JP3429813B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
ガス遮断装置Info
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Description
ぐガス遮断装置に関するものである。
示すように、通過ガス量に応じて流量信号sを出力する
流量測定手段11から送られる流量信号sを受けて一定
期間の平均流量を演算し、この平均流量の増減を一定回
数毎に演算することにより使用中の器具の増減を推定
し、増減した器具の演算流量qを出力する個別器具推定
手段12と、この増減した器具の演算流量qが、予め設
定してある個別最大流量qmaxよりも大きい場合、個
別最大流量異常信号eを出力する個別最大流量比較判定
部13と、個別最大流量異常信号eを受けて遮断信号を
出力し、ガス通路を遮断する遮断手段14とからなって
いる。
ス遮断装置は、個別最大流量qmax流量以下のガス漏
れを検出して、ガス通路を遮断することができなかっ
た。たとえば、60m3 /hのガスエンジンを使用して
いるところでは、個別最大流量qmaxは60m3/h
以上に設定される。しかし、ガス供給栓の誤開放があっ
た場合、このときの漏れ流量は10m3 /h程度であ
る。そのために、この漏れ流量が個別最大流量qmax
を越えないためにガス通路は遮断されない。
2つ以上の器具の同時使用を一つの器具と推定すること
により誤遮断が発生していた。
流量異常の判定方法を改善するとともに、常時個別器具
の使用実態に応じて遮断判定を変えることにより装置の
安全性と信頼性の向上を目的とする。
するために本発明の第一の手段は、通過ガス量に対応し
た流量信号を出力する流量測定手段と、流量信号が増減
したときに使用中の個別器具の増減を推定し、増減した
器具の推定個別演算流量を出力する個別器具推定手段
と、あらかじめ使用する個別器具の流量を登録し登録個
別流量と使用時間を出力する個別流量登録手段と、登録
個別流量を記憶する個別流量記憶手段と、増減した器具
の推定個別演算流量が個別流量記憶手段の複数の登録流
量のいずれとも一致せず、かつ増減した器具の継続使用
時間が第1の所定時間以上続いた場合に個別異常信号を
出力する異常流量判定部と、個別異常信号を受信して、
ガス流量の異常を警告報知する報知手段、またはガス通
路を遮断する遮断手段と、個別器具推定手段の器具の推
定個別演算流量が個別流量記憶手段の複数の登録流量の
いずれとも一致せず、かつ個別器具推定手段の器具の使
用した時間が第2の所定時間よりも長く第1の所定時間
よりも短い場合前記個別流量記憶手段の推定個別演算流
量を個別記憶手段に登録する常時個別流量登録手段とを
備えたものである。
量登録手段において、個別器具推定手段の推定個別演算
流量が個別流量記憶手段の複数の登録流量のいずれとも
一致せず、かつ個別器具推定手段の器具の使用継続して
いる時間が第3の所定時間(第1の所定時間よりも短い
時間)よりも長くなった場合に報知する報知手段と、こ
の報知を解除する解除手段とを備え、報知手段は前記解
除手段で報知が解除されることにより個別流量推定手段
の推定個別演算流量を個別流量記憶手段に登録するよう
にしたものである。
断装置は、個別最大流量以下のガス漏れで、個別流量記
憶手段に登録している以外のガス漏れ(たとえばガス供
給栓の誤開放)が発生した場合ガス通路を遮断し、ガス
事故を未然に防ぐことができる。また、器具の買い替
え、あるいは2つ以上の器具の同時使用により現れる流
量(使用時間が第2の所定時間より長く第1の所定時間
より短い流量)を遮断するまえに、常時個別流量登録手
段によりこの流量を個別流量記憶手段に登録することに
より、誤遮断を防止することができる。また第2の手段
により本発明のガス遮断装置は、器具の買い替え、ある
いは2つ以上の器具の同時使用により現れる流量が第3
の所定時間(第1の所定時間より短い時間)以上継続し
て使用された場合、このことを人に報知し、人が誤遮断
したくなければ、解除手段により解除するとともに、個
別流量記憶手段に登録することにより、誤遮断を防止す
ることができる。その後の誤遮断も防止することができ
る。
図面に基づいて説明する。
1に基づいて説明する。図1において、1はガスメータ
ーに取り付けられた流量センサーすなわち流量測定手段
である。2は流量センサー1の流量信号sを一定計測期
間(30秒)平均流量として演算し、この平均流量の増
減をもとに使用中の個別流量の増減を推定し、増減した
器具の推定個別演算流量Qと使用した時間を出力する個
別器具推定手段である。この個別器具推定手段2は、平
均流量が増加した場合はその増加分のガス器具が使用さ
れた判断し、平均流量が減少した場合はその減少分のガ
ス器具を止めたと判断し、使用中の個別器具を推定す
る。3はその家庭で使用する個別器具の流量(Qi)を
予めインプットする設定器すなわち個別流量登録手段で
ある。4は個別流量登録手段3の個別器具の流量(Q
i)と常時個別流量登録手段7の流量を順次Q1、Q
2、Q3、・・・、Qnと記憶する個別流量記憶手段で
ある。5は個別器具推定手段2から出力される推定個別
流量Qが個別流量記憶手段4の[Q1、Q2、Q3、・
・・、Qn]のいずれの流量とも一致せず、かつ推定個
別流量Qが第1の所定時間(10分間)以上続けば、個
別異常信号Eを出力する異常流量判定部、6は個別異常
信号Eを受けて警告報知するLED等の報知手段、また
はガス通路を遮断する遮断弁を備えた遮断手段である。
7は、個別流量測定手段2から出力される推定個別流量
Qが第2の所定時間(3分)以上かつ第1の所定時間
(10分)以内の場合推定個別流量Qを個別流量記憶手
段4に記憶する常時個別流量登録手段である。
(例としてQ2+Q3)という平均流量の増加があり、
使用時間がたとえば7分、すなわち、7分後に平均流量
が減少した場合には、個別器具推定手段2より推定個別
流量Qtを出力される。この推定個別流量Qtは、常時
個別流量登録手段7により使用時間が3分以上かつ10
分以下ということで個別流量記憶手段4に登録される。
以降、個別流量記憶手段4に登録されるので、この流量
が10分以上出現しても、遮断することはない。すなわ
ち、同時立ち上げするケースの多いガス器具による誤遮
断を低減することができる。また、買い替え器具等によ
る、新しい個別流量Qk(3分以上10分以下)があっ
た場合には、個別器具推定手段2より推定個別流量Qk
が出力される。この推定個別流量Qkは、常時個別流量
登録手段7により使用時間が3分以上かつ10分以下と
いうことで個別流量記憶手段4に登録される。以降、個
別流量記憶手段4に登録されるので、この流量が10分
以上出現しても遮断することはない。すなわち、器具の
買い替えによる誤遮断を低減することができる。
て、図2に基づいて説明する。なお、図1と同一番号は
同一名と同一機能を有するものとして説明する。図にお
いて、7Aは、個別器具推定手段2から出力される推定
個別流量Qがその使用継続時間が第3の所定時間(5
分)よりも長くなった場合に報知する報知手段8と、こ
の報知を解除する解除手段9とを備え、報知手段8は、
解除手段9で報知が解除されることにより個別器具推定
手段2の推定個別流量Qを個別流量記憶手段4に出力す
るようにした常時個別流量登録手段である。
どのプログラム動作による演算や判定機能をもちいれば
容易に実現できるものである。
ーを示す。今、処理開始から処理終了までのフローはイ
ンターバルタイマ等により周期的に処理されるものとす
る。処理21(各ブロック右上の数字)で流量測定手段
1の流量信号をもとに平均流量を計算する。処理22で
この平均流量と前々回の計測の平均流量との変化流量を
もとめ、増加の変化か減少の変化かを判断し、それぞれ
の処理により推定個別演算流量Qをもとめる。処理23
で、増加減少処理の結果あらたに出現したこの推定個別
演算流量Qが、個別流量記憶手段4に登録されている複
数の登録流量のそれぞれの流量と一致するかどうかか
つ、第1の所定時間(10分間)使用されたかどうかの
判断をする。いずれの流量とも一致せずかつ、10分以
上使用されれば処理24で、報知手段または遮断手段を
動作させる。いずれの流量とも一致せずかつ、10分以
上使用されなければ、処理25、処理26、処理27で
ぞれぞれ未登録流量か、3分以上使用されたか、10分
以下の使用時間であるかを判断し、すべてに合致してい
れば、処理28で常時個別流量登録手段7は、個別流量
記憶手段4に登録の処理を行う。いずれかひとつでも条
件が合致していなければ、処理を終了する。
ーを示す。今、処理開始から処理終了までのフローはイ
ンターバルタイマ等により周期的に処理されるものとす
る。処理31(各ブロック右上の数字)で流量測定手段
1の流量信号をもとに平均流量を計算する。処理32で
個別器具推定手段2は、この平均流量と前々回の計測の
平均流量との変化流量をもとめ、増加の変化か減少の変
化かを判断し、それぞれの処理により推定個別演算流量
Qをもとめる。処理33で、増加減少処理の結果、あら
たに出現したこの推定個別演算流量Qが、第3の所定時
間(5分間)使用されたかどうか判断し、使用された場
合は、処理34で処理を行う。使用されなけれぱ処理を
終了する。処理34で、この推定個別演算流量Qが個別
流量記憶手段4に登録されている複数の登録流量のそれ
ぞれの流量と一致するかどうかを判断し、一致する流量
があれば処理を終了する。一致する流量がなければ、処
理35で、警報手段8が、報知処理(ブザー等の警報)
を行う。処理36で、この報知が解除手段9(解除スイ
ッチ等)により解除された場合は、処理37で常時個別
流量登録手段7Aは、個別流量記憶手段4に登録処理を
行う。解除されない場合は、処理38に移る。処理38
で、第1の所定時間(10分間)使用されたかどうかを
判断する。10分以上使用されれば処理24で、報知ま
たは遮断手段6を動作させる。10分以上使用されなけ
けば、処理を終了する。
ガス遮断装置は、それぞれの家庭で使用する個別器具を
あらかじめ記憶し、個別器具以外の流量によるガス漏れ
による事故を未然に防ぐことができ、器具の同時立ち上
げあるいは器具の買い替え等による誤遮断を防止するこ
とができる。
ロック図
ロック図
Claims (2)
- 【請求項1】通過ガス量に対応した流量信号を出力する
流量測定手段と、前記流量測定手段が増減したときに使
用中の個別器具の増減を推定し、増減した器具の推定個
別演算流量を出力する個別器具推定手段と、あらかじめ
使用する個別器具の流量を登録し登録個別流量と使用時
間を出力する個別流量登録手段と、前記登録個別流量を
記憶する個別流量記憶手段と、前記増減した器具の推定
個別演算流量が前記個別流量記憶手段の複数の登録流量
のいずれとも一致せず、かつ前記増減した器具の継続使
用時間が第1の所定時間以上続いた場合に個別異常信号
を出力する異常流量判定部と、前記個別異常信号を受信
して、ガス流量の異常を警告報知する報知手段、または
ガス通路を遮断する遮断手段と、前記個別器具推定手段
の器具の推定個別演算流量が前記個別流量記憶手段の複
数の登録流量のいずれとも一致せず、かつ前記個別器具
推定手段の器具の使用した時間が第2の所定時間よりも
長く第1の所定時間よりも短い場合前記個別流量推定手
段の推定個別演算流量を前記個別流量記憶手段に登録す
る常時個別流量登録手段とを備えたガス遮断装置。 - 【請求項2】常時個別流量登録手段において、個別器具
推定手段の推定個別演算流量が個別流量記憶手段の複数
の登録流量のいずれとも一致せず、かつ前記個別器具推
定手段の器具の使用継続している時間が第3の所定時間
(第1の所定時間よりも短い時間)よりも長くなった場
合に報知する報知手段と、この報知を解除する解除手段
を備え、前記報知手段は前記解除手段で報知が解除され
ることにより個別器具推定手段の推定個別演算流量を前
記個別流量記憶手段に登録するようにした請求項第1記
載のガス遮断装置。
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---|---|---|---|
JP18379793A JP3429813B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ガス遮断装置 |
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---|---|---|---|
JP18379793A JP3429813B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ガス遮断装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18379793A Expired - Fee Related JP3429813B2 (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | ガス遮断装置 |
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