JP3075036B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
ガス遮断装置Info
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- JP3075036B2 JP3075036B2 JP05220981A JP22098193A JP3075036B2 JP 3075036 B2 JP3075036 B2 JP 3075036B2 JP 05220981 A JP05220981 A JP 05220981A JP 22098193 A JP22098193 A JP 22098193A JP 3075036 B2 JP3075036 B2 JP 3075036B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- use condition
- unit
- signal
- proper use
- gas
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- Control Of Combustion (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、異常時にガス通路を自
動的に遮断し、都市ガス、プロパンガス等のガス流出に
よる事故を未然に防止するガス遮断装置に関するもので
ある。
動的に遮断し、都市ガス、プロパンガス等のガス流出に
よる事故を未然に防止するガス遮断装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のガス遮断装置は、図４に
示すように、ガス供給ライン中に設けられたガスメータ
ーの通過ガス量に応じて信号を発する流量測定手段１
と、前記流量測定手段１から送られる流量信号でガスの
使用状態を検出する使用状態検出部２と、ガス適正使用
条件を予め初期値として記憶する初期条件記憶部３と、
前記使用状態検出部２の信号が、前記ガス適正使用条件
を逸脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適正使
用条件判定部４と、所定期間をカウントする第１のタイ
マー１０と、前記第１のタイマー１０を起動する起動信
号印加手段６と、前記使用状態検出部２からの信号で前
記第１のタイマー１０作動中のガス使用状態を記憶する
とともに前記記憶された使用状態に基づいて使用条件を
演算する使用状態記憶演算部７と、前記使用状態記憶演
算部７の出力と初期条件とを比較し所定値を新しい適正
使用条件として設定変更する適正使用条件設定変更部１
１と、前記適正使用条件設定変更部１１にて適正使用条
件が変更されたとき前記変更された適正使用条件に所定
値を乗じ使用状態の出現率観測域とする出現率観測域演
算記憶部１２と、第２の所定期間をカウントする第２の
タイマー１３と、前記第２のタイマー１３のタイムアッ
プ出力を計数するタイムアップ計数部１４と、適正使用
条件を仮設定すべく使用状態検出部２の信号に演算を施
す仮適正使用条件演算部１５と、前記出現率観測域内に
前記使用状態検出部２の信号が入ったか否かを判断し最
初に入った時点で前記第２のタイマー１３への起動信号
を出力し、また、前記仮適正使用条件演算部１５に対し
前記適正使用条件設定変更部１１に仮設定信号を出力さ
せるべく起動信号を出力すると共に、前記タイムアップ
計数部１４から所定回数の信号が入力されるまで前記第
２のタイマー１３を再スタートさせ、さらに各第２のタ
イマー１３作動期間毎の出現率観測域内にはいるガス使
用状態を記憶し、さらに、前記記憶された使用状態に基
づいて使用条件を演算する出現率観測域の使用状態記憶
演算部１６と、現適正使用条件を記憶する適正使用条件
一時記憶部１７とから構成されていた。
示すように、ガス供給ライン中に設けられたガスメータ
ーの通過ガス量に応じて信号を発する流量測定手段１
と、前記流量測定手段１から送られる流量信号でガスの
使用状態を検出する使用状態検出部２と、ガス適正使用
条件を予め初期値として記憶する初期条件記憶部３と、
前記使用状態検出部２の信号が、前記ガス適正使用条件
を逸脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適正使
用条件判定部４と、所定期間をカウントする第１のタイ
マー１０と、前記第１のタイマー１０を起動する起動信
号印加手段６と、前記使用状態検出部２からの信号で前
記第１のタイマー１０作動中のガス使用状態を記憶する
とともに前記記憶された使用状態に基づいて使用条件を
演算する使用状態記憶演算部７と、前記使用状態記憶演
算部７の出力と初期条件とを比較し所定値を新しい適正
使用条件として設定変更する適正使用条件設定変更部１
１と、前記適正使用条件設定変更部１１にて適正使用条
件が変更されたとき前記変更された適正使用条件に所定
値を乗じ使用状態の出現率観測域とする出現率観測域演
算記憶部１２と、第２の所定期間をカウントする第２の
タイマー１３と、前記第２のタイマー１３のタイムアッ
プ出力を計数するタイムアップ計数部１４と、適正使用
条件を仮設定すべく使用状態検出部２の信号に演算を施
す仮適正使用条件演算部１５と、前記出現率観測域内に
前記使用状態検出部２の信号が入ったか否かを判断し最
初に入った時点で前記第２のタイマー１３への起動信号
を出力し、また、前記仮適正使用条件演算部１５に対し
前記適正使用条件設定変更部１１に仮設定信号を出力さ
せるべく起動信号を出力すると共に、前記タイムアップ
計数部１４から所定回数の信号が入力されるまで前記第
２のタイマー１３を再スタートさせ、さらに各第２のタ
イマー１３作動期間毎の出現率観測域内にはいるガス使
用状態を記憶し、さらに、前記記憶された使用状態に基
づいて使用条件を演算する出現率観測域の使用状態記憶
演算部１６と、現適正使用条件を記憶する適正使用条件
一時記憶部１７とから構成されていた。
【０００３】上記構成において、適正使用条件設定変更
部１１は仮適正使用条件演算部１５からの仮設定信号が
入力された時点で現適正使用条件を適正使用条件一時記
憶部１７に記憶させると共に前記仮設定信号を適正使用
条件として設定変更した後、出現率観測域の使用状態記
憶演算部１６からの信号、あるいは、前記適正使用条件
一時記憶部１７からの信号に従って適正使用条件を設定
変更する（特開平１−２０３８１９号公報）。
部１１は仮適正使用条件演算部１５からの仮設定信号が
入力された時点で現適正使用条件を適正使用条件一時記
憶部１７に記憶させると共に前記仮設定信号を適正使用
条件として設定変更した後、出現率観測域の使用状態記
憶演算部１６からの信号、あるいは、前記適正使用条件
一時記憶部１７からの信号に従って適正使用条件を設定
変更する（特開平１−２０３８１９号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定期
間をカウントする第２のタイマー１３において、所定期
間の定め方によっては同じ程度のガス使用状態において
も誤遮断、誤警報を発生する。例えば、上記特開平１−
２０３８１９号公報の実施例では、３日間連続して出現
率観測域内のデータが発生したときに適正使用条件変更
の条件が成立する構成が説明されている。この様な変更
を必要とするガス機器は季節によって水温が変化し、そ
れに応じてガス使用量が変化するガス比例制御風呂釜が
典型的な例であるが、入浴形態としては、同じ１週間に
３日入るとしても、例えば（土）（日）（月）曜日に連
続して入り、後の４日は入らないという形をとらない。
大抵の場合には、入浴曜日を定め、しかも１週間を１単
位として平均して入浴できるように、例えば（日）
（火）（金）曜日が入浴日であるというような入浴形態
をとる。この時、従来例の３日連続という定め方ではい
つまでたっても適正使用条件変更の条件が成立せず、そ
の内に最大制限値を越えて、誤遮断、誤警報に至ってし
まうという課題を有していた。
間をカウントする第２のタイマー１３において、所定期
間の定め方によっては同じ程度のガス使用状態において
も誤遮断、誤警報を発生する。例えば、上記特開平１−
２０３８１９号公報の実施例では、３日間連続して出現
率観測域内のデータが発生したときに適正使用条件変更
の条件が成立する構成が説明されている。この様な変更
を必要とするガス機器は季節によって水温が変化し、そ
れに応じてガス使用量が変化するガス比例制御風呂釜が
典型的な例であるが、入浴形態としては、同じ１週間に
３日入るとしても、例えば（土）（日）（月）曜日に連
続して入り、後の４日は入らないという形をとらない。
大抵の場合には、入浴曜日を定め、しかも１週間を１単
位として平均して入浴できるように、例えば（日）
（火）（金）曜日が入浴日であるというような入浴形態
をとる。この時、従来例の３日連続という定め方ではい
つまでたっても適正使用条件変更の条件が成立せず、そ
の内に最大制限値を越えて、誤遮断、誤警報に至ってし
まうという課題を有していた。
【０００５】本発明は、かかる従来の課題を解決するも
ので、各家庭の風呂の使用実態に合わせた１週間を１単
位とする適正使用条件にする事で、安全性を高めること
を目的とする。
ので、各家庭の風呂の使用実態に合わせた１週間を１単
位とする適正使用条件にする事で、安全性を高めること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の遮断装置は、ガス供給ライン中に設けられ
たガスメーターの通過ガス量に応じて信号を発する流量
測定手段と、前記流量測定手段から送られる流量信号で
ガスの使用状態を検出する使用状態検出部と、ガス適正
使用条件を予め初期値として記憶する初期条件記憶部
と、前記使用状態検出部の信号が前記ガス適正使用条件
を逸脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適正使
用条件判定部と、第１の所定期間をカウントするタイマ
ーと、前記タイマーを起動する起動信号印加手段と、前
記使用状態検出部からの信号で前記タイマー作動中のガ
ス使用状態を記憶すると共に前記記憶させた使用状態に
基づいて使用条件を演算する使用状態記憶演算部と、前
記使用状態記憶演算部の出力と前記初期条件とを比較し
所定値を新しい使用条件として設定変更する適正使用条
件設定変更部と、前記適正使用条件設定変更部にて適正
使用条件が変更されたとき前記変更された適正使用条件
に所定値を乗じ使用状態の出現率観測域とする出現率観
測域演算記憶部と、２４時間毎１週間の期間をカウント
する週間タイマーと、前記週間タイマーの２４時間毎の
タイムアップ出力を計数するタイムアップ計数部と、適
正使用条件を仮設定すべく使用状態検出部の信号に演算
を施す仮適正使用条件演算部と、前記出現率観測域内に
前記使用状態検出部の信号が入ったか否かを判定し最初
に入った時点で前記週間タイマーへの起動信号を出力
し、また、前記仮適正使用条件演算部に対し前記適正使
用条件設定変更部に仮設定信号を出力させるべく起動信
号を出力し、さらに週間タイマー作動期間中の出現率観
測域内に入るガス使用状態を記憶し、前記記憶された使
用状態に基づいて使用条件を演算する出現率観測域の使
用状態記憶演算部と、現適正使用条件を記憶する適正使
用条件一時記憶部と、前記適正使用条件判定部からの遮
断信号に応じてガス通路を遮断する遮断手段とを備えた
ものである。
に、本発明の遮断装置は、ガス供給ライン中に設けられ
たガスメーターの通過ガス量に応じて信号を発する流量
測定手段と、前記流量測定手段から送られる流量信号で
ガスの使用状態を検出する使用状態検出部と、ガス適正
使用条件を予め初期値として記憶する初期条件記憶部
と、前記使用状態検出部の信号が前記ガス適正使用条件
を逸脱すると異常と判断して遮断信号を出力する適正使
用条件判定部と、第１の所定期間をカウントするタイマ
ーと、前記タイマーを起動する起動信号印加手段と、前
記使用状態検出部からの信号で前記タイマー作動中のガ
ス使用状態を記憶すると共に前記記憶させた使用状態に
基づいて使用条件を演算する使用状態記憶演算部と、前
記使用状態記憶演算部の出力と前記初期条件とを比較し
所定値を新しい使用条件として設定変更する適正使用条
件設定変更部と、前記適正使用条件設定変更部にて適正
使用条件が変更されたとき前記変更された適正使用条件
に所定値を乗じ使用状態の出現率観測域とする出現率観
測域演算記憶部と、２４時間毎１週間の期間をカウント
する週間タイマーと、前記週間タイマーの２４時間毎の
タイムアップ出力を計数するタイムアップ計数部と、適
正使用条件を仮設定すべく使用状態検出部の信号に演算
を施す仮適正使用条件演算部と、前記出現率観測域内に
前記使用状態検出部の信号が入ったか否かを判定し最初
に入った時点で前記週間タイマーへの起動信号を出力
し、また、前記仮適正使用条件演算部に対し前記適正使
用条件設定変更部に仮設定信号を出力させるべく起動信
号を出力し、さらに週間タイマー作動期間中の出現率観
測域内に入るガス使用状態を記憶し、前記記憶された使
用状態に基づいて使用条件を演算する出現率観測域の使
用状態記憶演算部と、現適正使用条件を記憶する適正使
用条件一時記憶部と、前記適正使用条件判定部からの遮
断信号に応じてガス通路を遮断する遮断手段とを備えた
ものである。
【０００７】
【作用】本発明は、上記構成によって、１週間にガス使
用状態が出現率観測域内に所定日数以上出現したとき、
１週間の出現率観測域内に入るガス使用状態を記憶し、
記憶された使用状態に基づいて使用条件を演算し、その
結果から適正使用条件を新たに設定するものである。
用状態が出現率観測域内に所定日数以上出現したとき、
１週間の出現率観測域内に入るガス使用状態を記憶し、
記憶された使用状態に基づいて使用条件を演算し、その
結果から適正使用条件を新たに設定するものである。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【０００９】実施例のガス遮断装置について、図１に基
づいて説明する。図１において、図４と同一番号のもの
は同一名称と同一機能を有する構成要素である。
づいて説明する。図１において、図４と同一番号のもの
は同一名称と同一機能を有する構成要素である。
【００１０】図１において、使用状態記憶演算部７の出
力と初期条件とを比較し所定値を新しい使用条件として
設定変更する適正使用条件設定変更部１１と、適正使用
条件設定変更部１１にて適正使用条件が変更されたとき
変更された適正使用条件に所定値を乗じ使用状態の出現
率観測域とする出現率観測域演算記憶部１２と、２４時
間毎１週間の期間をカウントする週間タイマー１８と、
週間タイマー１８の２４時間毎のタイムアップ出力を計
数するタイムアップ計数部１９と、適正使用条件を仮設
定すべく使用状態検出部２の信号に演算を施す仮適正使
用条件演算部１５と、出現率観測域内に使用状態検出部
２の信号が入ったか否かを判定し最初に入った時点で週
間タイマー１８への起動信号を出力し、また、仮適正使
用条件演算部１５に対し適正使用条件設定変更部１１に
仮設定信号を出力させるべく起動信号を出力し、さらに
週間タイマー１８作動期間中の出現率観測域内に入るガ
ス使用状態を記憶し、記憶された使用状態に基づいて使
用条件を演算する出現率観測域の使用状態記憶演算部２
０と、現適正使用条件を記憶する適正使用条件一時記憶
部１７とから構成されている。
力と初期条件とを比較し所定値を新しい使用条件として
設定変更する適正使用条件設定変更部１１と、適正使用
条件設定変更部１１にて適正使用条件が変更されたとき
変更された適正使用条件に所定値を乗じ使用状態の出現
率観測域とする出現率観測域演算記憶部１２と、２４時
間毎１週間の期間をカウントする週間タイマー１８と、
週間タイマー１８の２４時間毎のタイムアップ出力を計
数するタイムアップ計数部１９と、適正使用条件を仮設
定すべく使用状態検出部２の信号に演算を施す仮適正使
用条件演算部１５と、出現率観測域内に使用状態検出部
２の信号が入ったか否かを判定し最初に入った時点で週
間タイマー１８への起動信号を出力し、また、仮適正使
用条件演算部１５に対し適正使用条件設定変更部１１に
仮設定信号を出力させるべく起動信号を出力し、さらに
週間タイマー１８作動期間中の出現率観測域内に入るガ
ス使用状態を記憶し、記憶された使用状態に基づいて使
用条件を演算する出現率観測域の使用状態記憶演算部２
０と、現適正使用条件を記憶する適正使用条件一時記憶
部１７とから構成されている。
【００１１】この様子を図２、図３で説明する。図２で
横軸は経過時間、縦軸は適正使用条件、すなわち、各遮
断条件毎のレベルを示している。×印は観測されたデー
タを表している。また、一点鎖線は最大制限値である。
横軸の時刻ｔ１からｔ２までの時間Ｔ１は、第１のタイ
マーの計時期間を示しており、前記期間内で観測された
ガス使用状態の最大データｐ１に安全係数ｋを乗じて使
用条件Ｍ２を求めている。すなわち、Ｔ１の期間での適
正使用条件は最大制限値と同じＭ１であり、時刻ｔ２に
おいてＭ１と演算結果Ｍ２とを比較して、小さい方のＭ
２を新たに適正使用条件として設定している。と同時
に、データ監視すべき出現率観測域を求めるために、下
限レベルＬ２を演算している。すなわち、Ｌ２からＭ２
までが出現率観測域となる。その後、ガス使用状態が、
Ｍ２を越えると、適正使用条件判定部４は異常と判断し
て遮断手段９を作動すべく遮断信号を出力する。
横軸は経過時間、縦軸は適正使用条件、すなわち、各遮
断条件毎のレベルを示している。×印は観測されたデー
タを表している。また、一点鎖線は最大制限値である。
横軸の時刻ｔ１からｔ２までの時間Ｔ１は、第１のタイ
マーの計時期間を示しており、前記期間内で観測された
ガス使用状態の最大データｐ１に安全係数ｋを乗じて使
用条件Ｍ２を求めている。すなわち、Ｔ１の期間での適
正使用条件は最大制限値と同じＭ１であり、時刻ｔ２に
おいてＭ１と演算結果Ｍ２とを比較して、小さい方のＭ
２を新たに適正使用条件として設定している。と同時
に、データ監視すべき出現率観測域を求めるために、下
限レベルＬ２を演算している。すなわち、Ｌ２からＭ２
までが出現率観測域となる。その後、ガス使用状態が、
Ｍ２を越えると、適正使用条件判定部４は異常と判断し
て遮断手段９を作動すべく遮断信号を出力する。
【００１２】時刻ｔ３でデータｐ２はレベルＬ２を越
え、出現率観測域内に入っている。ここで、データｐ２
に安全係数ｋを乗じてＭ３を求め、適正使用条件を仮設
定している。と同時に、週間タイマーが計時を開始し、
また、Ｍ２は適正使用条件一時記憶部１７に記憶され
る。時刻ｔ１０までの期間Ｔ２は、週間タイマーの計時
期間である。Ｔ２の期間での出現率観測域は、Ｌ３から
Ｍ３までであり、Ｌ３＝Ｌ２のままである。１日の期間
ｔ３からｔ４までで出現率観測域内にはデータｐ２が入
っており、時刻ｔ４でタイムアップ計数部はカウントを
アップする。
え、出現率観測域内に入っている。ここで、データｐ２
に安全係数ｋを乗じてＭ３を求め、適正使用条件を仮設
定している。と同時に、週間タイマーが計時を開始し、
また、Ｍ２は適正使用条件一時記憶部１７に記憶され
る。時刻ｔ１０までの期間Ｔ２は、週間タイマーの計時
期間である。Ｔ２の期間での出現率観測域は、Ｌ３から
Ｍ３までであり、Ｌ３＝Ｌ２のままである。１日の期間
ｔ３からｔ４までで出現率観測域内にはデータｐ２が入
っており、時刻ｔ４でタイムアップ計数部はカウントを
アップする。
【００１３】また、時刻ｔ４よりさらに１日のタイマー
がスタートし、ｔ５までの期間、上記と同様に出現率観
測域内に入るデータを観測する。これを７日間継続して
観測し、この期間中に所定日数以上出現率観測域内にデ
ータが入れば、設定変更条件が成立する。この期間中に
発生した出現率観測域内のデータの最大値に安全係数ｋ
を乗じてＭ４を求め、新たに適正使用条件を再設定して
いる。さらに、新しい出現率観測域を求めるために、下
限レベルＬ４を演算している。ｔ１０以降も前述したの
と同様のデータ監視を続行する。
がスタートし、ｔ５までの期間、上記と同様に出現率観
測域内に入るデータを観測する。これを７日間継続して
観測し、この期間中に所定日数以上出現率観測域内にデ
ータが入れば、設定変更条件が成立する。この期間中に
発生した出現率観測域内のデータの最大値に安全係数ｋ
を乗じてＭ４を求め、新たに適正使用条件を再設定して
いる。さらに、新しい出現率観測域を求めるために、下
限レベルＬ４を演算している。ｔ１０以降も前述したの
と同様のデータ監視を続行する。
【００１４】この実施例では所定日数を２日としている
が、観測期間内には３日出現率観測域内のデータ（ｐ３
とｐ４）が出現しており、最大値ｐ４に安全係数ｋを乗
じて適正使用条件を求めている。
が、観測期間内には３日出現率観測域内のデータ（ｐ３
とｐ４）が出現しており、最大値ｐ４に安全係数ｋを乗
じて適正使用条件を求めている。
【００１５】ここでは、７日間中出現率観測域内に出現
するデータを監視し続け、７日間終了後に適正使用条件
を再設定したが、７日間の観測期間中に、出現率観測域
内のデータが出現した日数が所定日数を越えた時点で適
正使用条件を再設定してもよい。
するデータを監視し続け、７日間終了後に適正使用条件
を再設定したが、７日間の観測期間中に、出現率観測域
内のデータが出現した日数が所定日数を越えた時点で適
正使用条件を再設定してもよい。
【００１６】図３では、７日間の観測期間中に１日しか
出現率観測域内のデータが存在しなかったので、この時
点で観測を中止し、適正使用条件の仮設定を解除し、元
の適正使用条件に戻す実施例を示す。すなわち、第２回
目の観測期間Ｔ２期間内に、出現率観測域内のデータが
１日しか存在せず、所定日数の２日に満たなかったので
変更条件を満足しない。そこで、適正使用条件一時記憶
部１７に記憶されていた使用条件Ｍ２を再び適正使用条
件Ｍ５として設定し直す。それ故、出現率観測域の下限
値Ｌ５はＬ２と同一になる。
出現率観測域内のデータが存在しなかったので、この時
点で観測を中止し、適正使用条件の仮設定を解除し、元
の適正使用条件に戻す実施例を示す。すなわち、第２回
目の観測期間Ｔ２期間内に、出現率観測域内のデータが
１日しか存在せず、所定日数の２日に満たなかったので
変更条件を満足しない。そこで、適正使用条件一時記憶
部１７に記憶されていた使用条件Ｍ２を再び適正使用条
件Ｍ５として設定し直す。それ故、出現率観測域の下限
値Ｌ５はＬ２と同一になる。
【００１７】上述した内容は、マイクロコンピューター
などのプログラム動作による演算や判断機能を用いれば
容易に実現可能である。
などのプログラム動作による演算や判断機能を用いれば
容易に実現可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、本発明のガス遮断装置に
よれば、次の効果が得られる。
よれば、次の効果が得られる。
【００１９】ガス使用状態を常に監視し、初期学習によ
り適正使用条件が設定されて以降、季節の移り変わりに
よるガス消費量の変化に伴う適正使用条件の変更を、各
家庭の使用実態に合わせた１週間単位で行うことによ
り、誤遮断、誤警報を防ぎ、かつ、より一層の安全性を
高めるという効果がある。
り適正使用条件が設定されて以降、季節の移り変わりに
よるガス消費量の変化に伴う適正使用条件の変更を、各
家庭の使用実態に合わせた１週間単位で行うことによ
り、誤遮断、誤警報を防ぎ、かつ、より一層の安全性を
高めるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例におけるガス遮断装置の機能
ブロック図
ブロック図
【図２】同装置の適正使用条件の経時変化を示す図
【図３】本発明の他の実施例における適正使用条件の経
時変化を示す図
時変化を示す図
【図４】従来のガス遮断装置の機能ブロック図
１ 流量測定手段 ２ 使用状態検出部 ３ 初期条件記憶部 ４ 適正使用条件判定部 ６ 起動信号印加手段 ７ 使用状態記憶演算部 ９ 遮断手段 １０ タイマー １１ 適正使用条件設定変更部 １２ 出現率観測域演算記憶部 １５ 仮適正使用条件演算部 １７ 適正使用条件一時記憶部 １８ 週間タイマー １９ タイムアップ計数部 ２０ （出現率観測域の）使用状態記憶演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−203818（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−308575（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−144608（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−171807（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23N 5/24 101
Claims (1)
- 【請求項１】 ガス供給ライン中に設けられたガスメー
ターの通過ガス量に応じて信号を発する流量測定手段
と、前記流量測定手段から送られる流量信号でガスの使
用状態を検出する使用状態検出部と、ガス適正使用条件
を予め初期値として記憶する初期条件記憶部と、前記使
用状態検出部の信号が前記ガス適正使用条件を逸脱する
と異常と判断して遮断信号を出力する適正使用条件判定
部と、第１の所定期間をカウントするタイマーと、前記
タイマーを起動する起動信号印加手段と、前記使用状態
検出部からの信号で前記タイマー作動中のガス使用状態
を記憶すると共に前記記憶させた使用状態に基づいて使
用条件を演算する使用状態記憶演算部と、前記使用状態
記憶演算部の出力と前記初期条件とを比較し所定値を新
しい使用条件として設定変更する適正使用条件設定変更
部と、前記適正使用条件設定変更部にて適正使用条件が
変更されたとき前記変更された適正使用条件に所定値を
乗じ使用状態の出現率観測域とする出現率観測域演算記
憶部と、２４時間毎１週間の期間をカウントする週間タ
イマーと、前記週間タイマーの２４時間毎のタイムアッ
プ出力を計数するタイムアップ計数部と、適正使用条件
を仮設定すべく使用状態検出部の信号に演算を施す仮適
正使用条件演算部と、前記出現率観測域内に前記使用状
態検出部の信号が入ったか否かを判定し最初に入った時
点で前記週間タイマーへの起動信号を出力し、また、前
記仮適正使用条件演算部に対し前記適正使用条件設定変
更部に仮設定信号を出力させるべく起動信号を出力し、
さらに週間タイマー作動期間中の出現率観測域内に入る
ガス使用状態を記憶し、前記記憶された使用状態に基づ
いて使用条件を演算する出現率観測域の使用状態記憶演
算部と、現適正使用条件を記憶する適正使用条件一時記
憶部と、前記適正使用条件判定部からの遮断信号に応じ
てガス通路を遮断する遮断手段とを備え、前記適正使用
条件設定変更部は、前記適正使用条件演算部からの仮設
定信号が入力された時点で現適正使用条件を前記適正使
用条件一時記憶部に記憶させると共に前記仮設定信号を
適正使用条件として設定変更したとき、前記出現率観測
域の使用状態記憶演算部からの信号、あるいは、前記適
正使用条件一時記憶部からの信号に従って適正使用条件
を設定変更するガス遮断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05220981A JP3075036B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | ガス遮断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05220981A JP3075036B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | ガス遮断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777325A JPH0777325A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3075036B2 true JP3075036B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=16759603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05220981A Expired - Lifetime JP3075036B2 (ja) | 1993-09-06 | 1993-09-06 | ガス遮断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3075036B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-06 JP JP05220981A patent/JP3075036B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0777325A (ja) | 1995-03-20 |
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