JPH05330089A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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JPH05330089A
JPH05330089A JP14144192A JP14144192A JPH05330089A JP H05330089 A JPH05330089 A JP H05330089A JP 14144192 A JP14144192 A JP 14144192A JP 14144192 A JP14144192 A JP 14144192A JP H05330089 A JPH05330089 A JP H05330089A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
wire
guide
tip
tip guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP14144192A
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English (en)
Inventor
Takashi Asada
尚 淺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インパクトドットヘッドに於て、先端ガイド
部潤滑油のインクリボン転写による印字抜けの印字不良
を発生させない手段を安価に提供する。 【構成】 ノーズのワイヤ突出側表面41上に、ガイド
穴52の端部から3.0mm以内に先端ガイド5のワイ
ヤ突出側表面51から高さ0.03mm以上の凸部1を
設けた。 【効果】 ガイド穴52から流出してきた潤滑油11が
インクリボン3と直接接しない為、潤滑油11のインク
リボン3への転写は起こらず、インクリボン3のインク
成分がはじかれる事に起因する印字不良が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトドットプリ
ンタの印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインパクトドットヘッド(以下ヘ
ッドと称す)としては、例えば実開平1−127838
号公報に示されるものが知られている。即ち本明細書図
6の示す如く、先端ガイドのワイヤ突出側表面51は、
平坦状をなしていた。さらに、特開平3−7351号公
報に示されているがごとく、先端ガイド5には、潤滑油
11が注入されているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年インパクトドット
プリンタの動向として、葉書やラベルと言った多種多様
な印字用紙に印刷できる性能に対する要求が高まってお
り、その結果、印字用紙を曲げないことにより紙送り能
力を向上させた印字紙水平方向挿入型インパクトプリン
タが増加してきている。これは、図5(a)に示す様に
従来のインパクトドットプリンタではヘッド6が水平状
態に取り付けられていたのに対し、図5(b)に示す様
に印字用紙を水平に位置せしめる関係からヘッド6が垂
直下向きに取り付けられる状態となることを意味する。
【0004】図6に示すようにヘッド6のワイヤ2先端
近傍の従来構造に於ては、インクリボン3はワイヤ2の
先端と直接接し、先端ガイドのワイヤ突出側表面51と
の距離は0.08mm程度と近接叉は部品寸法公差の設
定によっては当接することになる。また、先端ガイド5
のガイド穴52の摩耗や、インク・紙粉・リボン生布屑
のガイド穴侵入によるワイヤ2の摺動抵抗増加を抑える
ために、先端ガイド5の背面部53からガイド穴52に
は潤滑油11が注油されている。しかしながらこの状態
にて、長時間図6に示す様に下向きで放置した場合、潤
滑油11が重力の作用でガイド穴52から流出してく
る。その結果、図7に示すように、潤滑油11がインク
リボン3に転写し、その転写部10では潤滑油11がイ
ンク成分をはじくことによりインク成分がなくなり、転
写部10に対して、ワイヤ2を突出させる印字作用をお
こなってもドット痕を形成できず図8のaのごとき印字
不良を引き起こしてしまう。また図5(a)の様なヘッ
ド6を水平に取り付ける構造のプリンタに於いても、先
端ガイド5に注入する潤滑油11の油量及び調度管理が
不十分で、調度が小さかったり油量が多すぎた場合、潤
滑油11がガイド穴52から流出して、図8のaのごと
き同様の印字不良を引き起こしていた。
【0005】従って従来技術に於いては、ヘッド6を水
平に取り付ける場合でも、ヘッド6の先端ガイド5への
潤滑油11の注油に際し、厳密な調度及び油量管理を行
う必要から、コストアップの要因をかかえていた。さら
にヘッド6を下向きに取り付ける場合は、印字不良を防
ぐために、先端ガイド5に注油する事ができず、結果と
して先端ガイド5のガイド穴摩耗による印字品質の低下
や、インク・紙粉・リボン生布屑のガイド穴侵入による
ワイヤ摺動抵抗の増大に伴う印字品質の低下やワイヤの
リボン引掛けなど、著しく信頼性・耐久性を損なってい
た。
【0006】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的はヘッド6を如何なる向きに
取り付けても安定した印字品質が得られ且つ信頼性・耐
久性に優れるヘッドを安価に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインパクトドッ
トヘッドは、かかる従来技術の課題を解決するために、
複数のワイヤと、これらのワイヤを保持するガイド穴を
有する先端ガイドとこの先端ガイドを保持するノーズと
を有し且つ、先端ガイドのガイド穴には潤滑油が注油さ
れ、先端ガイドと印字用紙との間にインクリボンを位置
させ、ワイヤを適時突出運動させることにより印字作用
を行うインパクトドットヘッドに於て、ノーズのワイヤ
突出側表面上に、インクリボン側へ突出する部材を設け
たことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0009】図1に本発明第1実施例の側断面図を示
す。まず図1によりインパクトドットヘッドの基本印字
動作及び部品の基本構成を説明する。印字時に於ては、
電磁石7に適宜通電を行う。これにより生じる磁気吸引
力fによってワイヤ2は矢印A方向に適宜突出する。ワ
イヤ2は1つ以上のガイドにより支持されており、特に
ワイヤ2の先端部は、ノーズ4により保持された先端ガ
イド5によって支持されている。また先端ガイド5の背
面部53には注油された潤滑油11が位置している。ワ
イヤ2の突出方向には、インクリボン3そして印字用紙
8が位置し、印字用紙8は度当り部であるプラテン9に
当接している。突出したワイヤ2はインクリボン3を介
して印字紙面に一定の衝撃力をもって打ちつけられ、そ
の結果として印字用紙面にインク痕を形成することにな
る。
【0010】ここで本発明の要点となるノーズ4の先端
部について詳述する。図1の矢印B方向からの視た部分
断面図を図2に、そしてノーズ4の先端部の斜視図を図
3に示す。インクリボン3は図示していないリボン巻取
り装置により常に巻取られ且つ一定のテンションを以て
ヘッド6のワイヤ2の先端と接している。本実施例に於
いては、ノーズ4のワイヤ突出側表面41上にインクリ
ボン3側へ突出する部材として凸部1を設けている。こ
の凸部1によって、インクリボン3は、先端ガイド5の
表面51から一定の距離を保つことができる。
【0011】先端ガイド5の背面部53に注油された潤
滑油11は、ガイド穴52から先端ガイド5のワイヤ突
出側表面51に流出するが、流出した潤滑油11は凸部
1によりインクリボン3と直接接することが無くなるた
めに、潤滑油11のインクリボン3への転写は起こら
す、図8のaのごとき印字不良には至らない。ここで突
部1の高さHが先端ガイド5のワイヤ突出側表面51か
ら0.03mm以上で、凸部1とガイド穴52の端部の
間の距離Lが3.0mm以内とすれば、インクリボン3
がたるみかけた場合でも潤滑油11がインクリボン3へ
転写しないことを実験により確認した。
【0012】本実施例では、流出した潤滑油11とイン
クリボン3とが直接接することが無いため、ヘッド6を
垂直下向きに取り付けても、又、潤滑油11の調度や油
量管理を厳密にしなくとも、インクリボン3への潤滑油
転写が起こらない。
【0013】第2の実施例を、図4に示す。本実施例で
は、ノーズ4のワイヤ突出側表面41にインクリボン3
側へ突出する部材として回転可能なローラ19が付設さ
れており、このローラ19はインクリボン3を押圧して
先端ガイド5のワイヤ突出側表面51から離す機能を果
たしている。この結果、インクリボン3と先端ガイド5
のワイヤ突出側表面51に溜った油とが接しない為、本
実施例は第1の実施例と同様にインクリボンへの油転写
による印字不良を解消する効果を有する。
【0014】これらの実施例は、電磁石の吸引力により
ワイヤを突出させる所謂クラッパ型に適用したものであ
るが、本発明は、永久磁石を用いた所謂スプリングチャ
ージ型や、圧電素子を用いたピエゾ型などの方式に適用
しても同様の効果があることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ノ
ーズのワイヤ突出側表面上に、ガイド穴の端部から3.
0mm以内に先端ガイドのワイヤ突出側表面から高さ
0.03mm以上の凸部を設ける、叉はノーズのワイヤ
突出側表面上に、回転可能なローラを付設しインクリボ
ンを先端ガイドのワイヤ突出表面から離したことによ
り、ワイヤガイドのワイヤ突出側表面に流出した潤滑油
とインクリボンとが直接接することが無いようにしたた
め、潤滑油のインクリボンへの転写は起こらずインクリ
ボンのインク成分がはじかれる事に起因する印字不良は
発生しない。従ってヘッドを如何なる向きに取り付けて
も安定した印字品質が得られ且つ信頼性・耐久性に優れ
るインパクトドットヘッドを安価に提供することが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す部分断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す部分断面図であ
る。
【図5】ヘッドが取り付けられる向きを示す側面図であ
る。
【図6】従来例を示す部分断面図である。
【図7】本発明を使用しない従来の問題点を示す図であ
る。
【図8】本発明を使用しない従来の問題点を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 凸部 2 ワイヤ 3 インクリボン 4 ノーズ 5 先端ガイド 6 印字ヘッド 7 電磁石 8 印字用紙 9 プラテン 10 (潤滑油の)転写部 11 潤滑油 19 ローラ 41 (ノーズの)ワイヤ突出側表面 51 (先端ガイドの)ワイヤ突出側表面 52 (先端ガイドの)ガイド穴 53 (先端ガイドの)背面部 f 磁気吸引力 H 突部の高さ L 突部とガイド穴端部の間の距離 a 印字不良

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワイヤと、該ワイヤを保持するガ
    イド穴を有する先端ガイドと、該先端ガイドを保持する
    ノーズとを有し且つ、前記先端ガイドの前記ガイド穴に
    は潤滑油が注入され、前記先端ガイドと印字用紙との間
    にインクリボンを位置させ、前記ワイヤを適時突出運動
    させることにより印字作用を行うインパクトドットヘッ
    ドに於て、前記ノーズのワイヤ突出側表面上に、前記イ
    ンクリボン側へ突出する部材を設けたことを特徴とする
    インパクトドットヘッド。
JP14144192A 1992-06-02 1992-06-02 インパクトドットヘッド Pending JPH05330089A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14144192A JPH05330089A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 インパクトドットヘッド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14144192A JPH05330089A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 インパクトドットヘッド

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JPH05330089A true JPH05330089A (ja) 1993-12-14

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JP14144192A Pending JPH05330089A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 インパクトドットヘッド

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