JP3021856B2 - 三脚の固定装置 - Google Patents

三脚の固定装置

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JP3021856B2
JP3021856B2 JP3278314A JP27831491A JP3021856B2 JP 3021856 B2 JP3021856 B2 JP 3021856B2 JP 3278314 A JP3278314 A JP 3278314A JP 27831491 A JP27831491 A JP 27831491A JP 3021856 B2 JP3021856 B2 JP 3021856B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16MFRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
    • F16M11/00Stands or trestles as supports for apparatus or articles placed thereon Stands for scientific apparatus such as gravitational force meters
    • F16M11/20Undercarriages with or without wheels
    • F16M11/24Undercarriages with or without wheels changeable in height or length of legs, also for transport only, e.g. by means of tubes screwed into each other
    • F16M11/26Undercarriages with or without wheels changeable in height or length of legs, also for transport only, e.g. by means of tubes screwed into each other by telescoping, with or without folding
    • F16M11/32Undercarriages for supports with three or more telescoping legs
    • F16M11/36Members preventing slipping of the feet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16MFRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
    • F16M2200/00Details of stands or supports
    • F16M2200/02Locking means
    • F16M2200/025Locking means for translational movement
    • F16M2200/027Locking means for translational movement by friction

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三脚の固定装置に係り、
特に可動脚と固定脚とからなる伸縮可能な三脚をワンモ
ーションで簡単に固定でき、測量機械に好適に用いられ
る三脚の固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から測量機械用の三脚は、脚頭部と
脚部がヒンジ部によって連結され、脚部は、可動脚と固
定脚から構成されている。そして可動脚と固定脚のうち
の一方の脚が他方の脚の間を摺動して伸縮するように構
成されている。この可動脚と固定脚との固定は、離間し
た2本の固定脚の間に可動脚を挾持し、一方の脚を遊嵌
させ、他方の脚と一体に形成されたねじを備えた固定部
材を用いて、固定部材のねじにより固定していた。
【0003】また従来の各脚部間の集縛に関しては、上
記固定部材とは別に、集縛ベルト等を用いて、脚部間を
束ねて各脚部を一緒に縛っていた。即ち、集縛ベルトは
一端に止めバックルと、他端に止めバックルのピンと係
合するベルト穴が形成されており、この集縛ベルトによ
って脚部を束ねて集縛するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したねじによる固
定部材においては、使用されるねじのねじピッチとして
は、例えばM4のねじで0.7mm、M8のねじでは
1.25mmであり、これらのねじによって固定するた
めには、ピッチ量を所定分量だけねじ方向へ可動させる
必要から、ねじを少なくとも一回転以上しなくてはなら
ず、作業性において問題があった。またねじ部に泥、そ
の他の異物が入り、作動不能となったり、耐久性におい
て問題があった。
【0005】また従来の固定部材においては、各脚部の
可動脚と固定脚との間の固定は可能であるが、各脚部間
の固定に関しては、各脚部間を束ねて一緒にするために
集縛ベルト等の別部材を用いる必要があった。即ち可動
脚と固定脚との間の固定と、各脚部間の集縛は別々に行
なっていた。そして例えば集縛ベルトを用いた場合に
は、測点から別の測点に移動したり、運搬したりする度
に、固定部材によって各脚部の可動脚と固定脚との間の
固定を行なった後で、複数の脚部をまとめ上げて、ベル
ト止めバックルの輪の中に集縛ベルトの他端を通した
り、ベルト穴にピンを入れたりする必要があり、三脚の
移動、運搬をすることが面倒であり不便であるという問
題があった。
【0006】本発明の目的は、三脚の固定装置における
可動脚と固定脚の固定ねじの錆、泥等による締め付け不
良,三脚の倒れ等によるねじの曲がり、ねじ締り不良等
の不都合をなくし、1固定動作が大きく、ワンモーショ
ンで可動脚と固定脚の固定及び解除が可能であると共
に、各脚部間の集縛も同時に行うことのできる三脚の固
定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る三脚の固
定装置は、脚頭部と脚部がヒンジ部によって連結され、
前記脚部が可動脚と固定脚によって構成され、可動脚と
固定脚のうちのいずれか一方の脚が離間して一対となっ
ており、可動脚と固定脚のうちの一方の脚が他方の脚の
間を摺動して伸縮する複数の脚部を備えた三脚における
可動脚と固定脚とを固定する固定装置において、該固定
装置は、前記一対に形成された脚の片方と固着されると
共に一対に形成された脚の他の脚及び前記他方の脚を挿
通する挿通孔を有する枠体と、該枠体に固着された脚と
反対側位置に配設されると共にフック部が形成された偏
心カムと、各脚部の前記偏心カムの配設位置と反対側位
置に形成され前記フック部と係合する係合部と、を備
え、前記偏心カムの回動により、前記挿通した一対に形
成された脚の他の脚及び前記他方の脚を、前記枠体に固
定された脚側へ圧接して固定可能とすると共に、前記フ
ック部と前記係合部により各脚部間を係合可能としたも
のである。
【0008】請求項2に係る三脚の固定装置は、脚頭部
と脚部がヒンジ部によって連結され、前記脚部が可動脚
と固定脚によって構成され、可動脚と固定脚のうちのい
ずれか一方の脚が離間して一対となっており、可動脚と
固定脚のうちの一方の脚が他方の脚の間を摺動して伸縮
し、可動脚及び固定脚のそれぞれの端部側には固定装置
の抜け止め部が形成されてなる複数の脚部を備えた三脚
における可動脚と固定脚とを固定する固定装置であっ
て、該固定装置は、前記一対に形成された脚及び前記他
方の脚を挿通する挿通孔を有する枠体と、該枠体に配設
されるフック部が形成された偏心カムと、各脚部の前記
偏心カムの配設位置と反対側位置に形成され前記フック
部と係合する係合部と、を備え、前記偏心カムの回動に
より、前記挿通した一対に形成された脚及び前記他方の
脚を互いに圧接して固定可能とすると共に、前記フック
部と前記係合部により各脚部間を係合可能としたもので
ある。
【0009】
【作用】請求項1に係る三脚の固定装置は、三脚を構成
する各脚部の一対に形成された脚の片方と固着されると
共に一対に形成された脚の他の脚及び前記他方の脚を挿
通する挿通孔を有する枠体と、該枠体に固着された脚と
反対側位置に配設されると共にフック部が形成された偏
心カムと、各脚部の前記偏心カムの配設位置と反対側位
置に形成され前記フック部と係合する係合部と、を備
え、前記偏心カムの回動により、前記挿通した一対に形
成された脚の他の脚及び前記他方の脚を、前記枠体に固
定された脚側へ圧接するので、偏心カムの回動が180
°以内の回転角となり、また、偏心カムの偏心量を調整
することによって、可動寸法を1mm以上にする事が可
能であり、1固定動作を大きく、ワンモーションで可動
脚と固定脚の固定及び解除が可能となる。また、複数の
脚部を束ねた状態で偏心カムの回動をすることにより、
偏心カムに形成されたフック部が、各脚部の偏心カムの
配設位置と反対側位置に形成された係合部と係合し、各
脚部に配設された固定装置間が係合一体となって互いを
拘束し脚部の拡がりを防ぐことができる。
【0010】請求項2に係る三脚の固定装置は、常時に
は固定脚の端部側の抜け止め部において、固定装置の枠
体が係止されているので、ワンモーションによって前記
請求項1の作用と同様な作用を奏することができると共
に、可動脚及び固定脚のそれぞれの端部側に形成された
抜け止め部によって規制されている範囲内において、可
動脚と固定脚の摺動位置に応じた所望の位置へ固定装置
を自由に移動させて、三脚を固定することが可能とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を
限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変
することができるものである。図1乃至図4は請求項1
に係る三脚の固定装置の実施例を示すものであり、測量
機用三脚Sは、図1で示すように、三脚Sを構成する各
脚部10が可動脚11と固定脚12とからなる。固定脚
12は一対の中空パイプ体12a,12bから構成さ
れ、脚頭14にヒンジ金具13を介してヒンジ式に取付
けられている。また可動脚11は、上記中空パイプ体1
2a,12bからなる固定脚12の間に摺動可能に配置
される。そして、可動脚11の摺接面11a,11aは
中空パイプ体12a,12bとの摺接面に整合するよう
な断面円弧状に形成されて、脚部10の長さを任意に可
変できるように構成されている。そして一対の固定脚1
2の下端部側には、固定装置1が取付けられている。
【0012】本例の固定装置1は、固定脚12に取着さ
れており、枠体2と、偏心カム3とを備えている。上記
枠体2の中央部分には、図3で示すように、可動脚11
と、中空パイプ体12a,12b(即ち固定脚12)
と、可動脚11と固定脚12の摺動を確保する間隙X,
Xと、偏心カム3の偏心移動量Y(=2X)によって圧
接する当て金4の配設間隙Zと、を有した挿通孔2aが
形成されており、この枠体2と固定脚12を構成する片
方の中空パイプ体12aとは、公知の手段により一体に
固着されている。本例では、固着手段としてねじ5を用
いている。この中空パイプ体12aと固着された枠体2
側(即ち、偏心カム3の配設位置と反対側位置)には、
延出部2bが形成され、この延出部2b上に係合部とし
ての棒状体2cが形成されている。
【0013】この枠体2には、中空パイプ体12aと反
対側位置に、偏心カム3を配設するための尖端部2dが
形成されている。この尖端部2dの中心部近傍位置に
は、支軸2eが形成されている。なお偏心カム3と固定
脚12と可動脚11との関係は、偏心カム3により当て
金4が押圧され、さらに当て金4が中空パイプ体12b
(固定脚12)を押圧して、中空パイプ体12bが移動
して可動脚11を締める構造としている。
【0014】本例の偏心カム3は、図2及び図3で示す
ように、所定厚みのある円盤状の本体部3aと、押圧部
3cと、本体部3aの偏心位置(本体部3aの中心に対
して押圧部3cと反対側)に形成された軸孔3eと、本
体部3aの外周位置に形成されたレバー部3bと、レバ
ー部3bと反対側位置で偏心カム3の回動方向へ湾曲し
たフック部3dとから形成されている。本例のフック部
3dは、偏心カム3を回動して、一方の固定脚12a側
へ他方の固定脚12b及び可動脚11を押圧したとき
に、前記棒状体2cとフック部3dが係合する位置に形
成されている。そして、軸孔3eへ前記尖端部2bに形
成された支軸2cを装着して回動自在に形成されてい
る。
【0015】また本例では、固定脚12を構成する偏心
カム3側の中空パイプ体12bには、偏心カム3に対向
させて当て金4を配設しているが、このように当て金4
を用いることにより、可動脚11,固定脚12,固定装
置1の加工誤差や組立寸法誤差等の許容範囲を大幅に拡
大することができる。
【0016】また、上記当て金4を、弾性のある部材、
例えば当て板バネとすることも出来る。また当て板バネ
のように弾性のある部材を用いて構成すると、弾性のあ
る部材により、中空パイプ体12b(固定脚12b)を
中空パイプ体12a(固定脚12a)及び可動脚11側
へ押圧するときに、偏心カム3側への弾撥が生じ、この
作用により可動脚11,固定脚12,固定装置1の加工
や組立寸法の許容差を容認することができると同時に偏
心カム3の作動回転角を一定にすることができる。なお
上記実施例において、固定脚12を中空パイプ体として
軽量化を図っているが、丸棒や角棒等で構成することも
できる。なお固定脚12の摺接面の形状に合わせた可動
脚11の摺接面を設ければ、接触面積が大きくなり、し
っかりした固定ができる摺接面となる。
【0017】次に、上記構成からなる実施例の動作につ
いて説明する。先ず、三脚を設置する場合には、三脚S
の配置位置において、固定脚12と可動脚11は摺動可
能になっているために、固定脚12と可動脚11を摺動
して所定長にした後、固定装置1により各脚部10を固
定する。固定装置1による固定は、単にレバー部3bを
図3の矢印I方向に回動することによって行なう。
【0018】即ち、偏心カム3と一体となったレバー部
3bを矢印I方向に回動すると、偏心カム3は支軸3e
を中心に回動することとなり、押圧部3cは枠体2の挿
通孔2a側に大きく入り込む。そして、図4で示すよう
に、押圧部3cが当て金4に当接する。このとき、固定
脚12の一方側の脚12bと可動脚11は、枠体2に対
して自由な状態となっているが、固定脚12の他方の脚
12aは枠体2と固着されているので、偏心カム3の押
圧部3cによって固定脚12bと可動脚11が固定脚1
2a側に押圧されて、固定脚12と可動脚11が圧接固
定される。そして各脚部10を開き、三脚Sを適当位置
に配置する。固定脚12及び可動脚11の固定を解除す
るときには、上記操作と逆方向にレバー部3bを回動す
ることによって行なう。
【0019】次に、三脚Sを集縛するときには、三脚S
の固定脚12及び可動脚11を摺動させて脚部10を短
くして、偏心カム3を回動することにより、前記と同様
に偏心カム3によって固定脚12及び可動脚11を圧接
固定することができると共に、次のように各脚部10を
連結して集縛することが可能となる。即ち、複数の脚部
10を束ねた状態で偏心カム3の回動をすると、図4で
示すように、各脚部10の偏心カム3の配設位置と反対
側位置に形成された係合部である棒状体2cと、この棒
状体2cと係合するフック部3dにより、各脚部10に
配設された固定装置1間が係合一体となって互いを拘束
し、各脚部10の拡がりを防ぐ。
【0020】以上のように、固定装置1の使用状況(三
脚の使用中或いは三脚の格納中)において、レバー部3
bは、常に図4で示すような位置、即ち枠体2に平行に
近接した位置に止められることとなり、使用状況におい
てレバー部3bが突出して邪魔にならないような構成と
している。なお上記実施例では、棒状体2cで係合部を
形成し、フック部3dにより係合しているが、これらの
棒状体2c及びフック部3dは本例に限定されるもので
はなく、例えばフック部に小突起を形成して、係合部と
の係合時にクリック感を持たせたりすることができるも
のである。
【0021】図5は、他の実施例を示すものであり、上
記実施例と同一構成には同一符号を付してその説明を省
略する。即ち、上記実施例においては、固定脚12を一
対の中空パイプ体12a,12bから構成し、この固定
脚12である中空パイプ体12a,12bの間に可動脚
11を摺動自在に配設した例を示したが、本例では可動
脚21を一対の丸棒21a,21bで構成し、この可動
脚21である丸棒21a,21bの間に固定脚22を配
設したものである。そして、可動脚21の上部側に固定
装置1を取着したものであり、固定装置1は可動脚12
の一方の丸棒21aと一体に固着される。本例における
固定装置1の構成は、上記実施例と同じである。
【0022】本例のように構成することによっても、上
記実施例と同様な作用効果を奏すると共に、本例のよう
に構成すると、固定装置1の位置が、常に可動脚21の
上端部側に位置することとなり、固定脚22及び脚頭1
4側が上下に摺動するので、固定装置1の位置は一定と
なり、操作位置も一定となって、三脚Sの各脚部10の
固定操作をきわめて容易に行うことができる。
【0023】図6及び図7は請求項2に係る三脚の固定
装置の実施例を示すものであり、本実施例においても、
前記実施例と同様構成には、同一符号を付してその説明
を省略する。本例における測量機用三脚は、固定脚32
に一対の角棒体32a,32bを用いており、この固定
脚32の下端部には固定装置1を構成する枠体2より幅
広のストッパ部(即ち抜け止め部)33,33が形成さ
れている。また可動脚31は、固定脚32(32a,3
2b)の間に摺動可能に配置され、凹状のガイド面から
なる摺接面31a,31aが角棒体32a,32bの摺
接面に整合するように形成されて、各脚部10の長さを
任意に可変できるように構成されている。
【0024】また可動脚31の上端部には固定装置1を
構成する枠体2より幅広のストッパ部(即ち抜け止め
部)34が形成されている。可動脚31及び固定脚32
のストッパ部33,34は、ねじ止めその他公知の固着
手段によって取り付ける。
【0025】そして本例の固定装置1を構成する偏心カ
ム3は、半硬質の合成樹脂部材から構成しており、挿通
孔2aの内面側には、可動脚31及び固定脚32の摺動
方向にそれぞれの規制面35,35・・が形成され、こ
れらの固定脚32および可動脚31が摺動自在に挿通で
きるように形成されている。従って、固定装置1は上記
ストッパ部33,34の間で、可動脚31及び固定脚3
2を挿通して配置される。
【0026】上記構成からなる本実施例の動作につい
て、説明する。先ず、三脚Sを設置する場合には、三脚
Sの配置位置において、固定脚32と可動脚31は摺動
可能になっているために、固定脚32と可動脚31を摺
動して所定長にした後、固定装置1により各脚部10を
固定する。固定装置1は固定脚32と可動脚31のいず
れとも固定されていないため、常時には固定脚32の下
端部に形成されたストッパ33の位置で係止されてお
り、通常前記実施例と同様に、この位置で固定装置1の
レバー部3bを図7の矢印I方向に回動することによっ
て行なう。本例では、偏心カム3を半硬質の合成樹脂材
で形成しているので、押圧面3cによって可動脚32b
を押圧するときに、可動脚32bを傷つけることがな
く、偏心カム3の移動量、即ち挿通孔2a側への突出量
を大きくして、より確実に固定することが可能となる。
なお偏心カム3による可動脚31及び固定脚32の固定
と、各脚部10の集縛の作用は前記実施例と同様の作用
を奏する。
【0027】また本例の固定装置1は、固定脚32及び
可動脚31とは固着されておらず、ストッパ部33,3
4の間で、自由に移動可能であるので、このストッパ部
33,34によって規制されている範囲内において、可
動脚31と固定脚32の摺動位置に応じた所望の位置へ
固定装置1を移動させて、三脚Sを固定することが可能
となる。なお、偏心カム3の押圧面3cに、前記実施例
の当て金4に相当する弾性部材を取着した膨出部(図7
の鎖線で示す)を形成することによって、前記当て金4
と同様の作用を奏することができる。また可動脚を一対
の脚で構成し、固定脚を可動脚の間に配置して構成する
ことができるのは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る三脚の固定
装置によれば、偏心カムの回動が180°以内の回転角
となり、また、偏心カムの偏心量を調整することによっ
て、可動寸法をねじピッチより大きくして、偏心カムの
移動量が大きくワンモーションで可動脚と固定脚の固定
及び解除が可能とすることができて、固定操作の簡便化
がはかれるだけでなく、固定装置における可動脚と固定
脚の固定に、ねじ固定していないため、ねじの錆,泥ま
たは三脚の倒れ等によって生じるねじの曲がり、ねじ締
り等を防ぐことができ、各脚部間の集縛も同時に行うこ
とができる。つまり本発明によれば、各脚部の伸縮部に
おける固定と、各脚部の束ねの拡がりを防ぐことことを
同時に行えて、運搬、格納等が簡便となる三脚の固定装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定装置に係る一実施例を用いた三脚
の概略斜視図である。
【図2】固定装置を示す正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】固定装置により各脚部の固定状態を示す断面図
である。
【図5】本発明の他の実施例を示す図2と同様な正面図
である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す正面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 固定装置 2 枠体 2a 挿通孔 2b 延出部 2c 係合部(棒状体) 2d 尖端部 2e 支軸 3 偏心カム 3a 本体部 3b レバー部 3c 押圧部 3d フック部 3e 軸孔 4 当て金 10 脚部 11,21,21a,21b,31 可動脚 12,12a,12b,22,32,32a,32b
固定脚 33,34 抜け止め部(ストッパ部) S 三脚

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚頭部と脚部がヒンジ部によって連結さ
    れ、前記脚部が可動脚と固定脚によって構成され、可動
    脚と固定脚のうちのいずれか一方の脚が離間して一対と
    なっており、可動脚と固定脚のうちの一方の脚が他方の
    脚の間を摺動して伸縮する複数の脚部を備えた三脚にお
    ける可動脚と固定脚とを固定する固定装置において、該
    固定装置は、前記一対に形成された脚の片方と固着され
    ると共に一対に形成された脚の他の脚及び前記他方の脚
    を挿通する挿通孔を有する枠体と、該枠体に固着された
    脚と反対側位置に配設されると共にフック部が形成され
    た偏心カムと、各脚部の前記偏心カムの配設位置と反対
    側位置に形成され前記フック部と係合する係合部と、を
    備え、前記偏心カムの回動により、前記挿通した一対に
    形成された脚の他の脚及び前記他方の脚を、前記枠体に
    固定された脚側へ圧接して固定可能とすると共に、前記
    フック部と前記係合部により各脚部間を係合可能とした
    三脚の固定装置。
  2. 【請求項2】 脚頭部と脚部がヒンジ部によって連結さ
    れ、前記脚部が可動脚と固定脚によって構成され、可動
    脚と固定脚のうちのいずれか一方の脚が離間して一対と
    なっており、可動脚と固定脚のうちの一方の脚が他方の
    脚の間を摺動して伸縮し、可動脚及び固定脚のそれぞれ
    の端部側には固定装置の抜け止め部が形成されてなる複
    数の脚部を備えた三脚における可動脚と固定脚とを固定
    する固定装置であって、該固定装置は、前記一対に形成
    された脚及び前記他方の脚を挿通する挿通孔を有する枠
    体と、該枠体に配設されるフック部が形成された偏心カ
    ムと、各脚部の前記偏心カムの配設位置と反対側位置に
    形成され前記フック部と係合する係合部と、を備え、前
    記偏心カムの回動により、前記挿通した一対に形成され
    た脚及び前記他方の脚を互いに圧接して固定可能とする
    と共に、前記フック部と前記係合部により各脚部間を係
    合可能とした三脚の固定装置。
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