JPS624320Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS624320Y2 JPS624320Y2 JP1981165718U JP16571881U JPS624320Y2 JP S624320 Y2 JPS624320 Y2 JP S624320Y2 JP 1981165718 U JP1981165718 U JP 1981165718U JP 16571881 U JP16571881 U JP 16571881U JP S624320 Y2 JPS624320 Y2 JP S624320Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- cushion
- pants
- base body
- relief
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 23
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 10
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 考案の分野
本考案はズボン等の衣類をプレスする衣類プ
レス器に関する。
レス器に関する。
(2) 従来技術およびその問題点
従来の衣類プレス器は一般に、ヒータを内蔵
した基体にヒンジを介してプレス体を開閉可能
に枢着したものであり、これら基体とプレス体
との各クツシヨン部はその全体にわたつて同じ
撓み強さのクツシヨン機能をなす構成で、これ
らクツシヨン部間で被プレス物をプレスするよ
うになつている。ところで第1図に示すよう
に、ズボンAの股部a1あるいはポケツト部a2、
裾の折返し部a3のように素地が重なる箇所は、
他の箇所よりも局部的に厚みが大きくなる。し
たがつてこの厚み部分を基体とプレス体との間
に挾み付けると、プレス圧がズボン全体に均一
に作用できなくなり、プレスの仕上りが悪くな
るとともに、上記厚み部分にて基体あるいはプ
レス体に局部的に大きなプレス反力が作用する
ため、基体あるいはプレス体の薄型化を図つた
場合に基体、プレス体が変形するおそれがあつ
た。
した基体にヒンジを介してプレス体を開閉可能
に枢着したものであり、これら基体とプレス体
との各クツシヨン部はその全体にわたつて同じ
撓み強さのクツシヨン機能をなす構成で、これ
らクツシヨン部間で被プレス物をプレスするよ
うになつている。ところで第1図に示すよう
に、ズボンAの股部a1あるいはポケツト部a2、
裾の折返し部a3のように素地が重なる箇所は、
他の箇所よりも局部的に厚みが大きくなる。し
たがつてこの厚み部分を基体とプレス体との間
に挾み付けると、プレス圧がズボン全体に均一
に作用できなくなり、プレスの仕上りが悪くな
るとともに、上記厚み部分にて基体あるいはプ
レス体に局部的に大きなプレス反力が作用する
ため、基体あるいはプレス体の薄型化を図つた
場合に基体、プレス体が変形するおそれがあつ
た。
(3) 考案の目的
本考案は上記事情にもとづきなされたもので
その目的とするところは、被プレス物の素地の
重なり部のような局部的な厚み部分の厚みを吸
収できるようにすることにより、プレス圧を均
等に作用させることができる衣類プレス器を提
供することにある。
その目的とするところは、被プレス物の素地の
重なり部のような局部的な厚み部分の厚みを吸
収できるようにすることにより、プレス圧を均
等に作用させることができる衣類プレス器を提
供することにある。
(4) 考案の構成
すなわち本考案は、基体またはプレス体の各
クツシヨン部の少なくとも一方に、被プレス物
をセツトした際に被プレス物の局部的な厚み部
分が位置する箇所にクツシヨン部の他の箇所よ
りも容易にへこみ易い逃げ部を設けることによ
り、被プレス物の素地の局部的な厚みを吸収す
るようにした衣類プレス器である。
クツシヨン部の少なくとも一方に、被プレス物
をセツトした際に被プレス物の局部的な厚み部
分が位置する箇所にクツシヨン部の他の箇所よ
りも容易にへこみ易い逃げ部を設けることによ
り、被プレス物の素地の局部的な厚みを吸収す
るようにした衣類プレス器である。
(5) 考案の実施例
以下本考案の一実施例を第2図ないし第4図
を参照して説明する。図中1は基体である。こ
の基体1は、例えば略正方形状をなし、薄手の
板金等からなるベース板2の上面に芯材3を介
して内側クツシヨン材4と外側クツシヨン材5
を設けたものであり、外側クツシヨン材5の表
面を表布6で被つてある。また、基体1の一端
部にヒンジ7a,7bが取着されているととも
に、反ヒンジ側の端部にはクランプ受け8a,
8bが取着されている。また、クランプ受け8
a,8bの間に、後述する中板31のターミナ
ルボツクス36を避けるための凹部9を形成し
てある。
を参照して説明する。図中1は基体である。こ
の基体1は、例えば略正方形状をなし、薄手の
板金等からなるベース板2の上面に芯材3を介
して内側クツシヨン材4と外側クツシヨン材5
を設けたものであり、外側クツシヨン材5の表
面を表布6で被つてある。また、基体1の一端
部にヒンジ7a,7bが取着されているととも
に、反ヒンジ側の端部にはクランプ受け8a,
8bが取着されている。また、クランプ受け8
a,8bの間に、後述する中板31のターミナ
ルボツクス36を避けるための凹部9を形成し
てある。
そして上記基体1に逃げ部10を設けてあ
る。この逃げ部10は、第2図に斜線を施した
範囲、すなわちズボンAをセツトした際にズボ
ンAの股部a1あるいはポケツト部a2など素地の
重なり合う厚み部分が位置する範囲に形成され
ており、第4図に示したようにこの逃げ部10
においては内側クツシヨン材4を省いて外側ク
ツシヨン材5のみを設けてある。したがつて逃
げ部10は、その周囲のクツシヨン部よりもへ
こんだクツシヨン凹部となつている。さらに、
基体1に位置決め用の表示線11を設けてあ
り、ズボンAの側線の縫い目a4を合わせる際の
目印となるようになつている。
る。この逃げ部10は、第2図に斜線を施した
範囲、すなわちズボンAをセツトした際にズボ
ンAの股部a1あるいはポケツト部a2など素地の
重なり合う厚み部分が位置する範囲に形成され
ており、第4図に示したようにこの逃げ部10
においては内側クツシヨン材4を省いて外側ク
ツシヨン材5のみを設けてある。したがつて逃
げ部10は、その周囲のクツシヨン部よりもへ
こんだクツシヨン凹部となつている。さらに、
基体1に位置決め用の表示線11を設けてあ
り、ズボンAの側線の縫い目a4を合わせる際の
目印となるようになつている。
また、上記ヒンジ7a,7bを介してプレス
体15が開閉可能に枢着されている。このプレ
ス体15は、上記基体1とほぼ合致した大き
さ・形状に形成されており、薄手の板金等から
なるベース板16の下面に芯材17を介して内
側クツシヨン材18と外側クツシヨン材19を
設けたものであり、外側クツシヨン材19の表
面を表布20で被つてある。そしてプレス体1
5の端部に、上記クランプ受け8a,8bに係
脱するクランプ21a,21bが取着されてい
る。また、クランプ21a,21bの間に、凹
部22と、把手23を設けてある。
体15が開閉可能に枢着されている。このプレ
ス体15は、上記基体1とほぼ合致した大き
さ・形状に形成されており、薄手の板金等から
なるベース板16の下面に芯材17を介して内
側クツシヨン材18と外側クツシヨン材19を
設けたものであり、外側クツシヨン材19の表
面を表布20で被つてある。そしてプレス体1
5の端部に、上記クランプ受け8a,8bに係
脱するクランプ21a,21bが取着されてい
る。また、クランプ21a,21bの間に、凹
部22と、把手23を設けてある。
そして上記プレス体15にも逃げ部24を設
けてある。この逃げ部24は、第2図に斜線を
施した範囲、すなわちズボンAをセツトした際
にズボンAの裾の折返し部a3など素地の重なり
合う厚み部分が位置する範囲に形成されてい
る。そして第4図に示したようにこの逃げ部2
4においては、内側クツシヨン材18を省いて
外側クツシヨン材19のみを設けたクツシヨン
凹部としてある。また、ズボンAの側線縫い目
a4に対応した位置に表示線25が設けられてい
る。
けてある。この逃げ部24は、第2図に斜線を
施した範囲、すなわちズボンAをセツトした際
にズボンAの裾の折返し部a3など素地の重なり
合う厚み部分が位置する範囲に形成されてい
る。そして第4図に示したようにこの逃げ部2
4においては、内側クツシヨン材18を省いて
外側クツシヨン材19のみを設けたクツシヨン
凹部としてある。また、ズボンAの側線縫い目
a4に対応した位置に表示線25が設けられてい
る。
また、上記基体1とプレス体15との間に、
中板取付ヒンジ30a,30bを介して中板3
1が枢着されている。この中板31は、芯材3
2の両面を例えばアルミニウム合金板などから
なる均熱部材33で被うとともに、均熱部材3
3の表面を表布(図示せず)で被つたものであ
る。そして上記均熱部材33の内側に電熱ヒー
タ34を例えば蛇行状に配設してあり、電源コ
ード35を介して外部から給電できるようにな
つている。36はターミナルボツクスであつ
て、これには電源スイツチや通電表示ランプ、
サーモスタツトなどを設けてある。
中板取付ヒンジ30a,30bを介して中板3
1が枢着されている。この中板31は、芯材3
2の両面を例えばアルミニウム合金板などから
なる均熱部材33で被うとともに、均熱部材3
3の表面を表布(図示せず)で被つたものであ
る。そして上記均熱部材33の内側に電熱ヒー
タ34を例えば蛇行状に配設してあり、電源コ
ード35を介して外部から給電できるようにな
つている。36はターミナルボツクスであつ
て、これには電源スイツチや通電表示ランプ、
サーモスタツトなどを設けてある。
そして中板31の長さL1および幅L2は、そ
れぞれ40cm程度であれば一般に使用されている
最大の大きさのズボン(ウエストサイズ95cm、
股下サイズ85cm程度)にも使用可能であること
から、この実施例の場合、L1=40cm、L2=42
cmとしてある。
れぞれ40cm程度であれば一般に使用されている
最大の大きさのズボン(ウエストサイズ95cm、
股下サイズ85cm程度)にも使用可能であること
から、この実施例の場合、L1=40cm、L2=42
cmとしてある。
また、上記均熱部材33は、中板31の一辺
部31aにおいて曲面状となるように丸みをも
たせた曲成部37を形成してある。そしてこの
曲成部37の略中央部に、ズボンAの側線縫い
目a4の厚みを吸収するための凹部などからなる
厚み吸収部38を設けてある。さらに、上記厚
み吸収部38の位置を一目してわかるように、
その位置を示す表示部39が設けられている。
部31aにおいて曲面状となるように丸みをも
たせた曲成部37を形成してある。そしてこの
曲成部37の略中央部に、ズボンAの側線縫い
目a4の厚みを吸収するための凹部などからなる
厚み吸収部38を設けてある。さらに、上記厚
み吸収部38の位置を一目してわかるように、
その位置を示す表示部39が設けられている。
以上のように構成された衣類プレス器を用い
て例えばズボンをプレスするには、中板31と
プレス体15を開いた状態で表示線11にズボ
ンAの側線縫い目a4を合わせて、ズボンAの要
側の部分を基体1上にセツトし、中板31を閉
じてズボンAを挾み付ける。このとき、股部
a1、ポケツト部a2などのように素地の厚み部分
が基体1上にセツトされても、この箇所に対応
して逃げ部10を設けてあるから、この局部的
な素地の厚みを吸収させることができる。
て例えばズボンをプレスするには、中板31と
プレス体15を開いた状態で表示線11にズボ
ンAの側線縫い目a4を合わせて、ズボンAの要
側の部分を基体1上にセツトし、中板31を閉
じてズボンAを挾み付ける。このとき、股部
a1、ポケツト部a2などのように素地の厚み部分
が基体1上にセツトされても、この箇所に対応
して逃げ部10を設けてあるから、この局部的
な素地の厚みを吸収させることができる。
次いで表示部39によつて厚み吸収部38の
位置を再確認し、中板31の曲成部37におい
てズボンAの裾側の部分を中板31の上面側に
折返し、中板31の上面にセツトする。すなわ
ち、ズボンAは中板31の一辺部31aにおい
て一面から他面にわたつて2つ折りにした状態
でセツトされることになる。この場合、ズボン
Aの折返し部は曲成部37に沿つて折返される
から、折返し部に不体裁な折れ目がつくことを
防止できる。
位置を再確認し、中板31の曲成部37におい
てズボンAの裾側の部分を中板31の上面側に
折返し、中板31の上面にセツトする。すなわ
ち、ズボンAは中板31の一辺部31aにおい
て一面から他面にわたつて2つ折りにした状態
でセツトされることになる。この場合、ズボン
Aの折返し部は曲成部37に沿つて折返される
から、折返し部に不体裁な折れ目がつくことを
防止できる。
そしてクランプ21a,21bをクランプ受
け8a,8bに係合させてプレス体15を固定
する。このとき、ズボンAの裾の折返し部a3が
プレス体15と中板31との間に挾まれても、
この箇所に逃げ部24を設けてあるから、折返
し部a3の厚みを逃げることができ、局部的にプ
レス圧が強まることを防止できる。そして電源
コード35を通じてヒータ34に通電し、その
発熱とプレス体15によるプレス圧でズボンA
のプレスを行なう。
け8a,8bに係合させてプレス体15を固定
する。このとき、ズボンAの裾の折返し部a3が
プレス体15と中板31との間に挾まれても、
この箇所に逃げ部24を設けてあるから、折返
し部a3の厚みを逃げることができ、局部的にプ
レス圧が強まることを防止できる。そして電源
コード35を通じてヒータ34に通電し、その
発熱とプレス体15によるプレス圧でズボンA
のプレスを行なう。
しかして上記衣類プレス器によれば、クツシ
ヨン部の一部に設けられるとともに他の箇所の
クツシヨン部よりも容易にへこみ易い逃げ部1
0,24によつてズボンAの局部的な厚み部分
の厚さを吸収できるから、ズボンA全体に均一
なプレス圧を作用させることができる。したが
つて、仕上り良くプレスできるとともに、この
ような素地の厚み部分が当たる箇所において基
体1あるいはプレス体15に局部的に大きなプ
レス反力が作用して基体1あるいはプレス体1
5が反るなどの変形を生じることも防止できる
ものである。また、表示線11,25を目印と
してズボンAを正しくセツトできるから、各逃
げ部10,24を設けた位置に股部a1あるいは
折返し部a3などを正しくセツトすることができ
る。
ヨン部の一部に設けられるとともに他の箇所の
クツシヨン部よりも容易にへこみ易い逃げ部1
0,24によつてズボンAの局部的な厚み部分
の厚さを吸収できるから、ズボンA全体に均一
なプレス圧を作用させることができる。したが
つて、仕上り良くプレスできるとともに、この
ような素地の厚み部分が当たる箇所において基
体1あるいはプレス体15に局部的に大きなプ
レス反力が作用して基体1あるいはプレス体1
5が反るなどの変形を生じることも防止できる
ものである。また、表示線11,25を目印と
してズボンAを正しくセツトできるから、各逃
げ部10,24を設けた位置に股部a1あるいは
折返し部a3などを正しくセツトすることができ
る。
また、中板31に位置決め表示部39を設け
たことにより、曲成部37の厚み吸収部38に
ズボンAの縫い目a4を正確に合わせることがで
きるから、縫い目a4のように素地が重なり合つ
て厚くなつている箇所の厚み分を厚み吸収部3
8で吸収できる。したがつて、曲成部37にお
いても縫い目a4付近を均等にプレスできるもの
である。
たことにより、曲成部37の厚み吸収部38に
ズボンAの縫い目a4を正確に合わせることがで
きるから、縫い目a4のように素地が重なり合つ
て厚くなつている箇所の厚み分を厚み吸収部3
8で吸収できる。したがつて、曲成部37にお
いても縫い目a4付近を均等にプレスできるもの
である。
そして上記衣類プレス器によれば、中板31
の一辺部31aを境として被プレス物を2つに
折返しセツトできるから、従来の衣類プレス器
の約半分近くの大きさで済み、小型に形成でき
る。また、曲成部37に沿つて被プレス物を折
返すから、折曲げた箇所に不体裁な折れ目がつ
くことを防止できるものである。
の一辺部31aを境として被プレス物を2つに
折返しセツトできるから、従来の衣類プレス器
の約半分近くの大きさで済み、小型に形成でき
る。また、曲成部37に沿つて被プレス物を折
返すから、折曲げた箇所に不体裁な折れ目がつ
くことを防止できるものである。
なお、逃げ部は凹部に限ることなく、たとえ
ば逃げ部のクツシヨン材をその周囲のプレス面
のクツシヨン材よりも柔軟なものとすることに
より、逃げ部をその周囲のプレス面よりも弾性
的にへこみ易くしたものであつてもよい。ま
た、逃げ部は基体またはプレス体の一方にのみ
設けてあつてもよい。さらに本考案は、中板を
もたず基体とプレス体のみからなる衣類プレス
器にも適用可能である。
ば逃げ部のクツシヨン材をその周囲のプレス面
のクツシヨン材よりも柔軟なものとすることに
より、逃げ部をその周囲のプレス面よりも弾性
的にへこみ易くしたものであつてもよい。ま
た、逃げ部は基体またはプレス体の一方にのみ
設けてあつてもよい。さらに本考案は、中板を
もたず基体とプレス体のみからなる衣類プレス
器にも適用可能である。
なお、第5図および第6図は本考案の他の実
施例を示すものであり、この場合、芯材17の
素材として合成樹脂等のように弾性変形可能な
素材を採用するとともに、この芯材17の一部
に断面V字状等の溝部41,42を形成し、こ
れら溝部41,42を境として芯材17の端部
17a,17bが変形できるようになつてい
る。43はスペーサ、44はクツシヨン材であ
る。したがつてこの構成によれば、一方の端部
17aが弾性変形することにより、前記した実
施例の逃げ部24と同様に、プレス時にズボン
Aの裾の折返し部a3の厚みを吸収できる。ま
た、他方の端部17bも弾性変形可能であるか
ら、中板31の曲成部37の厚み分を吸収する
こともできる。
施例を示すものであり、この場合、芯材17の
素材として合成樹脂等のように弾性変形可能な
素材を採用するとともに、この芯材17の一部
に断面V字状等の溝部41,42を形成し、こ
れら溝部41,42を境として芯材17の端部
17a,17bが変形できるようになつてい
る。43はスペーサ、44はクツシヨン材であ
る。したがつてこの構成によれば、一方の端部
17aが弾性変形することにより、前記した実
施例の逃げ部24と同様に、プレス時にズボン
Aの裾の折返し部a3の厚みを吸収できる。ま
た、他方の端部17bも弾性変形可能であるか
ら、中板31の曲成部37の厚み分を吸収する
こともできる。
また、第7図に芯材17の他の変形例として
示したように、ズボンの裾あるいは股部が当た
る箇所のみを部分的に弾性変形可能とした構成
としてもよい。また、これらの実施例では溝4
1,42を形成することによつて芯材の端部1
7a,17bを変形できるようにしたが、たと
えば端部17a,17bを他の部位よりも軟質
な素材とすることにより、局部的に弾性変形し
易くしてもよい。
示したように、ズボンの裾あるいは股部が当た
る箇所のみを部分的に弾性変形可能とした構成
としてもよい。また、これらの実施例では溝4
1,42を形成することによつて芯材の端部1
7a,17bを変形できるようにしたが、たと
えば端部17a,17bを他の部位よりも軟質
な素材とすることにより、局部的に弾性変形し
易くしてもよい。
(6) 考案の効果
本考案は上記したように、基体あるいはプレ
ス体のクツシヨン部の一部に、被プレス物の素
地の局部的な厚み部分を吸収するために、クツ
シヨン部の他の箇所よりも容易にへこみ易い逃
げ部を設けたものであり、被プレス物に均一な
プレス圧を加えることが可能となる。したがつ
て、被プレス物に局部的な厚み部分があつても
仕上り良くプレスできるとともに、素地の厚み
部分が当たる箇所において基体あるいはプレス
体に局部的に大きなプレス反力が作用すること
を防止できるから、基体あるいはプレス体を薄
くした場合に基体、プレス体の反りなどの変形
を防ぐことができ、結果的に基体あるいはプレ
ス体の薄型化に寄与できるなどの効果がある。
ス体のクツシヨン部の一部に、被プレス物の素
地の局部的な厚み部分を吸収するために、クツ
シヨン部の他の箇所よりも容易にへこみ易い逃
げ部を設けたものであり、被プレス物に均一な
プレス圧を加えることが可能となる。したがつ
て、被プレス物に局部的な厚み部分があつても
仕上り良くプレスできるとともに、素地の厚み
部分が当たる箇所において基体あるいはプレス
体に局部的に大きなプレス反力が作用すること
を防止できるから、基体あるいはプレス体を薄
くした場合に基体、プレス体の反りなどの変形
を防ぐことができ、結果的に基体あるいはプレ
ス体の薄型化に寄与できるなどの効果がある。
第1図はズボンの側面図。第2図ないし第4図
は本考案の一実施例を示し、第2図はプレス体を
開いた状態の斜視図、第3図は第2図中の−
線に沿う断面図、第4図は被プレス物をセツトし
た状態の断面図。第5図は本考案の他の実施例を
示すプレス体の一部の断面図、第6図は第5図に
おける芯材の斜視図。第7図は更に他の実施例を
示す芯材の斜視図である。 1……基体、7a,7b……ヒンジ、10……
逃げ部、15……プレス体、24……逃げ部、A
……ズボン(被プレス物)。
は本考案の一実施例を示し、第2図はプレス体を
開いた状態の斜視図、第3図は第2図中の−
線に沿う断面図、第4図は被プレス物をセツトし
た状態の断面図。第5図は本考案の他の実施例を
示すプレス体の一部の断面図、第6図は第5図に
おける芯材の斜視図。第7図は更に他の実施例を
示す芯材の斜視図である。 1……基体、7a,7b……ヒンジ、10……
逃げ部、15……プレス体、24……逃げ部、A
……ズボン(被プレス物)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 基体と、この基体にヒンジを介して開閉可能
に枢着したプレス体とを備えた衣類プレス器に
おいて、上記基体またはプレス体の各クツシヨ
ン部の少なくとも一方には、被プレス物をセツ
トした際に被プレス物の局部的な厚み部分が位
置する箇所に、クツシヨン部の他の箇所よりも
容易にへこみ易い逃げ部を設けたことを特徴と
する衣類プレス器。 (2) 上記逃げ部は、その箇所を周囲のクツシヨン
部分よりも凹ませたクツシヨン凹部であること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
載の衣類プレス器。 (3) 上記逃げ部は、その箇所を周囲のクツシヨン
部分よりも弾性的にへこみ易くした柔軟部であ
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
(1)項記載の衣類プレス器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16571881U JPS5871393U (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 衣類プレス器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16571881U JPS5871393U (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 衣類プレス器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5871393U JPS5871393U (ja) | 1983-05-14 |
JPS624320Y2 true JPS624320Y2 (ja) | 1987-01-30 |
Family
ID=29957907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16571881U Granted JPS5871393U (ja) | 1981-11-06 | 1981-11-06 | 衣類プレス器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5871393U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2663714B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1997-10-15 | 松下電器産業株式会社 | 衣類プレス器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424039A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electro thermo-recorder |
-
1981
- 1981-11-06 JP JP16571881U patent/JPS5871393U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424039A (en) * | 1977-07-25 | 1979-02-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electro thermo-recorder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5871393U (ja) | 1983-05-14 |
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