JP3023148U - 透明遮音壁 - Google Patents

透明遮音壁

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JP3023148U
JP3023148U JP1995010135U JP1013595U JP3023148U JP 3023148 U JP3023148 U JP 3023148U JP 1995010135 U JP1995010135 U JP 1995010135U JP 1013595 U JP1013595 U JP 1013595U JP 3023148 U JP3023148 U JP 3023148U
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JP
Japan
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resin plate
transparent
sound insulation
transparent resin
column
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JP1995010135U
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Inventor
伸介 落合
義雄 田所
和夫 比延田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも大型の透明樹脂板を用い、金属製
の枠体を用いることなく、直接支柱に透明樹脂板を取り
付けることにより、広い視野と開放感を与えると共に、
製造コストを抑えた遮音壁を提供する。 【解決手段】 所定の間隔で複数の支柱を設置し、隣接
する該支柱間の下部に透明樹脂板の受け枠を架設し、隣
接する支柱間毎に透明樹脂板を、その下部を受け枠に挿
入すると共に両側端部を隣接する支柱に押さえ板を用い
て固定してなる透明遮音壁。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は主として道路や鉄道沿い等に設置される遮音壁に関する。詳しくは視 界が広く、開放感のある透明遮音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の透明遮音板としては、例えば実開平6−53615号公報に開 示されているような、金属製の四角形状の枠体内に、透明樹脂板がその周縁部を 枠体内側に挿入されて保持され、道路沿線上に一定間隔に設置されたH型支柱に 金属製枠体を取り付けるものや、特開平6−49812号公報に開示されている ような、前述した金属製枠体をH型支柱の構内に挿入された側枠に取り付けるも の等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、透明樹脂板の周縁部を金属製枠体に挿入した後に、上下方向や 水平方向に複数連続して道路等に沿って設置された支柱に取り付けると、金属製 の枠が格子状に見えるようになり、その結果視界が制限されたり、また透明板を 使用することにより得られる開放感も減少するという問題点があった。さらに透 明樹脂板を設置するために必要な部品数も多く、製造費が高くなるという問題点 もあった。
【0004】 上記課題を解決するために、本考案は、従来よりも大型の透明樹脂板を用い、 金属製の枠体を用いることなく、直接支柱に透明樹脂板を取り付けることにより 、広い視野と開放感を与えると共に、製造コストを抑えた遮音壁を提供するもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、一定の間隔で複数の支柱を設置し、隣接する該支柱間の下 部に透明樹脂板の受け枠を架設し、隣接する支柱間毎に透明樹脂板を、その下部 を受け枠に挿入すると共に両側端部を隣接する支柱に押さえ板を用いて固定して なる透明遮音壁である。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案における支柱の形状は特に制限されるものではないが、通常、入手のし 易さ、施工のし易さ等から、H型鋼を用いたH型支柱が好ましく用いられる。 H型支柱は、遮音壁の耐風圧力等を考慮して所定の間隔で、その凹部が隣接す る支柱間において相対する向きに立設される。
【0007】 支柱間の下部には透明樹脂板の受け枠が架設されている。通常、この受け枠は 金属製で、凹形状をしており、一本の受け枠が支柱間毎に、または一本の受け枠 が複数の支柱間を架設される。
【0008】 透明樹脂板としては、メタクリル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板およびこれ らの積層板等が用いられる。透明樹脂板の大きさや厚さは、耐風圧基準等を勘案 して適宜選択されるが、大きさは縦、横とも1.5m〜4m、通常、縦1.5m ×横2m〜縦4m×横4mの方形状で、厚さは10〜30mmのものが用いられ る。厚さが10mm以下であると風圧によるたわみが大きくなり、30mm以上 になると重量が大きくなり、費用も高くなると共に施工が困難になる。
【0009】 この透明樹脂板は、その下部を受け枠に挿入すると共に、押さえ板を用いて支 柱に固定される。押さえ板の中央部に穴があけられており、この穴に支柱に取り 付けた押さえボルトを通し、ナットで締めることにより、左右2枚の透明樹脂板 の側端部が固定される。押さえボルトは直接支柱に、後述する支柱カバーに、ま たは支柱に取り付けた支持板に取り付けても良い。押さえ板による固定は、支柱 の長手方向の数カ所で行われるが、その数は透明樹脂板の大きさを考慮して決め られる。 なお、押さえ板は金属製または硬質ゴム製のものが用いられる。また、押さえ 板の形状は特に制限されるものではなく、長方形、円形等のものが用いられる。
【0010】 支柱、受け枠、押さえ板等の金属と透明樹脂板とが接する箇所には、透明樹脂 板の熱による膨張収縮を吸収するために、ゴム製等のガスケットが配置されてい る。
【0011】 押さえ板の前面には固定部にゴミや水等が侵入しないように、またボルトやナ ットを隠して美しい外観を与えるために前面カバーを、支柱頭部や柱脚部にも同 様にゴミや水等が侵入しないように、また美しい外観を与えるために支頭カバー や柱脚カバーを、更に美しい外観を与えるために支柱カバーを取り付けるのが好 ましい。通常、これらカバーはアルミ合金製のものが用いられる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の透明遮音板は、透明樹脂板の周囲を枠体等により覆われていないため に得られる視界が広く、且つ開放感がある。また従来の透明遮音板よりも部品数 が少なく、製造費を削減することが可能である。
【0013】
【実施例】
以下、本考案を実施例で詳細に説明する。 図1は本考案の透明遮音壁を道路に沿って設置したときの前面図である。図2 は支柱部の断面図(図1のA−A’部)、図3は支柱頭部の側面図、図4は支柱 脚部の側面図である。
【0014】 支柱1はH型鋼が使用されており、支柱にはアルミ合金製の支柱カバー2が取 り付けられており、これに支柱の長手方向に沿って押さえボルト6が数カ所取付 けられている。隣接する支柱間の下部には亜鉛鋼板製の受け枠10が架設されて いる。この受け枠は支柱にボルト・ナット11で固定されている。受け枠の底部 とコンクリート等の土台との隙間はゴム製のパッキン12でうめられている。
【0015】 透明樹脂板3は2000mmL×2000mmH×12mmtの耐衝撃性で難 燃性のメタクリル樹脂板が用いられており、この透明樹脂板は受け枠に挿入され 、両側端部を隣接する支柱に押さえ板を用いて固定されている。押さえ板は亜鉛 鋼板製で、中央部に穴があけれれており、この穴に押さえボルト6を通し、ボル トで締めて、支柱カバーと押さえ板で透明樹脂板を挟んで固定する。透明樹脂板 が接する支柱カバー、押さえ板、受け枠との間にはゴム製のガスケットが配置さ れている。
【0016】 押さえ板で固定した長手方向にアルミ合金製の前面カバー7が、支柱頭部には アルミ合金製の柱頭カバー8が、支柱脚部にはアンカーボルト14で土台に取付 けられたL型鋼板に固定してアルミ合金製の柱脚カバー15が取付けられている 。これらのカバーによって、固定部等にゴミや水等が侵入しないように、またボ ルトやナットを隠して美しい外観を与えている。
【0017】 図5、図6、図7は別の固定方法を示すものであり、図5は支柱部の断面図、 図6は支柱頭部の側面図、図7は支柱脚部の側面図である。 この方法では押さえボルトが直接支柱に取付けられており、支柱カバーおよび 柱脚カバーがない以外は、前記したものと同様である。
【0018】 図8は更に別の固定方法を示すものであり、支柱部の断面を示す図である。 支柱に支持板16がボルト・ナットで取付けられ、この支持板に押さえボルト6 が取付けられている。この場合、押さえ板4は硬質ゴム製である。 図9はこの押さえ板の正面図であり、押さえ板は円形をしている。図9におい て、中央部は透明樹脂板の間から見えるH型支柱を、その両側は透明樹脂板を、 両側の斜線部は透明樹脂板を透して見えるH型支柱を表す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透明遮音壁の一例の前面図である。
【図2】本考案の透明遮音壁の一例の支柱部の断面図で
ある。
【図3】本考案の透明遮音壁の一例の支柱頭部の側面図
である。
【図4】本考案の透明遮音壁の一例の支柱脚部の側面図
である。
【図5】本考案の透明遮音壁の他の例の支柱部の断面図
である。
【図6】本考案の透明遮音壁の他の例の支柱頭部の側面
図である。
【図7】本考案の透明遮音壁の他の例の支柱脚部の側面
図である。
【図8】本考案の透明遮音壁の他の例の支柱部の断面図
である。
【図9】図8に示す押さえ板の正面図である。
【符号の説明】
1 H型支柱 2 支柱カバー 3 透明樹脂板 4 押さえ板 5 ガスケット 6 押さえボルト 7 前面カバー 8 柱頭カバー 9 ガスケット 10 受け枠 11 ボルト・ナット 12 パッキン 13 L型鋼板 14 アンカーボルト 15 柱脚カバー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔で複数の支柱を設置し、隣接
    する該支柱間の下部に透明樹脂板の受け枠を架設し、隣
    接する支柱間毎に透明樹脂板を、その下部を受け枠に挿
    入すると共に両側端部を隣接する支柱に押さえ板を用い
    て固定してなる透明遮音壁。
  2. 【請求項2】 支柱がH型支柱である請求項1記載の透
    明遮音壁。
  3. 【請求項3】 透明樹脂板がメタクリル樹脂板またはポ
    リカーボネート樹脂板である請求項1記載の透明遮音
    壁。
  4. 【請求項4】 支柱間の透明樹脂板が、縦、横ともに
    1.5m〜4mの大きさで、一枚の樹脂板からなる請求
    項1記載の透明遮音壁。
  5. 【請求項5】 押さえ板による透明樹脂板の固定部の前
    面を覆う前面カバーを有する請求項1記載の透明遮音
    壁。
  6. 【請求項6】 支柱頭部を覆う柱頭カバーを有する請求
    項1記載の透明遮音壁。
  7. 【請求項7】 支柱側部を覆う支柱カバーを有する請求
    項1記載の透明遮音壁。
JP1995010135U 1995-09-26 1995-09-26 透明遮音壁 Expired - Lifetime JP3023148U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006241749A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 East Nippon Expressway Co Ltd 遮音壁の支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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