JP3020713B2 - ステッピングモータの駆動方法とその装置 - Google Patents

ステッピングモータの駆動方法とその装置

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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステッピングモータの
駆動方法とその装置に係わるものであり、特に正確・円
滑・迅速に目標とするステップ数でステッピングモータ
を停止させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】脱調を防止しつつ、ステッピングモータ
を高速で駆動する技術として特開平3−175128号
の技術が知られている。この技術はモータの回転開始時
・停止時・反転時等の脱調し易いタイミングでは低速細
分解能励磁方式(具体的には1−2相励磁)を用い、そ
の他の場合には高速粗分解能励磁方式(2相励磁)を用
いる。
【0003】特に停止時には、2相励磁方式で速度レベ
ルを低速化させてゆき(すなわちパルス幅を長くしてい
く)、停止させたい目標ステップ数と現在のステップ数
とのステップ差が所定値以下となったときに1−2相励
磁に切換える。1−2相励磁に切換えたあとは速度レベ
ルを徐々に低速化させてゆき最後に停止させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2相励磁方式が採用さ
れている間は、モータが1パルスあたり2ステップ数ず
つ回転する。2相励磁方式で速度レベルを低速化させて
ゆく間も、モータは1パルスあたり2ステップ数ずつ目
標ステップ数に近づいてゆく(図1のAに示す階段状グ
ラフ参照)。このため目標ステップ数に近づいてステッ
プ差が所定値以下となったとき、そのステップ差がDT
1に示すように奇数ステップ数の場合もあればDT2に
示すように偶数ステップ数の場合も生じる。
【0005】しかるに従来の技術では、目標ステップ数
とのステップ差が所定値以下になった以後は、1−2相
励磁に切換えるとともに、その速度レベルの変化パター
ンが一律に予め決定されている。例えば図1の例では、
2相励磁方式からまず速度レベル3の1−2相励磁に切
換え、その後速度レベルを3→2→1と低速化させてゆ
き最後に停止させる(図1のDの階段状グラフ参照)。
【0006】ここで切換時のステップ差がDT2に示す
ように、速度レベル3→2→1→0の変化パターンに必
要なステップ数であれば、この制御方式で正確・円滑か
つ迅速に目標ステップ数ST2で停止させることができ
る。これに対し、切換時のステップ差がDT1に示すよ
うにそれと1ステップ数ずれていれば、前記制御方式に
よっても目標ステップ数ST1とならない。
【0007】目標停止位置に関する要求精度が高くない
場合には、1ステップ数のズレをそのまま放置すればよ
い。しかしながら要求精度が高くなると、1ステップず
れたまま放置できないため、図1のBに示すようにさら
に1ステップ回転させる。このときモータを一旦停止さ
せるとロータに振動等が発生するため、不用意にパルス
を加えると脱調しかねない。そのため停止パルスを加え
た後充分に時間が経過し(図1の速度レベル0に示され
る幅の広いパルス参照)、振動等が減衰した後に1パル
ス加えなければならない。
【0008】このため、目標ステップ数が偶数か奇数か
により、減速開始後目標ステップ数で停止させるまでの
時間がT1となったりT2となったりしてしまう。なお
上記では高速粗分解能駆動方式で2ステップ数ずつ回転
させる場合を例として説明したが、同様の問題は3ステ
ップ以上回転させる場合にも生じる。例えば3ステップ
ずつ回転させる方式では、低速細分解能への移行時のス
テップ差が3の倍数か、それよりも1余るか、あるいは
2余る場合にわかれ、それぞれに目標ステップ数で停止
させるまでの時間が大きく異なることになる。そこで本
発明では、目標ステップ数で停止させるまでの時間のば
らつきを低下させ得る技術を開発したのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
ステッピングモータの停止の際に、停止時の目標ステッ
プ数と現在のステップ数とのステップ差が所定値以下と
なったときに高速粗分解能励磁方式から低速細分解能励
磁方式に切換え、低速細分解能励磁方式への移行後に速
度レベルを低速化させてゆき、最後に停止させるステッ
ピングモータの駆動方法において、該所定値以下になっ
たときのステップ差を検出する工程と、検出されたステ
ップ差の値により低速細分解能励磁方式に移行するとき
の最初の速度レベルを選択する工程とを有することを特
徴とするステッピングモータの駆動方法を創り出した
(請求項1に対応)。また上記課題はステッピングモー
タの駆動装置であり、現在のステップ数を検出する現ス
テップ数検出手段、停止させたいステップ数を設定する
目標ステップ数設定手段、目標ステップ数と現ステップ
数とのステップ差を算出するステップ差検出手段、該ス
テップ差を所定値と比較し、所定値以下になったときの
ステップ差を算出する移行時ステップ差検出手段、該移
行時ステップ差に基づいて高速粗分解能励磁方式から低
速細分解能励磁方式に移行するときの最初の速度レベル
を選択する手段、前記ステップ差検出手段で検出された
ステップ差が該所定値以下となったときに、前記速度レ
ベル選択手段で選択された速度レベルの低速細分解能励
磁方式に移行させ、その後速度レベルを低速化させて最
後に停止させる励磁電流を出力する励磁電流出力手段と
を有するステッピングモータの駆動装置によって解決さ
れる(請求項2に対応)。
【0010】
【作用】請求項1の発明によると、目標ステップ数との
ステップ差が所定値以下となって低速細分解能に移行す
る際の移行時ステップ差(図1のDT1やDT2)の値
によって、低速細分解能に移行直後の速度レベルが選択
される。図1の例では移行時ステップ差がDT1であれ
ば4の速度レベルに切換えられ(図1のCに示す階段状
グラフ参照)、DT2であれば3の速度レベルに切換え
られる(図1のDの階段状グラフ参照)ことを例示して
いる。このようにすると、4→3→2→1あるいは3→
2→1と低速化させていき停止パルス(速度レベル0)
に至ったときに丁度目標ステップ数ST1,ST2に一
致させることができる。このためいずれの場合にもT3
ないしT2で目標ステップ数で停止させ得ることにな
り、モータは正確・円滑かつ迅速に目標ステップ数で停
止する。また請求項2の駆動装置によると、前記駆動方
法が実行される。
【0011】
【実施例】次に本発明が具現化された一実施例を説明す
る。図2はこの発明によって駆動されるステッピングモ
ータ10を利用したエンジン2の出力制御装置のシステ
ムを示しており、ステッピングモータ10が吸気管6の
なかでスロットル弁8を開閉しエンジン2の出力を増減
する。ステッピングモータ10は制御装置12によって
制御され、制御装置12にはアクセル開度センサ4の信
号が入力される。
【0012】制御装置12はCPU20にROM22と
RAM24が接続されたマイクロコンピュータを主体と
して構成されている。アクセル開度センサ4の信号は入
力I/O16とA/Dコンバータ18を介してCPU2
0に入力される。CPU20はROM22に記憶されて
いるプログラムに従って作動し、駆動回路14に制御信
号を送る。駆動回路14はCPU20によって制御され
てステッピングモータ10に駆動のための励磁電流を出
力する。
【0013】次に図3を参照してCPU20の作動を説
明する。図3の処理は後述するタイミングに達したとき
に割込み処理されるものであり、まずステップS2では
現在のステップ数RSTEPと目標のステップ数TST
EPが一致しているか否か判別される。ここで目標のス
テップ数TSTEPは、アクセル開度センサ4の信号や
エンジンの運転状態に関する他の信号に基づいてCPU
20によって演算され設定されている。この実施例では
図2に示すシステム自体によって目標ステップ数が算出
されて設定されるが、ステッピングモータ10の制御に
直接関係する部分からすると、目標ステップ数TSTE
Pは外部システムで決定されて指示される値ということ
ができる。また現ステップ数RSTEPは後述するステ
ップS38で算出されるものである。なお現ステップ数
RSTEPはスロットル弁の全閉時にゼロに初期化され
ている。この実施例ではマイクロコンピュータの側で、
送出したパルス数から現在のステップ数を算出する手法
を用いているが、現在のステップ数を直接検出するセン
サを用いてもよい。
【0014】現ステップ数と目標ステップ数が一致する
ときは、ステップS44に進む。ここでそれ以前にも両
者が一致していれば、即ち前回の処理時にすでにモータ
が停止していれば割込みタイマに比較的短い時間をセッ
トする。これに対し今回始めて一致したときには比較的
長い時間をセットし、回転子の振動等が減衰し、ほぼ完
全に停止するまでの間、タイマ割込みを禁止する。完全
停止後は前記短い時間間隔で目標ステップ数TSTEP
の変化を看視する。
【0015】現ステップ数RSTEPと目標ステップ数
TSTEPが不一致のときにはその差の絶対値をDVと
して記憶する(S4)。ここでステップ差DVが所定値
(図1に示した例では所定値Kが5に設定されてい
る。)を越えている間、すなわちこの例の場合ステップ
差DVが6以上であれば、そのときのスピードレベルS
PDLVLがK+1未満かどうか判別する(S8)。こ
の場合スピードレベルSPDLVLが6以上であれば次
にステップS10でステップ差DVがK+4未満か否か
判別される(S10)。この結果ステップ差DVが9以
上でスピードレベルSPDLVLが6以上のとき、ステ
ップS12が実行される。ステップS12では励磁方式
を示すフラグXMODに、2相励磁方式(これが高速粗
分解能の励磁方式に対応する)を指示する“1”の値を
セットする。ここでステップS10でステップ差DVを
K+4と比較するのは、ステップ差DVがK+4以上で
ないと、2相励磁に切換え、ついで目標ステップ数に近
づいて1−2相励磁に切換えても、目標ステップ数をオ
ーバシュートしてしまうためである。
【0016】一方、ステップS6でステップ差DVが所
定値K以下のときは、励磁方式を示すフラグの内容を判
別する(S14)。すでに1−2相励磁であればステッ
プS18とS20をスキップさせる。2相励磁の状態で
目標ステップ数に近づき所定値以下になると、ステップ
S16が実行される。すなわちステップS16が実行さ
れる際のDVの値には移行時のステップ差が記憶されて
いることになる。ステップS18とS20は、この移行
時ステップ差に基づいて1−2相励磁に移行するときの
最初のスピードレベルを選択するための予備的処理であ
り、移行時ステップ差DVが所定値(K=5)であれば
ステップS20でスピードレベルSPDLVLに5を記
憶する。一方移行時ステップ差が5でなければ(この場
合5でなければステップ差は4である。ステップ差が3
以下のときはステップS14でYESとなり、ステップ
S16が実行されないからである)、ステップS18で
スピードレベルSPDLVLに4を記憶する。すなわち
この実施例では移行時ステップ差と移行直後のスピード
レベルの値をとりあえず一致させておく。なお後述のス
テップS36により実際のスピードレベルはステップS
18ないし20における値よりも1つ小さい値となる。
ステップS18は移行時ステップ差が4のときにはスピ
ードレベルに4を代入して実際の移行時には3のレベル
から1−2相励磁に移行させるものであり、ステップS
20は移行時ステップ差が5のときにスピードレベルに
5を代入して実際の移行時には4のレベルから1−2相
励磁に移行させるものである。この処理により図1に示
したCまたはDの階段状変化を実現させるのである。
【0017】さてステップS6でステップ差DVが所定
値(K=5)以下の間は、いずれにしてもステップS2
2で1−2相励磁を指示する“0”をフラグXMODに
設定する。ステップS6からステップS12ないしはS
22までの処理により、ステップ差DVが5以下のとき
は1−2相励磁が指示され、スピードレベルSPDLV
Lが6以上でしかもステップ差が9以上のときにのみ2
相励磁が指示される。
【0018】図5(a) は1−2相励磁状態におけるスピ
ードレベルSPDLVLとパルスレート(PPS)の関
係を示している。一方図5(b) は2相励磁状態における
スピードレベルSPDLVLとパルスレート(PPS)
の関係を示している。ここで2相励磁状態では1パルス
あたり2ステップ数ずつ回転されることから、図5(b)
では1ステップずつ回転させる場合に換算したパルスレ
ートをかっこ内に付記している。
【0019】ステップ差が5以下になると(後述のよう
にこのとき同時にスピードレベルも5以下となるように
プログラムされている)、矢印X(ステップS18とS
22による)またはY(ステップS20とS22によ
る)に示すように1−2相励磁に移行させる。ここでX
のときはパルスレートが(1000)→(800)→6
00→500と滑らかに変化し、またYのときには(1
000)→(800)→700→600→500とやは
り滑らかに変化する。一方1−2相励磁状態でスピード
レベルが6以上になると矢印Zに示すように2相励磁に
移行させる(ステップS12による)。ただし前述のよ
うにステップ差DVが9未満のときは2相励磁方式に移
行させない(S10)。
【0020】次に図3のステップS24で、1−2相励
磁方式か2相励磁方式かを判別する。1−2相励磁方式
のときはステップS28で値“A”にステップ差DVを
そのまま記憶する。ここでAはスピードレベルを決定す
る際に用いられる値であり、減速時において図5(a) に
おいて示すスピードレベルSPDLVLとステップ差D
Vを一致させるための処理をする。一方2相励磁方式の
ときは、2ステップずつの駆動なのでステップ差DVの
1/2がスピードレベルに一致して増減することと、減
速時に図5の矢印Xの経路をとるとき、スピードレベル
から計算できる残りステップ数が非連続となることを考
慮して、2相励磁方式のSPDLVL=6のとき計算さ
れる残りステップ数12と、1−2相励磁方式のSPD
LVL=3に移る前の1−2相励磁での残りステップ数
4との差である8を回転方向に応じて増減補正した後、
それを1/2したものを“A”に記憶することで、2相
励磁方式での減速時に“A”の値と一致すべくスピード
レベルを決定すれば図5の矢印XはYの経路で目標値に
一致すべく減速制御が終了できるようにする。
【0021】次にステップS30でスピードレベルSP
DLVLとAの値が比較される。現在のスピードレベル
がAの値以上であればAの値と共にスピードレベルを1
ステップずつ下げていきA=0で停止に至らせるために
ステップS36でスピードレベルが1ずつ低速化され
る。なお、このとき1−2相励磁方式では、S30にて
YESとなるとき、必ずSPDLVL=Aとなっている
(そうなるべく後述のS32又は2相励磁を用いたとき
はS16,18,20のスピードレベル変換により調整
されている)。スピードレベルがAの値未満であれば次
にA−1の値と等しいか否か判別される。等しいときに
は次ステップにてAの値と現在のスピードレベルが一致
するのでステップS34をスキップする。この場合、次
回から減速が行われることになる。しかし等しくないと
次ステップでもスピードレベルはAの値未満なのでスピ
ードレベルを上げても良いためステップS34によって
増速化する。これによって目標ステップに最短時間で到
達すべくステップ差DVがスピードレベルより大きけれ
ば漸次増速し、目標ステップに近づけば、ステップ差D
Vが0となるときに所定の減速パターンでの減速が終了
するように制御される。
【0022】前記したようにステップS18とS20
で、移行時ステップ差DVが5のときSPDLVLに
5、移行時ステップ差DVが4のときSPDLVLに4
の値が設定されている。このとき、ステップS30でY
ESとなることから、実際の移行時には、移行時ステッ
プ差DVが5のときにはSPDLVLが4に、移行時ス
テップ数DVが4のときにはSPDLVLが3に移行さ
れ、その後ステップ差の減少とともにスピードレベルも
減速化される。
【0023】ステップS38は現在のステップ数RST
EPを更新するものであり、1−2相励磁のときにはR
STEPを1だけ増減し、2相励磁のときには2だけ増
減する。ステップS40はRSTEPの下位3ビットに
基づき、4相分の励磁パターンを作成しモータに出力す
るための処理を実行する。
【0024】ステップS42はスピードレベルを実現す
るものであり、図5に示したパルスレートの逆数の時間
をタイマに設定する。これにより低速スピードレベルの
ときには長いパルス幅で、高速スピードレベルのときに
は短いパルス幅で励磁電流が流される。そしてこのパル
ス幅が経過すると再度図3の処理が割込み実行される。
【0025】以上の処理によって図1のA→Cあるいは
A→Dのステップ数変化が実現され、従来のようにタイ
ミングT1で始めて目標ステップ数に到達するといった
ことが防止される。以上の処理から明らかなように、ス
テップS4とステップS6によって移行時ステップ差が
検出される。またステップS16とS18あるいはS1
6とS20の処理によって低速細分解能励磁方式への移
行時の速度レベルを選択する処理が実施される。
【0026】またステップS38とそれを実行するマイ
クロコンピュータ装置によって現ステップ数の検出装置
が、ステップS2の実行に先立って図示しないプログラ
ムによって目標ステップ数TSTEPを演算してRAM
24に入力しておく処理とそれを実行するマイクロコン
ピュータ装置によって目標ステップ数設定手段が、ステ
ップS4とそれを実行するマイクロコンピュータ装置に
よってステップ差検出手段が、ステップS4とS6とそ
れを実行するマイクロコンピュータ装置によって移行時
ステップ差検出手段が、またステップS16,S18,
S20とそれを実行するマイクロコンピュータによって
速度レベルを選択する手段が、そしてステップS40と
マイクロコンピュータ装置と駆動回路14とによって励
磁電流出力手段が構成されている。
【0027】なお本実施例のように高速粗分解能励磁方
式中にモータを2ステップずつ回転させる場合には、目
標停止ステップ数の偶奇を判別して移行時速度レベルを
選択する処理にかえることができる。この場合には目標
停止ステップ数の偶奇により、移行時ステップ差が間接
的に検出されるからであり、これも本発明に属するもの
である。
【0028】これが図4に示されており、図3のステッ
プS14〜22処理を変更したものである。ステップS
6でステップ差が所定値(K=5)以下であることが判
別されると、次にステップS114でステップ差DVが
K−1未満か否か判別される。目標ステップ数に近づき
始めてステップ差が所定値以下になったときにはステッ
プS114がノーとなり、ステップS116とS118
で目標ステップ数が偶数のときにはK−1をスピードレ
ベルとし、一方ステップS116とS120で目標ステ
ップ数が奇数のときにはKをスピードレベルとする。こ
のようにしても、図1のDないしCの階段状のステップ
数変化を実現することができる。
【0029】なお図1の上段において目標ステップ数が
ST1のとき、1−2相励磁に切換後特定のスピードレ
ベル、例えば3のスピードレベルのパルスを1回余分に
追加することもできる。しかしこのような場合には、速
度変化が滑らかとならず、これに比しても本発明の方が
各段に優れている。
【0030】
【発明の効果】本発明では、通常は高速粗分解能励磁方
式で駆動し、目標ステップ数が近づいたときに低速細分
解能励磁方式に切換える駆動方式において、粗分解能で
駆動しているときのステップ差が所定値以下となったと
きを判定してもこのときのステップ差が複数個ありえる
ことに注目し、この移行時ステップ差に応じた減速を行
わせることにより正確・円滑・迅速に目標ステップ数に
停止させ得るようにしたものであり、ステッピングモー
タを利用するシステムの制御精度や追従性を大きく向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作動を従来と対比して示す図。
【図2】実施例のシステム図。
【図3】第1実施例の処理手順図。
【図4】第2実施例の処理手順図。
【図5】スピードレベルのマップを示す図。
【符号の説明】
10:ステッピングモータ S4:ステップ差算出処理 S4,S6:移行時ステップ差算出処理 S16,S18,S20:スピードレベル選択処理
フロントページの続き (72)発明者 櫛 直人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 審査官 安池 一貴 (56)参考文献 特開 平3−175128(JP,A) 特開 平1−144397(JP,A) 特開 昭63−89096(JP,A) 特開 昭62−48291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00 - 8/38 F02D 41/00 - 41/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータの停止の際に、停止
    時の目標ステップ数と現在のステップ数とのステップ差
    が所定値以下となったときに高速粗分解能励磁方式から
    低速細分解能励磁方式に切換え、低速細分解能励磁方式
    への移行後に速度レベルを低速化させてゆき、最後に停
    止させるステッピングモータの駆動方法において、 該所定値以下になったときのステップ差を検出する工程
    と、 検出されたステップ差の値により、低速細分解能励磁方
    式に移行するときの最初の速度レベルを選択する工程と
    を有することを特徴とするステッピングモータの駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 ステッピングモータの停止の際に、停止
    時の目標ステップ数と現在のステップ数とのステップ差
    が所定値以下となったときに高速粗分解能励磁方式から
    低速細分解能励磁方式に切換え、低速細分解能励磁方式
    への移行後に速度レベルを低速化させてゆき、最後に停
    止させるステッピングモータの駆動装置であり、 現在のステップ数を検出する現ステップ数検出手段、 停止させたいステップ数を設定する目標ステップ数設定
    手段、 目標ステップ数と現ステップ数とのステップ差を算出す
    るステップ差検出手段、 該ステップ差を所定値と比較し、所定値以下になったと
    きのステップ差を算出する移行時ステップ差検出手段、 該移行時ステップ差に基づいて、高速粗分解能励磁方式
    から低速細分解能励磁方式に移行するときの最初の速度
    レベルを選択する手段、 前記ステップ差検出手段で検出されたステップ差が該所
    定値以下となったときに、前記速度レベル選択手段で選
    択された速度レベルの低速細分解能励磁方式に移行さ
    せ、その後速度レベルを低速化させて最後に停止させる
    励磁電流を出力する励磁電流出力手段、 とを有するステッピングモータの駆動装置。
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