JP3024197U - コンクリート箱形マンホール - Google Patents

コンクリート箱形マンホール

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JP3024197U
JP3024197U JP1995011476U JP1147695U JP3024197U JP 3024197 U JP3024197 U JP 3024197U JP 1995011476 U JP1995011476 U JP 1995011476U JP 1147695 U JP1147695 U JP 1147695U JP 3024197 U JP3024197 U JP 3024197U
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concrete
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manhole
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JP1995011476U
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Inventor
忠美 池田
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千葉窯業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱型が容易であって、しかも、角欠けが発生
しないように成形したコンクリート箱形ブロックと管渠
の結合構造を提供する。 【解決段】 箱形及び筒形のコンクリートブロック3,
5の複数個を積層して集水升7を形成し、その下部に管
渠12,12を接続するとともに、その頂部にマンホー
ルブロック9を載設したコンクリート箱形マンホールに
おいて、前記管渠12は、前記箱形コンクリートブロッ
ク3を上下二つに分割成形してその上ブロック3aの側
壁下部に円弧切欠部20aを成形するとともに、下ブロ
ック3bの側壁上部に円弧部21aと上方へ開いた一対
の傾斜部25,25とからなる切欠部26を成形して構
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は箱形及び筒形のコンクリートブロックを積上げて底部を管渠と連結 する大型の集水桝を形成し、その頂部に人が出入りするマンホールブロックを連 結した構造のコンクリート箱形マンホールに関するもので、特にそのコンクリー ト箱形ブロックと管渠の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
市街地における路面地下等に排水施設として埋設される管渠には、要所々々に おいて地上から作業員が出入りできるマンホールが設けられている。
【0003】 従来、このマンホールは、図6,7に示すように、開口部11を介して管渠1 2,12と連結する箱形のコンクリートブロック3を底部としてその上にプレキ ャストコンクリートブロックからなる中床版4と筒形のコンクリートブロック5 を複数段重ね、頂部に天版6を載せて大型の集水升7を形成し、その天版6に穿 設した穴8に連通して円形筒形のマンホールブロック9を必要な高さに積み上げ 地面Eに達して鋳鉄又はコンクリートの蓋10を冠することによりマンホールを 形成した。
【0004】 マンホールブロック9及び集水升7の内壁には作業員が昇降するためにステッ プ15,15a,15bが設けられ、また、管理点検のために作業員が昇降する 際の安全を図るために、マンホールブロック9の直下には作業員が不用意に落下 しても最底部まで落下しないように中床版4が形成されている(実公昭58−1 0760号参照)。
【0005】 ところで、管渠12,12とコンクリートブロック3との連結には、コンクリ ートブロック3を上下二つに分けて成形し、その際、上ブロック3aの側壁下部 と下ブロック3bの側壁上部に半円形の切欠部を20,21を形成し、これらの 切欠部20,21で管渠12,12を上下で挟持している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、コンクリートブロック3を型枠で成形する場合、上ブロック3 a及び下ブロック3bに切欠部20,21を形成するには、図8(A)に示すよ うに、開口部11の中心線Cが上ブロック3aと下ブロック3bの接続面22と 合致する半円形に成形しなければならず、そうすると、脱型時に接続面22の角 欠けが発生し易い欠点がある。
【0007】 そのため、図8(B)に示すように、上ブロック3aと下ブロック3bの接続 面22をやや上ブロック3a側に食い込ませて円弧切欠部20a,21aで開口 部11を成形することも考えられるが、この場合は、前例以上に角欠けが発生し 易いことは勿論、開口部11を形成する円形断面の発泡スチロールを型枠として 用いなければ脱型は不可能であり、その発泡スチロールが使い捨てとなって不経 済である。
【0008】 そこで、図8(C)に示すように、下ブロック3bの切欠部23を、接続面2 2と直交する垂直部21b,21bと、これらの垂直部21bと交わる前記円弧 部21aの一部とで形成するとともに、上ブロック3aには前例と同じの円弧切 欠部20aを形成して開口部11を成形する改良型が提供されている(実願平5 −5087号)。しかしながら、これによれば、脱型は可能であっても、垂直部 21b,21bがあるためスムーズな脱型はできない欠点があり、また脱型時に 製品の吊り上げ位置が管渠12の中心に確実に合致していないと、左右どちらか の垂直部21bに負担がかかり、脱型し難いばかりでなく、角欠けの発生原因と なる。
【0009】 なお、図8(C)の切欠部23を形成するための型枠は、分割方式にすること も考えられるが、その場合、一体物に比べ脱型工程が増えることにより作業効率 が悪化するとともに、型枠費用も一体物に比べ割高となる。
【0010】 そこで、上記事情に鑑み、この考案は脱型が容易であって、しかも、角欠けが 発生しないように成形したコンクリート円管とコンクリート箱形ブロックとの結 合構造を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は、コンクリート箱形ブロックを上下に分割成形するとともに、上ブ ロックの側壁下部及び下ブロックの側壁上部にそれぞれ円弧部からなる切欠部を 互いに合致するように形成してコンクリート円管を挟持する開口部を形成したコ ンクリート円管とコンクリート箱形ブロックとの結合構造において、前記下ブロ ックの切欠部が円弧部と上方へ開いた一対の傾斜部とからなるコンクリート円管 とコンクリート箱形ブロックとの結合構造を特徴とする。
【0012】 また、箱形及び筒形のコンクリートブロックの複数個を積層して集水升を形成 し、その下部に管渠を接続するとともに、その頂部にマンホールブロックを載設 したコンクリート箱形マンホールにおいて、前記管渠は、前記箱形コンクリート ブロックを上下二つに分割成形してその上ブロックの側壁下部に円弧部からなる 切欠部を成形するとともに、下ブロックの側壁上部に円弧部と上方へ開いた一対 の傾斜部とからなる切欠部を成形してなるコンクリート箱形マンホールを特徴と する。
【0013】 そして、前記傾斜部の傾斜角度は管渠の中心垂線に対し1度から15度の範囲 内であることを特徴とする。
【0014】 このように構成したことにより、管渠を接続する開口部を有するコンクリート 箱形ブロックを成形する場合に、脱型が容易で、しかも、角欠け等の不都合が発 生しない。
【0015】
【考案の実施の形態】 以下にこの考案の実施の形態を図に基づき説明する。図1,2に示すように、 地面から所定深さの穴底に栗石1を敷いて打設したコンクリート基礎2の上に、 上方が開口した箱ブロック3を載置し、箱ブロック3の上に平板状の中床版4を 冠し、この中床版4の上に角筒状の筒ブロック5を二段で重ね、筒ブロック5の 上部を天版6で覆って集水桝7を形成し、かつ、天版6に開設した透孔8上に作 業員が出入りできる程度の小型で筒状のマンホールブロック9を地面Eまで必要 数にて積み上げ、最上部のマンホールブロック9には蓋10が冠せられる。
【0016】 箱ブロック3の開口部11には、図2に示すように、切欠部20a,25で管 渠12を挟持し、かつ、シールして接続してある。箱ブロック3は上下二つに別 れて成形され、図3に示すように、上ブロック3aの側壁下部には円弧切欠部2 0aが、下ブロック3bの側壁上部には円弧部21aと上方へ開いた一対の傾斜 部25,25とからなる切欠部26が、それぞれ形成されて開口部11を形成し ている。図4に示すように、円弧部21aの半径Rよりも下方に位置する部分A ,Aから互いに上方へ開く形状に所要の角度で傾斜部25,25が左右対称に形 成される。
【0017】 傾斜部の傾斜角度θは、角欠けを防止する観点から、図4において、部分Aか ら上方へ立ち上げた垂線Dに対して1度から15度の範囲が望ましい。この範囲 を越えると管渠12との隙間が開き過ぎてそれを充填するのが厄介となるからで ある。
【0018】 開口部11における切欠部26の成形は、図5に示すように、底枠板27に切 欠部26の形状と同じ形の切欠部用枠28を一体に設け、または載置固定し、こ の底枠27に一対の側枠29,29を結合してなる型枠を作成し、この型枠内に 生コンクリートを注入して成形し、かつ、養生した後、側枠29を分解して下ブ ロック3bを脱型するものである。したがって、切欠部26の円弧部21aは傾 斜部25の開き角度よりも小さく成形されているので脱型がきわめて容易である 。しかも、切欠部26は接続面22との鋭角部が成形されていないために、角欠 けの惧れは生じない。
【0019】 そして筒ブロック5には各家庭等の下水管や雨水溝と接続された流入管13が シールして接続され集水桝7内に開口している。箱ブロック3の底部には底版イ ンバートコンクリート14が打設され、内壁部には作業員が昇降するためのステ ップ15が階段状に設けられている。
【0020】 筒ブロック5の内壁部には、作業員が昇降するためのステップ15aが階段状 に設けられている。そして、このステップ15aはマンホールブロック9の内壁 部に連続して設けられた階段状のステップ15bと一連となっており、地面から 中床版4まで作業員が昇降して出入りし、かつ、中床版4の昇降口17からステ ップ15を経て箱ブロック3内の底版インバートコンクリート14に降りること ができる。
【0021】 したがって、コンクリート箱形マンホールを形成するに当たり、コンクリート 基礎2の上に箱形ブロック3を載置するとき、初めに下ブロック3bを載置固定 し、ついで管渠12,12をその開口部11,12に載置し、その上に上ブロッ ク3aを載置固定することにより、管渠12と箱ブロック3が接続される。開口 部11と管渠12との間に形成される隙間には、適宜モルタル等を詰めてシール する。
【0022】 なお、この考案はコンクリート箱形マンホールに限定されるものではなく、コ ンクリート箱形ブロックを上下に分割成形するとともに、上ブロックの側壁下部 及び下ブロックの側壁上部にそれぞれ円弧部からなる切欠部を互いに合致するよ うに形成してコンクリート円管を挟持する開口部を形成する場合にも、広く適用 できるものである。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、管渠等のコンクリート円管をコンクリート箱 形ブロックに接続する開口部を、上方へ開口した一対の傾斜部と円弧部からなる 切欠部と円弧部からなる切欠部とで形成したため、脱型及び角欠けの不都合なく 成形することができ、しかも、脱型時に吊り上げ位置が多少ずれてもスムーズな 脱型ができる。そのうえ、切欠部を分割型枠で成形しないために、型枠コストが 低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態を示す断面正面図
【図2】この考案の実施の形態を示す断面側面図
【図3】この考案の要部説明図
【図4】この考案の要部を成形する工程説明図
【図5】従来例の断面側面図
【図6】管渠とコンクリート箱形ブロックの接続構造の
説明図
【図7】管渠とコンクリート箱形ブロックの接続構造の
説明図
【図8】管渠とコンクリート箱形ブロックの接続構造の
説明図
【符号の説明】
3…箱ブロック 5…筒ブロック 7…集水桝 9…マンホールブロック 12…管渠 20a…円弧切欠部 21a…円弧部 25…傾斜部 26…切欠部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形及び筒形のコンクリートブロックの
    複数個を積層して集水升を形成し、その下部に管渠を接
    続するとともに、その頂部にマンホールブロックを載設
    したコンクリート箱形マンホールにおいて、前記管渠
    は、前記箱形コンクリートブロックを上下二つに分割成
    形してその上ブロックの側壁下部に円弧部からなる切欠
    部を成形するとともに、下ブロックの側壁上部に円弧部
    と上方へ開いた一対の傾斜部とからなる切欠部を成形し
    てなることを特徴とするコンクリート箱形マンホール。
  2. 【請求項2】 傾斜部の傾斜角度は管渠の中心垂線に対
    し1度から15度の範囲内であることを特徴とする請求
    項2記載のコンクリート箱形マンホール。
JP1995011476U 1995-10-30 1995-10-30 コンクリート箱形マンホール Expired - Lifetime JP3024197U (ja)

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