JP3023639U - ステッキの歩行安全装置 - Google Patents

ステッキの歩行安全装置

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JP3023639U
JP3023639U JP1995011727U JP1172795U JP3023639U JP 3023639 U JP3023639 U JP 3023639U JP 1995011727 U JP1995011727 U JP 1995011727U JP 1172795 U JP1172795 U JP 1172795U JP 3023639 U JP3023639 U JP 3023639U
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walking stick
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JP1995011727U
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達男 森山
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達男 森山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼夜を問わず、光が当たると鮮やかな色彩を
伴う高輝度の光で反射するので、遠くからでも注意が喚
起され、抜群の視認性を有するステッキの歩行安全装置
を提供する。 【解決手段】 ステッキ、若しくはステッキ袋等の付属
物に塗料を塗布することにより、光を輝かしく反射する
光輝面層を形成した。また、光輝面層の形成について、
光を透過する透明層を形成する塗料に、微細なガラスビ
ーズやプリズム等を分散して混入したり、あるいは、反
射面の上にガラスビーズやプリズムを配列したりするこ
ともある。さらには、蓄光塗料を塗布してもよい。 【効果】 歩行中における交通の安全を非常に高めるこ
とができるものであって、光輝面層に光が当たると鮮や
かな色彩を伴う高輝度の光で反射し、遠くからでも注意
が喚起される抜群の視認性を有し、しかも、昼夜を問わ
なくその視認性が保障されることから、出会う車や人が
常にそれに気付いて、使用者の安全が確保される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、老人や身体障害者、病人等が使用すれば、ドライバー等に警告を 発して歩行の安全を確保できるステッキの歩行安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステッキは、棒の上端に柄を設けたもので、主に老人や身体障害者の歩行を助 けるために使用され、時にはアクセサリーとして携帯されることもある。そして 、使用目的が歩行の補助であるときには、歩行の安全対策として他人に注意を促 す手段が講じられることがあった。
【0003】 交通安全対策として注意を促す手段としては、色を白くするというように着色 によるものと、螢光塗料の塗布によるもの等を挙げることができる。また、従来 、普通にはステッキ袋を用いられることはなく、まして、ステッキ袋に交通安全 対策として注意を促す手段が講じられることはなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のステッキのうち、白や黄色等の色彩を塗布したものでは、 夜間に良く見えなく、また、螢光塗料を塗ってあっても、それが紫外線等に励起 されて螢光を発するものであって、その光が非常に微弱のために遠くから確認す ることができるという視認性に欠け、近づいて初めてぼんやりと見えるために、 交通安全対策としては信頼性が薄かった。
【0005】 螢光塗料の場合であると、このように鮮やかさが全くなく輝度性に欠けるだけ でなく、長く使用していると、螢光が次第に弱くなってくるし、塗料が剥げ落ち て螢光を発しなくなる。また、昼間においては、光が当たっても螢光が微少であ るために、視覚されないという問題もあった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、昼夜を問わず、光が当たると鮮やか な色彩を伴う高輝度の光で反射するので、遠くからでも注意が喚起され、抜群の 視認性を有するステッキの歩行安全装置を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、ステッキ、若しくはステッキ袋等 の付属物に塗料を塗布することにより、光を輝かしく反射する光輝面層を形成し てステッキの歩行安全装置を構成した。
【0008】 光輝面層の形成について、光を透過する透明層を形成する塗料に、微細なガラ スビーズやプリズム等を分散して混入したり、あるいは、反射面の上にガラスビ ーズやプリズムを配列したりすることもある。さらに、蓄光塗料を塗布してもよ い。
【0009】
【作 用】
ステッキの歩行安全装置を上記のように構成したから、光輝面層に入射した光 がガラスビーズまたはプリズムに入り、それを抜けて反射面で反射して再び入光 して抜ける過程において、屈折と反射により光が入射した方向に帰ることになる ために、光がまばゆく光る光輝性が得られる。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 ステッキの歩行安全装置は、図1に示すように、ステッキ1の少なくとも棒状 部3に光輝面層5を設けてある。同図の場合であると、棒状部3の大部分におい て全周に亘って光輝処理が施されているが、例えば、縦縞状に、横縞状に、螺旋 状に、点々状にというように部分的であっても良い。また、光輝性の付与につい ては、遠くから光を確認しやすいものであれば、その構造等において特に限定さ れるものではない。
【0012】 光輝面層5を形成する最も簡単な方法は、ステッキ1に光輝性塗料を塗布する 場合である。光輝性塗料としては、図6に示すように、アクリル樹脂等の透明な 樹脂に微細なガラスビーズ7やプリズム9、またはその一方を分散して混入した ものを挙げることができる。また、例えば、熱可塑性物質に、蓄光粉末物質、例 えば、硫化亜鉛と銅との混合物、あるいは硫化カドミウムと銅との混合物を混入 した蓄光塗料を塗布することによっても、光輝面層5の形成が可能である。しか し、次に記すように、光を入射方向に反射させる再帰性を高める場合が最も視覚 性に優れている。
【0013】 図2の場合は、棒状部3をアルミの押出形材により形成したもので、その表面 に無数の凹部を半球面に穿設し、その凹部によりアルミの地肌による凹反射面1 1を形成し、その中にガラスビーズ7を入れて、透明接着剤15により止めた上 に、アクリル樹脂の塗料を塗布して透明層17を形成したものである。このガラ スビーズ7や透明層17の双方または一方を赤、橙、黄色等により着色すること もある。
【0014】 矢印は、入射した光が反射する状態を示したもので、ガラスビーズ7に入射し た光が凹反射面11で反射し、再びガラスビーズ7を通って入射した方向に帰る ので、自動車のヘッドライトの光がまばゆく反射することになって、ドライバー が遠くから視覚できる光輝性が発揮される。
【0015】 着色については、顔料を混入するが、図3に示すように、ガラスビーズ7の表 面に着色塗料を塗布して色彩膜19を形成すると、色彩による光の吸収が少なく なるために、非常に光輝性が向上する。
【0016】 また、凹反射面11の形成については、前記実施例の場合は、棒状部3の表面 を切削することによるものであるが、図4に示すように、単に反射塗料21を塗 布し、それにガラスビーズ7を埋設した上に透明層17を形成しても良く、そう すれば、光輝面層5の形成が非常に簡単になし得る。
【0017】 上記の如く、図2ないし図4の場合であると、光輝面層5の形成について、透 明層17の下層または下にガラスビーズ7を分散配列した場合であるが、その代 わりに、図5に示す如く、ピラミッド形のプリズム9を配列することもできる。 この配列をなすには、棒状部3の表面をそのままアルミ地肌による反射面12と なし、その上に透明接着剤25を塗布して、それが乾かないうちに、微細なプリ ズム9を散布して付着させ、その接着剤25が乾いてから、その上にアクリル樹 脂等の塗料により透明層17を形成する。
【0018】 プリズム9の配列については、上記のように散布によるので、規則性が得られ ないが(図5の場合、規則的に図示した)、正当な体勢のプリズム9では光の入 射方向にその光が帰るために、光輝性が得られ、姿勢が正しくないプリズム9で は乱反射する。なお、この場合も、接着剤25に反射性のものを使用すれば、光 の再帰性が確実となる。また、プリズム9が底面で確実に接着するように、底面 に棒状部3と反対に帯電させた状態で散布すれば、プリズム9が底面着地する正 当な接着体勢となる。
【0019】 図6の場合は、前記したように、アクリル樹脂等の透明な樹脂にガラスビーズ 7やプリズム9を分散して混入した塗料を塗布した場合であって、棒状部3の表 面の反射面12に透明層17があって、その中にガラスビーズ7やプリズム9が 不規則ながら配列され、正当な体勢のものでは、光が再帰することにより光輝性 が発揮される。なお、透明層17の上にはさらに耐侯性を付与するために表面透 明層18を形成する。
【0020】 なお、棒状部3の表面に蓄光塗料を塗布したり、ガラスビーズ7やプリズム9 に蓄光剤(ZnS)を混入したりすると、暗闇でも光輝する。
【0021】 図7は、ステッキ1の前面に豆電球31が上下に配列される凹溝33を押出成 形により形成し、凹溝33の内面に光輝面層5を形成したもので、凹溝33にプ リズムレンズからなる透明蓋35が嵌め込まれている。
【0022】 以上は、ステッキ1について光輝面層5を形成した場合であるが、ステッキ1 に付属するものに形成しても、この考案の趣旨に反しないものとする。図8は、 その一例であって、ステッキ1を挿入するステッキ袋2の表面に光輝面層5を形 成したものである。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、歩行中における交通の安全を非常に 高めることができるものであって、光輝面層に光が当たると鮮やかな色彩を伴う 高輝度の光で反射し、遠くからでも注意が喚起される抜群の視認性を有し、しか も、昼夜を問わなくその視認性が保障されることから、出会う車や人が常にそれ に気付いて、使用者の安全が確保されるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行安全装置を示すステッキの一部切欠した斜
視図である。
【図2】歩行安全装置を示すステッキの一部横断面図で
ある。
【図3】歩行安全装置の他の例を示すステッキの一部断
面図である。
【図4】歩行安全装置のさらに他の例を示すステッキの
一部断面図である。
【図5】歩行安全装置のさらに他の例を示す破断してス
テッキ表面を見た平面説明図である。
【図6】歩行安全装置のさらに他の例を示すステッキの
一部断面図である。
【図7】歩行安全装置のさらに他の例を示すステッキの
横断面図である。
【図8】歩行安全装置のさらに他の例を示すステッキお
よびステッキ袋の斜視図である。
【符号の説明】
1 ステッキ 2 ステッキ袋 5 光輝面層 7 ガラスビーズ 9 プリズム 11,12 反射面 17,18 透明層

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッキ、若しくはステッキ袋等の付属
    物に塗料を塗布することにより、光を輝かしく反射する
    光輝面層を形成したことを特徴とするステッキの歩行安
    全装置。
  2. 【請求項2】 光輝面層の形成について、光を透過する
    透明層を形成する塗料に、微細なガラスビーズやプリズ
    ム等を分散して混入してなることを特徴とする請求項1
    記載のステッキの歩行安全装置。
  3. 【請求項3】 光輝面層の形成について、透明層の下に
    反射面を形成し、反射面の上にガラスビーズを配列した
    ことを特徴とする請求項1記載のステッキの歩行安全装
    置。
  4. 【請求項4】 光輝面層の形成について、透明層の下に
    反射面を形成し、反射面の上にプリズムを配列したこと
    を特徴とする請求項1記載のステッキの歩行安全装置。
  5. 【請求項5】 ステッキ、若しくはステッキ袋等の付属
    物に蓄光塗料を塗布したことを特徴とするステッキの歩
    行安全装置。
JP1995011727U 1995-10-09 1995-10-09 ステッキの歩行安全装置 Expired - Lifetime JP3023639U (ja)

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