JP3219089B1 - 衣類プレス器 - Google Patents

衣類プレス器

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JP3219089B1 JP2000225029A JP2000225029A JP3219089B1 JP 3219089 B1 JP3219089 B1 JP 3219089B1 JP 2000225029 A JP2000225029 A JP 2000225029A JP 2000225029 A JP2000225029 A JP 2000225029A JP 3219089 B1 JP3219089 B1 JP 3219089B1
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Abstract

【要約】 【課題】 小じわの発生を防止するとともに、ズボンの
折り目部を効果的に加熱し強い折り目を付けて仕上がり
効果をよくする。 【解決手段】 衣類Aを挟圧する固定板10と可動板1
1の一端をヒンジ装置15により回動自在に連結すると
ともに、固定板10と可動板11を挟圧した状態に保持
するロック装置19を設け、挟圧した衣類Aを発熱体1
3により加熱する。前記発熱体13によって加熱される
衣類Aの縫い目部イまたは縫い目部近傍の温度が、折り
目部ロの温度より低くなるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズボン等の衣類を
挟圧加熱してしわ伸ばしと折り目付けを行う衣類プレス
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衣類プレス器は図6のよ
うに構成されていた。以下、その構成について説明す
る。固定部1は、内面側にプリント状のヒータ2を埋設
した固定板3を有しており、その下端で可動部4を回動
自在に連結している。可動部4は、可動板5の内面側に
発泡ポリウレタン等で形成された通気性のあるクッショ
ン体6を貼付している。
【0003】ロック装置7は、固定部1と可動部4との
間に被プレス物を挟圧した状態に保持するもので、固定
部1の後面に回動自在に取付けている。架台8は、固定
部1と可動部4をほぼ垂直に支持するもので、可動部4
を固定部1から離反する方向へ回動させ、傾斜させたと
きに安定して支持することができるように、その前面側
へ大きく突出させている。
【0004】上記構成において、固定部1と可動部4と
の間にズボン等の被プレス物を配置し、ロック装置7に
より固定部1と可動部4の間の被プレス物を挟圧し、ヒ
ータ2に通電して加熱することによって被プレス物を成
形するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、加圧面の広い範囲を全体的に加熱
するようにしてあり、被プレス物がズボンであるとき
は、折目を付ける部分以外も加熱される。したがって、
ズボンに含まれている水分が加熱されることによりズボ
ンの繊維が膨張または収縮し、例えば、繊維素材の緩和
収縮、あるいは、毛織物についてはハイグラルエキスパ
ンションと呼ばれる現象等により、特に、縫い目部また
は縫い目部近傍に小じわが発生するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、小じわの発生を防止するとともに、ズボンの折り目
付けを効果的に行うことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、固定板と可動板で挟圧した衣類等を加熱
する発熱体を有し、前記発熱体によって加熱される衣類
等の縫い目部または縫い目部近傍の温度が、折り目部の
温度より低くなるようにしたものである。
【0008】これにより、ズボンの折り目部を効果的に
加熱して強い折り目を付けることができるとともに、小
じわの発生を防止して仕上がり効果をよくすることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、衣類等を挟圧する固定板および可動板と、前記固定
板と可動板の一端を回動自在に連結し、前記可動板を固
定板に対向させて開閉自在に支持するヒンジ装置と、前
記固定板と可動板により衣類等を挟圧した状態に保持す
るロック装置と、前記固定板と可動板で挟圧した衣類等
を加熱する発熱体と、前記固定板に設けられ加圧面側に
前記発熱体を配設したクッション体とを具備し、前記発
熱体と衣類等の縫い目部または縫い目部近傍との間にク
ッション体で形成した熱緩衝体を設け、前記発熱体によ
って加熱される衣類等の縫い目部または縫い目部近傍の
温度が、折り目部の温度より低くなるようにしたもので
あり、ズボンに強い折り目を付けることができるととも
に、縫い目部または縫い目部近傍の温度が低くでき、小
じわの発生を防止して仕上がり効果をよくすることがで
きる。
【0010】
【0011】請求項に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、緩衝体を衣類等の縫い目部とほぼ
平行に細長く形成したものであり、縫い目部に沿って連
続的に温度を低くすることができる。
【0012】
【0013】請求項に記載の発明は、上記請求項1
たは2に記載の発明において、固定板に発熱体とクッシ
ョン体を設け、熱緩衝体を前記クッション体より薄い第
2のクッション体で構成したものであり、加圧時におけ
る第2のクッション体の圧縮変形を容易にすることがで
きる。
【0014】
【0015】
【0016】請求項に記載の発明は、上記請求項1
たは2に記載の発明において、発熱体と熱緩衝体を固定
板側に配設するとともに、可動板を透明体で形成したも
のであり、被プレス物のセット状態が視認でき、セット
ミスを防止することができるとともに、使い勝手をよく
することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0018】(実施例1)図1〜図3に示すように、ズ
ボンなどの衣類Aを挟圧する一対の固定板10および可
動板11を対向して設け、固定板10は、下端を脚12
に固定し略垂直に立設するとともに、その内面側には箔
状の発熱体13を有した発泡ポリウレタン等からなる通
気性を有するクッション体14が設けてあり、発熱体1
3はクッション体14の加圧面側に配設し、挟圧した衣
類Aが効率よく加熱できるようにしている。
【0019】固定板10は、合板またはパーチクルボー
ド等の木材加工品で作られ、一方、可動板11は、固定
板10の下端とヒンジ装置15により回動自在に連結し
てあり、例えば、透明または半透明なガラス板或いは強
化ガラス板、アクリル或いはポリカーボネート等の中実
の樹脂板等で構成され、固定板10とで挟圧した衣類A
のセット状態が可動板11の外から視認できるようにし
ている。
【0020】16は発熱体13の表面に設けた熱緩衝体
で、例えばクッション体14と同じ発泡ポリウレタンで
構成してあり、固定板10と可動板11とで挟圧した衣
類Aの縫い目部イまたは縫い目部近傍と対向する位置に
配設し、発熱体13と衣類Aとの間に位置するように設
けてあり、クッション体14より薄い第2のクッション
体を熱緩衝体16として縫い目部イとほぼ平行に細長く
形成している。発熱体13と熱緩衝体16は薄い繊維か
らなるカバー17で覆ってあり、このカバー17の周囲
は固定板10に取着している。
【0021】18は可動板11の周縁部に沿って設けた
保護体で、例えば金属、木、樹脂、ゴム、エラストマ等
で断面形状を略コ字状に形成してあり、可動板11の周
縁端部を三方向から包囲するように設けている。
【0022】19は固定板10と可動板11の間に衣類
等を挟圧した状態に保持するロック装置で、立設した固
定板10の背面に回動自在に設けたレバー20と、この
レバー20を係止する係止部21を可動板11に設けて
あり、レバー20を係止部21に係止することによって
可動板11と固定板10を挟圧状態に保持する。
【0023】上記構成において、次に動作について説明
すると、可動板11を固定板10から離れる方向へ回動
させて、衣類Aをこの固定板10と可動板11の間にセ
ットし、ロック装置19を操作して、衣類Aの裾部を挟
持するように可動板11を固定板10側へ回動させた状
態で衣類Aの形を整えて閉じる。このとき、透明な可動
板11を透かして衣類Aにたるみや折り目のズレがない
かどうか目視にて確認することができる。
【0024】そして、正しくセットされていないとき
は、再度可動板11を開いて衣類Aをセットし直すか、
或いは、衣類Aの上端を引張って整える。所望の状態に
セット後、ロック装置19により固定板10と可動板1
1を挟圧状態にロックして衣類Aを挟圧保持して加熱す
る。
【0025】クッション体14は、プレスする衣類Aの
厚さに応じて圧縮され、衣類Aを加圧するとともに、発
熱体13をクッション体14の加圧面側に配設している
ため、衣類Aを効率よく的確に加熱することができる。
【0026】そして、発熱体13と衣類Aの間に設けた
熱緩衝体16が、衣類Aの縫い目部イまたは縫い目部近
傍と対向する位置に配設しているため、衣類Aの縫い目
部イまたは縫い目部近傍が発熱体13によって直接加熱
されることがなく、熱緩衝効果が得られる。
【0027】したがって、発熱体13によって直接加熱
される衣類Aの折り目部ロより低い温度にすることがで
き、ズボンに含まれている水分が加熱されることにより
ズボンの繊維が膨張または収縮し、例えば、繊維素材の
緩和収縮、あるいは、毛織物についてはハイグラルエキ
スパンションと呼ばれる現象等により、特に、縫い目部
または縫い目部近傍に生じ易い小じわの発生をなくすこ
とができる。
【0028】(実施例2)図4に示すように、固定板1
0と可動板11で挟圧した衣類Aを加熱する発熱体22
を有し、前記発熱体22は、衣類Aの縫い目部イまたは
縫い目部近傍との対向部22aの発熱量を、衣類Aの折
り目部ロとの対向部22bの発熱量より少なくなるよう
に設定したものである。他の構成は実施例1と同じであ
る。
【0029】上記構成によれば、縫い目部イまたは縫い
目部近傍の温度を低くして、小じわの発生を防止するこ
とができるとともに、折り目部ロは高い温度で強い折り
目を付けて仕上がり効果をよくすることができる。
【0030】(実施例3)図5に示すように、固定板1
0と可動板11で挟圧した衣類Aを加熱する発熱体23
を有し、前記発熱体23は、衣類Aの縫い目部イまたは
縫い目部近傍との対向部に切欠き23aを設けたもので
ある。他の構成は実施例1と同じである。
【0031】上記構成によれば、縫い目部イまたは縫い
目部近傍の温度を低くして、小じわの発生を防止するこ
とができるとともに、折り目部ロは高い温度で強い折り
目を付けて仕上がり効果をよくすることができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1〜
記載の発明によれば、衣類の折り目部に強い折り目を付
けることができるとともに、小じわの発生を防止して良
好な仕上がり効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の衣類プレス器の斜視図
【図2】同衣類プレス器の固定板の要部切欠正面図
【図3】同衣類プレス器の固定板の要部断面図
【図4】本発明の実施例2の衣類プレス器の要部切欠正
面図
【図5】本発明の実施例3の衣類プレス器の要部切欠正
面図
【図6】従来の衣類プレス器の要部切欠側面図
【符号の説明】
10 固定板 11 可動板 13 発熱体 15 ヒンジ装置 19 ロック装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 71/29 D06F 71/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類等を挟圧する固定板および可動板
    と、前記固定板と可動板の一端を回動自在に連結し、前
    記可動板を固定板に対向させて開閉自在に支持するヒン
    ジ装置と、前記固定板と可動板により衣類等を挟圧した
    状態に保持するロック装置と、前記固定板と可動板で挟
    圧した衣類等を加熱する発熱体と、前記固定板に設けら
    れ加圧面側に前記発熱体を配設したクッション体とを具
    備し、前記発熱体と衣類等の縫い目部または縫い目部近
    傍との間にクッション体で形成した熱緩衝体を設け、
    記発熱体によって加熱される衣類等の縫い目部または縫
    い目部近傍の温度が、折り目部の温度より低くなるよう
    にした衣類プレス器。
  2. 【請求項2】 熱緩衝体を衣類等の縫い目部とほぼ平行
    に細長く形成した請求項1記載の衣類プレス器。
  3. 【請求項3】 熱緩衝体を前記クッション体より薄い第
    2のクッション体で構成した請求項1または2記載の
    類プレス器。
  4. 【請求項4】 発熱体と熱緩衝体を固定板側に配設する
    とともに、可動板を透明体で形成した請求項1または2
    記載の衣類プレス器。
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