JP3019788B2 - メディア情報管理装置 - Google Patents

メディア情報管理装置

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JP3019788B2
JP3019788B2 JP8312747A JP31274796A JP3019788B2 JP 3019788 B2 JP3019788 B2 JP 3019788B2 JP 8312747 A JP8312747 A JP 8312747A JP 31274796 A JP31274796 A JP 31274796A JP 3019788 B2 JP3019788 B2 JP 3019788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メディア情報管理
装置に関し、特にハイパーメディア用のメディア情報管
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メディアに関する情報を永続的に管理す
るメディア情報管理装置においては、通常、個々のメデ
ィアが持つ、メディアデータまたはデータファイル名、
データのサイズなどの情報をまとめて管理する。また、
必要に応じてID(識別子)を与えておき、ID情報か
ら、必要なメディアを取得したり、また、コメントなど
をつけておき、コメントから検索するなどの機能を提供
する。このようにして、メディア情報の管理、検索など
の機能を実現している。
【0003】従来のメディア情報管理装置は、マルチメ
ディアを使用したアプリケーションの構築などに使用さ
れている。この従来方式として、動画と音声に関するデ
ータの処理を、オブジェクト指向に基づいた部品再利用
化技術の一種であるフレームワークとして実現する方法
が文献(S.Gibbs他、“Audio/Video Database
s: An Object-Oriented Approach”, Internatio
nal Conference on Data Engineering, 1993 参照)
(「文献1」という)に提案されている。フレームワー
クは、相互のインタラクションを含むクラス群である。
【0004】一方、ハイパーメディア用のメディア情報
管理装置においては、利用者のマウスボタンのクリック
操作等によるノードリンクの遷移(ナビゲーション)を
実現するため、「ホットスポット」と呼ばれるメディア
上のボタンを定義する必要がある。このような情報のこ
とを、ここでは、メディアの「メタ情報」と呼ぶことに
する。
【0005】このような機能を実現した従来のハイパー
メディア用のメディア情報管理装置として、例えば特開
平4−287116号公報には、利用者が作成するアプ
リケーションと容易につなげられるようなオープンなア
ーキテクチャを持つハイパーメディアシステムが提案さ
れており、メディア情報の管理機能について記載されて
いる。そして、上記公報においては、メディア上のボタ
ンを実現するために、リンクマーカという機構を採り入
れている。このリンクマーカは、ドキュメント内に含ま
れ、ドキュメント内のこの点(リンクマーカ)の位置に
リンクが存在することを示す。
【0006】また、動画上においてボタンを実現したも
のとして、動画上のホットスポットの扱いを示した文献
(平田 他、“ネットワーク環境下における動画ハイパ
ーメディア実装方式”, Proceedings of Advanced D
atabase System Symposium, 1994 参照、「文献2」
という)の記載が参照される。この文献では、動画のキ
ーフレームにホットスポットを設定し、補間を行なう方
法が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したS.Gibbsら
の上記文献1に記載されているような従来のメディア情
報管理装置においては、メタ情報は考慮されていず、こ
のため、ハイパーメディアシステムの構築には適用する
ことができないか、あるいは、ハイパーメディアシステ
ムの構築に適用するためには、利用者による、メディア
情報管理装置の機能拡張が必要とされている。
【0008】一方、上記特開平4−287116号公報
や上記文献2に示されるようなハイパーメディア用のメ
ディア情報管理装置においては、メタ情報であるホット
スポットを実現している。
【0009】しかしながら、上記特開平4−28711
6号公報に記載の方法では、メディア情報とメタ情報と
が分離されていない。
【0010】このため、同じメディアに対してさまざま
なメタ情報を作成して、これを容易に入れ換えることが
できない。また、1つのファイルに、メディア情報とメ
タ情報とがベタに書き込まれているため、メタ情報の再
利用も容易ではなかった。
【0011】これに対して、上記文献2に提案される方
法では、メディア情報とメタ情報とを分離してはいるも
のの、システム全体の中でメタ情報編集の機能は分離さ
れていない。メタ情報の編集作業は、非常に手間がかか
るため、その編集は、通常、いくつかの拠点で、何人か
で協同で作業することが多い。
【0012】このため、メタ情報編集機能が分離されて
いないと、メタ情報の編集だけを行なう拠点でも、これ
に関係のないナビゲーションの機能を含むハイパーメデ
ィアシステム全体をインストールする必要が生じ、シス
テムのサイズが大きくなってしまう。または、メタ情報
編集機能を実現するコンポーネントを含むハイパーメデ
ィアシステムと、メタ情報編集を実現するコンポーネン
トだけを含むメタ情報編集エディタというように、メタ
情報編集機能を実現するコンポーネントを2つのモジュ
ールが別々に持つ必要があり、この結果、保守の点から
も問題があった。
【0013】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
なされたものであり、その目的は、メディア情報とメタ
情報を分割し、さらにこれを扱うコンポーネントも分離
し、データの再利用性やカスタマイズ性の向上を実現す
るメディア情報管理装置を提供することにある。
【0014】さらに、本発明は、ナビゲーションを行な
うためにハイパーメディアシステム全体を必要とする拠
点ではメディア情報を管理するコンポーネントとメタ情
報を管理するコンポーネントの両方を使用し、メタ情報
の編集のみを行なう拠点ではメタ情報を管理するコンポ
ーネントのみを切り離して使用することを可能としたメ
ディア情報管理装置を提供することもその目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るメディア情報管理装置は、メディアの
ID、メディアデータまたはデータファイル名などの、
個々のメディアが持つ情報の集合を記述するメディアD
Bデータファイルと、メディアの内容情報であるホット
スポットなどの情報を記述するメタ情報データファイル
と、を分離して管理するように構成してなるものであ
り、以下の特徴を備えている。
【0016】すなわち本発明(請求項参照)に係るメ
ディア情報管理装置においては、前記メディアDBデー
タファイル名を記憶するメディア情報記憶部と、前記メ
ディア情報記憶部に対して処理を行なうメディア情報処
理部と、前記メタ情報データファイル名を記憶するメタ
情報記憶部と、前記メタ情報記憶部に対して処理を行な
うメタ情報処理部と、を有する。
【0017】また、本発明(請求項参照)に係るメデ
ィア情報管理装置においては、メディア情報記憶部を、
メディアDBデータファイルに記述される個々のメディ
アの情報を基にメモリ上に生成されるメディアオブジェ
クトを記憶するメディア記憶部と、メディアDBデータ
ファイルに記述されるすべてのメディアの情報に対応す
るメディアオブジェクトとメディアDBデータファイル
名を管理するメディアDBオブジェクトを記憶するメデ
ィアDB記憶部と、メディアDBオブジェクトの集合を
管理するメディアDB集合オブジェクトを記憶するメデ
ィアDB集合記憶部を有する。
【0018】さらに、本発明(請求項参照)に係るメ
ディア情報管理装置においては、メディア情報処理部
は、前記メディアオブジェクトに対して処理を行なうメ
ディア処理部と、前記メディアDB集合オブジェクトに
対して処理を行なうメディアDB処理部と、前記DB集
合オブジェクトに対して処理を行なうメディアDB集合
処理部と、前記メディアDB記憶部で記憶されるメディ
アDBデータファイル名を基にファイルを解析し前記メ
ディアオブジェクトを生成するメディアDBデータファ
イル解析部を有する。
【0019】そして、本発明(請求項参照)に係るメ
ディア情報管理装置においては、前記メタ情報記憶部
は、前記メタ情報データファイルに記述される個々のホ
ットスポットの情報を基にメモリ上に生成されるホット
スポットオブジェクトを記憶するメタ記憶部を有する。
【0020】また、本発明(請求項参照)に係るメデ
ィア情報管理装置においては、前記メタ情報処理部は、
前記ホットスポットオブジェクトに対して処理を行なう
メタ処理部と、前記メディア記憶部で記憶されるメタ情
報データファイル名を基にファイルを解析し前記ホット
スポットオブジェクトをメモリ上に生成するメタ情報デ
ータファイル解析部を有する。
【0021】上記のように構成されてなる本発明の作用
効果について以下に説明する。
【0022】本発明(請求項1)は、メディア情報とメ
ディアの内容情報であるメタ情報を扱うコンポーネント
を分離し、内容情報を編集するための機能を切り離して
使うことを可能とし、これにより、両データの容易な入
れ換えや再利用が可能としている。
【0023】そして本発明(請求項)によれば、ハイ
パーメディアシステム全体からメタ情報に関する部分の
みを切り離して、メタ情報の協同編集を実現することが
できる。
【0024】また、本発明(請求項)によれば、メデ
ィアDBデータファイルの記述に基づいてメモリ上にオ
ブジェクトを作成し、それに対する属性値の設定、取
得、オブジェクトの検索などの機能を実現することがで
きる。
【0025】さらに、本発明(請求項)によれば、メ
モリ上のオブジェクトに対する属性値の設定、取得、オ
ブジェクトの検索などの機能を実現することができる。
【0026】さらにまた、本発明(請求項)によれ
ば、メタ情報データファイルの記述に基づいてメモリ上
にオブジェクトを作成し、それに対する属性値の設定、
取得、オブジェクトの検索などの機能を実現することが
できる。
【0027】そして、本発明(請求項)によれば、メ
モリ上のオブジェクトに対する属性値の設定、取得、オ
ブジェクトの検索などの機能を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
ブロック図である。図1を参照すると、本発明の実施の
形態に係るメディア情報管理装置は、プログラム制御に
より動作するデータ処理装置1と、メモリ上に情報が記
憶される主記憶装置2と、ディスク等の記憶媒体上に情
報が記憶される二次記憶装置3と、を備えて構成されて
いる。
【0030】また図1を参照すると、データ処理装置1
は、メディア情報処理部11とメタ情報処理部12と、
を備えている。主記憶装置2は、メディア情報記憶部2
1と、メタ記憶部22と、を備えており、二次記憶装置
3は、メディアDB(データベース)データファイル3
1と、メタ情報データファイル32と、を備えている。
【0031】データ処理装置1のメディア情報処理部1
1は、主記憶装置2のメディア情報記憶部21に記憶さ
れるメモリ上のオブジェクトに対して処理を行ない、メ
タ情報処理部12は、メタ情報記憶部22で記憶される
メモリ上のオブジェクトに対して処理を行なう。
【0032】主記憶装置2のメディア情報記憶部21
は、二次記憶装置3のメディアDBデータファイル31
に記述されている情報を基に、メモリ上に生成されたオ
ブジェクトを記憶する。またメタ情報記憶部22は、二
次記憶装置3のメタ情報データファイル32に記述され
ている情報を基に、メモリ上に生成されたオブジェクト
を記憶する。
【0033】二次記憶装置3のメディアDBデータファ
イル31は、ID(識別子)とこれに対応するメディア
データファイル名などからなるメディア定義を羅列して
記述してなるものである。
【0034】ここで、メディアに対してホットスポット
が定義されている場合には、メタ情報データファイル名
が指定される。
【0035】メタ情報データファイル32は、IDと領
域情報とからなるホットスポット定義を羅列して記述し
てなるものである。
【0036】図2は、本発明の実施の形態の構成をより
詳細に示した図である。
【0037】図2を参照すると、データ処理装置1にお
いて、メディア情報処理部11は、メディアDB集合処
理部111と、メディアDB処理部112と、メディア
DBデータファイル解析部113と、を備えている。
【0038】またメタ情報処理部12は、メディア処理
部121と、メタ処理部122と、メタ情報データファ
イル解析部123と、を備えて構成されている。
【0039】また、主記憶装置2において、メディア情
報記憶部21は、メディアDB集合記憶部211と、メ
ディアDB記憶部212と、を備え、メタ情報記憶部2
2は、メディア記憶部221と、メタ記憶部222と、
を備えて構成されている。
【0040】メタ情報記憶部22のメディア記憶部22
1は、二次記憶装置3のメディアDBデータファイルに
記述される個々のメディアの情報を基に、メモリ上に生
成されるメディアオブジェクトを記憶する。このメディ
アオブジェクトは、メタ記憶部222で記憶されるホッ
トスポットオブジェクトの集合を管理する。
【0041】メディア情報記憶部21のメディアDB記
憶部212は、メモリ上に生成されるすべてのメディア
オブジェクトを要素とする集合と、メディアDBデータ
ファイル名を管理するメディアDBオブジェクトと、を
記憶する。
【0042】メディア情報記憶部21のメディアDB集
合記憶部211は、メディアDBオブジェクトの集合を
管理するメディアDB集合オブジェクトを記憶する。
【0043】メタ情報記憶部22のメタ記憶部222
は、二次記憶装置3のメタ情報データファイル32に記
述される個々のホットスポットの情報を基に、メモリ上
に生成されるホットスポットオブジェクトを記憶する。
【0044】図3は、この実施の形態において、各記憶
部で管理するデータ構造の一例の詳細を示したものであ
る。図3において、その最後部に記号コロン「:」が付
されている文字列はデータの属性を表している。また、
その後に、四角形が複数並設しているものは、ポインタ
アドレスの集合を表している。なお、図3では、便宜
上、集合の要素数を4個としてるが、実際にはこの数に
制限はない。
【0045】メディア情報記憶部21のメディアDB集
合記憶部211に記憶されるメディアDB集合オブジェ
クト401は、メディアDB記憶部212のメディアD
Bオブジェクト402へのポインタアドレスの集合を持
つ。
【0046】そしてメディアDB記憶部212のメディ
アDBオブジェクト402は、ID、メディアDBデー
タファイル31の名前、メディア記憶部221のメディ
アオブジェクト403へのポインタアドレスの集合を持
つ。
【0047】メディアオブジェクト403は、ID、メ
ディアデータファイル名、ホットスポットオブジェクト
404へのポインタアドレスの集合を持つ。ホットスポ
ットオブジェクト404は、ID、領域の座標情報を持
つ。
【0048】再び図2を参照して、データ処理装置1の
メディア情報処理部11におけるメディアDB集合処理
部111は、メディアDBオブジェクトの生成およびメ
ディアDB集合オブジェクトへの設定、IDなどからの
メディアDBオブジェクトの取得などの機能を実現す
る。
【0049】またメディア情報処理部11におけるメデ
ィアDB処理部112は、メディアDBオブジェクトの
属性値(ID、ファイル名など)の設定取得、メディア
オブジェクトの生成およびメディアDBオブジェクトへ
の設定、IDなどからのメディアオブジェクトの取得、
メディアDBデータ解析部113の呼び出しなどの機能
を実現する。
【0050】さらにメディア情報処理部11におけるメ
ディアDBデータファイル解析部113は、メディアD
B記憶部212で記憶されるメディアDBデータファイ
ル名からメディアDBデータファイル31を取得し、そ
れを解析してメディアオブジェクトを生成する。
【0051】データ処理装置1のメタ情報処理部12に
おけるメディア処理部121は、メディアオブジェクト
の属性値(ID、ファイル名など)の設定取得、シーン
またはホットスポットオブジェクトの生成およびメディ
アオブジェクトへの設定、IDなどからのシーンまたは
ホットスポットオブジェクトの取得などの機能を実現す
る。
【0052】メタ情報補処理部12におけるメタ処理部
122は、ホットスポットオブジェクトの属性値(I
D、開始と終了フレーム番号、領域情報など)の設定取
得などの機能を実現する。
【0053】メタ情報補処理部12におけるメタ情報デ
ータファイル解析部123は、メディア記憶部221で
記憶されるメタ情報データファイル名から、メタ情報デ
ータファイル32を取得し、これを解析して、ホットス
ポットオブジェクトをメモリ上に生成する。
【0054】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。ここでは主な処理として、二次記憶装置3の
メディアDBデータファイル31の解析、メディアの取
得と再生の動作について説明する。図4は、本発明の実
施の形態の処理フローを説明するための流れ図である。
【0055】図2、及び図4を参照して、メディアDB
データファイル31の解析の処理動作について説明す
る。
【0056】外部コンポーネントから、データ処理装置
1のメディア情報処理部11のメディアDB集合処理部
111に対して、メディアDBデータファイル31のメ
モリ展開の要求が出される(ステップST101)。こ
の要求では、どのメディアDBに対して、メモリ展開を
行なうかを示すために、メディアDBのIDが渡され
る。
【0057】メディアDB集合処理部111では、受け
取ったIDに対応するメディアDBを取得し(ステップ
ST102)、メディアDBを入力としてメディアDB
処理部112を呼び出す。
【0058】メディアDB処理部112では、メディア
DBデータファイル解析部113を呼び出す(ステップ
ST103)。
【0059】メディアDBデータファイル解析部113
では、メディアDBデータファイル31の内容をメモリ
上にオブジェクトとして展開する(ステップST10
4)。
【0060】メディアDB処理部112は、メディアD
Bデータファイル31のメディア定義において、メタ情
報データファイルが指定されているかどうかを判定する
(ステップST105)。
【0061】ステップST105の判定処理において、
メディア定義に、メタ情報データファイルが指定されて
いた場合には、メタ情報補処理部12のメディア処理部
121が、メタ情報データファイル解析部123を呼び
出す(ステップST106)。
【0062】メタ情報データファイル解析部123で
は、メタ情報データファイル32の内容をメモリ上にオ
ブジェクトとして展開する(ステップST107)。さ
らに、メモリ上に展開したオブジェクトに対して、検索
や属性値の設定処理が呼び出される。
【0063】次に図5を参照して、この実施の形態にお
いて、メタ情報編集機能を、切り離した場合について説
明する。メタ情報処理部12において、メディア情報補
処理部121、メタ情報処理部122、メタ情報データ
ファイル介せ記憶部123などの構成は、及び主記憶装
置2における、メタ情報記憶部22のメディア記憶部2
21、メタ情報補記憶部222は、図2に示したものと
全く同じである。
【0064】次に図6の流れ図を参照して、二次記憶装
置3におけるメタ情報データファイル32の解析の動作
について説明する。
【0065】外部コンポーネントであるメタ情報編集エ
デッタから、メディア処理部121に対して、メタ情報
データファイル32のメモリ展開の要求が出される(ス
テップST111)。
【0066】メディア処理部121は、メタデータファ
イル解析部123を呼び出す(ステップST116)。
【0067】メタ情報データファイル解析部123で
は、メタ情報データファイル32の内容をメモリ上にオ
ブジェクトとして展開する(ステップST117)。
【0068】メタ情報編集エディタで編集作業が行なわ
れると、これに対応してメモリ展開されたホットスポッ
トオブジェクトの属性値の設定処理が行なわれる。ま
た、必要に応じて、IDや座標などからのホットスポッ
ト検出処理が呼び出される。
【0069】
【実施例】上記した本発明の実施の形態について更に詳
細に説明すべく、本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0070】この実施例では、C++などのオブジェク
ト指向言語を用いて実装した場合の一例を示す。図7
は、この実施例のクラス構成をOMT(オブジェクトモ
デリング技術)の記法を用いて示したものである。
【0071】図7において、矩形はクラスを表してお
り、矩形の中の文字列はクラス名を表している。これら
のクラスは、そのクラス名と同じ名前を持つ処理部およ
び記憶部を実現したものであり、例えば、メディアDB
集合処理部111とメディアDB集合記憶部211は、
メディアDB集合クラス501として実現される。
【0072】以下では、一例として、図8にその内容を
示すメディアDBデータファイルと、図9にその内容を
示すメタ情報データファイルの場合について説明する。
【0073】図8を参照して、メディアDBデータファ
イルにおいて、Video(ビデオ)、Image(イメー
ジ)、Audio(オーディオ)は、メディアの種類を表し
ている。さらに、これらのキーワードの後の数字(例え
ば“Image 32”における32)は、当該メディアの
IDを表している。
【0074】また、File(ファイル)で指定されてい
るのは、メディアに対応するメディアデータファイル名
またはメタ情報データファイル名であり、Directory
(ディレクトリ)で指定されているのは、素材データが
存在するディレクトリパス名である。メディアの種類を
表すキーワードで始まり、括弧記号}で終るまでが1つ
のメディア定義を表している。
【0075】図9に示すメタ情報データファイルにおい
て、キーワードScene(シーン)で始まり、括弧記号}
で終るまでが、1つのシーン定義を表している。
【0076】Begin(ビギン)で指定されているのは、
シーンの開始フレーム番号、End(エンド)で指定され
ているのは終了フレーム番号である。また、キーワード
MHSで始まり、括弧記号}で終るまでが、1つのホッ
トスポットを表している。
【0077】Frameno(フレームno)はフレーム番号を
表しており、Region(リージョン)は、そのフレーム
における領域を表している。
【0078】本発明の一実施例におけるファイル解析お
よびメモリ展開の動作について説明する。
【0079】ファイル解析およびメモリ展開の動作につ
いて説明する。外部コンポーネントからメディアDB集
合クラス(501)(図7参照)のオブジェクトに対し
て、メディアDBデータファイルのメモリ展開の要求が
メディアDBのIDを引数としてメソッドOpen()によ
り出される。すると、メディアDB集合オブジェクトで
は、IDに対応するメディアDBクラス(502)のオ
ブジェクトを取得し、取得したメディアDBオブジェク
トに対してOpen()を呼び出す。メディアDBオブジェ
クトでは、メディアDBファイル解析クラス(511)
のオブジェクトに対してメディアDBファイルの解析を
要求し、メディアDB解析オブジェクトでメディアDB
データファイルの内容を基に、動画クラス(504)、
静止画クラス(505)、音声クラス(506)、テキ
ストクラス(507)のオブジェクトを生成する。
【0080】さらに、メディアDBデータファイルのF
ileで指定されているファイルがメタ情報データファイ
ルの場合、メディアオブジェクトがメタ情報ファイル解
析クラス(512)のオブジェクトに対して、メタ情報
データファイルの解析を要求する。メタ情報ファイル解
析オブジェクトは、メタ情報データファイルの内容を基
に、メタ情報のオブジェクトを生成する。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メディア情報とメディアの内容情報であるメタ情報を扱
うコンポーネントを分離し、内容情報を編集するための
機能を切り離して使うことを可能とし、これにより、両
データの容易な入れ換えや再利用を可能とする、という
効果を奏する。
【0082】また、本発明によれば、メディアDBデー
タファイル名を記憶するメディア情報記憶部と、これに
対する処理を行なうメディア情報処理部と、メタ情報デ
ータファイル名を記憶するメタ情報記憶部と、これに対
して処理を行なうメタ情報処理部を有するように構成し
たことによりハイパーメディアシステム全体からメタ情
報に関する部分のみを切り離してメタ情報の協同編集を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施の形態の各記憶部で管理するデー
タ構造の詳細図である。
【図4】本発明の実施の形態のメディアDBデータファ
イルの解析の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の別の実施の形態において、メタ情報編
集機能を切り離した場合の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図6】本発明の別の実施の形態においてメタ情報編集
機能を切り離した場合のメタ情報データファイルの解析
の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例におけるクラス構成を示す図
である。
【図8】本発明の一実施例を説明するための図であり、
メディアDBデータファイルの例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例を説明するための図であり、
メタ情報データファイルの例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 記憶装置 11 メディア情報処理部 12 メタ情報処理部 21 メディア情報記憶部 22 メタ情報記憶部 31 メディアDBデータファイル 32 メタ情報データファイル 111 メディアDB集合処理部 112 メディアDB処理部 113 メディアDBデータファイル解析部 121 メディア処理部 122 メタ処理部 123 メタ情報データファイル解析部 211 メディアDB集合記憶部 212 メディアDB記憶部 221 メディア記憶部 222 メタ記憶部 401 メディアDB集合オブジェクト 402 メディアDBオブジェクト 403 メディアオブジェクト 404 ホットスポットオブジェクト 501 メディアDB集合クラス 502 メディアDBクラス 503 メディアクラス 504 動画クラス 505 静止画クラス 506 音声クラス 507 テキストクラス 508 メタ情報クラス 509 MHSクラス 510 SHSクラス 511 メディアDBデータファイル解析クラス 512 メタ情報データファイル解析クラス
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−27457(JP,A) 特開 平4−246773(JP,A) 特開 平4−287116(JP,A) 特開 平5−20080(JP,A) 特開 平5−20083(JP,A) 特開 平6−110744(JP,A) 特開 平7−36679(JP,A) 特開 平8−123713(JP,A) 特開 平8−153111(JP,A) 特開 平8−235199(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メディアのID、メディアデータ、もしく
    はデータファイル名などの、個々のメディアが持つ情報
    の集合を記述するメディアDBデータファイルと、 メディアの内容情報であるホットスポットなどの情報を
    記述するメタ情報データファイルと、を分離して管理す
    るように構成されてなるメディア情報管理装置であっ
    て、 前記メディアDBデータファイル名を記憶するメディア
    情報記憶部と、 前記メディア情報記憶部に対して処理を行なうメディア
    情報処理手段と、 前記メタ情報データファイル名を記憶するメタ情報記憶
    部と、 前記メタ情報記憶部に対して処理を行なうメタ情報処理
    手段と、 を有することを特徴とするメディア情報管理装置。
  2. 【請求項2】前記メディア情報記憶部が、 前記メディアDBデータファイルに記述される個々のメ
    ディアの情報を基にメモリ上に生成されるすべてのメデ
    ィアオブジェクトを要素とする集合と、前記メディアD
    Bデータファイル名を管理するメディアDBオブジェク
    トを記憶するメディアDB記憶部と、 メディアDBオブジェクトの集合を管理するメディアD
    B集合オブジェクトを記憶するメディアDB集合記憶部
    と、 を有することを特徴とする請求項記載のメディア情報
    管理装置。
  3. 【請求項3】前記メディア情報処理手段が、 前記メディアDBオブジェクトに対して処理を行なうメ
    ディアDB処理部と、前記メディアDB集合オブジェク
    トに対して処理を行なうメディアDB集合処理手段と、 前記メディアDB記憶部で記憶されるメディアDBデー
    タファイル名を基にファイルを解析して前記メディアオ
    ブジェクトを生成するメディアDBデータファイル解析
    手段と、 を有することを特徴とする請求項記載のメディア情報
    管理装置。
  4. 【請求項4】前記メタ情報記憶部が、 前記メディアDBデータファイルに記述される個々のメ
    ディアの情報を基にメモリ上に生成されるメディアオブ
    ジェクトを記憶するメディア記憶部と、 前記メタ情報データファイルに記述される個々のホット
    スポットの情報を基にメモリ上に生成されるホットスポ
    ットオブジェクトを記憶するメタ記憶部と、 を有することを特徴とする請求項記載のメディア情報
    管理装置。
  5. 【請求項5】前記メタ情報処理手段が、前記メディアオ
    ブジェクトに対して処理を行なうメディア処理手段と、 前記ホットスポットオブジェクトに対して処理を行なう
    メタ処理手段と、 前記メディア記憶部で記憶されるメタ情報データファイ
    ル名を基にファイルを解析し、前記ホットスポットオブ
    ジェクトをメモリ上に生成するメタ情報データファイル
    解析手段と、 を有することを特徴とする請求項記載のメディア情報
    管理装置。
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