JP3022485U - 理美容鋏の研磨用定規 - Google Patents

理美容鋏の研磨用定規

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JP3022485U
JP3022485U JP1995010430U JP1043095U JP3022485U JP 3022485 U JP3022485 U JP 3022485U JP 1995010430 U JP1995010430 U JP 1995010430U JP 1043095 U JP1043095 U JP 1043095U JP 3022485 U JP3022485 U JP 3022485U
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blade
ruler
polishing
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grindstone
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JP1995010430U
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Inventor
博幸 石丸
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博幸 石丸
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静刃および動刃と砥石の接触角を一定に保っ
ての研磨が容易に行えるようにした理美容鋏の研磨用定
規の提供。 【解決手段】 プラスチック、金属、厚紙等の材料によ
る定規本体1の一辺に谷状の切欠部21を形成すると共
に、この切欠部の一方の角度は前記辺とのなす角度が略
40度に形成された静刃用角度器21aとなっており、
また、他方の角度は前記辺とのなす角度が略45度に形
成された動刃用角度器21bとなっている理美容鋏の研
磨用定規である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は理美容院において散髪や毛髪カット時に使用する鋏の刃面を、砥石ロ ーラによって研磨する時に、前記刃面が所望角度で砥石ローラに接するように規 制するための研磨用定規に関する。
【0002】
【従来の技術】
理美容院において使用される鋏は、図11〜図13に開示されるものである。 同図に示す如く鋏1は、静刃11と動刃12とから構成され、各刃11,12 には図13に示す如く表刃11a,12aと裏刃11b,12bとが形成されて いる。また、動刃12にはネジ孔12cが形成され、かつ、静刃11にはネジ挿 通孔11cが形成され、そして、このネジ挿通孔11cからネジ13で貫通して ネジ孔12cにねじ込むことで一体化している。なお、11d,12dは指環で ある。
【0003】 さらに、静刃11と動刃12の刃面は共に直線的ではなく、800Rの曲線を 描いた「刃線」が形成されており、また、ネジ挿通孔11cおよびネジ孔12c 付近から先端に至る過程で互いに他の刃側に緩やかな湾曲したカーブをなして「 そり」が形成されている。
【0004】 そして、従来において、前記した理美容鋏の刃を研磨する場合には、ネジ13 を外して静刃11と動刃12とに分離した後、各刃の表刃と裏刃を平砥石で研ぐ か、あるいは、電動研磨機によって研ぐかの何れかであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記した平砥石で研磨する場合には、研磨時に刃と砥石との接触点 が見えにくいため研磨が難しく、また、平砥石に対して刃を一定の角度(静刃の 場合は水平線とのなす角度が約40度、動刃の場合は約45度)に保って前後動 させながら研磨するため、この角度を保つことが困難で熟練を要し、特に、初心 者の場合には、分度器を用いて砥石と刃との角度を決めているが、刃を動かすた め一定しないといった問題があった。
【0006】 また、電動研磨機によって研磨する場合には、円盤状の砥石が回転しているの で、前記した角度を一定にしながら研磨することは比較的容易であるが、砥石が 高速で回転することから、初心者であると鋼の部分である刃がすぐに無くなり、 また、刃と砥石との接触点が見えにくいといった問題があった。
【0007】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 刃と砥石の接触角を一定に保っての研磨が容易であると共に、「刃線」および「 そり」の状態をも確認することができる理美容鋏の研磨用定規を提供せんとする にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の理美容鋏の研磨用定規は、前記した目的を達成せんとするもので、そ の手段は、プラスチック、金属、厚紙等の材料による定規本体の一辺に谷状の切 欠部を形成すると共に、この切欠部の一方の角度は前記辺とのなす角度が略40 度に形成された静刃用角度器となっており、また、他方の角度は前記辺とのなす 角度が略45度に形成された動刃用角度器となっているものである。
【0009】 また、前記定規本体の他の一辺を略800Rの曲率を有する刃線測定定規とす ることが望ましく、さらに、前記定規本体の前記2辺以外の一辺を直線状のそり 測定定規とすることが望ましい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る理美容鋏の研磨用定規の実施の一形態を図面と共に説明す る。 図1、図2において、2はプラスチック、金属、あるいは厚紙からなる定規本 体にして、片面に仕上研磨用コルク3が貼着されている。この定規本体2の一方 の短辺側は谷状の切欠部21が形成され、一方の角度は短辺とのなす角度が40 度に形成された静刃用角度器21aとなっており、また、他方の角度は短辺との なす角度が45度に形成された動刃用角度器21bとなっている。
【0011】 さらに、一方の長辺側は800Rの曲面に形成された刃線測定定規22となっ ており、かつ、他方の長辺側は直線状に形成されたそり測定定規23となってい る。
【0012】 このように構成した本考案における理美容鋏の研磨用定規を使用して研磨を行 う作業について、以下に説明する。 本考案の定規を使用して研磨を行うための砥石4としては、例えば、円柱状の 物体に紙ヤスリを貼着したもの、あるいは、円柱状に形成した砥石を使用し、平 坦な机等の上に前記砥石を載置して行う。
【0013】 先ず、図4、図5に示す如く動刃12の表刃12aを研ぐ場合には、定規本体 2の動刃用角度器21bに裏刃12bを密着させた状態で、砥石4に対して定規 本体2を垂直に立てる。この状態において、動刃12の表刃12aは砥石4に対 して45度傾いた状態で接触するので、この角度を保ちながら定規本体2を取り 除き、次いで、動刃11を持った手を固定した状態で砥石4を図6の矢印の如く 回転させることにより研磨が行える。
【0014】 この場合の前後動は、平砥石の場合とことなり動刃12を前後動させる必要が ないので、動刃12を45度の角度を保った状態で研磨が行え、従って、初心者 であっても研磨作業を確実に、かつ、正確に行える。
【0015】 また、動刃12の表刃12aの研磨が終了したなら、裏刃12bの研磨を行う のであるが、裏刃12bの研磨は表刃12aの研磨よりも少なくてよい。従って 、この場合の研磨は図7に示す如く裏刃12bを砥石4と略平行にした状態で矢 印のように斜めに引くことにより行える。
【0016】 また、静刃11の表刃11aを研ぐ場合も、前記した動刃12の表刃12aを 研ぐ場合と同様に、静刃用角度器21に裏刃11aを密着させた状態で砥石4に 対して定規本体2を垂直に立て(図8参照)、次いで、該定規本体2を取り除い た後に砥石4を回転させながら研磨を行う。また、裏刃11bの研磨も前記動刃 12の裏刃12bの研磨と同様にして行う。
【0017】 そして、動刃12および静刃11の研磨が終了したなら、コルク3によってバ リの部分を取り除き研磨作業は終了する。この研磨が終了したなら、刃線測定定 規22に各刃11,12の裏刃11b,12b側を図9のように当てて、刃線測 定定規22と刃面との刃線が一致するか否かを確認する。また、そり測定定規2 3に各刃11,12の裏刃11b,12b側を当てて、該裏刃11b,12bと そり測定定規23との隙間をみることによってそりの状態を確認することにより 、正確に研磨できたか否かが判断できる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は前記したように、定規本体の静刃用角度器および動刃用角度器によっ て、円柱状の砥石に対する静刃および動刃の表刃との角度を決定することができ るので、前記砥石を回転させるだけで一定の角度を保った状態で研磨ができ、従 って、熟練を要することなく初心者であっても正確、かつ、簡単に理美容鋏の刃 研ぎが行える。
【0019】 また、定規本体の刃線測定定規およびそり測定定規によって各刃の砥面の刃線 やそりを一目で判断できて、鋏の検査が確実、かつ、簡単に行える等の効果を有 するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る理美容鋏の研磨用定規の正面図で
ある。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】形状の特徴を示した背面図である。
【図4】動刃を砥石にセットする状態を示した正面図で
ある。
【図5】同上の側面図である。
【図6】動刃の表刃を研磨している状態の正面図であ
る。
【図7】動刃の裏刃を研磨している状態の正面図であ
る。
【図8】静刃を砥石にセットする状態を示した正面図で
ある。
【図9】刃線を測定している状態の正面図である。
【図10】そりを測定している状態の正面図である。
【図11】理美容鋏の正面図である。
【図12】同上を分解した状態の正面図である。
【図13】静刃と動刃の噛み合わせ状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 理美容鋏 11 静刃 12 動刃 2 定規本体 21 切欠部 21a 静刃用角度器 21b 動刃用角度器 22 刃線測定定規 23 そり測定定規

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック、金属、厚紙等の材料によ
    る定規本体の一辺に谷状の切欠部を形成すると共に、こ
    の切欠部の一方の角度は前記辺とのなす角度が略40度
    に形成された静刃用角度器となっており、また、他方の
    角度は前記辺とのなす角度が略45度に形成された動刃
    用角度器となっていることを特徴とする理美容鋏の研磨
    用定規。
  2. 【請求項2】 前記定規本体の他の一辺を略800Rの
    曲率を有する刃線測定定規としたことを特徴とする請求
    項1記載の理美容鋏の研磨用定規。
  3. 【請求項3】 前記定規本体の前記2辺以外の一辺を直
    線状のそり測定定規としたことを特徴とする請求項1記
    載の理美容鋏の研磨用定規。
JP1995010430U 1995-09-07 1995-09-07 理美容鋏の研磨用定規 Expired - Lifetime JP3022485U (ja)

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