JP3019884U - 簡易住宅用ユニットと該簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅 - Google Patents
簡易住宅用ユニットと該簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅Info
- Publication number
- JP3019884U JP3019884U JP1995007462U JP746295U JP3019884U JP 3019884 U JP3019884 U JP 3019884U JP 1995007462 U JP1995007462 U JP 1995007462U JP 746295 U JP746295 U JP 746295U JP 3019884 U JP3019884 U JP 3019884U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- box
- shaped
- panels
- wooden
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネル方式を用いたスペースユニットシステ
ムによる簡易住宅用ユニットの問題を解消し、木質製の
パネルを用いた、堅固な簡易住宅用ユニット及び簡易住
宅用ユニットを用いた簡易住宅の提供を目的とする。 【構成】 外観が立方体形状もしくは直方体形状の箱型
とされ、内部に住居空間が構成された簡易住宅用ユニッ
ト1であって、6枚の厚肉の木製パネル11〜16で箱型の
6面を構成すると共に、少なくとも側壁となる4枚の木
製パネル13〜16を四隅で相互に櫛状にほぞ継ぎAして結
合することで、全体として枡状に構成した。
ムによる簡易住宅用ユニットの問題を解消し、木質製の
パネルを用いた、堅固な簡易住宅用ユニット及び簡易住
宅用ユニットを用いた簡易住宅の提供を目的とする。 【構成】 外観が立方体形状もしくは直方体形状の箱型
とされ、内部に住居空間が構成された簡易住宅用ユニッ
ト1であって、6枚の厚肉の木製パネル11〜16で箱型の
6面を構成すると共に、少なくとも側壁となる4枚の木
製パネル13〜16を四隅で相互に櫛状にほぞ継ぎAして結
合することで、全体として枡状に構成した。
Description
【0001】
本考案は簡易住宅用ユニットとそれを用いた簡易住宅に関する。
【0002】
従来、簡易住宅の建築手段としては、柱、梁等の骨組をユニット化したフレー ムシステムや、床、天井、壁等をパネルとしてユニット化したパネルシステムや 、更には工場において部屋乃至はそれに類する箱形のユニットを完成し、これを 現場に運んで設置し、組み立てるスペースユニットシステムが提供されている。 更に前記スペースユニットシステムにおける個々のユニットの構造については 、やはり、ユニットを柱や梁を用いて構成するフレーム方式、ユニットの床、屋 根、壁等をパネルの組み合わせで構成するパネル方式、ユニットの床、屋根、壁 等を一体として作るスペースユニット方式がある。
【0003】
上記したスペースユニットシステムにおいて、個々のユニットをパネルを用い て工場等で予め構成し、これを現場に運んで設置し、組み立てるようにしたもの において、パネルの材料としては、木製パネルを用いるものも提供されているが 、それら従来における木製パネルによるユニットの組み立ては、何れも釘等の連 結金具を主たる連結手段として用いており、ユニットにされたときの連結部の強 度や気密度が低く、また箱状となったユニットの全体としての形が歪みやすい課 題があった。
【0004】 そこで本考案は上記パネル方式を用いたスペースユニットシステムによる簡易 住宅用ユニットの問題を解消し、木質製のパネルを用いた、堅固な簡易住宅用ユ ニット、及びそのユニットを用いた簡易住宅の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案の簡易住宅用ユニットは、外観が立方体形状 もしくは直方体形状の箱型とされ、内部に住居空間が構成された簡易住宅用ユニ ットであって、6枚の厚肉の木製パネルで箱型の6面を構成すると共に、少なく とも側壁となる4枚の木製パネルを四隅で相互に櫛状にほぞ継ぎして結合するこ とで、全体として枡状に構成したことを特徴としている。 また本考案の簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅は、内部に住居空間を構成 した立方体形状もしくは直方体形状の箱型とされ、6枚の厚肉の木製パネルで前 記箱型の6面を構成すると共に少なくとも側壁となる4枚の木製パネルを四隅で 相互に櫛状にほぞ継ぎして結合することで枡状とした簡易住宅用ユニットを用い 、この簡易住宅用ユニットの1乃至複数個を組み合わせ連結してなることを特徴 としている。
【0006】
上記本考案の簡易住宅用ユニットの特徴によれば、6枚の木製パネルによって 6面が構成されたごくシンプルな立方体形状もしくは直方体形状の箱型の簡易住 宅用ユニットを得ることができる。また6面が木製パネルで出来ているので、後 からも簡単に窓等を開けることができる。材質は木製であるので、温かみがあり 、また人肌にマッチする優しさとソフト感があり、住むのに適した住居空間を得 ることができる。 そして特に全体が6枚の木製パネルからなる立方体形状もしくは直方体形状で ある上に、その4側壁を構成する厚肉の4枚の木製パネルを四隅で相互に櫛状に ほぞ継ぎして結合することで、全体として枡状に構成しているので、前記シンプ ルな全体形状及び6面構成に加えて側壁の結合強度を十分に大とすることができ 、堅固なユニットを得ることができる。 得られた簡易住宅用ユニットは、その複数個を簡単に水平方向、垂直方向に組 み合わせることもでき、容易に複数の部屋数がある簡易住宅にすることもできる 。 また本考案の簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅によれば、立方体形状もし くは直方体形状の箱型の簡易住宅用ユニットを用いているため、組み合わせが非 常に容易であり、また平面方向乃至高さ方向の空間条件に応じて種々の組み合わ せによる、敷地にあった簡易住宅を得ることができる。勿論、個々の簡易住宅用 ユニットは強度が強いので、その組み合わせである簡易住宅も十分な強度とし易 い。また木製パネルによる簡易住宅用ユニットの組み合わせであるので、窓や入 り口等を後から構成する等、簡易住宅に組み立て後も容易に付加的な加工を行う ことができる。
【0007】
図1は本考案の実施例を示す簡易住宅用ユニットの一部破断全体斜視図、図2 は本考案の簡易住宅用ユニットを組み合わせた簡易住宅の例を示す断面図である 。
【0008】 図1において、簡易住宅用ユニット1は立方体形状もしくは直方体形状からな る箱型とされ、内部に住居空間が構成されている。そしてその箱型を構成する6 面は天井壁となる天壁パネル11と、床壁となる床壁パネル12と、側壁となる4枚 の側壁パネル13、14、15、16からなり、それぞれが1枚物の厚肉の木製パネルか ら構成されている。居住空間を取り巻く床壁や側周壁等が全て木製材からなるこ とで、特別な内装をしなくても居住に適した柔らかい居住環境を得ることができ る。前記厚肉の木製パネル10は例えば集成材から構成することができ、厚みを9 〜15cm程度からなる厚肉としている。厚肉とすることで、後述するほぞ継ぎによ る結合を可能とし、十分なる強度を得ることができる。
【0009】 前記側壁となる4枚の側壁パネル13、14、15、16は、四隅において相互に、櫛 状に、ほぞ継ぎAして、主たる結合としている。勿論これに加えて接着剤や釘等 の連結金具を組み合わせて結合することができる。また床壁パネル12と側壁との 結合、天壁パネル11と側壁との結合も、木材継手を用いて、これに接着剤や釘等 の連結金具を組み合わせて結合することができる。 以上のようにして、6枚の厚肉の木製パネルを用い、且つ4枚の側壁パネル13 〜16を櫛状にほぞ継ぎ結合することで、全体として枡状の堅固な箱型のユニット を得ることができる。
【0010】 前記簡易住宅用ユニット1の寸法は、例えば、高さ2400〜12000mm 、幅2400〜 12000mm 、奥行き4000〜12000mm とすることができ、これを1個、又は図2に示 すように複数個を組合わせて種々の形をした簡易住宅とすることができる。簡易 住宅用ユニット1は木製パネルで6面が構成されているので、後からの加工が容 易であり、側壁の必要な面に後から窓を切り開き、補強枠を設けて構成すること も容易である。図2に示すように簡易住宅用ユニット1を複数個組み合わせて簡 易住宅とする場合は、上下のユニット1同士や左右のユニット同士を連結金具20 を用いて連結することになる。また接地するユニット1はアンカー金具30等で基 礎面40に結合する。この場合でも各パネル11〜16は厚肉であるので、連結金具に よる結合に十分に耐える強度を保持している。また個々の簡易住宅用ユニット1 が頑丈であるので、これを垂直方向に4〜5段積む形で組み合わせることもでき る。勿論、水平方向へはいくらでも敷地が許す限り組み合わせることができる。 図2に示す窓50や入り口60、屋根70は簡易住宅用ユニット1の状態にあるときに 形成してもよいし、簡易住宅用ユニット1を複数個組み合わせた後に窓50や入り 口60等の必要な設備を後加工して構成してもよい。
【0011】
本考案は以上の構成よりなり、請求項1に記載の簡易住宅用ユニットによれば 、6枚の木製パネルによって6面が構成されたごくシンプルな立方体形状もしく は直方体形状の箱型の簡易住宅用ユニットを得ることができる。また6面が木製 パネルで出来ているので、後からも簡単に窓等を開けることができる。材質は木 製であるので、温かみがあり、また人肌にマッチする優しさとソフト感があり、 住むのに適した住居空間を得ることができる。 そして特に全体が6枚の木製パネルからなる立方体形状もしくは直方体形状で ある上に、その4側壁を構成する厚肉の4枚の木製パネルを四隅で相互に櫛状に ほぞ継ぎして結合することで、全体として枡状に構成しているので、前記シンプ ルな全体形状及び6面構成に加えて側壁の結合強度を十分に大とすることができ 、堅固なユニットを得ることができる。 また、得られた簡易住宅用ユニットは、その複数個を簡単に水平方向、垂直方 向に組み合わせることもでき、容易に複数の部屋数がある簡易住宅にすることも できる。 また請求項2に記載の簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅によれば、立方体 形状もしくは直方体形状の箱型の簡易住宅用ユニットを用いているため、組み合 わせが非常に容易であり、また平面方向乃至高さ方向の空間条件に応じて種々の 組み合わせによる、敷地にあった簡易住宅を得ることができる。勿論、個々の簡 易住宅用ユニットは強度が強いので、その組み合わせである簡易住宅も十分な強 度とし易い。また木製パネルによる簡易住宅用ユニットの組み合わせであるので 、窓や入り口等を後から構成する等、簡易住宅に組み立て後も容易に付加的な加 工を行うことができる。
【図1】本考案の実施例を示す簡易住宅用ユニットの一
部破断全体斜視図である。
部破断全体斜視図である。
【図2】本考案の簡易住宅用ユニットを組み合わせた簡
易住宅の例を示す断面図である。
易住宅の例を示す断面図である。
1 簡易住宅用ユニット 11 天壁パネル 12 床壁パネル 13〜16 側壁パネル A ほぞ継ぎ
Claims (2)
- 【請求項1】 外観が立方体形状もしくは直方体形状の
箱型とされ、内部に住居空間が構成された簡易住宅用ユ
ニットであって、6枚の厚肉の木製パネルで箱型の6面
を構成すると共に、少なくとも側壁となる4枚の木製パ
ネルを四隅で相互に櫛状にほぞ継ぎして結合すること
で、全体として枡状に構成したことを特徴とする簡易住
宅用ユニット。 - 【請求項2】 内部に住居空間を構成した立方体形状も
しくは直方体形状の箱型とされ、6枚の厚肉の木製パネ
ルで前記箱型の6面を構成すると共に少なくとも側壁と
なる4枚の木製パネルを四隅で相互に櫛状にほぞ継ぎし
て結合することで枡状とした簡易住宅用ユニットを用
い、この簡易住宅用ユニットの1乃至複数個を組み合わ
せ連結してなることを特徴とする簡易住宅用ユニットを
用いた簡易住宅。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007462U JP3019884U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 簡易住宅用ユニットと該簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995007462U JP3019884U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 簡易住宅用ユニットと該簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3019884U true JP3019884U (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=43155281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995007462U Expired - Lifetime JP3019884U (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 簡易住宅用ユニットと該簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019884U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5139915A (ja) * | 1974-10-01 | 1976-04-03 | Nat Jutaku Kenzai | Yunitsutojutaku |
JPH04153432A (ja) * | 1990-10-15 | 1992-05-26 | Act:Kk | 木造ハウスの建築工法とその建築用板材 |
JPH06136834A (ja) * | 1992-10-30 | 1994-05-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 木質壁式建物ユニット及びユニット建物 |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP1995007462U patent/JP3019884U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5139915A (ja) * | 1974-10-01 | 1976-04-03 | Nat Jutaku Kenzai | Yunitsutojutaku |
JPH04153432A (ja) * | 1990-10-15 | 1992-05-26 | Act:Kk | 木造ハウスの建築工法とその建築用板材 |
JPH06136834A (ja) * | 1992-10-30 | 1994-05-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 木質壁式建物ユニット及びユニット建物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11965328B2 (en) | Systems and methods for a modular building | |
KR101101788B1 (ko) | 조립식 한옥 | |
KR20090041191A (ko) | 조립식 주택의 골조 연결구조 | |
JP2794110B2 (ja) | プレハブハウス | |
JP3019884U (ja) | 簡易住宅用ユニットと該簡易住宅用ユニットを用いた簡易住宅 | |
JP2020002608A (ja) | 自由配置可能な間仕切り壁及びその施工方法 | |
JP4915750B2 (ja) | 壁面パネル及びこの壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造 | |
KR101278277B1 (ko) | 조립식 한옥 및 조립식 한옥의 제조방법 | |
JP4919126B2 (ja) | 構造用部材及びその組立方法 | |
KR101209945B1 (ko) | 조립식 한옥 | |
JPH0682202U (ja) | オーバーハング建物ユニット | |
JP3854404B2 (ja) | 建物 | |
JP2000160854A (ja) | 組立式間仕切 | |
JP6178639B2 (ja) | 建物 | |
TWI711751B (zh) | 輕質集裝屋 | |
JPS626035A (ja) | ユニツト建物 | |
JPH0132342B2 (ja) | ||
JP2000144891A (ja) | 建造物の新規な壁構造材及び該壁構造材を使用した壁建造方法 | |
JPH0713905U (ja) | インナーバルコニユニット | |
JP3871780B2 (ja) | 屋根 | |
JPH05339999A (ja) | 壁式工法による部屋ユニット | |
JP2618118B2 (ja) | ユニット式建築物 | |
JP2000226886A (ja) | マルチファンクションフレームシステムにより構成するボックスハウス | |
JP4796403B2 (ja) | 建物 | |
JPH0874320A (ja) | 多角形家屋 |