JP3020054U - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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Publication number
JP3020054U
JP3020054U JP1995004570U JP457095U JP3020054U JP 3020054 U JP3020054 U JP 3020054U JP 1995004570 U JP1995004570 U JP 1995004570U JP 457095 U JP457095 U JP 457095U JP 3020054 U JP3020054 U JP 3020054U
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
notch
magnetic core
positioning
base plate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995004570U
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English (en)
Inventor
浩正 野口
貞夫 川田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気コアの位置決めを容易に且つ精度よく行
うとともに、製造工程を大幅に短縮することができる磁
気ヘッドを提供する。 【構成】 台板10の先端部に切欠き11を設け、前記
切欠き11により設けられた位置決め面11a、11b
に磁気コア4を当接させ、さらに切欠き11に磁気コア
4の搭載面11cが設けられ、前記搭載面11cに磁気
コア4が接着剤5にて固定されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、VTR(ビデオテープレコーダ)用磁気ヘッドに係り、特に位置決 めを容易に且つ精度良く行うとともに、製造工程を大幅に短縮することができる 磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の磁気ヘッドを示す斜視図及びA−A断面図である。略凸字状の 台板1には、図示しない磁気記録装置の回転シリンダに取付けるための取付穴2 と、磁気コア4に巻回されている図示しない巻線を挿通するための挿通穴3とが 設けられている。一般的に台板1は、黄銅もしくは銅により形成されている。そ して磁気コア4は、接着剤5にて台板1の先端部に固定されている。この接着剤 5を台板1の先端部に塗布し、磁気コア4を接着剤5の上に乗せ、接着剤5を固 化させる前に、図示しない治具にて縦(x軸)方向、横(y軸)方向そして高さ (z軸)方向の位置決めを行っている。なお、基準面はそれぞれ、1a、1b、 1cである。また台板1の基準面1cは、一定の平坦度を確保するため、研摩加 工もしくはラップ加工を行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
台板に磁気コアを位置決め固定する場合、治具にて3方向の位置決めを行って いたため、位置決め工程に多くの時間を費やしてしまうだけでなく、位置決め精 度も非常に不安定なものであった。また、台板の基準面を研摩加工もしくはラッ プ加工を施さなければならないため、工程が余計にかかっていた。また、一度に 多量の台板を精度良く研摩もしくはラップをすることは難しく、同一品質の台板 を効率良く生産することができなかった。
【0004】 本考案の目的は、上述した課題を解決するものであり、磁気コアの位置決めを 容易に且つ精度よく行うとともに、製造工程を大幅に短縮することができる磁気 ヘッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、台板の先端部に磁気コアが所望の位置に位置決め固定 されてなる磁気ヘッドにおいて、前記台板の先端部に切欠きを設け、前記切欠き により設けられた位置決め面に磁気コアを当接させることにより、磁気ヘッドの 高さ寸法方向に垂直な方向の位置決めを行うことを特徴とする磁気ヘッド。
【0006】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、台板の先端部の 切欠きに磁気コアの搭載面が設けられ、前記搭載面に磁気コアが接着剤にて固定 されてなることを特徴とする磁気ヘッド。
【0007】 請求項3記載の考案は、請求項2記載の磁気ヘッドにおいて、前記搭載面を備 えた切欠きが冷間鍛造により形成されてなることを特徴とする磁気ヘッド。
【0008】
【作用】
台板の先端部に切欠きを設け、前記切欠きにより設けられた位置決め面に磁気 コアを当接させることにより、磁気ヘッドの高さ寸法方向に垂直な方向の位置決 めを行うことができる。これにより、従来治具にて行っていた調整が不要になる とともに、磁気コアの位置決め精度が台板単品にて保証されることになる。
【0009】 さらに、搭載面に磁気コアが接着剤にて固定されてなることにより、特に正確 な調整が必要な高さ方向の位置決めについては、特別に治具にて位置決め調整を 行うこともできる。
【0010】 さらにまた、搭載面を備えた切欠きが冷間鍛造により形成されてなることによ り、切欠きの寸法精度が高くなる。
【0011】
【実施例】 以下に本考案の実施例について図1、図2に基づいて説明する。なお、従来と 同一の部分、部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0012】 図1は、本考案の磁気ヘッドを示す斜視図及びA−A断面図である。この実施 例において、台板10の先端部に切欠き11を設け、前記切欠き11により設け られた位置決め面11a、11bに磁気コア4を当接させることにより、縦(x 軸)方向、横(y軸)方向(磁気ヘッドの高さ寸法方向に垂直な方向)の位置決 めを行う。ここで、基準面10aと位置決め面11a,基準面10bと位置決め 面11bとがそれぞれ平行に形成されてなる。これにより、従来治具にて行って いた調整が不要になるとともに、磁気コアの位置決め精度が台板単品にて保証さ れることになる。
【0013】 さらに、台板10の先端部の切欠き11に磁気コア5の搭載面11cが設けら れ、前記搭載面11cに磁気コア4が接着剤5にて固定されている。これにより 特に正確な調整が必要な高さ(z軸)方向の位置決めについては、特別に治具に て位置決め調整を行うこともできる。なお、この高さ方向の位置決めは、磁気コ ア5のトラック幅方向の位置決めであり、回転シリンダに搭載する時の取付精度 に大きく寄与しているので極めて重要である。
【0014】 上述した切欠き11は、冷間鍛造により形成することができる。この冷間鍛造 はプレス打ち抜き工程に連続して行うことができ、さらに不規則形状を切りくず なしに速やかに作ることができる、寸法精度に優れている、などの利点がある。 従って、前記切欠き11を冷間鍛造により形成することにより、基準面10aと 位置決め面11a、基準面10bと位置決め面11bとがそれぞれ精度良く平行 に形成され、且つ搭載面11cの平坦精度をも向上させることができる。従って 、従来行われていた基準面の平坦度を確保するための研摩加工もしくはラップ加 工をなくすことができる。さらに、プレス打ち抜き工程に連続して行うことがで きるので、全体として製造工程を大幅に短縮することができる。さらに、一度に 多量の台板を精度良く製造することができるので、同一品質の台板を効率良く製 造することができる。
【0015】 また冷間鍛造により、搭載面11cが適度な粗さを有する状態になることによ り、磁気コア4の密着強度が向上する効果をも有する。従って、搭載面11cを 砥粒等であらす必要が全くない。
【0016】 図2は、本考案の別の磁気ヘッドを示す斜視図である。切欠き11の位置決め 面11bを左右一対設けてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案では、台板の先端部に切欠きを設け、前記切欠きにより設 けられた位置決め面に磁気コアを当接させることにより、磁気ヘッドの高さ寸法 に垂直な方向の位置決めを行うことができる。これにより、従来治具にて行って いた調整が不要になるとともに、磁気コアの位置決め精度が台板単品にて保証さ れることになる。よって、磁気コアの正確な位置決めを容易に行うことができる 。
【0018】 さらに、搭載面に磁気コアが接着剤にて固定されてなることにより、特に正確 な調整が必要な高さ方向の位置決めについては、特別に治具にて位置決め調整を 行うこともできる。
【0019】 さらにまた、搭載面を備えた切欠きが冷間鍛造により形成されてなることによ り、切欠きの寸法精度が高くなる。よって、従来行われていた基準面の平坦度を 確保するための研摩加工もしくはラップ加工をなくすことができる。さらに、プ レス打ち抜き工程に連続して行うことができるので、全体として製造工程を大幅 に短縮することができる。さらに、一度に多量の台板を精度良く製造することが できるので、同一品質の台板を効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気ヘッドを示す斜視図及びA−A断
面図である。
【図2】本考案の別の磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図3】従来の磁気ヘッドを示す斜視図及びA−A断面
図である。
【符号の説明】
10 台板 10a、10b 基準面 11 切欠き 11a、11b 位置決め面 11c 搭載面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台板の先端部に磁気コアが所望の位置に
    位置決め固定されてなる磁気ヘッドにおいて、前記台板
    の先端部に切欠きを設け、前記切欠きにより設けられた
    位置決め面に磁気コアを当接させることにより、磁気ヘ
    ッドの高さ寸法方向に垂直な方向の位置決めを行うこと
    を特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ヘッドにおいて、台
    板の先端部の切欠きに磁気コアの搭載面が設けられ、前
    記搭載面に磁気コアが接着剤にて固定されてなることを
    特徴とする磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の磁気ヘッドにおいて、前
    記搭載面を備えた切欠きが冷間鍛造により形成されてな
    ることを特徴とする磁気ヘッド。
JP1995004570U 1995-04-18 1995-04-18 磁気ヘッド Expired - Lifetime JP3020054U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109441375A (zh) * 2018-12-21 2019-03-08 湖南双达机电有限责任公司 一种塔架单元、塔架单元的制造方法及塔架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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