JP2527852B2 - 構造部材の交差状接合部における鉄筋やpc鋼棒の接合装置 - Google Patents

構造部材の交差状接合部における鉄筋やpc鋼棒の接合装置

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JP2527852B2
JP2527852B2 JP3058502A JP5850291A JP2527852B2 JP 2527852 B2 JP2527852 B2 JP 2527852B2 JP 3058502 A JP3058502 A JP 3058502A JP 5850291 A JP5850291 A JP 5850291A JP 2527852 B2 JP2527852 B2 JP 2527852B2
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安雄 大川
信一 縄田
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Tokyo Tekko Co Ltd
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Kajima Corp
Tokyo Tekko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋コンクリートや
鉄骨鉄筋コンクリート構造の構築物における構造部材の
交差状接合部で、各構造部材の内部に埋設されている主
鉄筋やPC鋼棒を接合する接合装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、構築物における構造部材の交差状
接合部としては、例えば、図7および図8に示すよう
な、梁の交差状接合部が一般に知られている。詳述する
と、各構造部材である梁20の内部に埋設されている各主
鉄筋21は、各主鉄筋21の軸線22が上下方向へずれた状態
で直交している。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、前述した
梁の交差状接合部では、各主鉄筋の軸線が上下方向へず
れているので、どちらかの主鉄筋が配設された梁(構築
部材)の断面性能が低下することとなる。また、このこ
とは、主鉄筋として大径のものを使用するような場合
に、直交部における各主鉄筋の軸線のずれが大きくな
り、断面性能の低下率もより大きくなる。さらに、梁
(構築部材)をプレキャスト製とする場合には、主鉄筋
の上下位置を考慮して製作する必要があるので、製作す
る手間がかかることとなる。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は構築物の交差状接合部における各
構造部材内部に埋設されている主鉄筋やPC鋼棒の接合
を、特定構造部材の断面性能を低下させることなく、各
構造部材の断面性能を同一にすることで、交差状接合部
を強固にすることのできる鉄筋やPC鋼棒の接合装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の接合装置は、
両端位置には主鉄筋やPC鋼棒が接合用ナットを介し軸
線を同一にして接合される雄ネジ部が、また中央位置に
は平面部がそれぞれ形成されていると共に、平面部は雄
ネジ部の軸線が延びる平面と同一平面上に形成されてい
る接合金具を有する。この接合金具は、その中央位置の
平面部を当接させて二本直交状態とした時に、各接合金
具における雄ネジ部の軸線が同一平面上で直交するよう
に構成されている。
【0006】このように、各構造部材の交差状接合部に
おいて直交状態となるように延びる各構造部材内の各主
鉄筋や各PC鋼棒を、交差状接合部で接合する時に、本
発明の接合装置である接合金具を介いして接合すること
によって、各主鉄筋や各PC鋼棒の軸線が同一平面上と
なるようにして行うことができる。このことは、交差状
接合部における特定の構造部材の断面性能を低下させる
ことなく、交差状接合部における各構造部材の断面性能
を同一にすることができて、交差状接合部を強固にする
ことがてきる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の構造部材の交差状接合部に
おける鉄筋やPC鋼棒の接合装置を、図示する実施例に
よって説明する。
【0008】構築物における構造部材2の交差状接合部
で、各構造部材2内の主鉄筋3またはPC鋼棒を接合す
る接合装置1(図1〜図4参照)は、両端位置に主鉄筋
3やPC鋼棒が接合用ナット4を介し軸線5を同一にし
て接合される雄ネジ部6が、また中央位置に平面部7が
それぞれ形成されていると共に、平面部7は雄ネジ部6
の軸線5が延びる平面と同一平面上に形成されている接
合金具8を有している。また、この接合金具8は、その
中央位置の平面部7を当接させて二本直交状態とした時
に、各接合金具8における雄ネジ部6の軸線5が同一平
面上で直交するように構成されている。
【0009】なお、この図示する実施例では主鉄筋3同
士の接合について述べて行くが、本発明の接合装置1
は、主鉄筋とPC鋼棒(図示せず)やPC鋼棒同士(図
示せず)も接合することができる。この主鉄筋とPC鋼
棒との接合やPC鋼棒同士の接合は、例えば、交差状接
合部に、プレストレス導入用のコンクリートブロックを
接合する場合が考えられる。
【0010】このような構成からなる本発明の接合装置
1での、各構造部材2の交差状接合部における各主鉄筋
3の接合は、次に述べるようにして行う。なお、ここで
は一例として構造部材2を梁とし、柱・梁接合部での交
差状接合部において、梁(構造部材2)の各主鉄筋3を
接合する場合について述べる。
【0011】先ず、柱・梁接合部での交差状接合部にお
いて、図4に示すように、四本の接合金具8を、その平
面部7を当接させて向い合わせに重ねた状態で直交させ
ることにより、略ロ字状に配設する。即ち、接合装置1
を配設する。
【0012】次に、接合装置1における各接合金具8の
雄ネジ部6に、ネジ鉄筋である各主鉄筋3(または両端
にねじ切りを施したもの、特にPC鋼棒の場合は両端に
ねじ切りを施したもの)を、図1〜図4に示すように、
接合用ナット4を介して接合すると共に、ロックナット
9で締め付けることにより、各主鉄筋3と各接合金具8
(雄ネジ部6)とを固定する。この時に、主鉄筋3と雄
ネジ部6とは、その軸線5を同一線上として接合され
る。
【0013】そして、前述した接合用ナット4およびロ
ックナット9での固定作業によって、本発明の接合装置
1(各接合金具8)を介しての、各構造部材2の交差状
接合部における各主鉄筋3の接合作業が完了する。
【0014】このように、本発明の接合装置1(各接合
金具8)を介しての各主鉄筋3の接合時には、各接合金
具8における平面部7の作用によって、各主鉄筋3およ
び雄ネジ部6の軸線5を同一平面上で直交させることの
できる。即ち、各構造部材2の交差状接合部で交差する
ような状態で延びる各主鉄筋3を、その軸線5を同一平
面上にした状態で、接合装置1を介して接合することが
できる。これらのことは、交差状接合部における各構造
部材2の断面性能を、特定の構造部材2を低下させるこ
となく、同一にすることができ、各構造部材2の交差状
接合部を強固にすることができる。
【0015】なお、この実施例において、柱10の主鉄筋
11は、梁である各構造部材2の各主鉄筋3に干渉せず配
筋されている。また、各主鉄筋3と接合金具8とを固定
すべく締付けるロックナット9’は、反対側の引張力に
対する支圧部でもある。さらに、径が異なる対面した各
主鉄筋3を接合する場合には、一端部と他端部との螺合
部径を変えた接合用ナット4を使用することにより対処
することができる。
【0016】図5および図6は、各構造部材2を壁とし
たものである。そして、この壁の交差状接合部における
各主鉄筋3の接合用として、本発明の接合装置1を使用
したものである。
【0017】
【発明の効果】この発明の接合装置によれば、その各接
合金具を介して、交差状接合部における各構造部材の各
主鉄筋や各PC鋼棒を、その交差する軸線が同一平面上
となるようにして接合することができる。そのため、交
差状接合部における特定の構造部材の断面性能を低下さ
せることなく、各構造部材の断面性能を同一にすること
ができて、交差状接合部を強固にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の接合装置によって、各構造部材の各
主筋を接合した交差状接合部を示す断面図である。
【図2】この発明の接合装置における接合金具を示す正
面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】この発明の接合装置を用いた交差状接合部の別
態様を示す断面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】従来の各構造部材における交差状接合部を示す
断面図である。
【図8】図7のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…接合装置、2…構造部材,3…主鉄筋、4…接合用
ナット、5…軸線、6…雄ネジ部、7…平面部、8…接
合金具、9…ロックナット、10…柱、11…主鉄筋。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築物における構造部材の交差状接合部
    で、前記各構造部材内の主鉄筋やPC鋼棒を接合する接
    合装置であり、 両端位置には前記主鉄筋やPC鋼棒が接合用ナットを介
    し軸線を同一にして接合される雄ネジ部が、また中央位
    置には平面部がそれぞれ形成されていると共に、前記平
    面部は前記雄ネジ部の軸線が延びる平面と同一平面上に
    形成されている接合金具を有しており、 前記接合金具は、その中央位置の平面部を当接させて二
    本直交状態とした時に、各接合金具における雄ネジ部の
    軸線が同一平面上で直交するように構成されていること
    を特徴とする構造部材の交差状接合部における鉄筋やP
    C鋼棒の接合装置。
JP3058502A 1991-03-22 1991-03-22 構造部材の交差状接合部における鉄筋やpc鋼棒の接合装置 Expired - Lifetime JP2527852B2 (ja)

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JPH04293831A JPH04293831A (ja) 1992-10-19
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