JP3021577U - コンクリート製中空柱状物 - Google Patents
コンクリート製中空柱状物Info
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- JP3021577U JP3021577U JP1995009411U JP941195U JP3021577U JP 3021577 U JP3021577 U JP 3021577U JP 1995009411 U JP1995009411 U JP 1995009411U JP 941195 U JP941195 U JP 941195U JP 3021577 U JP3021577 U JP 3021577U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- pole
- pile
- ring member
- fitting
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】遠心力成形したポール又はパイルの単体をねじ
を連携手段とする継手構造により結合して継ポール又は
継パイル(コンクリート製中空柱状物)を構成し、作業
性、施工性及び意匠性の向上を図る。 【構成】外面に雄ねじを切った継手金具2を端部に設け
たポール(又はパイル)の単体1どうしを衝き合わせ
て、その継ぎ目を含む接続部に内面の一部に雌ねじを切
った筒状リング部材3を螺合してなり、ねじを連携手段
とする継手構造により結合して継ポールX(又は継パイ
ル)を構成する。また、継手金具2の端面に位置決め用
のピン又はホール要素を設け、筒状リング部材3には部
材外周から位置固定可能なボルト又はピン要素を設ける
場合がある。
を連携手段とする継手構造により結合して継ポール又は
継パイル(コンクリート製中空柱状物)を構成し、作業
性、施工性及び意匠性の向上を図る。 【構成】外面に雄ねじを切った継手金具2を端部に設け
たポール(又はパイル)の単体1どうしを衝き合わせ
て、その継ぎ目を含む接続部に内面の一部に雌ねじを切
った筒状リング部材3を螺合してなり、ねじを連携手段
とする継手構造により結合して継ポールX(又は継パイ
ル)を構成する。また、継手金具2の端面に位置決め用
のピン又はホール要素を設け、筒状リング部材3には部
材外周から位置固定可能なボルト又はピン要素を設ける
場合がある。
Description
【0001】
本考案は、遠心力成形したポール又はパイルの単体を継手工法により連結して 継ポール又は継パイルを構成したコンクリート製中空柱状物に関する。
【0002】
従来より、遠心力成形したポール又はパイルの単体を継手工法により連結して 継ポール又は継パイルを構成した電柱やくい等コンクリート製中空柱状物があっ た。
【0003】 図5に継手工法(又は継手構造)の従来例を示すとおり、継ポール(又は継パ イル)を構成するための接合は、現場施工が主であり、ポール(又はパイル)単 体の遠心力成形時に両端に配設される継手金具を接合要素として溶接やフランジ のボルト締結による継手工法を採用してきた。
【0004】
しかしながら、これまでの継ポール又は継パイルについては作業性や施工性の 点で質的改善を求める余地があった。例えば、継柱及び建柱作業に要する工数、 時間、工具及びコストを含む作業性、継手工法(継柱方法)に係る施工技術等、 並びに継手部分の外観を含む意匠性に関する継手構造の改善である。
【0005】 本考案はこのような事情に鑑みなされたものであって、上記課題を解消し、作 業性及び施工性を改善し、かつ、意匠性を向上したコンクリート製中空柱状物を 提供することを目的とするものである。
【0006】
上記目的を達成するために本考案は、遠心力成形したポール又はパイルの単体 を継手工法により連結して継ポール又は継パイルを構成したコンクリート製中空 柱状物において、外面に雄ねじを切った継手金具を端部に設けた単体どうしを衝 き合わせて、その継ぎ目を含む接続部に内面の一部に雌ねじを切った筒状リング 部材を螺合してなり、ねじを連携手段とする継手構造により結合したことを特徴 とするものである。
【0007】 また、ポールがPCポールに代表されるものであり、継手金具がPCポール単 体の遠心力成形時に端部に配設され一体的に構成されるとともにその端面に位置 決め用のピン又はホール要素を有したものであり、筒状リング部材が継手金具と は分離可能に構成され螺合後に部材外周から位置固定可能なボルト又はピン要素 を有したものとされる場合がある。
【0008】
ねじを連携手段とする継手構造により継手工法を変更する。
【0009】
本考案の一実施例について添付図面を参照して以下説明する。
【0010】 図1は継ポールの構造概略図である。 図2は継手金具の(a)平面図、及び(b)断面図である。 図3は筒状リング部材の(a)平面図、及び(b)断面図である。 図4は現場施工における継手工法及び継手構造を説明する接続部の部分拡大断 面図であり、(a)が螺合前の状態、及び(b)螺合後の状態である。なお、 ハッチングは片側のみに施している。
【0011】 ここで、各図に共通して1がPCポール単体、2が継手金具、3が筒状リング 部材、4が継ぎ目、5がねじ(部)又は螺合部ないしは接続部、1aがPCポール 単体(建て込み側)、1bがPCポール単体(継ぎ足し側)、11がコンクリート( 部)、12が主鉄筋及びXが継ポール(コンクリート製中空柱状物)である。
【0012】 図1に示すように、本考案の継ポール(X)は、遠心力成形したPCポール単 体(1)を継手金具(2)と筒状リング部材(3)からなるねじを連携手段とす る継手構造により結合した構造を有するものである。図示した継ポール(X)は テーパなしの場合を例示している。もちろん、テーパつきのポール単体を連結す る場合もあるが、継手金具(2)及び筒状リング部材(3)に変更はない。
【0013】 図2に示すように、継手金具(2)はPCポール単体(1)の遠心力成形時に 端部に配設され一体的に構成されるとともに外面に雄ねじ(5)を切ったもので ある。ここで、各継手金具のねじ切りの精度を上げて、その端面に位置決め用の ピン又はホール要素を設ける場合がある。(図示省略)
【0014】 なお、平面図(a)にあらわれた孔はPCポール単体の遠心力成形に要する主 鉄筋孔及び鋼線孔である。
【0015】 図3に示すように、筒状リング部材(3)は内面の一部に雌ねじ(5)を切っ たものであり、継手金具とは分離可能に構成される。ねじの長さはPCポール単 体どうしを衝き合わせて、その継ぎ目を含む接続部に螺合するものであればよい 。ここで、ねじ部(5)に肉厚をもたせており、(b)の断面視でねじ部(5) のリング径が小さくなっていることに留意されたい。(継手工法は図4とともに 後述する。)
【0016】 また、筒状リング部材(3)には螺合後に部材外周から位置固定可能なボルト 又はピン要素を設ける場合がある。(図示省略)
【0017】 図4に示すように、継手工法はねじを連携手段とする結合であって、建て込ん だPCポール単体(1a)の端面に、継ぎ足すPCポール単体(1b)の端面を衝き 合わせ、筒状リング部材(3)を螺合するものであるが、まず、建て込んだPC ポール単体(1a)の継手金具(2)のねじ切りいっぱいまで筒状リング部材(3 )を螺合し、端面から筒状リング部材(3)周部が立ち上がった状態とする。こ こで、筒状リング部材(3)のねじ部(5)に肉厚をもたせているので、この周 部をガイドとすることができる。〔図4(a)螺合前〕
【0018】 そして、継ぎ足すPCポール単体(1b)の端面を衝き合わせて、筒状リング部 材(3)を回して継ぎ目(4)を含む接続部(5)に移動してゆき結合を完了す る。ここで、継ぎ目(4)のクリアランスを継手金具(2)のねじ切りの1ピッ チ以内とするよう衝き合わせれば、継ぎ足すPCポール単体(1b)を左右いずれ かに回転(1回転以内)させて微調整することによりねじが合わないということ はない。また、各継手金具(2)のねじ切りの精度を上げて、その端面に図示し ない位置決め用のピン又はホール要素を設けた場合はより簡単に螺合できる。〔 図4(a)螺合後〕
【0019】
本考案は以上の構成よりなるものであり、これによればねじを連携手段とする 継手構造としているので、継手金具及び筒状リング部材の製造が容易であり、継 柱作業に工具を必要とせず、継手工法(継柱方法)が容易となり、建柱作業が簡 単で時間短縮ができるという有益な効果を奏する。しかも、継手部分に突起や作 業の痕跡がないので外観を含む意匠性を向上することができる。
【0020】 また、材料費は若干割高となるものの工事費が大幅に低減可能であり、全体と してコストの軽減に寄与し、より改善されたコンクリート製中空柱状物(継ポー ル又は継パイル)を普及することが期待できるので、産業上の利用価値が高いも のである。
【図1】本考案の一実施例である継ポールの構造概略図
である。
である。
【図2】継手金具の(a)平面図、及び(b)断面図で
ある。
ある。
【図3】筒状リング部材の(a)平面図、及び(b)断
面図である。
面図である。
【図4】現場施工における継手工法及び継手構造を説明
する接続部の部分拡大断面図であり、(a)が螺合前の
状態、及び(b)螺合後の状態である。
する接続部の部分拡大断面図であり、(a)が螺合前の
状態、及び(b)螺合後の状態である。
【図5】従来の継手工法及び継手構造を示す説明図であ
る。
る。
1 PCポール単体 2 継手金具 3 筒状リング部材 4 継ぎ目 5 ねじ(部)又は螺合部ないしは接続部 1a PCポール単体(建て込み側) 1b PCポール単体(継ぎ足し側) 11 コンクリート(部) 12 主鉄筋 X 継ポール(コンクリート製中空柱状物)
Claims (2)
- 【請求項1】 遠心力成形したポール又はパイルの単体
を継手工法により連結して継ポール又は継パイルを構成
したコンクリート製中空柱状物において、外面に雄ねじ
を切った継手金具を端部に設けた単体どうしを衝き合わ
せて、その継ぎ目を含む接続部に内面の一部に雌ねじを
切った筒状リング部材を螺合してなり、ねじを連携手段
とする継手構造により結合したことを特徴とするコンク
リート製中空柱状物。 - 【請求項2】 ポールがPCポールに代表されるもので
あり、継手金具がPCポール単体の遠心力成形時に端部
に配設され一体的に構成されるとともにその端面に位置
決め用のピン又はホール要素を有したものであり、筒状
リング部材が継手金具とは分離可能に構成され螺合後に
部材外周から位置固定可能なボルト又はピン要素を有し
たものである請求項1記載のコンクリート製中空柱状
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009411U JP3021577U (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | コンクリート製中空柱状物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009411U JP3021577U (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | コンクリート製中空柱状物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3021577U true JP3021577U (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=43156910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009411U Expired - Lifetime JP3021577U (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | コンクリート製中空柱状物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3021577U (ja) |
-
1995
- 1995-08-10 JP JP1995009411U patent/JP3021577U/ja not_active Expired - Lifetime
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