JP3003042U - 光輝態様のステッキ袋およびステッキ - Google Patents

光輝態様のステッキ袋およびステッキ

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JP3003042U
JP3003042U JP1994005147U JP514794U JP3003042U JP 3003042 U JP3003042 U JP 3003042U JP 1994005147 U JP1994005147 U JP 1994005147U JP 514794 U JP514794 U JP 514794U JP 3003042 U JP3003042 U JP 3003042U
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reflection sheet
glittering
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soft synthetic
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JP1994005147U
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Inventor
達男 森山
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達男 森山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光が当たると鮮やかな色彩を伴う高輝度の光
で反射するので、遠くからでも注意が喚起される抜群の
視認性を有し、しかも、その反射性能が時間の経過や水
に濡れたこと等で喪失しない耐久性および耐侯性に優れ
た光輝態様のステッキ袋およびステッキを提供する。 【構成】 軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シート
により、ステッキが挿入される鞘状に形成し、ずり下が
らないように、上端にステッキの握り部に対する掛止手
段を設けてあり、再帰性光輝反射シートが、断面におい
て、透明な表面層の下に、微少なガラスビームまたはプ
リズムの配列構造の再帰性反射エレメントを具備してな
る光輝態様のステッキ袋を構成した。一方、この考案
は、軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シートによ
り、ステッキが嵌まるチューブを形成し、チューブを熱
収縮させてステッキに固着してあり、再帰性光輝反射シ
ートが、断面において、透明な表面層の下に、微少なガ
ラスビームまたはプリズムの配列構造の再帰性反射エレ
メントを具備してなる光輝態様のステッキを構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、老人や身体障害者、病人等が交通安全のために使用する光輝態様 のステッキ袋およびステッキに関する。
【0002】
【従来の技術】
ステッキは、棒の上端に柄を設けたもので、主に老人や身体障害者の歩行を助 けるために使用され、時にはアクセサリーとして携帯されることもある。そして 、使用目的が歩行の補助であるときには、安全対策として他人に注意を促す手段 が講じられることがあった。
【0003】 交通安全対策として注意を促す手段としては、色を白くするというように着色 によるものと、螢光塗料の塗布によるもの等を挙げることができる。また、従来 、普通にはステッキ袋を用いられることはなく、まして、ステッキ袋に交通安全 対策として注意を促す手段が講じられることはなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のステッキのうち、白や黄色等の色彩を塗布したものでは、 夜間に良く見えなく、また、螢光塗料等を塗ってあっても、それが紫外線等に励 起されて螢光を発するものであって、その光が非常に微弱のために遠くから確認 することができるという視認性に欠け、近づいて初めてぼんやりと見えるために 、交通安全対策としては信頼性が薄かった。
【0005】 螢光塗料の場合であると、このように鮮やかさが全くなく輝度性に欠けるだけ でなく、長く使用していると、螢光が次第に弱くなってくるし、塗料が剥げ落ち て螢光を発しなくなる。また、昼間においては、光が当たっても螢光が微少であ るために、視覚されないという問題もあった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、昼夜を問わず、光が当たると鮮やか な色彩を伴う高輝度の光で反射するので、遠くからでも注意が喚起される抜群の 視認性を有し、しかも、その反射性能が時間の経過や水に濡れたこと等で喪失し ない耐久性および耐侯性に優れた光輝態様のステッキ袋およびステッキを提供す ることを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シートに より、ステッキが挿入される鞘状に形成し、ずり下がらないように、上端にステ ッキの握り部に対する掛止手段を設けてあり、再帰性光輝反射シートが、断面に おいて、透明な表面層の下に、微少なガラスビームまたはプリズムの配列構造の 再帰性反射エレメントを具備してなる光輝態様のステッキ袋を構成した。
【0008】 一方、この考案は、軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シートにより、ステ ッキが嵌まるチューブを形成し、チューブを熱収縮させてステッキに固着してあ り、再帰性光輝反射シートが、断面において、透明な表面層の下に、微少なガラ スビームまたはプリズムの配列構造の再帰性反射エレメントを具備してなる光輝 態様のステッキを構成した。
【0009】 加えて、この考案は、ステッキの前面に透明蓋により塞がれる凹溝を設け、凹 溝に豆電球を上下に配列するとともに、内面に軟質合成樹脂からなる再帰性光輝 反射シートを貼り付けてあって、再帰性光輝反射シートが、断面において、透明 な表面層の下に、微少なガラスビームまたはプリズムの配列構造の再帰性反射エ レメントを具備してなる光輝態様のステッキを構成した。
【0010】
【作 用】
光輝態様のステッキ袋を着設したステッキを使用し、或いは、光輝態様のステ ッキを使用すると、ステッキの表面の再帰性光輝反射シートが、昼であると太陽 の光を反射して、また、夜間であると自動車や自転車の光、或いはネオンサイン の光を反射して、ステッキの表面が高輝度に光り、それを遠くからでも確認でき る。この視認性やその他の特質については、次の実施例において述べる通りであ る。
【0011】 考案の対象がステッキ袋の場合であると、それが必要な時にのみステッキに着 用できることはもちろん、既成のステッキに取り付け得て好都合であり、また、 ステッキと対において提供できる。また、ステッキに再帰性光輝反射シートを熱 収縮(シュリンク)により固着した場合には、剥がれるおそれもなく、耐久性が 良好である。さらに、ステッキに凹溝を設けたときには、内部の豆電球の光を再 帰性光輝反射シートが反射して暗闇においても非常な高輝度の光を発し、また、 豆電球による自光照明ともなる。なお、この考案では、再帰性光輝反射シートに はフィルムを含むものとする。
【0012】
【実施例】
図1および図2は、光輝態様のステッキ袋の一実施例を示したもので、そのス テッキ袋Pは、ステッキ1が挿入される鞘状に形成され、その素材には、「リフ レクサイト」の商標名で販売されている軟質合成樹脂の再帰性光輝反射シート3 を用いた。なお、製造企業は、アメリカ合衆国のコネチカット州エイボンに本社 を置くリフレクト社である。また、ステッキ袋Pの上端には、紐5が取り付けら れているので、紐5をステッキ1の握り部7に引っ掛けることにより着用される 。
【0013】 再帰性光輝反射シート3は、図8に示すように、透明な表面層12の下に、再 帰性反射エレメント6を設ける断面構造となっているもので、再帰性反射エレメ ント6については、ガラスビーズを使う方式と、プリズムを使う方式との二つの 異なる態様がある。そのうち、ガラスビーズを使う方法は、図9に示すように、 ガラスビーズ8の裏面に光を集中反射させ、その同じビーズ8を通して光を来た 方向に帰す仕組みになっている。
【0014】 プリズムを使う方法は、図10に示すように、光をプリズム10の三面で三回 反射させ、来た方向に帰す仕組みとなっている。ガラスビーズの再帰性反射エレ メントがその反射に全表面の25%しか使わないのに対し、プリズムの再帰性反 射エレメントでは、75%を反射面に使用しているので、3〜4倍の反射性能を 持っている。また、規則的なプリズムの配列となっているので、優れた光輝度性 を発揮する。なお、上記のいずれの再帰性光輝反射シート3の場合も、色彩につ いては、赤、黄色、緑、青、茶というように、ほとんどの色の反射光のものが提 供されている。
【0015】 図3および図4は、光輝態様のステッキSの一実施例を示したもので、塩化ビ ニールやポリエステル等の熱収縮性のプラスチックからなる再帰性光輝反射シー ト3または再帰性光輝反射フィルムを材料とするチューブ9をステッキ1に嵌め 、加熱によりシュリンクさせることにより固着したものである。シートまたはフ ィルムの状態からチューブ9を形成する方法については、丸めて両端を溶着ない し接着する方法の他、繊維状に裂いて、その糸で織ったり編んだりする方法があ る。この織り編みする方法によれば、図4の如くシームレスとなる。また、織っ たり編んだりした場合には、色の混合が可能であり、さらに鮮やかな色彩となる 。また、普通の熱収縮性のプラスチックの糸を混ぜても良い。
【0016】 図5の場合であると、ステッキ1を角形に形成し、それにチューブ9を嵌めて シュリンクした場合を示したもので、接着によりチューブ9の形成がなされてい るので、この場合はシームレスではない。
【0017】 図6および図7は、照明可能な光輝態様のステッキSとして実施例を示したも ので、この場合であると、ステッキ1にアルミ押出形材を使用し、それには、前 面に豆電球13が上下に配列される凹溝11を押出成形により形成され、凹溝1 1の内面に再帰性光輝反射シート3が貼り付けられ、凹溝11にプリズムレンズ からなる透明蓋15が嵌め込まれている。豆電球13の配線については、握り部 7またはステッキ1の上部に電池を内装し、配線17により並列に接続される。 14は豆電球13の点滅スイッチである。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の光輝態様のステッキ袋およびステッキによれ ば、身体の自由に欠ける老人や身体障害者等がそれを使用することにより、歩行 中における交通の安全を非常に高めることができるものであって、外面の再帰性 光輝反射シートに光が当たると鮮やかな色彩を伴う高輝度の光で反射し、遠くか らでも注意が喚起される抜群の視認性を有し、しかも、昼夜を問わなく、また、 時間の経過や雨に濡れたこと等により輝度が喪失することもなく、その視認性が 保障されることから、出会う車や人が常にそれに気付いて、使用者の安全が確保 されるという優れた効果がある。
【0019】 さらに、ステッキ袋の場合であると(請求項1)、それが必要な時にのみステ ッキに着用できることはもちろん、既成のステッキに取り付け得て好都合である 。また、ステッキと対において提供すれば、ステッキの販売やギフトの趣向をこ の上なく高め得る。
【0020】 ステッキに再帰性光輝反射シートを熱収縮により固着した場合には(請求項2 )、高輝度面が剥がれるおそれもなく、耐久性が特に良好であり、また、量産に 適し安価な提供に適する。
【0021】 ステッキに凹溝を設けたときには(請求項3)、内部の豆電球の光を再帰性光 輝反射シートが反射し、暗闇においても非常な高輝度の光を発するために、上記 の効果が特に顕著となることはもとより、豆電球による自光照明ともなるので、 昼夜を問わないだけでなく、光のない全くの暗闇でも自分の視覚により歩行の安 全を確保し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】光輝態様のステッキ袋をステッキと共に示す分
離斜視図である。
【図2】同ステッキ袋の着用状態を示すステッキの上端
部斜視図である。
【図3】光輝態様のステッキの一実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】図3のA−A線矢視の拡大断面図である。
【図5】他の実施例を示す図4に対応する断面図であ
る。
【図6】さらに他の光輝態様のステッキの実施例を示す
斜視図である。
【図7】図6のA−A線矢視の拡大断面図である。
【図8】再帰性光輝反射シートの基本的な断面説明図で
ある。
【図9】ガラスビーズを用いた再帰性反射エレメントの
光反射の説明図である。
【図10】プリズムを用いた再帰性反射エレメントの光
反射の説明図である。
【符号の説明】
P 光輝態様のステッキ袋 S 光輝態様のステッキ 1 ステッキ 3 再帰性光輝反射シート 5 掛止手段としての紐 6 再帰性反射エレメント 7 握り部 8 ガラスビーズ 9 チューブ 10 プリズム 11 凹溝 12 表面層 13 豆電球 15 透明蓋

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シ
    ートにより、ステッキが挿入される鞘状に形成し、ずり
    下がらないように、上端にステッキの握り部に対する掛
    止手段を設けてあり、再帰性光輝反射シートが、断面に
    おいて、透明な表面層の下に、微少なガラスビームまた
    はプリズムの配列構造の再帰性反射エレメントを具備し
    てなることを特徴とする光輝態様のステッキ袋。
  2. 【請求項2】 軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シ
    ートにより、ステッキが嵌まるチューブを形成し、チュ
    ーブを熱収縮させてステッキに固着してあり、再帰性光
    輝反射シートが、断面において、透明な表面層の下に、
    微少なガラスビームまたはプリズムの配列構造の再帰性
    反射エレメントを具備してなることを特徴とする光輝態
    様のステッキ。
  3. 【請求項3】 ステッキの前面に透明蓋により塞がれる
    凹溝を設け、凹溝に豆電球を上下に配列するとともに、
    内面に軟質合成樹脂からなる再帰性光輝反射シートを貼
    り付けてあって、再帰性光輝反射シートが、断面におい
    て、透明な表面層の下に、微少なガラスビームまたはプ
    リズムの配列構造の再帰性反射エレメントを具備してな
    ることを特徴とする光輝態様のステッキ。
JP1994005147U 1994-04-12 1994-04-12 光輝態様のステッキ袋およびステッキ Expired - Lifetime JP3003042U (ja)

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