JP3021745B2 - ガス管漏洩検出装置 - Google Patents

ガス管漏洩検出装置

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JP3021745B2
JP3021745B2 JP3095428A JP9542891A JP3021745B2 JP 3021745 B2 JP3021745 B2 JP 3021745B2 JP 3095428 A JP3095428 A JP 3095428A JP 9542891 A JP9542891 A JP 9542891A JP 3021745 B2 JP3021745 B2 JP 3021745B2
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signal
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忠徳 白沢
卓久 大谷
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータ以後のガス
管漏洩時に、ガス使用上の安全性を図るガス漏洩検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガス管漏洩検出装置は、
図3にしめすように、通過ガス量に応じて流量信号gを
出力する流量測定手段11、流量測定手段11から送ら
れる流量信号gを受けてガスの使用状態を検出し、パル
ス信号pを出力する使用状態検出部12、使用状態検出
部12の最初のパルス信号pの受信を起点としてタイマ
をカウントアップし、所定値(30日)になると警報信
号aを出力するガス使用タイマ13、使用状態検出部1
2からの流量パルス信号pが所定時間(60分)ない場
合、つまり60分間ガスが使用されないとリセット信号
r1を出力し、ガス使用タイマ13をリセットするノー
パルス検出部14、使用状態検出部12からの流量パル
ス信号pの間隔が所定回数連続して安定している場合に
使用状態の流量として演算する使用状態演算部15と、
使用状態演算部15の演算結果の流量に記憶の許可を行
う登録許可信号sを出力する登録許可手段16と、登録
許可信号sを印加中に使用状態演算部15の演算結果の
流量を記憶する使用状態記憶部17と、使用状態記憶部
17に記憶された後、使用状態演算部15の演算結果の
流量と使用状態記憶部17に登録されている流量との比
較を行い、同じ流量とみなされる場合リセット信号r2
を出力し、ガス使用タイマ13をリセットする適正使用
状態判定部18と、ガス使用タイマ13の警報信号aを
受けて警告報知する報知手段19からなっている。
【0003】今、ガス管が漏洩してパルス信号pの間隔
(ガスを使用しない期間)が60分に満たない場合が継
続すると、タイマが30日間カウントアップして警報信
号aを出力し、報知手段19がガス管漏洩を警告報知す
る。ガス管が正常時には前記30日間には流量パルス間
隔が最短でも60分以上になり、ノーパルス検出部14
からのリセット信号r1が出力され、ガス使用タイマ1
3のタイマがリセットされるように設定している。
【0004】また、ガス器具の種火を30日間以上つけ
ている場合は、登録許可信号sを入力することにより種
火流量が使用状態記憶部17に記憶される。この記憶さ
れた流量と同じとみなされる流量が流れた場合は適正使
用状態記憶部18からのリセット信号r2が出力され、
ガス使用タイマ13のタイマがリセットされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなガ
ス管漏洩検出装置は、登録許可信号sが入力されて種火
流量とみなされる流量を登録するために、登録許可信号
sが印加されたときに、たまたま種火を複数器具で使用
している場合には合計の流量を登録していた。そして、
この種火を複数個同時使用したときの流量とひかくする
ために、30日間一つの器具の種火が使用された場合
は、記憶した最小限のガス流量より少いガス流量はガス
管漏洩とみなして誤警報をした。
【0006】つまり、従来の装置では、警報出力の設定
条件に不備が認められ、誤警報が行なわれる不具合点が
あった。
【0007】そこで、本発明のガス管漏洩検出装置で
は、種火流量の登録方法を改善して装置の信頼性向上を
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために本発明の手段は、通過ガス量に対応した流量
信号を出力する流量測定手段と、前記流量信号の休止間
隔と第1の所定時間との大小を比較し各々リセット信号
とタイマ信号を出力し、前記休止期間が第2の所定時間
より大のときはカウント信号を出力する使用状態検出部
と、前記タイマ信号を受けて第1のタイマのカウントを
開始して所定時間が経過すると警報信号Aを出力し、前
記リセット信号を受けて第1のタイマのカウントをリセ
ットする第1のタイマ部と、前記タイマ信号を所定回数
連続で安定流量として受信すると使用状態の流量を演算
する使用状態演算部と、所定期間をカウントする第2の
タイマ部と、前記第2のタイマを起動する起動信号印加
手段と、前記第2のタイマ作動中に前記使用状態演算部
の演算結果の流量を複数記憶する複数使用状態記憶部
と、前記使用状態演算部の演算結果の流量と前記使用状
態記憶部の流量との比較をし同じ流量であるとみなされ
る場合前記、第1のタイマのカウントをリセットするリ
セット信号を出力する適正使用状態判定部を備えるとと
もに、前記警報信号Aを受信してガス漏洩の警告報知す
る報知手段、またはガス通路を遮断する遮断手段を備え
たものである。
【0009】
【作用】そして、上記手段により本発明は、起動信号印
加手段により第2のタイマ部が作動中に、使用状態演算
部により演算された流量を複数使用状態記憶部により複
数記憶する。第2のタイマ部の作動が停止した後、使用
状態演算部の演算結果と複数使用状態記憶部に記憶され
ている流量(すなわち、タイマ作動中の演算結果の流
量)と比較し、同じ流量であるとみなされる場合はリセ
ット信号を出力し第1のタイマのカウントをリセットす
る。そして、タイマ作動中に記憶された種火流量によっ
て警報信号が出力されなくなる。
【0010】こうしてタイマ作動中の複数の種火を記憶
することにより、種火による誤警報を低減し、漏洩検出
の信頼性を向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明のガス管漏洩検出装置の実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を
示し、通過ガス量に対応した流量信号Gを出力する流量
測定手段1と、この流量測定手段1の流量信号Gを受
け、その休止期間と予め設定した第1の所定時間(今、
60分とする)との大小を使用状態検出部2が比較す
る。そして、休止期間が60分より小さいときはタイマ
信号Tを出力し、60分より大きいときはリセット信号
R1を出力する。また、使用状態検出部2は前記休止期
間を予め設定した第2の所定時間(今、2分とする)と
比較し、休止時間が2分より大きいとカウント信号Cを
出力する。
【0012】第1のタイマ部3は、使用状態検出部2の
タイマ信号Tをうけてタイマのカウントを開始し、予め
設定した所定期間(今、30日とする)が経過すると警
報信号Aを出力し、この所定期間内に使用状態検出部2
のリセット信号R1または後述する適正使用状態判定部
8のリセット信号R2を受けるとタイマのカウントを停
止する。使用状態演算部4は使用状態検出部2のカウン
ト信号Cを安定して(例えば、流量変動率が2%以下と
する)、かつ所定回数(今、2回とする)連続して受信
すると、このときの流量を演算し流量演算データQを出
力する。第2のタイマ部5は、運転初期時等に起動信号
印加手段6からの起動信号Sにより所定期間(今、30
日とする)タイマをカウントアップする。
【0013】この第2のタイマ部5が作動しているとき
は流量演算指示を受け、使用状態演算部4は流量演算デ
ータQを複数使用状態記憶部7に出力する。複数使用状
態記憶部7は、この流量演算データを複数個記憶し、第
2のタイマ部5が作動していないときはこの記憶してい
る流量演算データMQ1からMQNまでを適正使用状態
判定部8に出力する。第2のタイマ部5が作動していな
いときは流量比較指示を受け、使用状態演算部4は流量
演算データQを適正使用状態判定部8に出力する。適正
使用状態判定部8は使用状態演算部4の流量演算データ
Qと複数使用状態記憶部7の流量演算データMQ1から
MQNまでの流量と比較し(今、流量の差が5%以内)
であれば同一流量とみなしリセット信号R2を出力す
る。
【0014】報知手段または遮断手段9は第1のタイマ
部3の警報信号Aを受信すると、ガスメータ以後(下流
側)のガス管(図示はしない)がガス漏洩していると判
断し、ガス使用上の安全を図る指示として警告報知また
はガス通路(図示はしない)遮断の指示をする。
【0015】上述した手段は、マイクロコンピュータな
どのプログラム動作による演算や判定機能をもちいれば
容易に実現できるものである。
【0016】図2に上記手段のプログラムフローを示
す。今、処理開始から処理終了までのフローはインタバ
ールタイマ等により周期的に処理されるものとする。処
理21(各ブロック左上の数字)で使用状態検出部2が
使用状態を検出し、カウント信号Cとリセット信号R1
とタイマ信号Tを出力する。それぞれの信号におうじて
カウント信号Cの場合は処理22に、リセット信号R1
の場合は処理27(後述する)に、タイマ信号Tの場合
は処理28(後述する)に移る。処理22で使用状態演
算部4が使用状態を流量演算データQとして演算し、処
理23で第2のタイマ部5のタイマが動作しているかど
うかを判断し、作動中であれば処理24に移る。作動中
でなければ処理25に移る。
【0017】処理24で複数使用状態記憶部7が使用状
態演算部4の流量演算データQをMQ1からMQNとし
て複数個記憶し、処理を終了する。処理25で適正使用
状態判定部8が使用状態演算部4の流量演算データと複
数使用状態記憶部7のMQ1からMQNまで比較し同一
流量とみなされる場合(5%以内)にリセット信号R2
を出力し、処理26にうつる。処理26で第1のタイマ
部3がリセット信号R2を受けて第1のタイマをクリア
し処理を終了する。同一流量でなければ処理を終了す
る。
【0018】また、処理27で第2のタイマ部3がリセ
ット信号R1を受けて第1のタイマをクリアし処理を終
了する。また、処理28で第2のタイマ部3がカウント
信号Tを受けて第1のタイマをカウントアップし、処理
29で第1のタイマが30日になったかどうかを判断
し、30日に満たなければ処理を終了する。30日以上
になると警報信号Aを出力し処理30に移る。処理30
で報知手段または遮断手段9は警報信号Aを受けて、警
告報知またはガス通路を遮断する。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のガス管漏洩装置は、ガス器具の種火使用時における誤
警報を排除し、装置の信頼性向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス管漏洩検出装置の一実施例を示す
機能ブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるプログラムフロー図
【図3】従来のガス管漏洩検出装置の機能ブロック図
【符号の説明】
1 流量測定手段 2 使用状態検出部 3 第1のタイマ部 4 使用状態演算部 5 第2のタイマ部 6 起動信号印加手段 7 複数使用状態記憶部 8 適正使用状態判定部 9 報知手段または遮断手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過ガス量に対応した流量信号を出力す
    る流量測定手段と、前記流量信号の休止間隔と第1の所
    定時間との大小を比較し各々リセット信号とタイマ信号
    を出力し、前記休止間隔が第2の所定時間より大のとき
    はカウント信号を出力する使用状態検出部と、前記タイ
    マ信号を受けて第1のタイマのカウントを開始して所定
    時間が経過すると警報信号Aを出力し、前記リセット信
    号を受けて第1のタイマのカウントをリセットする第1
    のタイマ部と、前記タイマ信号を所定回数連続で安定流
    量として受信すると使用状態の流量を演算する使用状態
    演算部と、所定期間をカウントする第2のタイマ部と、
    前記第2のタイマを起動する起動信号印加手段と、前記
    第2のタイマ作動中に前記使用状態演算部の演算結果の
    流量を複数記憶する複数使用状態記憶部と、前記使用状
    態演算部の演算結果の流量と前記使用状態記憶部の流量
    との比較をし同じ流量であるとみなされる場合前記、第
    1のタイマのカウントをリセットするリセット信号を出
    力する適正使用状態判定部を備えるとともに、前記警報
    信号Aを受信してガス漏洩の警告報知する報知手段、ま
    たはガス通路を遮断する遮断手段を備えたガス管漏洩検
    出装置。
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