JP3019660B2 - 衣類プレス器 - Google Patents

衣類プレス器

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JP3019660B2
JP3019660B2 JP5082987A JP8298793A JP3019660B2 JP 3019660 B2 JP3019660 B2 JP 3019660B2 JP 5082987 A JP5082987 A JP 5082987A JP 8298793 A JP8298793 A JP 8298793A JP 3019660 B2 JP3019660 B2 JP 3019660B2
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cushion
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press
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禎介 樫
徹 花田
啓治 石川
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズボンなどの衣類を挟圧
加熱して、しわ伸ばしと折り目付けを行う衣類プレス器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衣類プレス器は、図7お
よび図8に示すような構造になっていた。すなわち、内
面側にヒーターを設けて衣類等を加熱する固定板1と、
この固定板1とで衣類等を挟圧する可動板2と、この可
動板2の内面側にクッション3を配設し、その表面に衣
類の縫い目方向に対向して凹部4を形成していた。
【0003】また、ズボンなどの腰回り部分が位置する
ところにも凹部5を形成することにより、厚さの異なる
部分を有する衣類をプレスする際に、ズボンの縫い目や
腰回り部分などの周辺にこじわが生じない構造になって
いた。
【0004】さらに、固定板1と可動板2の間に透明な
プレスシート6を回動自在に配置し、ズボンをセットす
る際に、縫い目部分の位置を規定する表示体7とズボン
のセット方向を示す表示体8を設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成のものでは、厚さの薄いズボンをプレスしたときに、
クッション3表面と凹部4の間に生じる段差のために、
縫い目部分や腰回り部分に厚手の衣類では付かないクッ
ション3の凹み4,5の形状跡が衣類に生じるという問
題があった。
【0006】また、ズボンをプレス器に形を整えてセッ
トするときは、ズボンの縫い目部分が凹み4と対向する
ように表示体7に合わせることに加えて、ズボンの腰回
り部分が凹部5と対向するように表示体8に合わせてセ
ットしなければならず、セットするときの位置と方向が
規定されて使い勝手が悪いという問題があった。
【0007】そこで、本発明は特に薄い布地で作られた
衣類が良好に仕上げられる衣類プレス器を得ることを第
1の目的としている。第2の目的は、衣類を任意の方向
にセットできる使い勝手のよい衣類プレス器を得ること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】そして、上記第1の目的
を達成するために本発明の衣類プレス器は、内面側にヒ
ータを設けて衣類等を加熱する固定板と、この固定板の
一端に回動自在に連結され、かつ、前記固定板とで衣類
等を挟圧する可動板と、この可動板の内面側に配設した
クッションと、前記固定板と可動板の間に回動自在に配
置され、かつ、表示体を有した透明または半透明のプレ
スシートを備え、前記クッションの略中央部に前記表示
体と対向して凹部を形成するとともに、この凹部を前記
クッションの可動板側に配置したものである。
【0009】また、第2の目的を達成するために本発明
の衣類プレス器は、クッション裏面の長手方向の両端部
に多数の突起部を有する第2の凹部を前記凹部に連設し
たものである。
【0010】
【作用】本発明の衣類プレス器は、上記構成により、衣
類をプレスするクッションの加圧面に凹部がなくなると
ともに、衣類の縫い目部分と対向する加圧板側に設けら
れた凹部によって、その加圧力を他の部分より減少させ
ることができるようになる。つまり、布地が重合した縫
い目部分の厚さの変化分だけ変位して隙間なく加圧する
ことができるようになるのである。
【0011】また、クッション裏面の長手方向の両端部
に多数の突起部を有する第2の凹部を前記凹部に連設し
たことにより、衣類をプレスするクッションの加圧面に
凹部がなくなるとともに、厚さの異なる腰回り部や裾部
分に対して厚みを吸収しつつ均一に加圧することができ
るようになり、腰回り部と裾部分はいずれの方向にもセ
ットすることができるようになるのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図6において、11は合板などで
構成した固定板で、その加圧面側にヒーターおよびヒー
ターカバー(図示せず)を備えている。12はこの固定
板11の一端に回動自在に連結した可動板で、その内面
側にクッション13を形成している。
【0013】上記クッション13は、その表面に例えば
ポリエステルユニット繊維などで形成したクッションカ
バー14と貼合などで一体化した後、熱プレスなどの手
段により所定の形状に打抜き加工される。このとき、ク
ッション13の裏面、つまり、可動板13側にはその中
央部に凹部15が形成されている。
【0014】上記凹部15は、固定板11上にズボン等
の衣類をセットしたとき、その縫い目部分に沿ってこれ
と対向するように細長く設けられている。16は前記ク
ッション13の長手方向の両端部に半円形に設けた第2
の凹部で、前記凹部15と同様にクッション13の裏面
側に設けた凹部15と連設されており、多数の突起部1
6aを設けて所定の加圧力が得られるようになってい
る。
【0015】このように構成されたクッション13は、
接着などの方法で前記可動板12に固着されるととも
に、固定板11と可動板12の周囲には枠体17が巻付
けられている。18は前記固定板11と可動板12の間
に回動自在に配置した、透明または半透明のプラスチッ
クフィルムよりなるプレスシートで、前記凹部15が固
定板11上に置かれた衣類の縫い目部分と対向するよう
に、例えばラインなどを印刷した表示体19を設けてい
る。
【0016】次に、この一実施例における作用を説明す
る。まず、可動板12とプレスシート18を開いて固定
板11上に衣類を設置し、その上方からプレスシート1
8をかぶせて衣類を仮固定する。
【0017】このとき、プレスシート18は透明または
半透明のプラスチックフィルムで構成されているため、
衣類のセット状態を確認することができるとともに、縫
い目部分を表示体19に沿って位置させることにより、
クッション13の表面が平らで凹部15の位置が視認で
きなくても、加圧板12で加圧したときは前記縫い目部
分に凹部15を対向させることができる。
【0018】また、ズボンの腰回り部分と裾部分はいず
れの方向にセットしても第2の凹部16と対向するよう
になっており、左右の位置が任意であるだけでなく、前
後方向をも問わずに図6に示すようなイ〜ニの4通りの
設置が可能になる。
【0019】次に、可動板12を回動して固定板11と
で挟圧した状態で加熱する。衣類は表面が平らなクッシ
ョン13でプレスされるため、衣類はクッション13の
凹部15に沿って生じる変形が緩和され、衣類に凹部1
5および第2の凹部16のプレス跡は残らないのであ
る。
【0020】また、第2の凹部16に形成した多数の突
起部16aにより、ズボンの腰回り部分などの厚さのあ
る部分をプレスする際にも所定の加圧を維持しつつ変形
するため、加圧力の低下を抑制して、こじわの発生を防
ぐとともに、しっかりとした折り目を付けることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の衣類プレス器は、
クッションの略中央部にプレスシートに設けた表示体と
対向して凹部を形成するとともに、この凹部を前記クッ
ションの可動板側に配置したことにより、ズボンの縫い
目部分や腰回り部分に凹みのプレス跡を残すことなく、
しかも、均一な加圧力でプレスすることができ、特に薄
手の衣類に対してこじわのない良好な仕上がり効果が得
られる。
【0022】また、クッション裏面の長手方向の両端部
に多数の突起部を有する第2の凹部を前記凹部に連設し
たことにより、ズボンの腰回り部と裾部を区別すること
なく任意の方向にセットすることができ使い勝手を向上
させるとともに、しわの多い部分を上面側にしてセット
することもできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した衣類プレス器の可動
板を開いた状態の斜視図
【図2】同衣類プレス器のクッションの表面図
【図3】同衣類プレス器のクッションのA−A断面図
【図4】同衣類プレス器のクッションの裏面図
【図5】同衣類プレス器のクッションのB−B断面図
【図6】同衣類プレス器の作用図
【図7】従来の衣類プレス器の可動板を開いた状態の斜
視図
【図8】同クッション体のC−C断面図
【符号の説明】
11 固定板 12 可動板 13 クッション 15 凹部 16 第2の凹部 18 プレスシート 19 表示体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−123593(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 71/29 D06F 71/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面側にヒータを設けて衣類等を加熱する
    固定板と、この固定板の一端に回動自在に連結され、か
    つ、前記固定板とで衣類等を挟圧する可動板と、この可
    動板の内面側に配設したクッションと、前記固定板と可
    動板の間に回動自在に配置され、かつ、表示体を有した
    透明または半透明のプレスシートを備え、前記クッショ
    ンの略中央部に前記表示体と対向して凹部を形成すると
    ともに、この凹部を前記クッションの可動板側に配置し
    た衣類プレス器。
  2. 【請求項2】クッション裏面の長手方向の両端部に多数
    の突起部を有する第2の凹部を前記凹部に連設した請求
    項1記載の衣類プレス器。
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