JP3021426U - ビン類整列装置 - Google Patents

ビン類整列装置

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JP3021426U JP1995008069U JP806995U JP3021426U JP 3021426 U JP3021426 U JP 3021426U JP 1995008069 U JP1995008069 U JP 1995008069U JP 806995 U JP806995 U JP 806995U JP 3021426 U JP3021426 U JP 3021426U
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明司 小林
竜成 古賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビン類のかけらやビン類から剥離した泥等が
搬送溝内に落下した場合においても、これらのかけらや
泥等がビン類の搬送を阻害してしまうことのないビン類
整列装置を提供することを解決すべき課題とする。 【解決手段】 ビン類Pの搬送方向両側に配設されて、
その搬送方向に沿いかつ上方に開口した断面略V字状の
搬送溝Cを形成する一対のガイド部材16と、これらの
ガイド部材に振動を与える加振器17とを備え、前記一
対のガイド部材が、前記搬送溝をその下流側の端部が下
方となるように傾斜させ、また、両ガイド部材の下端部
間に隙間gを形成し、かつ、この隙間を搬送方向下流側
にいくにしたがい漸次拡大させるように配置されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビン類整列装置に係わり、特に、投入されたビン類に振動を与えつ つ所定方向に搬送することにより、これらのビン類を長さ方向に一列状態に整列 させるようにしたビン類整列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のビン類整列装置の一構造例が、たとえば、特開平6ー3125 1号公報において提案されている。 このビン類整列装置は、ビン類が投入される傾斜したV字レールに加振器によ って振動を与えることにより、このV字レール上に投入されたビン類を下方へ向 けて搬送しつつ、長さ方向に一列状態に整列させるようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のビン類整列装置においては、つぎのような改善す べき問題点が残されている。 すなわち、V字レール上へのビン類の投入時において、ビン類どうしのぶつか り等によってビン類が割れた場合、そのかけらがV字レールの底部に滞留して、 ビン類の円滑な移動を阻害してしまうといった問題点である。
【0004】 特に、リサイクルのために回収されたビン類であると、表面に泥等が付着して いる場合が多く、この泥等が搬送のために与えられる振動や、ビン類と前記V字 レールとの擦れによって剥離し、このV字レールの底部に付着してしまい易く、 前述した不具合が発生し易い。
【0005】 また、何等かの原因で、V字レール上にビン類が積層状態で供給されてしまっ た場合、これらのビン類が、積層状態のまま後段の処理装置へ送り込まれてしま うおそれがあり、後段の装置の誤作動を招いてしまうといった不具合の発生も想 定される。
【0006】 本考案は、前述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、ビン類のかけらや ビン類から剥離した泥等が搬送溝内に落下した場合においても、これらのかけら や泥等がビン類の搬送を阻害することのないビン類整列装置を提供することを、 解決すべき第1の課題とし、また、ビン類を一本づつ確実に搬送整列させること のできるビン類整列装置を提供することを解決すべき第2の課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載のビン類整列装置は、前述した第1の課題を解決する ために、投入されたビン類に振動を与えつつ所定方向に搬送することにより、前 記ビン類をその長さ方向に一列状に整列させるようにしたビン類整列装置であっ て、前記ビン類の搬送方向両側に配設されて、その搬送方向に沿いかつ上方に開 口した断面略V字状の搬送溝を形成する一対のガイド部材と、これらのガイド部 材に振動を与える加振器とを備え、前記一対のガイド部材が、前記搬送溝をその 下流側の端部が下方となるように傾斜させ、また、両ガイド部材の下端部間に隙 間を形成し、かつ、この隙間を搬送方向下流側にいくにしたがい漸次拡大させる ように配置された構成としている。
【0008】 また、本考案の請求項2に記載のビン類整列装置は、前述した第1および第2 の課題を解決するために、投入されたビン類に振動を与えつつ所定方向に搬送す ることにより、前記ビン類をその長さ方向に一列状に整列させるようにしたビン 類整列装置であって、前記ビン類の搬送方向両側に配設されて、その搬送方向に 沿いかつ上方に開口した断面略V字状の搬送溝を形成する一対のガイド部材と、 これらのガイド部材に振動を与える加振器と、前記搬送溝の途中に設けられ、こ の搬送溝内を搬送されるビン類が重畳状態にある場合に、その上方に位置するビ ン類を搬送方向上流側へ押し戻す均し機構とを備え、前記一対のガイド部材が、 前記搬送溝をその下流側の端部が下方となるように傾斜させ、また、両ガイド部 材の下端部間に隙間を形成するとともに、この隙間を搬送方向下流側にいくにし たがい漸次拡大させるように配置された構成としている。
【0009】 さらに、本考案の請求項3に記載のビン類整列装置は、前記請求項1あるいは 請求項2において、前記一対のガイド部材の下方には、前記隙間を介して前記搬 送溝に連通させられた回収樋が一体に設けられた構成としたものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態について、図面を参照して説明する。 図1において、符号1は、本実施形態に係わるビン類整列装置が適用され、供 給されるビン類を色別に選別するようにしたビン類選別装置(以下、選別装置と 略称する)を示し、この選別装置1は、ビン類が投入される供給ホッパ2と、こ の供給ホッパ2からビン類の供給を受けて、これらのビン類をその長さ方向に一 列状態で整列させる本実施形態に係わるビン類整列装置(以下、整列装置と略称 する)3と、この整列装置3から整列状態で供給されるビン類を、その供給間隔 を広げつつ搬送するベルトコンベア4と、このベルトコンベア4の上流側の端部 近傍に設けられ、このベルトコンベア4上を搬送されるビン類の色を検出する色 検出手段5と、この色検出手段5からベルトコンベア4の下流側へ向けて順次併 設されて、前記色検出手段5からの検出信号に基づいて作動させられることによ り、前記ビン類を色毎に専用の回収箱6へ排出する複数の排出装置7とを備えた 概略構成となっている。
【0011】 前記供給ホッパ2は、図1に示すように、ベースB上に立設された枠体8上に 設置されており、この供給ホッパ2の下部には、内部に投入されたビン類を押し 出して、これらのビン類を前記整列装置3へ供給するビン類供給機構9が設けら れている。
【0012】 このビン類供給機構9は、前記供給ホッパ2の下部開口に対向配置されるとと もに、この供給ホッパ2に対してビン類の搬送方向に沿って相対移動自在に設け られた押し出し部10と、この押し出し部10を前述した方向に移動させるアク チュエータ11と、このアクチュエータ11をコントロールユニットUからの指 令に基づいて駆動するドライバ12とによって構成されており、前記押し出し部 10およびアクチュエータ11は、前記枠体8上に設置されているとともに、前 記ドライバ12は前記枠体8の適宜位置に取り付けられている。
【0013】 また、前記アクチュエータ11として、たとえば、油圧あるいは空気圧によっ て作動させられる流体圧シリンダが用いられるとともに、これらの駆動をなすド ライバ12として、前記アクチュエータ11への作動流体の供給経路を切り換え る流路切り換え弁が用いられる。
【0014】 そして、このビン類供給機構9は、前述した押し出し方式以外に、たとえば、 ベルトフィーダ等を用いた引き出し方式を採用することも可能である。
【0015】 一方、前述した供給ホッパ2の下流側に設けられる前記整列装置3は、図2な いし図4に示すように、前記ベースB上に設置された枠体13上に設置されてお り、この枠体13に防振ゴム14を介して相対移動自在に取り付けられた振動基 体15と、ビン類の搬送方向両側に沿って配設されるとともに、前記振動基体1 5に一体に取り付けられ、かつ、前記搬送方向に沿いかつ上方に開口した断面略 V字状の搬送溝Cを形成する一対のガイド部材16と、前記振動基体15に一体 に取り付けられ、この振動基体15および前記ガイド部材16に振動を与える加 振器17とを備え、前記一対のガイド部材16が、前記搬送溝Cをその下流側の 端部が下方となるように傾斜させ、また、両ガイド部材16の下端部間に隙間g を形成し、かつ、この隙間gを搬送方向下流側にいくにしたがい漸次拡大させる ように配置された概略構成となっている。
【0016】 さらに詳述すれば、前記防振ゴム14は、図3および図4においては前記振動 基体15の下流側端部両側と前記枠体13との間に介装した状態を示してあるが 、前記振動基体15の上流側端部両側と前記枠体13との間にも介装されており 、前記振動基体15が、4箇所において前記枠体13へ弾性的に支持されている 。
【0017】 また、前記両ガイド部材16は、それぞれ平板状に形成されており、ビン類の 搬送方向から見た状態において、図4に示すように上方に開口するV字状の搬送 溝Cを形成するように配設されており、その上方への開き角度αが約100°と なされている。
【0018】 さらに、両ガイド部材16の上流側には、その上流側の端部から下流側へ向か って所定長さに亙って、図2ないし図4に示すように、上方へ向かう延設部16 aがそれぞれ形成され、これらの延設部16aに対応する位置において、前記搬 送溝Cが下流側よりも深く形成されることによりビン類の投入部Dとなされ、ま た、この投入部Dの下流側には、前記各ガイド部材16の上端部から上方へ向か う隔壁18がそれぞれ突設されており、これらの各壁18と前記両ガイド部材1 6とによって区画される空間部がビン類の溜まり部Eとなされ、この溜まり部E よりも下流側が整列部Fとなされている。
【0019】 そして、前記搬送溝Cは、図3および図4に示すように、前記両ガイド部材1 6間に形成されている前記隙間gを介して下方へ開放されているとともに、前記 両ガイド部材16がその下流側の端部が下方となるように傾斜して設けられるこ とにより、全体として水平方向に対して搬送方向下流側が下方となるように傾斜 させられ、かつ、前記隙間gの間隔Wが、図3に示すように、下流にいくにした がい漸次広がるように形成されている(W1<W2)。
【0020】 また、本実施形態においては、前記ガイド部材16の下方に、図2および図4 に示すように、これらの間に形成される隙間gを覆うようにして略U字状の回収 樋19が一体に取り付けられており、この回収樋19は、前記隙間gを介して前 記搬送溝Cへほぼ全長に亙って連通させられているとともに、この搬送溝Cの傾 斜とほぼ同様の角度で傾斜させられ、前記搬送溝C内を搬送されるビン類から剥 離した泥や前記搬送溝C内に入り込んだかけら等が、前記隙間gを介して前記回 収樋19へ落下させられた後に、この回収樋19の傾斜によって回収樋19の下 流側の端部へ搬送されるようになっている。
【0021】 また、前記加振器17は、本実施形態においては、図3に示すように、前記振 動基体15の両側部のそれぞれにステー20を介して一体に取り付けられており 、その振動方向となる軸線が、前記ガイド部材16の搬送方向に対して交差させ られていることにより、これらの加振器17によって、前記振動基体15やガイ ド部材16、および、回収樋19が上下方向ならびに搬送方向に所定周期で振動 させられるようになっている。
【0022】 さらに、本実施形態においては、図1、図2、図5、および、図6に示すよう に、前記溜まり部Eの下流側の端部近傍に、この溜まり部Eに搬送されたビン類 が重畳状態にある場合に、その上方のビン類を搬送方向上流側へ向けて押し戻す 均し機構21が設けられている。
【0023】 この均し機構21は、図6に示すように、前記枠体13に、この枠体13に一 体に取り付けられた軸受け22を介して、前記搬送方向に対して略直交する方向 に沿って取り付けられた回転軸23と、この回転軸23に放射状に取り付けられ た複数(本実施例においては4枚)の均し羽根24と、前記回転軸23を回転さ せるための電動モータ25と、この電動モータ25と前記回転軸23とに卷回さ れた動力伝達ベルト26とによって構成されており、前記電動モータ25は、前 記枠体13に、前記振動基体15よりも下方位置において固定されている。
【0024】 また、前記各均し羽根24は、図6に示すように、前記溜まり部Eの断面形状 と略等しい外形形状を有するとともに、その先端部に、前記両ガイド部材16の 内面とによってビン類が約1本通過し得る程度の空間部を形成する略半円状の切 り欠き24aがそれぞれ形成されている。
【0025】 そして、前記各加振器17および電動モータ25には、前記コントロールユニ ットUからの指令に基づいて、これらの駆動を行なうドライバ27・28がそれ ぞれ接続されているとともに、前記電動モータ25には、その発生トルクを検出 するとともに、その検出結果をコントロールユニットUへ出力するトルク検出器 29が接続されている。
【0026】 さらに、前記整列装置3の下流側には、前記回収樋19の下流側の端部下方に 位置させられる回収箱30が設置されており、前記回収樋19によって搬送され るかけらや泥等が投入されるようになっている。
【0027】 一方、前記ベルトコンベア4は、ビン類の搬送方向に所定間隔をおいて設置さ れた一対の回転軸31・32間に略水平となるように卷回されており、一方の回 転軸31に動力伝達ベルト33を介して接続された電動モータ34によって、所 定方向に所定速度(搬送速度)で移動させられるようになっている。
【0028】 このベルトコンベア4の上流側の端部は、前記整列装置3のガイド部材16の 下流側端部の下方に位置させられて、この整列装置3から排出されるビン類が落 下させられるようになっているとともに、この整列装置3におけるビン類の排出 速度よりも早い速度で前記ビン類を搬送するように前記搬送速度が設定されてお り、これによって、前記ベルトコンベア4上を搬送されるビン類の間隔が十分に 確保される。
【0029】 また、前記電動モータ34には、その駆動を制御して前述した搬送速度を調整 するドライバ35が接続されているとともに、このドライバ35は、前記コント ロールユニットUへ接続されている。
【0030】 さらに、前記ベルトコンベア4の下流側の端部には、その下方に対向位置させ られた回収箱36が設置されており、前記ベルトコンベア4の下流側の端部から 排出される選別不能と判断されたビン類が投入されるようになっている。
【0031】 前記色検出装置5は、前記ベルトコンベア4の上流側端部近傍に設置されてお り、この色検出装置5において検出された色情報が、色判別回路37へ送り込ま れるとともに、この色判別回路37においてビン類の色判定が行なわれ、その判 定結果が、前記コントロールユニットUへ出力されるようになっている。
【0032】 前記排出装置7は、選別すべき色毎に(本実施形態においては5組)設置され ており、前記ベルトコンベア4の搬送方向に沿って直列状に設置され、各排出装 置7は、ベルトコンベア4上を搬送されるビン類を、その搬送経路外へ排出する 排出機構(図示略)と、排出されたビン類を回収する前記回収箱6と、前記コン トロールユニットUからの指令に基づいて、前記排出機構を駆動するドライバ3 8とによって構成されている。
【0033】 そして、前記コントロールユニットUは、前記供給機構9のアクチュエータ1 1、整列装置3の加振器17や電動モータ25、ベルトコンベア4に接続されて いる電動モータ34の各ドライバ12、27、28、および、35へ指令を発す ることにより、供給機構9、整列装置3、均し機構21、および、ベルトコンベ ア4の始動を行ない、また、前記色判別回路37から入力される色情報に基づき 、該当する検出装置7のドライバ38へ指令を発することによりその排出機構を 作動させ、また、前記トルク検出器29からの検出信号に基づき、前記電動モー タ25において発生するトルクが所定値以上に達した際に、この電動モータ25 の回転を所定角度逆回転させた後に正回転に戻すといった制御を行なうようにな っている。
【0034】 ついで、このように構成された選別装置1の作用について説明する。 まず、装置が起動されると、前記コントロールユニットUから各ドライバドラ イバ12、27、28、および、35へ指令が出力され、供給機構9の押し出し 部10がアクチュエータ11によって駆動させられるとともに、整列装置3のガ イド部材16および回収樋19が所定周期で振動させられ、また、均し機構21 の回転軸23が所定の速度で正方向に回転させられ、さらに、ベルトコンベア4 が所定の搬送速度で移動させられる。
【0035】 この状態において、供給ホッパ2へビン類が投入されると、このビン類が供給 機構9によって供給ホッパ2から整列装置3の搬送溝Cに形成されている投入部 Dへ落下させられる。
【0036】 ここで、前記搬送溝Cを形成するガイド部材16が加振器17によって振動さ せられているとともに、前記搬送溝Cが搬送方向下流側へ向けて下方へ傾斜させ られていることから、投入部Dに投入されたビン類が、その下流側の溜まり部E を経て整列部Fへ移動させられ、さらに、この整列部Fの下流側の端部から前記 ベルトコンベア4上へ落下させられる。
【0037】 このようにビン類が整列装置3の搬送溝Cの上流から下流側へ搬送される間に おいて、搬送溝CがV字状に形成されているとともに、この搬送溝Cを形成する ガイド部材16が振動させられることにより、前記ビン類が搬送溝Cに沿ってそ の長さ方向に一列状態で整列させられた後に、前記搬送溝Cの整列部Fの下流側 の端部から前記コンベアベルト4へ供給される。
【0038】 そして、前述した整列装置3へのビン類の投入に際し、ビンのかけらや蓋等が 一緒に投入されると、これらのかけらや蓋が、前述したガイド部材16の振動に よって搬送溝Cの下流側へ向けて移動させられつつその底部へ向けて移動させら れ、この底部に形成されている隙間gからガイド部材16の下方に落下させられ ることにより、これらが前記ガイド溝Cの外部へ排出される。
【0039】 また、ビン類に付着している泥や砂等が、前記ガイド部材16の振動によって ビン類から剥離した場合においても、これらの泥や砂等が前述したかけら等と同 様に、前記隙間gから搬送溝Cの外部へ排出される。
【0040】 しかも、前記隙間gが、搬送方向の下流側にいくにしたがい漸次大きくなされ ていることから、大きめのかけら等であっても、搬送溝Cの下流側端部にいくま でには確実にその下方へ排出される。
【0041】 したがって、搬送溝Cの底部に、前述したかけらや蓋あるいは泥や砂等が詰ま ってしまうようなことがなく、ビン類の移動操作やその整列操作が円滑に行われ る。
【0042】 そして、本実施形態においては、前記ガイド部材16の下方に、前記隙間gを 覆うようにして回収樋19が一体に設けられていることから、前記隙間gから落 下させられた前記かけら等が、前記回収樋19によって捕捉されて装置の外部へ 飛散するようなことはない。
【0043】 また、前記回収樋19が、下流側へ向けて下方へ傾斜させられ、かつ、前記ガ イド部材16とともに振動させられていることにより、この回収樋19によって 捕捉された前記かけら等が回収樋19の下流側の端部へ向けて移動させられ、こ の端部からその下方に設置されている回収箱36へ落下・回収される。
【0044】 一方、前述したようなビン類の整列操作に際して、ビン類が整列部Fへ入り込 む際に、ビン類どうしの分離がうまく行かず、図6に示すように、前記ビン類P が上下に重畳させられた状態で移動させられる現象が生じる場合がある。
【0045】 このような現象が生じると、整列部Fへ送り込まれたビン類Pの内、上方に位 置するビン類Pが搬送溝Cから外れて装置外へ落下してしまうことがあるが、本 実施形態における整列装置3においては、前記溜まり部Eの下流側の端部に、均 し機構21が設けられていることにより、前述した不具合の発生が防止されるよ うになっている。
【0046】 すなわち、選別装置1の起動に伴って、均し機構21の電動モータ25も同時 に起動させられることにより、この電動モータ25に動力伝達ベルト26を介し て接続されている回転軸23が回転させられるとともに、この回転軸23に取り 付けられている複数の均し羽根24が、前記溜まり部Eの下流側の端部から上流 側に向けて順次移動させられる。
【0047】 ここで、前記均し羽根24が、前記溜まり部Eの断面形状と略等しい外形形状 を有するとともに、その先端部に、前記両ガイド部材16の内面とによってビン 類Pが約1本通過し得る程度の空間部を形成する略半円状の切り欠き24aが形 成されていることから、前述した均し羽根24の回転移動によって、前記溜まり 部Eの下流側の端部開口が前記均し羽根24によって閉塞されるとともに、この 端部開口近傍において、前記切り欠き24aと前記両ガイド部材16とによって 、ビン類Pの一本分の通過空間が形成される。
【0048】 したがって、ビン類Pが図6に示すように重畳状態で搬送された場合、これら のビン類Pが溜まり部Eの下流側の端部まで搬送された時点で、上方に位置する ビン類Pが、回転移動する均し羽根24によって搬送方向上流側へ向けて押し戻 されるとともに、搬送溝Cの底部に位置させられているビン類Pのみが、前記回 転羽根24のきり欠き24aを通過させられて整列部Fへ送り込まれ、この結果 、整列装置3においてビン類Pが確実に一列状態に整列させられる。
【0049】 このようにして整列されたビン類Pは、順次後段のベルトコンベア4上へ落下 供給される。 ここで、前記ベルトコンベア4のビン類Pの搬送速度が、前記整列装置3にお ける搬送速度よりも大きく設定されていることから、このベルトコンベア4にお けるビン類Pの搬送ピッチが拡大され、この拡大された搬送ピッチを保持した状 態で、これらのビン類Pが色検出装置5へ送り込まれる。
【0050】 この色検出装置5においては、前述したようにして送り込まれるビン類Pに対 する色検出操作が行なわれるが、色検出装置5へ送り込まれるビン類Pの搬送ピ ッチが前述したように大きいことから、前述した色検出操作が、ビン類Pの一本 毎に確実に行なわれる。
【0051】 そして、このような色検出操作に基づいて得られた色情報が、色判別回路37 からコントロールユニットUへ出力されるとともに、このコントロールユニット Uから、検出された色に対応した排出装置7のドライバ38へ駆動信号が出力さ れる。
【0052】 この駆動信号が入力させられた排出装置7のドライバ38は、前述したように して色検出がなされたビン類Pがこの排出装置7の作業領域に至った時点で前記 排出機構を作動させることにより、前記ビン類Pを、ベルトコンベア4上から排 出して、その下方に配設されている回収箱6内へ落下させる。
【0053】 一方、何等かの原因で、前記色検出装置においてビン類Pの色検出が行なわれ なかった場合(たとえば、ビン類Pの表面に泥や砂あるいはその他の異物が付着 して、色判別が困難な場合)には、色判別回路37から判別不可能の情報がコン トロールユニットUへ出力されるとともに(あるいは、色判別の信号が一定時間 出力されないことにより判別不可能と判断される)、このコントロールユニット Uから排出装置7への駆動信号の出力がなされず、これによって、すべての排出 装置7が停止状態に保持される。 したがって、色判定の不可能なビン類Pは、コンベアベルト4の下流側の端部 まで搬送された後にその下方に設置されている回収箱36内へ排出される。 このような操作によって、供給ホッパ2に投入されたビン類Pがその色毎に自 動的に選別される。
【0054】 ところで、前記搬送溝Cの溜まり部Eにおける均し機構21によるビン類Pの 均し操作に際して、ビン類Pを押し戻す均し羽根24とビン類Pとの当接具合に よっては、均し羽根24によるビン類Pの押し戻し作用が円滑に行かない場合が 想定される。
【0055】 このような現象が生じた場合を想定して、本実施形態では、前述したようなビ ン類Pの押し戻し作用が円滑にいかない場合に、前記均し羽根24の回転抵抗が 大きくなることに着眼し、この均し羽根24を回転駆動する電動モータ25の駆 動トルクをトルク検出器29によって常時検出しておき、検出されたトルクが設 定値に至った時点で前述した不具合が生じたものと判断し、前記コントロールユ ニットUから前記ドライバ28に信号を出力して、前記電動モータ25を所定角 度逆方向へ回転させた後に、再度、順回転に戻すようになされている。
【0056】 このような処理により、均し羽根24にかかる抵抗を一旦小さくした後に、再 度、押し戻すべきビン類Pへ押圧力を作用させることにより、ビン類Pへ作用さ せる荷重を変化させてビン類Pを移動し易くし、均し羽根24による押し戻し作 用を円滑に再開させることが可能となる。
【0057】 なお、前記実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であっ て、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0058】 たとえば、前記実施形態においては、均し羽根24を回転軸23に放射状に取 り付けて、これらのならし羽根24を回転軸23回りに回転移動させることによ って、ビン類Pを押し戻すような構成について示したが、前述した均し羽根24 を搬送方向に沿って往復移動させるようにしてもよいものである。
【0059】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の請求項1に係わるビン類整列装置によれば、ビ ン類を搬送するガイド溝を形成する一対のガイド部材の下端部に隙間を形成する とともに、その隙間を搬送方向下流側に向かって漸次拡大した構成としたから、 搬送溝内においてビン類を搬送整列させる際に、ビン類のかけらやビン類から剥 離した泥や砂等が搬送溝の下端部に落下した場合においても、これらのかけらや 泥あるいは砂等を前記隙間から搬送溝の外部へ排出して、ビン類の搬送や整列操 作に悪影響を与えることを防止することができ、この結果、安定した整列操作を 長期に亙って維持することができる。
【0060】 また、本考案の請求項2に係わるビン類整列装置によれば、搬送溝の途中に均 し機構を設けたことにより、重畳状態で搬送されるビン類に対して、上方に位置 するビン類を搬送方向上流側へ向けて押し戻すことにより、搬送溝の下流側へビ ン類が重畳状態で搬送されることを防止して、ビン類を確実に一列状態に整列さ せることができる。
【0061】 さらに、本考案の請求項3に係わるビン類整列装置によれば、両ガイド部材間 の隙間から搬送溝外に排出されるかけらや泥あるいは砂等を回収樋によって回収 するとともに、この回収樋を前記ガイド部材とともに振動させることにより、回 収したかけらや泥あるいは砂等を所定の位置へ搬送排出することにより、これら の装置外への飛散を最小限度に抑えることができる。
【提出日】平成7年9月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 この均し機構21は、図に示すように、前記枠体13に、この枠体13に一 体に取り付けられた軸受け22を介して、前記搬送方向に対して略直交する方向 に沿って取り付けられた回転軸23と、この回転軸23に放射状に取り付けられ た複数(本実施例においては4枚)の均し羽根24と、前記回転軸23を回転さ せるための電動モータ25と、この電動モータ25と前記回転軸23とに卷回さ れた動力伝達ベルト26とによって構成されており、前記電動モータ25は、前 記枠体13に、前記振動基体15よりも下方位置において固定されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 また、前記各均し羽根24は、図に示すように、前記溜まり部Eの断面形状 と略等しい外形形状を有するとともに、その先端部に、前記両ガイド部材16の 内面とによってビン類が約1本通過し得る程度の空間部を形成する略半円状の切 り欠き24aがそれぞれ形成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 そして、前記コントロールユニットUは、前記供給機構9のアクチュエータ1 1、整列装置3の加振器17や電動モータ25、ベルトコンベア4に接続されて いる電動モータ34の各ドライバ12、27、28、および、35へ指令を発す ることにより、供給機構9、整列装置3、均し機構21、および、ベルトコンベ ア4の始動を行ない、また、前記色判別回路37から入力される色情報に基づき 、検出装置5が該当するドライバ38へ指令を発することによりその排出機構を 作動させ、また、前記トルク検出器29からの検出信号に基づき、前記電動モー タ25において発生するトルクが所定値以上に達した際に、この電動モータ25 の回転を所定角度逆回転させた後に正回転に戻すといった制御を行なうようにな っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態が適用されたビン類選別装
置を示す正面図である。
【図2】本考案の一実施形態に係わるビン類整列装置を
示す正面図である。
【図3】本考案の一実施形態に係わるビン類整列装置を
示す一部を省略した平面図である。
【図4】本考案の一実施形態に係わるビン類整列装置を
示す一部を省略した側面図である。
【図5】本考案の一実施形態に係わるビン類整列装置を
示す平面図である。
【図6】本考案の一実施形態に係わるビン類整列装置を
示す側面図である。
【符号の説明】
3 (ビン類)整列装置 13 枠体 14 防振ゴム 15 振動基体 16 ガイド部材 16a 延設部 17 加振器 18 隔壁 19 回収樋 23 回転軸 24 均し羽根 24a 切り欠き 25 電動モータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたビン類に振動を与えつつ所定
    方向に搬送することにより、前記ビン類をその長さ方向
    に一列状に整列させるようにしたビン類整列装置であっ
    て、前記ビン類の搬送方向両側に配設されて、その搬送
    方向に沿いかつ上方に開口した断面略V字状の搬送溝を
    形成する一対のガイド部材と、これらのガイド部材に振
    動を与える加振器とを備え、前記一対のガイド部材が、
    前記搬送溝をその下流側の端部が下方となるように傾斜
    させ、また、両ガイド部材の下端部間に隙間を形成し、
    かつ、この隙間を搬送方向下流側にいくにしたがい漸次
    拡大させるように配置されていることを特徴とするビン
    類整列装置。
  2. 【請求項2】 投入されたビン類に振動を与えつつ所定
    方向に搬送することにより、前記ビン類をその長さ方向
    に一列状に整列させるようにしたビン類整列装置であっ
    て、前記ビン類の搬送方向両側に配設されて、その搬送
    方向に沿いかつ上方に開口した断面略V字状の搬送溝を
    形成する一対のガイド部材と、これらのガイド部材に振
    動を与える加振器と、前記搬送溝の途中に設けられ、こ
    の搬送溝内を搬送されるビン類が重畳状態にある場合
    に、その上方に位置するビン類を搬送方向上流側へ押し
    戻す均し機構とを備え、前記一対のガイド部材が、前記
    搬送溝をその下流側の端部が下方となるように傾斜さ
    せ、また、両ガイド部材の下端部間に隙間を形成すると
    ともに、この隙間を搬送方向下流側にいくにしたがい漸
    次拡大させるように配置されていることを特徴とするビ
    ン類整列装置。
  3. 【請求項3】 前記一対のガイド部材の下方には、前記
    隙間を介して前記搬送溝に連通させられた回収樋が一体
    に設けられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2の何れかに記載のビン類整列装置。
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