添加
により、亜鉛が材料の地肌に均一に付着するとともに、
二段目の溶融亜鉛めっきで生成される亜鉛−アルミニウ
ム合金への鉄の拡散が抑制される。
【0010】Al:Alは亜鉛めっき層の耐食性を向上
させるために不可欠な元素であり、必要な耐食性を得る
ためには、亜鉛浴に4.0%以上含有させる必要があ
る。また、Alの含有量が10.0%を超えると、亜鉛
浴の溶融温度が高くなって製造コストの増大やドロスの
発生の増加等の好ましくない結果が生じる。よって、A
lの含有量は4.0〜10.0%とした。しかしなが
ら、Alを含有するだけでは、めっき皮膜層が凝固する
際に生じる深い収縮孔等の発生を防止することができな
い。そこで、本発明では、Alに加えてSi、Cuおよ
びMgを適量添加することで結晶粒の微細化を達成し
た。
【0011】Si:本出願人は、特公昭62−1861
8号公報において、亜鉛浴中のAl濃度を均一にするた
めにSiを亜鉛浴に10〜100ppm含有させてい
る。本発明者等は、めっき皮膜層の結晶粒組織を微細化
するという異なる目的でSiに注目した。図3(A)に
本発明の溶融亜鉛めっき方法でめっきした材料のめっき
層の表面組織を示す。本発明では、Siを適量添加した
結果、めっき表面に微細な組織が均一に分布するように
なった。このため、図3(E)に示すような収縮亀裂の
発生を阻止し、耐食性と塗装性を大幅に向上させること
ができる。ここで、図3は以下の成分を含む二段目の亜
鉛浴中でめっきをした表面組織を示す図であって、
(A)は5.8%Al、0.57%Mg、0.19%C
u、0.04%Si、(B)は6.2%Al、0.47
%Mg、0.21%Cu、(C)は6.0%Al、0.
43%Mg、0.03%Si、(D)は6.0%Al、
0.47%Mg、(E)は7.0%Alである。
【0012】なお、めっき浴中にSiを添加しない場合
(図3(B),(D))とCuを添加しない場合(図3
(C))では、いずれも材料表面は微細化するものの分
布が均一でないことから、組織の微細化と均一分布はS
iとCuの相乗効果によるものと考えられる。また、図
4に示すように、表面粗さ計で測定した結果からも、S
iとCuを共に添加した場合にのみ微細な凹凸が均一に
発生していることが判る。なお、図4は図3に示す各材
料表面を表面粗さ計で測定したときのチャートである。
Siの含有量は、100ppm未満では結晶粒微細化の
効果を得ることができない。また、Siの浴中の飽和溶
解度は1000ppm以下である。よって、Siの含有
量は100〜1000ppmとした。特に、Siの含有
量は430〜680ppmの範囲が好適である。
【0013】Cu:Cuはα−Al等が発生した場合で
あっても局部電池の形成を均一化でき、この結果腐食防
止に寄与するが、本発明では、Siとの相乗効果により
めっき表面に微細な組織を均一に分布させる働きをす
る。Cuの含有量が0.1%未満では、そのような効果
を得ることができない。逆に0.5%を超えて含有して
もそれ以上の局部電池の形成を抑制する効果は期待でき
ない。よって、Cuの含有量は0.1〜0.5%とし
た。
【0014】Mg:Mgは粒間腐食を防止する元素であ
るが、本発明ではSiとともに等軸晶生成の核となって
結晶粒の微細化にも寄与するとともに、冷却過程の凝固
で生じる収縮孔の深さを抑制する。Mgの含有量が0.
1%未満では、そのような効果を得ることができない。
逆に1.0%を越えて含有しても組織の微細化には変化
は無くより以上の効果は期待できないばかりでなく、浴
内の酸化物の増大を招くとともに原料コスト上の無駄が
多くなる。よって、Mgの含有量は0.1〜1.0%と
した。なお、本方法によるめっきにおいては、一段目の
めっきの後直ちに二段目のめっきを行っても、亜鉛浴に
Alのみ添加した場合に比べドロスがあまり発生しな
い。これは、本方法のめっき浴中のSiがめっき界面近
傍に濃縮し、鋼材中のFeが外部へ拡散するのを防止す
るためと考えられる(図5参照)。また、SiやMg等
の軽金属がFe−Al化合物と結びつくことで、より比
重の軽い化合物形態をつくり、めっき浴表層に浮上しや
すくしていると考えられる。
【0015】二段目の溶融亜鉛めっきに用いる亜鉛ベー
スの合金浴においては、高純度亜鉛にAl鋳物合金を添
加することにより、当該合金浴に亜鉛以外の元素を含有
させることができる。Al鋳物合金としては、重量比で
Cu:2.0〜4.0%、Mg:0.5〜1.5%、S
i:8.5〜10.5%、Ti:1〜20ppm、残
部:Alおよび不可避的不純物からなる組成のものを使
用することができる。この場合、Tiを1〜20ppm
含有しているので、結晶粒の微細化にさらに好適であ
る。
【0016】さらに、二段目の溶融亜鉛めっきの後に材
料を60〜90℃の温水で冷却することが望ましい。二
段目のめっき後に材料を温水中で冷却することにより、
めっき層の温度勾配が緩慢となり、材料温度とめっき表
面温度の落差が小さくなり、凝固時に形成する収縮孔や
凹凸さらには粒界割れ等を抑制できる。しかし、材料を
冷水で冷却すると、材料温度とめっき表面層とに温度落
差が生じ、急激な収縮による歪でめっき層内に割れ等が
発生する要因となる。なお、一段目の浴温度は、430
〜460℃、浸漬時間は0.5〜2分、材料の引き上げ
速度は5〜8m/分が望ましい。また、二段目の浴温度
は、420〜460℃、浸漬時間は0.5〜1分、材料
の引き上げ速度は0.5〜3.5m/分が望ましい。
【0017】次に、本発明の亜鉛めっき材料は、鉄また
は鉄合金材料の表面に、亜鉛を主体とする合金めっき層
を被覆した亜鉛めっき材料において、合金めっき層にお
ける鉄または鉄合金材料の表面から20μmの範囲の合
金元素の濃度が、重量比でAl:20〜50%、Si:
1〜5%、Cu:0.1〜1.0%、Mg:0.1〜
1.0%、残部:Znおよび不可避的不純物であること
を特徴としている。この亜鉛めっき材料は、上記した溶
融亜鉛めっき方法によって得ることができる。
【0018】
【実施例】次に、具体的な実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。 1.試料の作製A.実施例1 SS41鋼材試料を温度80℃のアルカリ浴に30分浸
漬して脱脂を行った後に湯洗し、次に、塩酸10%溶液
(常温)に30分浸漬することによって錆を除去した。
次いで、試料をZnCl−NHClの溶液に30秒
浸漬し、塩化物のコーティングを施すことで母材の酸化
防止を行い、Alを60ppm含有する450℃の最純
亜鉛浴に1分間浸漬した。次いで、試料を引き上げ、最
純亜鉛にAl鋳物合金を添加してAl濃度を5.7重量
%とした420℃の浴に1分間浸漬し、引上げ後の試料
を80℃の温水で冷却した。なお、Al鋳物合金の添加
により、二段目の浴中には、Cu:0.19〜0.20
重量%、Mg:0.51重量%、Si:0.04重量
%、Ti:0.002重量%が含まれている。
【0019】B.実施例2 二段目の浴の成分をAl:7.2重量%、Cu:0.2
6重量%、Mg:0.56重量%、Si:0.064重
量%、Ti:0.0025重量%とした以外は上記実施
例1と同様にして溶融亜鉛めっきを行った。
【0020】比較例 比較のために、二段目の浴として最純亜鉛に5.7重量
%のAlを添加したものを用いたことと、めっき後に徐
冷した以外は上記実施例1と同様にして溶融亜鉛めっき
を行った。
【0021】2.評価 以上の溶融亜鉛めっきにおいて、実施例1,2ではドロ
スの発生は見られなかったが、比較例では発生した。ま
た、実施例1の試料のめっき断面をX線マイクロアナラ
イザで分析し、鋼材の地肌からめっき層側へ入った複数
箇所での元素含有量を定量分析した。その結果を表1に
示す。なお、表1における測定位置は、地肌からめっき
層側へ2μm間隔離間した箇所である。表1より、実施
例では地肌から深さ10μmの位置でSi濃度が4.6
重量%で最も高くなっており、その位置の周辺でもSi
濃度が高いことが判る。
【0022】
【表1】
【0023】次に、実施例1と比較例の試料のめっき層
をレーザー顕微鏡で観察し、めっき層表面からの亀裂の
深さと個数を数えた。その結果を図2に示す。図2に示
すように、実施例1では、20μm以下の深さの亀裂が
殆どであり、Si等の合金元素による結晶の微細化の効
果が顕著に現れている。これに対して、比較例では、4
0〜60μmの深さの亀裂が殆どであり、腐食が内部へ
と進行し易いことが想定できる。
【0024】3.耐食性試験 実施例1,2と比較例のパイプ形状の試料についてSS
Tを行ったところ、実施例1,2、比較例とも4600
時間では赤錆の発生は見られなかった。しかしながら、
各試料の表面状態を観察したところ、実施例1,2では
図1(A)に示すようにめっき層の表層部の剥離は生じ
なかった。一方、比較例では、図1(B)に示すように
表層部での鱗片状の剥離が所々発生していた。
【0025】なお、実施例2では、浴のAl濃度が7.
2重量%と比較的高いので、めっき浴からのAlの持ち
出しによる減少に対して安定した操業を行うことができ
るものと思われる。したがって、めっき操業中にAl合
金鋳物の補充が遅れても、品質への影響は少ないものと
考えられる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
二段目の亜鉛浴に適量のSi、CuおよびMgを含有さ
せているので、結晶粒が微細化して表層部における鱗片
状の部分剥離の発生を防止することができ、また、表面
に微細な組織が均一に分散するので、耐食性と塗装性を
大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 塩水噴霧試験を行った試料の状態を示す図で
あり、(A)は実施例、(B)は比較例を示す。
【図2】 亀裂のめっき層表面からの深さと亀裂の数と
の関係を示す線図である。
【図3】 各種めっき層の表面組織を示す図である。
【図4】 各種めっき層の表面粗さを示す線図である。
【図5】 Si添加によるFeの溶出防止効果を示す線
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 敏夫 北海道札幌市北区新琴似1条9丁目7番 8号 (72)発明者 田中 順一 北海道札幌市北区篠路9条4丁目2番15 号 (72)発明者 益田 雄策 茨城県日立市白銀町1丁目1番2号 日 鉱金属株式会社日立工場技術開発センタ ー内 (72)発明者 副 浩二 茨城県日立市白銀町1丁目1番2号 日 鉱金属株式会社日立工場技術開発センタ ー内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 純度99.7重量%以上の高純度亜鉛浴
    に鉄または鉄合金材料を浸漬して一段目の溶融亜鉛めっ
    きを行い、次いで上記材料を、重量比でAl:4.0〜
    10.0%、Cu:0.1〜0.5%、Mg:0.1〜
    1.0%、Si:100〜1000ppm含有する亜鉛
    ベースの合金浴に浸漬して二段目の溶融亜鉛めっきを行
    うことを特徴とする溶融亜鉛めっき方法。
  2. 【請求項2】 前記亜鉛以外の元素は、高純度亜鉛にA
    l鋳物合金を添加することにより前記亜鉛ベースの合金
    に含有されていることを特徴とする請求項1に記載の
    溶融亜鉛めっき方法。
  3. 【請求項3】 前記Al鋳物合金は、重量比でCu:
    2.0〜4.0%、Mg:0.5〜1.5%、Si:
    8.5〜10.5%、Ti:1〜20ppm、残部:A
    lおよび不可避的不純物からなることを特徴とする請求
    項2に記載の溶融亜鉛めっき方法。
  4. 【請求項4】 前記二段目の溶融亜鉛めっきの後に、
    記材料を60〜90℃の温水で冷却することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき方
    法。
  5. 【請求項5】 鉄または鉄合金材料の表面に、亜鉛を主
    体とする合金めっき層を被覆した亜鉛めっき材料におい
    て、上記合金めっき層における上記鉄または鉄合金材料の表
    面から20μmの 範囲の合金元素の濃度が、重量比でA
    l:20〜50%、Si:1〜5%、Cu:0.1〜
    1.0%、Mg:0.1〜1.0%、残部:Znおよび
    不可避的不純物であることを特徴とする亜鉛めっき材
    料。
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