JP4915750B2 - 壁面パネル及びこの壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造 - Google Patents

壁面パネル及びこの壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造 Download PDF

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発明の詳細な説明
本発明は、柱や間柱等の垂直材と土台、梁、胴差、まぐさ或いは鴨居等の横架材により枠組みされた壁面空間部にはめ込まれて壁面下地体を構成し、表裏主面にクロスシートを接合したりボードや外装パネル等の表面化粧体が設けられる壁面パネル及びこの壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造に関する。
木造建物は、一般に在来工法と称される軸組工法やツーバイフォー工法等により建てられている。軸組工法は、柱や間柱等の各種垂直材と、土台、梁、胴差、まぐさ或いは鴨居等の各種横架材と、筋交い等の斜め材を適宜組み合わせて軸組みが建てられ、各構成材により枠組みされた外壁や内壁が形成される壁面空間部に各種パネル等の壁面構成体がはめ込まれる。壁面構成体は、屋内と屋外或いは各部屋を仕切る壁面を構成するとともに断熱や防音等の機能が求められ、従来より様々なものが提供されている。
木造建物においては、耐震基準の見直し等を主たる内容とした建築基準改正法の施行に基づいて壁面空間部等への筋交いの設置や補強金物を用いた結合部位の補強対策等が講じられている。しかしながら、木造建物においては、もっぱらいわゆる外回りの結合箇所を中心とした耐震補強の対応が図られてはいるが、各部屋間を仕切る内壁等の内回り箇所における耐震補強の対応については充分に行われていない。木造建物においては、軸組の各箇所がバランスのとれた剛性と柔軟性を発揮することにより効果的な耐震性が得られる。
ところで、建物においては、上述した耐震構造の採用とともに効率的な断熱構造等の採用によるいわゆるエコ化の対応或いはシックハウス症候群を回避して人体に優しく住み心地よい居住空間の対応等も図られている。さらに、建物においても、地球温暖化の対応として自然資源の有効活用の観点から建築材への間伐材の利用や廃材の利用も注目されている。
国内の林業の状況は、廉価な輸入材の供給や人手不足等もあり、適切な間伐作業を行うことが困難なことからいわゆる荒れ山が増えており、これが杉花粉等の大きな発生原因ともなっている。間伐作業に伴って多くの間伐材が生じるが、その用途が限られているためにあまりにも廉価であり、切り出しや搬出或いは製材費用等の回収が困難であってほとんどが伐採された状態のまま放置されている。放置された間伐材は、山荒れの原因ともなっている。
例えば、特許文献1には、間伐材を用いた壁用パネルの発明が開示されている。特許文献2には、間伐材や廃材を用いた板パネルの発明が開示されている。これらの壁用パネルや板パネルによれば、従来放置されていた間伐材を利用することで自然資源の有効活用が図られるようになる。また、特許文献3には、筋交い部材を組み込むことにより耐震性の向上を図った木造建築用パネルが開示されている。
特開2006−57278号公報 特開2003−175504号公報 実開平2−89122号公報
ところで、間伐材は、廉価であるが、柱等を製材するためには大きさが足りず、また若木であることから目詰まりも粗く経時変化による歪みや材質のバラツキ等により大きな寸法変化が生じるために、無垢のままで建築材として利用するには問題がある。また、間伐材は、上述した特許文献1や特許文献2のように合板等の加工を施して使用されるが、素材としては廉価であっても加工された建築材としては高価になってしまうといった問題がある。
一方、木造建物においては、上述した特許文献3に開示された筋交い入りの壁面パネルを用いて壁面空間部に組み込んで壁面を構成した場合に、軸組に対する筋交い作用を奏することが可能である。かかる壁面パネルは、パネル枠体内にパネル材と筋交いを組み付けるために厚みが大きくなり、さらに断熱材等も組み合わされるために例えば内壁パネル等への適用が困難であった。
したがって、本発明は、間伐材を用いることにより資源の有効活用とコスト低減を図り耐震強度の向上とともに防音断熱効果の向上による省エネルギー化を図る壁面パネル及びこの壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造を提供することを目的とする。
上述した目的を達成する本発明にかかる壁面パネルは、間伐材を用いた多数のパネル板材を、それぞれ高さ方向に対して傾けた状態で相対する幅方向の側縁部を互いに突き合わせて例えば全体矩形のパネル状に組み合わせてなるパネル体と、前記パネル板材の厚みよりも大きな厚みを有する枠木をパネル体と同形の矩形枠状に組み合わせるとともに、その内部に少なくとも1枚のパネル体を組み付けてその外周部を全域に亘って保持することにより一体化してなるパネル枠体と、前記パネル枠体の相対する枠木間に対して、前記パネル体との間に内部空間部を構成して水平な状態でそれぞれの両端部が結合される多数の補強板材とから構成され、前記パネル枠体を構成する枠木には、それぞれの内面に相対する長さ方向の嵌合溝が形成され、これら嵌合溝に前記パネル体を構成するパネル板材がそれぞれの長さ方向の両端部を嵌合されて組み合わされ、前記補強板材は、前記パネル枠体に 対して、それぞれが高さ方向に並べられて結合されることにより前記パネル体と対向する補強パネル体を構成し、少なくとも最下段又は最上段の補強板材が前記内部空間部と連通する開口部を構成するように前記パネル枠体の下横枠木又は上横枠木との間に隙間を空けた状態で両端部を枠木に結合され、前記パネル枠体に対して、前記パネル体を構成する前記パネル板材が相対する枠木間の筋交い作用を奏するとともに前記補強板材が枠木間の補強作用を奏するように構成されていることを特徴とする。
本発明にかかる壁面パネルは、パネル体を構成するパネル板材として廉価ではあるが使用上種々の問題があるために従来では放置されていた間伐材を用いることにより、コスト低減と資源の有効活用を図ることが可能である。壁面パネルは、パネル体が、外周部を全域に亘ってパネル枠体により保持されるとともに、このパネル枠体が多数の補強板材によりその枠体形状を保持される。壁面パネルは、パネル体が素材として経時変化による歪みや材質のバラツキ等により大きな寸法変化が生じる間伐材を用いたパネル板材により形成されるが、パネル枠体と補強板材とにより寸法変化を規制されて全体として安定した形状に保持される。壁面パネルは、パネル体と補強板材との間に内部空間部を構成することにより、断熱、防音特性の向上を図る。
本発明にかかる壁面パネルは、柱や間柱等の垂直材と土台、梁、胴差、まぐさ或いは鴨居等の横架材により枠組みされた壁面空間部内にはめ込まれて固定されることにより壁面下地体を構成する。壁面パネルは、多数のパネル板材を高さ方向に対して傾けた状態で組み合わせてパネル体を構成することにより、各パネル板材がパネル枠体の内部において筋交い作用を奏する。壁面パネルは、補強板材が枠体補強作用を奏する。したがって、壁面パネルは、垂直材と横架材により枠組みされた壁面空間部にはめ込まれた状態で強固な構造壁体を構成して、耐震性の向上を図る。
上述した目的を達成する本発明にかかる壁面パネルは、パネル枠体を構成する枠木のそれぞれの内面に相対する長さ方向の嵌合溝を形成し、これら嵌合溝内にパネル体を構成するパネル板材がそれぞれの長さ方向の両端部を嵌合して組み合わされる。壁面パネルは、シックハウス症候群の原因となる接着剤を不要としまた錆の発生による表面材の汚れ等の原因となる釘止めを不要として、パネル枠体に対してパネル板材が簡易な作業で組み合わされる。
上述した目的を達成する本発明にかかる壁面パネルは、補強板材がパネル枠体に対して、その一部をパネル体との間に構成する内部空間部と連通する開口部を構成するように隙間を空けた状態で結合される。壁面パネルは、この開口部により内部空間部における空気流路が確保され、室内の空気循環を向上させてカビの発生等を抑制し、保温や保冷特性の向上が図られる。
上述した目的を達成する本発明にかかる壁面パネルは、パネル枠体に対して補強板材がそれぞれ高さ方向に並べられて結合されることによりパネル体と対向する外装パネル体を構成する。壁面パネルは、少なくとも最下段又は最上段の補強板材が、パネル体との間に構成される内部空間部と連通する開口部を構成するようにパネル枠体の下横枠木又は上横枠木との間に隙間を空けた状態で結合される。壁面パネルは、開口部を介して内部空間部における空気流路が確保される。
上述した目的を達成する本発明にかかる壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造は、間伐材を用いた多数のパネル板材をそれぞれ高さ方向に対して傾けた状態で相対する幅力向の側縁部を互いに突き合わせて全体が所定形状のパネル状に組み合わせてなるパネル体と、前記パネル板材よりも大きな厚みの枠木を所定形状の枠体に組み合わせてなり少なくとも1枚の前記パネル体をその外周部を保持して内部に組み付けて一体化したパネル枠体と、このパネル枠体の相対する枠木間に対して前記パネル体との間に内部空間部を構成して水平な状態でそれぞれの両端部が結合される多数の補強板材とから構成され、前記パネル体を構成するパネル板材の長さ方向の両端部が、前記パネル枠体を構成する枠木の内面に形成した嵌合溝に嵌合されて組み合わされ、前記補強板材が、前記パネル枠体に対して、それぞれが高さ方向に並べられて結合されることにより前記パネル体と前記内部空間部を介して対向する補強パネル体を構成し、少なくとも最下段又は最上段の補強板材が前記内部空間部と連通する開口部を構成するように前記パネル枠体の下横枠木又は上横枠木との間に隙間を空けた状態で両端部を枠木に結合される壁面パネルが用いられる。そして、木造建物の壁面構造は、壁面パネルが、垂直材と横架材とにより枠組みされる所定形状の壁面空間部にはめ込まれるとともにパネル枠体を垂直材や横架材に固定することによって壁面下地体を構成して表裏主面に表面化粧体が設けられ、パネル体を構成する前記パネル板材がパネル枠体を介して垂直材と横架材との間の筋交い作用を奏するとともに、補強板材がパネル枠体を介して垂直材と横架材との間の補強作用を奏して軸組補強を行うように構成されていることを特徴とする。
木造建物の壁面構造は、壁面パネルが、上述したように柱や間柱等の垂直材と、土台、梁、胴差、まぐさ或いは鴨居等の横架材により枠組みされた壁面空間部にはめ込まれて固定されることにより壁面下地体を構成し、パネル体を構成するパネル板材として廉価であり従来放置されていた間伐材が用いられることにより、コスト低減と資源の有効活用を図る。木造建物の壁面構造は、壁面パネルが、素材として経時変化による歪みや材質のバラツキ等により大きな寸法変化が生じる間伐材を用いても、パネル体をその外周部の全域に亘ってパネル枠体により保持するとともにこのパネル枠体が多数の補強板材によりその枠体形状を保持することで変形等が生じることは無い。木造建物の壁面構造は、壁面パネルが、多数のパネル板材を高さ方向に対して傾けた状態で組み合わせてパネル体を構成することにより各パネル板材がパネル枠体の内部において筋交い作用を奏し、また補強板材が枠体補強作用を奏する。したがって、木造建物の壁面構造は、壁面パネルが、垂直材と横架材により枠組みされた壁面空間部にはめ込まれた状態で強固な構造壁体を構成することで、耐震性の向上が図られる。木造建物の壁面構造は、パネル体と補強板材との間に内部空間部を構成した壁面パネルを用いることにより、断熱、防音特性の向上が図られる。
本発明にかかる木造建物の壁面構造は、上述した壁面パネルが内壁パネル体として用いられ、表裏主面に表面シート体が接合される。また、本発明にかかる木造建物の壁面構造は、上述した壁面パネルが外壁パネル体として用いられ、外側主面を外装ボードにより被覆されるとともに、内側主面に表面シート体が接合される。
本発明にかかる壁面パネルによれば、間伐材を用いた多数のパネル板材をそれぞれ高さ方向に対して傾けた状態で組み合わせたパネル体をパネル枠体によりその外周部を保持するとともにパネル枠体を補強板材により補強してなる。壁面パネルによれば、廉価ではあるが素材として経時変化による歪みや材質のバラツキ等により大きな寸法変化が生じるために従来建築材として用いられていなかった間伐材の有効利用によりコスト低減と資源の有効活用が図られるようになる。壁面パネルによれば、パネル体を構成するパネル板材の筋交い作用と補強板材の補強作用とによりパネル枠体が大きな機械的強度を有して構造壁として機能することで建物の耐震強度を向上させる。壁面パネルによれば、内部空間部を有することにより断熱、防音特性の向上が図られるようになる。
以下、本発明の実施の形態として示す壁面パネル1について、図面を参照して詳細に説明する。
壁面パネル1は、図1乃至図3に示すように、全体が所定形状、例えば矩形に組み合わされてなるパネル体2と、このパネル体2の外周部を全体に亘って保持する所定形状、例えば矩形のパネル枠体3と、このパネル枠体3を保持する複数の補強板材4a〜4m(以下、個別に説明する場合を除いて補強板材4と総称する。)とから構成される。壁面パネル1は、詳細を後述するように柱や間柱等の垂直材5と土台、梁、胴差、まぐさ或いは鴨居等の横架材6により枠組みされた壁面空間部7にはめ込まれることにより、壁面下地体を構成する。
壁面パネル1は、パネル体2が、間伐材を素材とし例えば30mm程度の厚みと所定幅を有する板状に形成された多数のパネル板材8a〜8n(以下、個別に説明する場合を除いてパネル板材8と総称する。)が用いられる。間伐材は、主柱や土台を切り出すための充分な大きさや強度が足りず、上述したように若木であることから経時変化による歪みや材質のバラツキ等により大きな寸法変化が生じる素材である。間伐材は、廉価ではあるが上述した特性から従来建築材としてほとんど利用されておらず、切り出しや搬出或いは製材費用等の回収が困難であったことからほとんど放置されていた。壁面パネル1は、建築材としての間伐材の問題点を解決してその有効活用を図るとともに、後述するように優れた特性を有する壁面構造を構成することを可能とする。
壁面パネル1は、パネル体2が、詳細を後述するようにパネル枠体3に対して、各パネル板材8を並べて組み付けることにより、矩形のパネル状に形成される。パネル体2は、図1及び図2に示すように、パネル枠体3に対して各パネル板材8が、それぞれ高さ方向に対して所定の角度、例えば45°に傾けた状態で、相対する幅方向の側縁部を突き合わせて全体矩形のパネル状に組み合わされる。なお、パネル体2は、コーナ部位を構成する複数のパネル板材8が、それぞれ所定の長さとされるとともに両端部を水平方向及び垂直方向に対して傾斜角度に応じて斜めにカットされた台形に形成されたものが用いられる。
パネル体2は、例えばパネル枠体3の枠組みよりも長尺の多数のパネル板材を互いに45°に傾けた状態で並べて一体化し、これを所定の大きさの矩形体に切断して形成したものを用いてもよい。パネル体2は、例えば予め所定の形状に切断した多数のパネル板材をパネル枠体3に対して順次組み付けることにより、構成するようにしてもよい。パネル体2は、例えば予め上下のコーナ部位と中央部位とを独立して形成し、これらをパネル枠体3に対して順次組み付けることにより、構成するようにしてもよい。パネル体2は、その他適宜の方法により形成することが可能である。
壁面パネル1は、パネル枠体3が、図1及び図2に示すように、縦横4本の枠木9a〜9d(以下、個別に説明する場合を除いて枠木9と総称する。)を矩形枠状に組み合わせてなる。パネル枠体3は、枠木9により囲まれて構成される矩形空間部が、上述したパネル体2の外形寸法よりもやや小さな開口寸法を有する矩形開口部からなる。パネル枠体3は、枠木9にパネル板材の厚みよりも大きな厚み(断面寸法)を有する角材が用いられ、図1及び図2に示すようにこれら枠木9の矩形空間部を構成するそれぞれの内面に互いに相対する長さ方向の嵌合溝10a〜10d(以下、個別に説明する場合を除いて嵌合溝10と総称する。)が形成される。
パネル枠体3は、嵌合溝10が、それぞれの底部により構成する矩形空間部をパネル体2の外形寸法とほぼ等しくする深さとされ、またパネル板材8の厚みとほぼ等しい幅で形成される。パネル枠体3は、相対する枠木9の嵌合溝10にパネル板材8の長さ方向の端部を嵌合することにより、その内部にパネル体2を組み合わす。パネル枠体3は、予めパネル状に形成されたパネル体2を組み合わす場合には、上横枠木9dを取り外した状態でこのパネル体2の両側端部を左右縦枠木9a、9bの嵌合溝10a、10bに嵌合して落とし込んで下端部を下横枠木9cの嵌合溝10cに嵌合し、上横枠木9dを取り付けて枠体を構成する。パネル枠体3は、上横枠木9dを取り外した状態で予め所定の形状に形成された各パネル板材8がそれぞれの両側端部を左右縦枠木9a、9bの嵌合溝10a、10bに嵌合して順次組み付けられた後に、上横枠木9dを取り付けて枠体を構成する。
パネル枠体3は、いずれの組立方法であっても、その矩形空間部内にパネル体2を組み合わせた状態でパネル板材8がそれぞれ高さ方向に45°に傾けられた状態となるようにして、このパネル体2の外周部を全周に亘って保持する。パネル枠体3は、これにより間伐材を素材とした多数のパネル板材8によりパネル体2を構成しても、パネル板材8の寸法変化を規制して全体として安定した矩形形状に保持される。また、パネル枠体3は、左右縦枠木9a、9bに跨り高さ方向に45°に傾けられた多数のパネル板材8が、これら左右縦枠木9a、9bに対して筋交い作用を奏することにより安定した矩形形状に保持され、機械的強度の向上が図られる。
パネル枠体3は、上述したように枠木9に形成した嵌合溝10にパネル板材8の端部を嵌合してパネル体2を一体化する。パネル枠体3は、かかる構造によりシックハウス症候群の原因となる接着剤を不要としてパネル体2を強固に一体化する。また、パネル枠体3は、枠木9にパネル体2を固定するために手間がかかる釘打ち作業を不要とし、釘に生じた錆が表面材に浮き出て汚れ等が生じたり釘の頭による凹凸の発生等も無く仕上がりのよい壁面が形成されるようになる。
壁面パネル1は、補強板材4が、パネル枠体3の左右縦枠木9a、9bの対向間隔、すなわち下横枠木9cや上横枠木9dの長さ寸法とほぼ等しい長さを有するとともに所定の厚みを有する板材が用いられる。補強板材4は、図2及び図3に示すように、それぞれの両端部をパネル枠体3の左右縦枠木9a、9bの側面にあてがって水平な状態で結合される。補強板材4は、互いに所定の間隔を以ってパネル枠体3に結合されることにより、パネル枠体3の枠体形状を補強する。
補強板材4は、パネル枠体3の左右縦枠木9a、9bの側面上に結合することにより、図3に示すようにこれら補強板材4とパネル枠体3内に組み付けたパネル体2との間に内部空間部11を構成する。補強板材4は、上述したようにパネル枠体3に対して高さ方向に間隔を以って固定されることにより、それぞれの間に内部空間部11と連通する開口部を構成する。補強板材4は、パネル枠体3を補強するとともに、内部空間部11を構成して壁面パネル1の断熱・防音特性の向上が図られるようにし、さらに開口部を介して内部空間部11の空気流路を確保して室内の空気循環特性を向上させてカビの発生等を抑制しかつ保温や保冷特性の向上が図られるようにする。
なお、補強板材4は、図示を省略するがその両端部を例えば釘止めにより左右縦枠木9a、9bに固定される。補強板材4は、例えば左右縦枠木9a、9bの側面に水平方向のほぞ溝を形成し、このほぞ溝内に両端部を嵌合して結合するようにしてもよい。補強板材4は、適宜の結合構造により、両端部を左右縦枠木9a、9bに固定するようにしてもよい。補強板材4は、パネル枠体3に対して適宜の間隔を開けて高さ方向に並べて固定するようにしたが、例えば全体をパネル状に組み合わせてパネル枠体3に組み付けるようにしてもよい。
以上のように構成された壁面パネル1は、図4に示すように例えば基礎13上に設置された土台として示す横架材6と、この横架材6に所定の間隔を以って立設した柱5Aと間柱5Bと、図示しない梁等の上部横架材により枠組みされた壁面空間部7にはめ込まれて固定され、その表裏面に図示しないクロスシート等の表面材が接合されることにより壁面構造12を構成する。壁面パネル1は、パネル枠体3がその外形寸法を壁面空間部7の開口寸法とほぼ等しく形成されている。なお、壁面パネル1は、標準形状として矩形に形成されるが、構造材を組み合わせた軸組に構成される種々の形状の壁面空間部7に応じて、上述した構成を基準にして適宜の形状に形成したものが用いられる。
壁面構造12は、壁面パネル1が、壁面空間部7に対して従来の壁面ボード等を取り付ける作業とほぼ同様の取り付け作業により固定して構成する。壁面構造12においては、壁面空間部7内に壁面パネル1を押し込み、パネル枠体3の左縦枠木9aを相対する柱5Aに固定し、右縦枠木9bを間柱5Bに固定し、下横枠木9cを横架材(土台)6に固定し、上横枠木9dを図示しない梁に固定する。壁面構造12は、枠木9に釘を打ち込む等の適宜の方法により、壁面空間部7に対して壁面パネル1を固定する。
壁面構造12においては、枠木9を相対する垂直材5と横架材6にそれぞれ固定して壁面空間部7内にすることにより、壁面パネル1が垂直材5と横架材6を組み合わせた軸組において壁面下地体を構成する。壁面構造12においては、上述したように廉価な間伐材を素材としたパネル板材8によりパネル体2を形成した廉価な壁面パネル1を用いることにより、コスト低減と資源の有効活用を図った木造建物の建築を可能とする。壁面構造12においては、間伐材を用いた壁面パネル1が、補強板材4により補強されたパネル枠体3によりパネル体2の外周部を保持するとともにパネル枠体3を垂直材5と横架材6に一体化することで、間伐材に生じる経時変化による歪みや材質のバラツキ等による大きな寸法変化が生じることは無い。
壁面構造12においては、上述したようにパネル板材8の筋交い作用と補強板材4の補強作用により機械的強度が保持されたパネル枠体3を有する壁面パネル1が、壁面空間部7内はめ込まれて垂直材5と横架材6に固定される。壁面構造12においては、高さ方向に対して傾けた状態で組み合わせてパネル体2を構成する多数のパネル板材8が、パネル枠体3を介して垂直材5と横架材6との間において筋交いとして作用することにより軸組を補強する強固な構造壁体を構成する。壁面構造12においては、大地震等に際して垂直材5と横架材6を強固に保持し、耐震性の向上が図られるようにする。
壁面構造12においては、上述したようにパネル枠体3に対してパネル体2と補強板材4が内部空間部11を構成して組み付けられた壁面パネル1を用い、この壁面パネル1の表面にクロスシート等の表面材を接合する。壁面構造12においては、壁面内に内部空間部11を有することにより、断熱、防音特性の向上が図られるとともに開口部を介して内部空間部11の空気流路を確保して室内の空気循環特性を向上させてカビの発生等を抑制しかつ保温や保冷特性の向上が図られる。
本発明の第2の実施の形態として図5及び図6に示した壁面パネル20は、パネル体2とパネル枠体3と補強板材4とを組み合わせた基本構成を上述した壁面パネル1と同様とするが、さらに補強パネル体21を組み合わせて機械的強度の向上を図った構成に特徴がある。したがって、以下の壁面パネル20の説明において、壁面パネル1と同等の部位については同一符号を付すことにより説明を省略する。
壁面パネル20は、パネル枠体3に対して、補強板材4を固定した側面と対向する側面側に補強パネル体21が取り付けられる。補強パネル体21は、例えば補強板材4と同等の素材であり同等の長さでかつやや薄厚とされた多数の補強板材22が用いられ、これら補強板材22が互いに相対する幅方向の側縁部を突き合わせて一体化されることにより全体矩形のパネル状に形成される。補強パネル体21は、パネル枠体3とほぼ同形であり、一方の矩形開口部を閉塞するようにしてその外周部がパネル枠体3を構成する枠木9の側面に固定される。
壁面パネル20は、上述したようにパネル枠体3に対してパネル体2との間に内部空間部11を構成して補強板材4が固定される。壁面パネル20は、補強パネル体21が、パネル体2を挟んで内部空間部11と対向する第2内部空間部23を構成してパネル枠体3に固定される。壁面パネル20は、パネル枠体3がその両側面を補強板材4と補強パネル体21により補強されることにより、機械的強度がさらに向上される。
以上のように構成された壁面パネル20は、図6に示すように基礎13上に設置された横架材6と、この横架材6に所定の間隔を以って立設した柱5Aと間柱5Bと、図示しない梁等の上部横架材により枠組みされた壁面空間部7にはめ込まれて固定されて壁面構造24を構成する。壁面構造24も、壁面パネル20を壁面空間部7内に押し込み、パネル枠体3を垂直材5と横架材6に固定することにより固定する。壁面構造24も、廉価な間伐材によりパネル体2を形成した廉価な壁面パネル20を用いることにより、コスト低減と資源の有効活用を図った木造建物の建築を可能とする。壁面構造24も、間伐材を用いた壁面パネル20が、補強板材4と補強パネル体21により補強されたパネル枠体3によりパネル体2の外周部を保持するとともにパネル枠体3を垂直材5と横架材6に一体化することで、間伐材に生じる経時変化による歪みや材質のバラツキ等による大きな寸法変化が生じることは無い。
壁面構造24においても、パネル板材8の筋交い作用と補強板材4及び補強パネル体21の補強作用により機械的強度が保持されたパネル枠体3を有する壁面パネル20が、壁面空間部7内はめ込まれて垂直材5と横架材6に固定されることから、高さ方向に対して傾けた状態で組み合わせてパネル体2を構成する多数のパネル板材8が、パネル枠体3を介して垂直材5と横架材6との間において筋交いとして作用することにより軸組を補強する強固な構造壁体を構成する。壁面構造24においては、大地震等に際して垂直材5と横架材6を強固に保持し、耐震性のさらなる向上が図られるようにする。
壁面構造24においては、上述したようにパネル枠体3に対してパネル体2と補強板材4及び補強パネル体21とが内部空間部11と第2内部空間部23を構成して組み付けられた壁面パネル20を用い、この壁面パネル20の表面にクロスシート等の表面材を接合する。壁面構造24においては、壁面内に内部空間部11と第2内部空間部23を有することにより、さらなる断熱、防音特性の向上が図られるとともに開口部を介して内部空間部11の空気流路を確保して室内の空気循環特性を向上させてカビの発生等を抑制しかつ保温や保冷特性の向上が図られる。
なお、壁面パネル20は、パネル枠体3に対して、一方の側面に複数の補強板材4を所定の間隔を開けて高さ方向に並べて固定するとともに、他方の側面に補強板材22をパネル状に組み合わせた補強パネル体21を固定するようにしたが、かかる構成に限定されないことは勿論である。壁面パネル20は、補強板材4を無くして補強パネル体21のみを備えるようにしてもよい。
本発明の第3の実施の形態として図7に示した壁面パネル30は、上述した壁面パネル20と同様にパネル体2を組み付けたパネル枠体3を補強板材4とともに補強する補強パネル体31を備えた基本構成を上述した壁面パネル20と同様とし、さらに通気性の向上を図った構成に特徴を有する。なお、以下の壁面パネル30の説明において、壁面パネル20と同等の部位については同一符号を付すことにより説明を省略する。
壁面パネル30も、補強パネル体31が、上述した壁面パネル20の補強パネル体21に用いた補強板材22と同等の多数の補強板材32が用いられ、これら補強板材32が相対する幅方向の側縁部を互いに突き合わせて一体化されることにより全体矩形のパネル体として形成される。補強パネル体31は、その高さ寸法がパネル枠体3の矩形開口部の高さ寸法よりもやや小さく、パネル枠体3に対して補強板材4を固定した側面と対向する側面側に固定される。
壁面パネル30も、図7には図示されないが、上述した壁面パネル20と同様に、パネル枠体3に対してパネル体2との間に内部空間部11を構成して補強板材4が固定されるとともに、補強パネル体31がパネル体2を挟んで内部空間部11と対向する第2内部空間部23を構成して固定される。壁面パネル30は、補強パネル体31がパネル枠体3に対して例えば上横枠木9d側を基準にして固定されることにより、その最下段の補強板材32kと下横枠木9cとの間に横長矩形の開口部33が構成されるようにする。
壁面パネル30も、垂直材5と横架材6により枠組みされた壁面空間部7内にはめ込んで固定されることにより壁面構造を構成する。壁面パネル30は、その内部に内部空間部11と第2内部空間部23を構成することにより、断熱・防音特性の向上が図られるようにするが、さらに開口部33を構成することにより内部空間部11や第2内部空間部23の空気流路を確保し、室内の空気循環を向上させてカビの発生等を抑制し、保温や保冷特性の向上を図る。なお、壁面パネル30は、最下段の補強板材31kと下横枠木9cとの間に開口部33を構成するようにしたが、最上段の補強板材と上横枠木9dとの間に開口部を構成するようにしてもよく、また上下に開口部を構成するようにしてもよい。
本発明の第4の実施の形態として図8に示した壁面パネル40は、パネル体2とパネル枠体3と補強パネル体41とを組み合わせて構成され、外壁パネル体としての適用例である。壁面パネル40は、補強パネル体41が、上述した補強パネル体21、31と同様に多数の補強板材42を互いに相対する幅方向の側縁部を突き合わせて一体化することにより全体矩形のパネル体として形成される。壁面パネル40は、補強板材42として、上述した補強パネル体21、31に用いる補強板材4と比較してやや厚みの大きなものが用いられて補強パネル体41を形成する。壁面パネル40は、この補強パネル体41によりパネル枠体3を大きな機械的強度を以って補強することで、補強板材4による補強を不要とする。
壁面パネル40は、垂直材5と横架材6により枠組みされた壁面空間部7内に、補強パネル体41を外側に向けてはめ込んで固定することにより壁面構造を構成する。壁面パネル40には、図8に示すように補強パネル体41を下地部材として、詳細を省略するが適宜の工法によって所定の外装パネル(サイディング)43が取り付けられる。
なお、本発明は、上述した実施の形態として示した壁面パネルや木造建物の壁面構造に限定されず、特許請求の範囲に記載した各構成についてその技術範囲を逸脱しない範囲で適宜変更、展開されることは勿論である。
実施の形態として示す壁面パネルの一部切欠き分解斜視図である。 同壁面パネルの一部切欠き正面図である。 同壁面パネルの一部切欠き要部断面図である。 同壁面パネルを用いて壁面構造を構成した木造建物の要部正面図である。 第2の実施の形態として示す壁面パネルの分解斜視図である。 同壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造の要部断面図である。 第3の実施の形態として示す壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造の要部断面図である。 第4の実施の形態として示す壁面パネルを用いた木造建物の壁面構造の要部正面図である。
1壁面パネル、2パネル体、3パネル枠体、4補強板材、5垂直材、6横架材、7壁面空間部、8パネル板材、9枠木、10嵌合溝、11内部空間部、12壁面構造、13基礎、20壁面パネル、21補強パネル体、22補強板材、23第2内部空間部、24壁面構造、30壁面パネル、31補強パネル体、32開口部、40壁面パネル、41補強パネル体、42補強板材、43外装パネル。

Claims (4)

  1. 間伐材を用いた多数のパネル板材を、それぞれ高さ方向に対して傾けた状態で相対する幅方向の側縁部を互いに突き合わせて全体が所定形状のパネル状に組み合わせてなるパネル体と、
    前記パネル板材の厚みよりも大きな厚みを有する枠木を所定形状の枠体に組み合わせるとともに、その内部に少なくとも1枚の前記パネル体を組み付けてその外周部を全域に亘って保持することにより一体化してなるパネル枠体と、
    前記パネル枠体の相対する枠木間に対して、前記パネル体との間に内部空間部を構成して水平な状態でそれぞれの両端部が結合される多数の補強板材とから構成され、
    前記パネル枠体を構成する枠木には、それぞれの内面に相対する長さ方向の嵌合溝が形成され、これら嵌合溝に前記パネル体を構成するパネル板材がそれぞれの長さ方向の両端部を嵌合されて組み合わされ、
    前記補強板材は、前記パネル枠体に対して、それぞれが高さ方向に並べられて結合されることにより前記パネル体と対向する補強パネル体を構成し、少なくとも最下段又は最上段の補強板材が前記内部空間部と連通する開口部を構成するように前記パネル枠体の下横枠木又は上横枠木との間に隙間を空けた状態で両端部を枠木に結合され、
    前記パネル枠体に対して、前記パネル体を構成する前記パネル板材が相対する枠木間の筋交い作用を奏するとともに前記補強板材が枠木間の補強作用を奏するように構成されていることを特徴とする壁面パネル。
  2. 間伐材を用いた多数のパネル板材をそれぞれ高さ方向に対して傾けた状態で相対する幅力向の側縁部を互いに突き合わせて全体が所定形状のパネル状に組み合わせてなるパネル体と、前記パネル板材よりも大きな厚みの枠木を所定形状の枠体に組み合わせてなり少なくとも1枚の前記パネル体をその外周部を保持して内部に組み付けて一体化したパネル枠体と、このパネル枠体の相対する枠木間に対して前記パネル体との間に内部空間部を構成して水平な状態でそれぞれの両端部が結合される多数の補強板材とから構成され、前記パネル体を構成するパネル板材の長さ方向の両端部が、前記パネル枠体を構成する枠木の内面に形成した嵌合溝に嵌合されて組み合わされ、前記補強板材が、前記パネル枠体に対して、それぞれが高さ方向に並べられて結合されることにより前記パネル体と前記内部空間部を介して対向する補強パネル体を構成し、少なくとも最下段又は最上段の補強板材が前記内部空間部と連通する開口部を構成するように前記パネル枠体の下横枠木又は上横枠木 との間に隙間を空けた状態で両端部を枠木に結合される壁面パネルが用いられ、
    前記壁面パネルが、垂直材と横架材とにより枠組みされる所定形状の壁面空間部にはめ込まれるとともに前記パネル枠体を前記垂直材や前記横架材に固定することによって壁面下地体を構成して表裏主面に表面化粧体が設けられ、
    前記パネル体を構成する前記パネル板材が前記パネル枠体を介して前記垂直材と前記横架材との間の筋交い作用を奏するとともに、前記補強板材が前記パネル枠体を介して前記垂直材と前記横架材との間の補強作用を奏して軸組補強を行うように構成されていることを特徴とする木造建物の壁面構造。
  3. 前記壁面パネルが、内壁パネル体として用いられ、表裏主面に表面シート体が接合されることを特徴とする請求項2記載の木造建物の壁面構造。
  4. 前記壁面パネルが、外装パネル体として用いられ、外側主面を外装ボードにより被覆されるとともに、内側主面に表面シート体が接合されることを特徴とする請求項2記載の木造建物の壁面構造。
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