JP3021150U - はがき - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配付文書に応答する申込等に関し、文書配付
側らびに発信する側にとり効率的な手段を提供する。 【解決手段】 配付文書と同一紙面内に組み込まれてい
るはがき大の切り取り線枠内に、その配付文書に応答す
るものとして、記入欄を含む通信内容が印刷されている
用紙部分を、はがき大の台紙に貼着してあるはがき。と
くに、配付文書が通信販売の商品案内であり、配付文書
に応答するものが購入申込である場合のはがきが好適で
ある。 【効果】 本考案による印刷紙を利用したはがきは、文
書配付側にはがき作成の著しい経費節減をもたらし、発
信する側にさほどの負担をかけない点で、文書配付側に
大きな目的達成効果をもたらす。また、家庭における使
用済みはがきの再利用にもつながる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、配付文書に応答する申込等のはがきの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、いわゆる通信販売や不動産販売等の購入申込、旅行等の参加申込、団体 等への入会申込、各種アンケ−トの回答等の手段として、フリ−ダイヤル等の電 話によるか、これらの元となる配付文書と別個に添付されている申込等のはがき によるか、配付文書に切り取り可能に連結されている申込等のはがきによるか、 あるいは、書き起こしのはがきやファクシミリ等によりおこなわれている。しか しながら、電話による場合は、申込等に際し、通話までに時間を要したり、また 、申込等の内容に誤りが生じやすい。添付はがきの場合は、申込人等にとり好都 合であるが、添付はがきを用意する側にとっては、はがきの作成およびその添付 作業が営業経費に影響を与える。切り取りはがきの場合は、しかるべき機械的強 度を有する用紙を使用することになるので、配付文書の作成コストに影響を与え る。はがきやファクシミリに書き起こす場合は、作成に可成り手間取り、費用の 負担をともなう欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、配付文書に応答する申込等に関し、従来方法による欠点のない、文 書配付側ならびにこれに応答する側にとり好ましい手段を提供せんとするもので ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ここにおいて本考案者は、かかる手段として、配付文書と同一紙面内に組み込 まれているはがき大の切り取り線枠内に、その配付文書に応答するものとして、 記入欄を含む通信内容が印刷されている用紙部分を、はがき大の台紙に貼着して あるはがきを見出し、とくに、配付文書が通信販売の商品案内であり、配付文書 に応答するものが購入申込である場合のはがきを見出すにいたった。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案でいう配付文書とは、陳列の自由持帰りや手渡し、あるいは郵送等によ り多くの人々に配付される、いわゆる通信販売や不動産販売等の購入、旅行等の 参加、団体等への入会の案内、あるいは各種アンケ−トの質問等のごときもので あり、印刷されている用紙が、はがきとしての強度を有していないものである。 また、配付文書に応答するものとは、申込や回答等をさすが、はがき大の片面の スペ−スで足りるものに限られる。本考案ではがき大とは、原則として、第二種 通常はがきとして認められている、タテ１４〜１５．４ｃｍ、ヨコ９〜１０．７ ｃｍの大きさをさすが、これ以外の大きさも含むものとする。

【０００６】 本考案を通信販売の商品案内に応答する、購入申込である場合を例にとり述べ れば、通信販売の商品案内が印刷されている中の切り取り線で囲まれた、はがき 大の用紙部分には、上から順に、受取人の郵便番号と住所、宛名、申込人の住所 と氏名（いずれもフリガナ付き）および電話番号の各欄、購入申込に関し、商品 ごとの申込番号、品名、色、サイズ、数量、単価の複数の欄がそれぞれ印刷され ている。そして、好ましくは、料金受取人払の手続きを経た表示がなされていて 、発信人に郵送料の負担をなくしている。通信販売品の購入申込人が、このはが き大の印刷部分を、切り取り線に沿い、はさみ等で切り取り、はがき大で、しか るべき機械的強度のある台紙にのりで貼り付ければ、通信販売品の購入申込のは がきが作成される。なお、購入申込欄への記入は、はがき大の印刷部分の台紙へ の貼り付けの前後を問わない。

【０００７】 通信販売の商品案内は、たとえば、新聞紙１ペ−ジ大の用紙の両面を使用し、 その一遇に切り取り線で枠をとり、はがき大の印刷部分を設けると、切り取りが 容易である。この印刷部分の厚さは、商品案内としては充分であるが、比較的薄 く、腰が弱く、柔軟なので、このまま投函すると、郵便局で配達に際し、機械処 理等で取扱に支障をきたすことが判明しているので、この用紙のまま直接投函す ることはできない。

【０００８】 そこで、この印刷部分を補強用のはがき大の台紙に貼り合わせて、はがきとし て通用する機械的強度を形成している。したがって、本考案におけるはがき大の 台紙とは、かかる条件を満たすものをさしている。ただし、貼り合わせたものを 第二種通常はがきとして使用する場合は、その最大重量である６ｇを超えないよ うにしなければならない。それには、官製はがき１枚が３ｇ未満であることを参 考にすればよい。はがき大の台紙としては、どこの家庭にもある使用済みのはが きが利用できれば、台紙作成の手間が省け、資源の再利用ともなり好ましい。も し、使用済みのはがきがない場合や利用できない場合には、相応の台紙を用意す る。

【０００９】

【実施例】

以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 図１に商品案内３の一部分を示すが、その同一紙面の一遇に、切り取り線４で 囲まれている、はがき大の印刷部分１がある。官製はがき（タテ１４．８ｃｍ、 ヨコ１０ｃｍ）とほぼ同じ大きさの、はがき大の印刷部分１には、上方より、郵 便はがきとして、郵便番号、料金受取人払の記載があり、受取人の住所と宛名が 記載されている。

【００１０】 さらに、全体のなかば以下に、申込人のおところ（フリガナ）、おなまえ（フ リガナ）、電話番号の各欄があり、さらに申込番号、品名、色、サイズ、数量、 単価の順にヨコ方向に見出しを設けた、５段の商品ごとの記入欄が設けてある。 なお、切り取り線による枠の下方に、切り取り後、はがき大の台紙２にのり付け して投函するむね記載されているので、申込人が手順を間違うことはない。はが き大の印刷部分１を、はがき大の台紙２にのり付けし、はがきとした状態を説明 するため、図２を示してある。はがき大の台紙２としては、使用済みの官製はが きを利用し、その表面に貼り、裏面全体には×記しを付しておく。得られたはが きは、申込に関する記入をした後、投函される。

【００１１】

【考案の効果】

通信内容となる印刷部分が、配付文書内に切り取り線の枠をもって組み込まれ ているので、印刷作業上、効率的であり、それを利用する側にとっても至極便利 である。また、その印刷部分の裏面にも、文書内容が印刷できるので、紙面が有 効に活用される。

【００１２】 本考案による印刷紙を利用したはがきは、文書配付側にはがき作成の著しい経 費節減をもたらし、発信する側にさほどの負担をかけない点で、文書配付側にと り大きな目的達成効果をもたらす。また、家庭における使用済みはがきの再利用 にもつながる。

【図面の簡単な説明】

【図１】商品案内の一部分を示す外観図である。

【図２】はがき大の印刷部分をはがき大の台紙に貼り合
わせた状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ はがき大の印刷部分 ２ はがき大の台紙 ３ 商品案内 ４ 切り取り線

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 配付文書と同一紙面内に組み込まれてい
   るはがき大の切り取り線枠内に、その配付文書に応答す
   るものとして、記入欄を含む通信内容が印刷されている
   用紙部分を、はがき大の台紙に貼着してあるはがき。
2. 【請求項２】 配付文書が通信販売の商品案内であり、
   配付文書に応答するものが購入申込である請求項１記載
   のはがき。