JPH04222317A - ガス管漏洩検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータ以後のガス
管漏洩時に警告報知し、使用上の安全を図るガス漏洩検
出装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のガス管漏洩検出装置は、
図４にしめすように、通過ガス量に応じて流量信号ｇを
出力する流量測定手段１１、流量測定手段１１から送ら
れる流量信号ｇを受けてガスの使用状態を検出し、パル
ス信号ｐを出力する使用状態検出部１２、使用状態検出
部１２の最初のパルス信号ｐの受信を起点としてタイマ
をカウントアップし、所定期間（３０日）になると警報
信号ａを出力するガス使用タイマ１３、使用状態検出部
１２からのパルス信号ｐが所定時間（６０分）ない場合
、つまり６０分間ガスが使用されないとリセット信号ｒ
を出力し、ガス使用タイマをリセットするノーパルス検
出部１４、ガス使用タイマ１３の警報信号ａを受けて警
告報知する報知手段１５からなっている。

【０００３】今、ガス管が漏洩してパルス信号ｐの間隔
（ガスを使用しない期間）が６０分に満たない場合が継
続すると、タイマが３０日間カウントアップして警報信
号ａを出力し、報知手段１５がガス管漏洩を警告報知す
る。ガス管が正常時には前記３０日間には流量パルス間
隔が最短でも６０分以上になり、ノーパルス検出部１４
からのリセット信号ｒが出力され、ガス使用タイマ１３
のタイマがリセットされるように設定している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなガ
ス管漏洩検出装置は、例えば給湯暖房器の暖房運転時に
ガス管漏洩の誤警報をすることがあった。図３は暖房能
力がＨｉ、Ｌｏｗ、Ｏｆｆに切り替わる暖房熱源器を用
い、図３のａの暖房負荷小のときと図３のｂの暖房負荷
大のときについて、ガス流量（縦軸）の変化する状態を
上段に、使用状態検出部１２より出力されるパルス信号
ｐを時間軸上（横軸）に示した状態を下段に表わしてい
る。

【０００５】そして、両図に現われた最大のノーパルス
間隔（各パルス信号の間隔）は約２．７分に過ぎず、ノ
ーパルス検出部１４に設定した所定時間（６０分）に満
たない。また、この状態は暖房シーズン中（少なくとも
１〜２ヶ月）は暖房を停止しない限り継続され、本装置
のガス管漏洩の検出に設定した条件に合致し、ガス管の
漏洩がなくても報知手段１５は漏洩の警報を出す。

【０００６】つまり、従来の装置では、警報出力の設定
条件に不備が認められ、誤警報が行なわれる不具合点が
あった。

【０００７】そこで、本発明のガス管漏洩検出装置では
、漏洩判定方法を改善して装置の信頼性向上を目的とす
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために本発明の手段は、通過ガス量に対応した流量
信号を出力する流量測定手段と、前記流量信号の休止間
隔と第１の所定時間との大小を比較して各々リセット信
号とタイマ信号を出力し、前記休止間隔が第２の所定時
間より大のときはカウント信号を出力する使用状態検出
部と、前記タイマ信号を受けてタイマのカウントを開始
して所定期間が経過すると警報信号Ａを出力し、前記リ
セット信号を受けてタイマのカウントをリセットするタ
イマ部と、前記リセット信号を所定回数連続して受信す
ると警報信号Ｂを出力するカウンタ部と、前記警報信号
ＡおよびＢを受信してガス漏洩の警告報知するか、また
はガス通路を遮断する報知手段または遮断手段を備えた
ものである。

【０００９】

【作用】そして、上記手段により本発明は、使用状態検
出部がタイマ信号を出力してタイマ部がタイマのカウン
ト中にタイマ部にリセット信号が出力されないと、タイ
マ部は警報信号Ａを出力する。このとき、カウンタ部が
警報信号Ｂを出力すると、報知手段がガス漏れ警告報知
するか、または遮断手段がガス通路を遮断する。こうし
て、ガス管の漏洩判定をダブルチェック化して複雑なガ
ス使用状態に対応し、漏洩検出の信頼性を向上できる。

【００１０】

【実施例】以下、本発明のガス管漏洩検出装置の実施例
を図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例を
示し、通過ガス量に対応した流量信号Ｇを出力する流量
測定手段１と、この流量測定手段１の流量信号Ｇを受け
、その休止期間と予め設定した第１の所定時間（今、６
０分とする）との大小を使用状態検出部２が比較する。 そして、休止期間が６０分より小さいときはタイマ信号
Ｔを出力し、６０分より大きいときはリセット信号Ｒを
出力する。また、使用状態検出部２は前記休止期間を予
め設定した第２の所定時間（今、２分とする）と比較し
、休止期間が２分より大きいとカウント信号Ｃを出力す
る。

【００１１】タイマ部３は使用状態検出部２のタイマ信
号Ｔを受けてタイマのカウントを開始し、予め設定した
所定期間（今、３０日とする）が経過すると警報信号Ａ
を出力し、この所定期間内に使用状態検出部２のリセッ
ト信号Ｒを受けるとタイマのカウントを停止する。カウ
ンタ部４は使用状態検出部２のカウント信号Ｃを所定回
数（今、２回とする）連続して受信すると、警報信号Ｂ
を出力する。報知手段（または遮断手段）５はタイマ部
３およびカウンタ部４の警報信号ＡおよびＢの両信号を
受信すると、ガスメータ以後のガス管（図示はしない）
がガス漏洩していると判定し、警告報知またはガス通路
（図示はしない）を遮断する。

【００１２】上記第２の所定時間および所定回数は、図
３のａに示したガス使用パターンに基づいて設定したも
ので、第２の所定時間は暖房熱源器のＯｆｆ時間を参考
とした。また、このパターンによるとＯｆｆ時間（流量
信号Ｇの休止間隔）は２分に満たないず、カウンタ部４
は１度もカウント信号Ｃを受信しない。念のため２回連
続（このパターンでは有り得ないが）してカウント信号
Ｃを受信して警報信号Ｂを出力するように若干の安全率
を設けるようにした。

【００１３】上述した手段は、マイクロコンピュータな
どのプログラム動作による演算や判定機能をもちいれば
容易に実現できるものである。

【００１４】図２に上記手段のプログラムフローを示す
。処理９（各ブロック左上の数字）で使用状態検出部２
が使用状態を検出し、（処理１５は後述するとして）処
理１０で６０分間流量信号Ｇの休止間隔がないとき、処
理１１でタイマ部３がタイマをカウントアップし、処理
１２でこのカウントアップ期間が３０日以上になると、
処理１８で警報信号Ａを出力して報知手段（または遮断
手段）５にセットする。３０日以下のときと処理１０で
６０分間流量信号Ｇの休止間隔がある（ガス流量が連続
してカウントされない）ときは、処理１３でタイマをク
リアし、処理１４で報知手段（または遮断手段）５が警
告報知またはガス通路の遮断をしない処理を行う。

【００１５】一方、前述の処理９の次には、処理１５で
使用状態検出部２が流量信号Ｇの休止間隔が２分以上か
否かの判定を行う。２分より少ないと処理１０に進む。 ２分以上であれば処理１６でカウンタ部４がカウント信
号Ｃの受信回数を２回連続かどうか判定する。２回連続
でなければ処理１４で警告報知またはガス通路の遮断を
しない処理を行う。２回連続であれば処理１７で警報信
号Ｂを出力して報知手段（または遮断手段）５にセット
する。処理１９で報知手段（または遮断手段）５は警報
信号Ａ、Ｂの両者がセットされているか否かの判定をす
る。警報信号Ａ，Ｂの両者がセットされていなければ処
理１４で警告報知またはガス通路の遮断をしない処理を
行う。両者がセットされていれば処理２０で警告報知ま
たはガス通路の遮断をする。

【００１６】そこで、従来の技術で不具合点の生じた（
図３に示す）ガス消費パターンについて、本実施例の有
効性を検証してみる。このガス消費パターンが３０日以
上続くと、従来と同様に使用状態検出部２からのリセッ
ト信号Ｒが出力されず、タイマ部３からは警報信号Ａが
出力される。また図３のｂに示す暖房負荷大のときは、
使用状態検出部２が２分以上の流量信号Ｇの休止間隔を
検出せず、カウント信号Ｃがカウンタ部４に伝えられな
い。そして、カウンタ部４から警報信号Ｂが出力されな
い。さらに、図３のａに示す暖房運転小のときも２分以
上の流量信号Ｇの休止期間を検出しない（最大約１．８
分）。

【００１７】こうして、カウンタ部４において２回（所
定回数）連続したカウント信号Ｃを検出しないので警報
信号Ｂは出力されず、報知手段（または遮断手段）５が
警告報知またはガス通路の遮断をすることはない。

【００１８】このように、本実施例によると暖房運転の
ように長期間連続してガス使用状態が継続し、ガス使用
の休止期間が短い使用例においても、第２の所定時間に
よる判定を付加することにより正しい漏洩検出が可能と
なる。なお、現状では未知の使用例にも対応し、使用状
態検出部２の第２の休止期間、カウンタ部４の所定回数
等の設定は、今後の新たな経験に基づいて修正が可能な
設定条件変更手段を備えることもできる。

【００１９】

【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
ガス管漏洩検出装置は、漏洩検出の判定を二重にして複
雑な使用状態に対応し、ガス管漏洩検出の信頼性を向上
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のガス管漏洩検出装置の機能
ブロック図

【図２】本発明の一実施例におけるプログラムフロー図

【図３】暖房使用時のガス消費パターン図

【図４】従来
の機能ブロック図

【符号の説明】

１　　流量測定手段 ２　　使用状態検出部 ３　　タイマ部 ４　　カウンタ部 ５　　報知手段（または遮断手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通過ガス量に対応した流量信号を出力する
   流量測定手段と、前記流量信号の休止間隔と第１の所定
   時間との大小を比較して各々リセット信号とタイマ信号
   を出力し、前記休止間隔が第２の所定時間より大のとき
   はカウント信号を出力する使用状態検出部と、前記タイ
   マ信号を受けてタイマのカウントを開始して所定期間が
   経過すると警報信号Ａを出力し、前記リセット信号を受
   けてタイマのカウントをリセットするタイマ部と、前記
   カウント信号を所定回数連続して受信すると警報信号Ｂ
   を出力するカウンタ部と、前記警報信号ＡおよびＢを受
   信してガス漏洩の警告報知するか、またはガス通路を遮
   断する報知手段または遮断手段を備えたガス管漏洩検出
   装置。