JP3024663B2 - インパクトドットプリンタ - Google Patents

インパクトドットプリンタ

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JP3024663B2
JP3024663B2 JP4164947A JP16494792A JP3024663B2 JP 3024663 B2 JP3024663 B2 JP 3024663B2 JP 4164947 A JP4164947 A JP 4164947A JP 16494792 A JP16494792 A JP 16494792A JP 3024663 B2 JP3024663 B2 JP 3024663B2
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尚 淺田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/23Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of impact or pressure on a printing material or impression-transfer material using print wires
    • B41J2/235Print head assemblies
    • B41J2/265Guides for print wires

Landscapes

  • Impact Printers (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトドットプリ
ンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトドットプリンタとして
は、例えば特開平3ー7351号公報に記載されている
ものが知られている。そこで開示されているものは図1
4に示すようにインク、インクリボンかす、印字媒体の
かす等の微粉が、先端ガイド17のガイド穴21より進
入し、印字ワイヤ15の摺動性を悪化させたり、印字ワ
イヤ15とガイド穴21が摩耗することを防ぐために、
先端ガイド17の裏に適度の調度を有する潤滑油18を
注入して微粉の進入を防いでいるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年インパクトドット
プリンタの動向として、葉書やラベルと言った多種多様
な印字用紙に印刷できる性能に対する要求が高まってお
り、その結果、印字用紙を曲げない用紙搬送経路を設け
ることにより紙送り能力を向上させた印字紙水平方向挿
入型インパクトプリンタが増加してきている。これは、
図15(a)に示す様に従来のインパクトドットプリン
タではヘッド6が、水平状態に取り付けられていたのに
対し、図15(b)に示す様に印字用紙を水平に位置せ
しめる関係からヘッド6が垂直下向きに取り付けられる
プリンタが増えていることを意味する。
【0004】図14に示すようにヘッドの印字ワイヤ1
5先端近傍の従来構造に於ては、インクリボン3は印字
ワイヤ15の先端と直接接し、先端ガイド17の表面1
7aとは、待機状態に置ける印字ワイヤ15の先端ガイ
ド17表面17aからの突出量である0.01mm程度
の近接した距離関係となる事が一般的である。しかしな
がらこの状態にて、長時間図15(b)に示す様に下向
きで放置した場合、潤滑油18が重力の作用でガイド穴
21及び先端ガイド17とノーズ16の間から流出して
くる。その結果、潤滑油18がインクリボン3に転写
し、図16に示すように、その転写部110では潤滑油
18がインク成分をはじくことによりインク成分がなく
なり、転写部110に対して、印字ワイヤ15を突出さ
せる印字動作をおこなってもドット痕を形成できず図1
7に示すaのごとき印字不良を引き起こしてしまう。ま
た図15(a)の様なヘッド6を水平に取り付ける構造
のプリンタに於いても、先端ガイド17に注入する潤滑
油18の油量及び調度管理が不十分で、調度が小さかっ
たり油量が多すぎた場合、潤滑油18がガイド穴21か
ら流出して、図17に示すaのごとき同様の印字不良を
引き起こしていた。
【0005】従って従来技術に於いては、ヘッド6を水
平に取り付ける場合でも、ヘッド6の先端ガイド17へ
の潤滑油18の注油に際し、厳密な調度及び油量管理を
行う必要から、コストアップの要因をかかえていた。さ
らにヘッド6を下向きに取り付ける場合は、印字不良を
防ぐ必要上、先端ガイド17に注油する事ができず、結
果として先端ガイド17のガイド穴摩耗による印字品質
の低下や、インク・紙粉・リボン生布屑のガイド穴侵入
による印字ワイヤ摺動抵抗の増大に伴う印字品質の低下
や印字ワイヤのリボン引掛けなど、著しく信頼性・耐久
性を損なっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
ガイド穴から洩出する潤滑油をインクリボンに接触させ
ることのない新たなインパクトドットプリンタを提供す
ることにある。
【0007】また、本発明の他の目的とするところは、
ワイヤガイド部材からの潤滑油の洩出を抑えることので
きる新たなインパクトドットプリンタを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するためのインパクトドットプリンタとし
て、ノーズ先端に設けたワイヤガイド部材の背面に、印
字ワイヤとガイド穴との間の摩擦を軽減する潤滑油を貯
留させる形式のインパクトドットプリンタにおいて、こ
のワイヤガイド部材のインクリボンと対向する面に、ガ
イド穴の開口端とインクリボンとの間に、潤滑油がイン
クリボンに接触しない程度の間隙を形成し得る高さの突
部をガイド穴を取囲むようにしてそれらの外側に一体的
に形成したのもであり、また、突部とガイド穴との間の
距離を、待機状態における印字ワイヤの先端と突部の頂
面との距離の150倍程度となしたものであり、さら
に、ワイヤガイド部材の一部に、ガイド保持部材との間
の気密を保つ部分を設けるようにしたものである。
【0009】また、先端ガイドの印字ワイヤ突出側表面
上に設けた凸部とガイド穴の端部間の距離を待機状態に
置ける印字ワイヤの先端ガイド表面からの突出量の15
0倍以内としたことを特徴とする。
【0010】また、先端ガイドとこの先端ガイドを保持
するガイド保持部材の間から潤滑油が染みだすことを防
ぐ手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0012】図1は本発明のインパクトドットプリンタ
のメカニカルな部分の概略平面図であり図2は概略正面
図である。
【0013】このインパクトドットプリンタでは桁方向
に移動可能に支持されたキャリッジ1上に搭載されたヘ
ッド6によりプラテン2とインクリボン3との間に配置
された印字用紙4に対してキャリッジ1を桁方向に移動
しながらドット印字し、所望の文字,図形等が印刷され
る。底板5の上に設置されたコネクタ7とヘッド6はフ
レキシブルプリントケーブル8により接続され、ヘッド
駆動回路とヘッド6は電気的に接合されている。底板5
の上に設けられたフォトカプラ9はキャリッジ1の下に
設けられているフィン10の存在の有無を検知すること
でキャリッジ1のホームポジションを、検出する機能を
持っている。キャリッジ1はキャリッジ駆動モータ11
により駆動ベルト12を介して図1,図2の横方向に往
復駆動される。この時、キャリッジ駆動モータ11に取
り付けたエンコーダ13がキャリッジ1の位置を検出す
る信号を発生し、この信号を元に基準印字タイミング信
号が作られる。
【0014】図3に、図1のAーA断面である本発明第
1実施例の印字機構部側断面図を示す。まず図3により
インパクトドット型ヘッドの基本印字動作及び部品の基
本構成を説明する。印字時に於ては、電磁石14に適宜
通電を行う。これにより生じる磁気吸引力Fによって印
字ワイヤ15は矢印C方向に適宜突出する。印字ワイヤ
15は1つ以上のガイドにより支持されており、特に印
字ワイヤ15の先端部は、ガイド保持部材としての機能
を有するノーズ16により保持された先端ガイド17に
よって支持されている。また先端ガイド17の背面部に
は注油された潤滑油18が位置している。潤滑油18の
成分としては、例えばナフテン油,パラフィン油,オレ
フィン油といった一般的な鉱油が用いられる。印字ワイ
ヤ15の突出方向には、インクリボン3そして印字用紙
4が位置し、印字用紙4は度当り部であるプラテン2に
当接している。さらに、印字用紙4とインクリボン3と
の間には印字ワイヤ15の配列された範囲よりも大きい
開口を設けたリボンマスク19が配置されている。この
リボンマスク19はインクリボン3と印字用紙4とが直
接接することによる印字用紙4の汚れを防止する機能を
持っている。突出した印字ワイヤ15はインクリボン3
を介して印字紙面に一定の衝撃力をもって打ちつけら
れ、その結果として印字用紙面にインク痕を形成するこ
とになる。
【0015】ここで本発明の要点となる先端ガイド17
の近傍について詳述する。図3の矢印B方向からの視た
先端ガイド17を中心とした部分断面図を図4に、そし
て先端ガイドの斜視図を図5に示す。先端ガイド17は
ノーズ16に設けられた溝22に側面17b全面が密着
するように圧入されて固定されている。インクリボン3
は図示していないリボン巻取り装置により図4の矢印D
で示す向きに巻取られ且つ一定のテンションを以てヘッ
ド6の印字ワイヤ15の先端と接している。本発明に於
いては、先端ガイドの印字ワイヤ突出側表面17a上に
凸部20を設けている。この凸部20によって、インク
リボン3は、先端ガイド17の表面17aから一定の距
離を保つことができる。
【0016】先端ガイドの背面部に注油された潤滑油1
8は、ガイド穴21から先端ガイドの印字ワイヤ突出側
表面17aに流出するが、先端ガイド側面17bと溝2
2は密着しているため先端ガイド側面17bと溝22の
間からの潤滑油18流出は起こらない。ガイド穴21か
ら流出した潤滑油18は凸部20によりインクリボン3
と直接接することが無くなるために、潤滑油18のイン
クリボン3への転写は起こらす、図17のaのごとき印
字不良には至らない。
【0017】本実施例に於て印字ワイヤ15の直径は
0.2mm,先端ガイド17の2列のガイド穴21の間
隔d0は1/30インチ,待機状態に置ける印字ワイヤ
15の先端ガイド表面17aからの突出量は0.01m
mである。ここで凸部20の高さHを、待機状態に置け
る印字ワイヤ15の先端ガイド表面17aからの突出量
と等しいかそれよりも高い0.01mm以上で、凸部2
0とガイド穴21の端部の間の距離Lを待機状態に置け
る印字ワイヤ15の先端ガイド表面17aからの突出量
の150倍である1.5mm以内とすれば、通常の印字
中に起こり得る範囲内でインクリボン3がたるんでも潤
滑油18がインクリボン3へ転写しないことを実験によ
り確認した。
【0018】本実施例では、ガイド穴21から流出した
潤滑油18とインクリボン3とが直接接することが無い
ため、ヘッド6を垂直下向きに取り付けても、又、潤滑
油18の調度や油量管理を厳密にしなくとも、インクリ
ボン3への潤滑油転写が起こらない。
【0019】第2の実施例を図6に示す。この実施例
は、凸部20をガイド穴21から等間隔に形成するた
め、円弧状としたものであり、第1の実施例と同様の効
果を有する。
【0020】以下に本発明の第3から第7実施例を図面
に基づいて説明する。これらの実施例は先端ガイドとノ
ーズの間から潤滑油が漏れてこないようにするための工
夫を第1,第2実施例と異なる方法で行った物である。
【0021】図7(a)は、第3実施例の先端ガイド近
傍正面図、図7(b)は下面図である。図8(a)は第
3実施例の分解斜視図、図8(b)は図7のE−E断面
を示す図である。複数の印字ワイヤ15は先端ガイド1
7及び中間ガイド24に設けられた印字ワイヤ15の径
よりわずかに大きな径のガイド穴21、23により摺動
可能に保持されている。中間ガイド24はノーズ16の
中間ガイド溝25により保持される。先端ガイド17は
側面に取り付け溝26を有し、この取り付け溝26には
リング状の弾性材27が装着されている。本実施例では
弾性材27としてOリングを用いている。先端ガイド1
7はノーズ16の先端ガイド溝28に挿入され、ノーズ
16のピン29が先端ガイド17の溶着穴30に入り、
ピン29を溶着することでノーズ16に固定される。ま
た、ノーズ16の弾性材27に当接する部分には溝31
が形成され弾性材27は確実に固定される。先端ガイド
17は注入穴32を備え、先端ガイド17、中間ガイド
24及び印字ワイヤ15を装着後に注入穴32から適度
の調度を有する潤滑油18が注入され、先端ガイド1
7、中間ガイド24及びノーズ16で囲まれた部分に保
持される。このとき、潤滑油18の調度の低い成分が先
端ガイド17とノーズ16の隙間をつたわっても弾性材
27を介在させてあるため弾性材27の位置でせき止め
られインクリボン3に付着することはない。
【0022】図9(a)は第4実施例の分解斜視図、図
9(b)は第4実施例の図7のE−E断面と同様の断面
を示す図である。全体の構成は第3実施例と同様の為、
異なる点について説明する。先端ガイド17は側面に溝
34を有しており、ノーズ16にも溝34に対向する位
置に溝35を備えている。先端ガイド17をノーズ16
に装着後、シールド材33を溝34と溝35の間に注入
する。本実施例ではシールド材33としてシリコンゴム
を用いたが接着剤等、シールドできるものであれば特に
限定されない。その後潤滑油18を注入しても、潤滑油
18はシールド材33の部分で堰き止められるためイン
クリボン3にしみだすことはない。
【0023】図10(a)は第5実施例の分解斜視図、
図10(b)は第5実施例の図7のE−E断面と同様の
断面を示す図である。全体の構成は第3の実施例と同様
の為異なる点について説明する。先端ガイド17はノー
ズ16の先端ガイド溝28に挿入される部分の先端側の
面17cに複数の突起36を有している。突起36の反
対側の密接面17dから突起36先端までの長さd1は
先端ガイド溝28の幅d2よりわずかに大きくなってお
り、先端ガイド17をノーズ16に挿入したときに突起
36の先端がつぶれ、反対側の密接面17dがノーズ1
6の先端ガイド溝28に密接する。密接する範囲は先端
ガイド溝28の全長にわたっている。よって、潤滑油1
8を注入しても先端ガイド溝28と先端ガイド17の密
接面17dが、全体にわたって密着している為、潤滑油
18は先端側にしみだすことはなくインクリボン3に付
着しない。尚、本実施例においては突起を先端ガイド1
7に備えたが、ノーズ16に備えても同様の効果を得る
ことはいうまでもない。
【0024】図11(a)は第6実施例の分解斜視図、
図11(b)は第6実施例の図7のE−E断面と同様の
断面を示す図である。また、図12(a)は第6実施例
の先端ガイド17の上面図、図12(b)は背面図、図
12(c)は側面図である。全体の構成は第3実施例と
同様の為、異なる点について説明する。図12に基づき
先端ガイド17について説明する。先端ガイド17は先
細りのテーパーを持つ壁37を先端ガイドの表面17a
と垂直な方向に有している。先端ガイド17は樹脂より
なり、壁37は横方向に弾性的に変形が可能となってい
る。横方向の剛性を落とすため、底部38との間にきり
かき部39を有している。壁37には先端ガイド17の
挿入方向Gに面取り43がされている。また、挿入方向
Gにピン40を有し、底部38に溶着穴30、及び注入
穴32を有する。
【0025】次に図11に基づき本実施例に於けるノー
ズ16の構成、及び作用について説明する。ノーズ16
は貫通穴41を先端ガイド17の挿入方向Gに有し、先
端ガイド17挿入時に先端ガイド17のピン40が入
る。また、ピン29を有し、先端ガイド17挿入時に溶
着穴30に入る。また、先端ガイド17の壁37が挿入
される部分には連続する凸部42が形成され、対向する
凸部42の間の寸法d3は先端ガイド17の壁37の外
面間の寸法d4よりわずかに小さくなっている。よっ
て、先端ガイド17を挿入する時には壁37は内側に弾
性的に変形し、壁37と連続する凸部42が密接する。
このとき、壁37に面取り43があるため、スムーズに
挿入することができる。先端ガイド17は図示されてい
ない治具により先端ガイド17の表面17aとノーズ1
6の先端面16aが同一平面となるように保持され、ピ
ン40と貫通穴41、ピン29と溶着穴30が溶着され
位置が決まる。壁37は先端面17aと垂直な方向に形
成されているため、壁37に規制されずに表面17aと
先端面16aを同一平面にすることができる。また、壁
37と底部38の間にきりかき部39による隙間がある
が、密接する面は潤滑油18の注入範囲とほぼ同程度の
ため、潤滑油18のしみだしはほとんどなく、インクリ
ボン3に潤滑油18が付着することはない。尚、本実施
例において弾性的に変形する壁を先端ガイド17に備え
たが、ノーズ16に備えても同様の効果を得ることはい
うまでもない。
【0026】図13(a)は第7実施例の分解斜視図、
図13(b)は第7実施例の図7のE−E断面と同様の
断面を示す図である。全体の構成は第3実施例と同様の
為、異なる点について説明する。先端ガイド17の両側
面17eに連続する突起44を備えており、突起間の寸
法d5はノーズ16の先端ガイド挿入部の寸法d6より
わずかに大きくなっている。よって、先端ガイド17挿
入時に突起44の先端が微小に塑性変形し、ノーズ16
に密着するため、潤滑油18は先端側にしみだすことは
なく、よって、インクリボン3にも付着しない。尚、本
実施例において連続する突起を先端ガイド17に備えた
が、ノーズ16に備えても同様の効果を得ることはいう
までもない。
【0027】これらの実施例は、電磁石の吸引力により
印字ワイヤを突出させる所謂クラッパ型のヘッドを備え
たインパクトドットプリンタに適用したものであるが、
本発明は、印字ワイヤを先端ガイドから突出させて印字
するインパクトドットプリンタであれば永久磁石を用い
た所謂スプリングチャージ型や、圧電素子を用いたピエ
ゾ型などの方式のヘッドを備えたインパクトドットプリ
ンタに適用しても同様の効果があることは言うまでもな
い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ワイ
ヤガイド部材の前面に潤滑油とインクリボンが接触しな
い程度の高さの突部を設けるようにしたので、潤滑油が
付着することにより生じるドット痕の発生を抑えて、常
に良好な印字形成を可能にすることができる。
【0029】しかも、周縁の突部とガイド穴との間の距
離を、突起と印字ワイヤ先端との間の距離の150倍程
度となしたので、インクリボンと印字ワイヤとの接触に
より生じる印字不良をも同時に避けることができる。
【0030】またさらに、ワイヤガイド部材の一部にガ
イド保持部材との間の気密性を保持する部分を設けたこ
とにより、潤滑油の洩出により生じる不都合をも未然に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、インパクトドットプリンタのメカニ
カルな部分の、概略平面図である。
【図2】本発明の、インパクトドットプリンタのメカニ
カルな部分の、概略正面図である。
【図3】図1のAーA断面である本発明第1実施例の印
字機構部側断面図である。
【図4】図3の、矢印B方向からの視た、先端ガイド1
7を中心とした部分断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の先端ガイドを示す斜視図
である。
【図6】本発明の第2実施例の先端ガイドを示す図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示す(a)は正面図、
(b)は下面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す(a)は分解斜視
図、(b)は図7のE−E断面を示す図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す(a)は分解斜視
図、(b)は第4実施例の図7のE−E断面と同様の断
面を示す図である。
【図10】本発明の第5実施例を示す(a)は分解斜視
図、(b)は第5実施例の図7のE−E断面と同様の断
面を示す図である。
【図11】本発明の第6実施例を示す(a)は分解斜視
図、(b)は第6実施例の図7のE−E断面と同様の断
面を示す図である。
【図12】本発明の第6実施例を示す先端ガイドの
(a)は上面図、(b)は背面図、(c)は側面図であ
る。
【図13】本発明の第7実施例を示す(a)は分解斜視
図、(b)は第7実施例の図7のE−E断面と同様の断
面を示す図である。
【図14】従来技術を示す断面図である。
【図15】(a)、(b)は、ヘッドが取り付けられる
向きを示す側面図である。
【図16】本発明を使用しない従来の問題点を示すイン
クリボンの図である。
【図17】本発明を使用しない従来の問題点を示す印字
結果の図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 プラテン 3 インクリボン 4 印字用紙 5 底板 6 ヘッド 7 コネクタ 8 フレキシブルプリントケーブル 9 フォトカプラ 10 フィン 11 キャリッジ駆動モータ 12 駆動ベルト 13 エンコーダ 14 電磁石 15 印字ワイヤ 16 ノーズ 17 先端ガイド 18 潤滑油 19 リボンマスク 20 凸部 21 ガイド穴 22 溝 23 ガイド穴 24 中間ガイド 25 中間ガイド溝 26 取り付け溝 27 弾性材 28 先端ガイド溝 29 ピン 30 溶着穴 31 溝 32 注入穴 33 シールド材 34 溝 35 溝 36 突起 37 壁 38 底部 39 きりかき部 40 ピン 41 貫通穴 42 凸部 43 面取り 44 突起 110 転写部 F 磁気吸引力 H 突部の高さ L 突部とガイド穴端部の間の距離 d0 先端ガイド17の2列のガイド穴21の間隔 d1 突起36の反対側の密接面17dから突起36先
端までの長さ d2 先端ガイド溝28の幅 d3 対向する凸部42の間の寸法 d4 先端ガイド17の壁37の外面間の寸法 d5 突起44間の寸法 d6 ノーズ16の先端ガイド挿入部の寸法 a 印字不良
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−199266(JP,A) 特開 平2−227261(JP,A) 特開 昭64−1554(JP,A) 実開 昭64−46234(JP,U) 実開 平2−99645(JP,U) 実開 昭57−138650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/265

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノーズ先端に設けたワイヤガイド部材の
    背面に、印字ワイヤとガイド穴との間の摩擦を軽減する
    潤滑油を貯留させる形式のインパクトドットプリンタに
    おいて、 前記ワイヤガイド部材のインクリボンとの対向面に、前
    記潤滑油と前記インクリボンとが接触しない程度の間隙
    が形成し得る高さの突部を、前記ガイド穴を取囲むよう
    にしてそれらの外側に一体的に形成した ことを特徴とす
    るインパクトドットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記突部と前記ガイド穴との間の距離
    を、待機状態における前記印字ワイヤの先端と前記突部
    の頂面との距離の150倍程度となしたことを特徴とす
    る請求項1記載のインパクトドットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ワイヤガイド部材の一部に、該ワイ
    ヤガイド部材を保持するガイド保持部材との間の気密を
    保つ部分を設けたことを特徴とする請求項1記載のイン
    パクトドットプリンタ。
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