JP3019644U - 可動主弁を有するドレンバルブ - Google Patents

可動主弁を有するドレンバルブ

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JP3019644U
JP3019644U JP1995007130U JP713095U JP3019644U JP 3019644 U JP3019644 U JP 3019644U JP 1995007130 U JP1995007130 U JP 1995007130U JP 713095 U JP713095 U JP 713095U JP 3019644 U JP3019644 U JP 3019644U
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JP
Japan
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main valve
movable main
piston
valve
water
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Application number
JP1995007130U
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English (en)
Inventor
秀雄 真野
義憲 吉原
Original Assignee
北海道水道機材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可動主弁にシート面と接するようにOリングと
摺動抵抗の小さい一方向密封性パッキンを装着すること
により、低い水圧でも可動主弁の動きがスムーズな可動
主弁を有するドレンバルブを提供することにある。 【構成】ピストン19の小径部21と固定主弁24の間
を上下動する可動主弁22に、シート面25に接するよ
うに中央部にはOリング27をまたOリングより上方に
は一方向密封性パッキン29を装着してなるものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は寒冷地で使用される可動主弁を有するドレンバルブに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
寒冷地においては冬期になると、室内においてさえもしばしば配管の水が凍結 して水道が使用不能になることがある。このため、就寝時や長時間外出時には上 記のような凍結を防ぐため配管内の水を抜く器具として可動主弁を有するドレン バルブが使用されている。
【0003】 図4は寒冷地における一般的な集合住宅の配管図である。1はパイプシャフト であり、氷点下以下にはならない場所である。2は縦管、3は横管、4は量水 器、5は可動主弁を有するドレンバルブ、6は蛇口、7は排水管を示す。
【0004】 ここで蛇口6を開き、洗濯機8へホース9を介して給水している際に、縦管2 に何らかの理由で負圧が発生した場合、洗濯機8内の洗濯水が吸引され縦管2内 に逆流し、管内が汚染されたり、階下に汚水が流れることがある。
【0005】 上記の弊害を除去するため、例えば同一出願人による実公平4−43667号 公報のようにピストンに可動主弁を装着したものが提案され、実用に供してい る。しかし上述のものは負圧発生時には第5図に示すように可動主弁22に装着 するOリング27がシート面25に接している。この状態から一次側の負圧状態 が解消されても、水圧が低い場合Oリング27とシート面25との摩擦力が大き いため可動主弁22が下降せず水が出ないという故障を発生することがあった。
【考案が解決しようとする課題】
このため本考案は、可動主弁にシート面と接するようにOリングと摺動抵抗の 小さい一方向密封性パッキンを装着することにより、従来のOリングだけを装着 した時と同様の効果を有しつつも、Oリングとシート面の摩擦力による上記の欠 陥を除去することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案は、ピストン19の小径部21と固定主弁24の間を上下動す る可動主弁22に、シート面25に接するように中央部にはOリング27を、ま たOリングより上方には一方向密封性パッキン29を装着してなるものである。
【作用】
本考案は上記のように構成されているので、本考案品の給水状態で且つ蛇口が 開かれている時に負圧が発生すると可動主弁22はスプリング23の作用で上昇 し、一方向密封性パッキン29がシート面25に接し流出側配管内の水の逆流を 防止する。
【0007】 上記の状態で一次側の負圧状態が解消されると、シート面25と接している一 方向密封性パッキン29の先端部34は内側に押され、シート面25より離れる ため、シート面との摩擦が全くないので水圧が低い場合でも可動主弁22は速や かに下降し、蛇口より水が出る。
【0008】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。
【0009】 図1において、10は上部本体、11は下部本体であり、中央部は管体である が、右に流入口12、左に流出口13を設け、下方には排水口14を設ける。
【0010】 15はハンドルであり、これにスピンドル16を固着し、スピンドル16に刻設 した角雄ねじ17は、上部本体内部に刻設した角雌ねじ18に螺合し、ハンドル 15の回動により、スピンドル16は上下動する。
【0011】 スピンドル16の下方とピストン19の上方は枢支されることにより、ピスト ン19は回転することなく、スピンドル16と連動し上下動する。ピストン19 全体は円筒形をなし、ほぼ中間部分より小径となり、ピストン19の下方先端に は雄ねじ20を刻設している。ピストン19の小径部21にはそれよりやや大き い径で穿設された可動主弁22を遊嵌し、可動主弁22を常時上方へ押圧するス プリング23をピストン小径部21に嵌入し、更に固定主弁24がピストン19 の下方の雄ねじに螺合されている。可動主弁22の外径は、シート面25を摺動 し得べく構成されている。26、27、28は何れもOリングであり、29、 30、31は一方向密封性パッキンである。
【0012】 次に本実施例の作動を説明する。まず、図1は本考案品の通水状態で且つ蛇口 6が開かれている給水状態を示す。この時可動主弁22には、水圧による下降力 とスプリング23による上昇力が作用する。しかしスプリング23による上昇力 は水圧による下降力よりもはるかに小さいため可動主弁22は下降する。従っ て、水は矢印のように流れる。
【0013】 この状態で、縦管2に何らかの理由で負圧が発生した場合、第2図に示すよう に、可動主弁22はスプリング23の作用により、可動主弁22の上端32がピ ストン19の段部33に接するまで上昇し、可動主弁22に装着する一方向密封 性パッキン29がシート面25に接し水の流れを遮断する。また可動主弁22の 内側に装着する一方向密封性パッキン31はピストン19の小径部に接してい る。従って、逆流は防止される。この時可動主弁22に装着するOリング27は シート面25には接していない。また本考案品の通水状態で蛇口6を閉じた場合 にも可動主弁22にはスプリング23により上昇力が作用するので上述の状態と なる。
【0014】 上記の逆流防止の状態で縦管2に再び水が充満してくると、シート面25と接 していた可動主弁22に装着している一方向密封性パッキン29の先端部33は 内側に押され、シート面25より離れる。また可動主弁22の内部に装着してい る一方向密封性パッキン30、31も摺動抵抗は弱く、また可動主弁22に作用 するスプリング23の上昇力も水圧よりははるかに小さいため可動主弁22は速 やかに下降し第1図の状態となり、水は矢印のように流れる。
【0015】 次に凍結時期、配管内の水抜きをする時には、上述の通水状態からハンドル 15を所定の方向に操作すると、スピンドル16が上昇する。従ってピストン 19、可動主弁22、固定主弁24も同時に上昇する。この場合、まず可動主弁 22に装着するOリング27がシート面25に接し、また可動主弁22の内部に 装着する一方向密封性パッキン30はピストン19の小径部21に接しているの で流入口12からの水の流れは遮断される。その後固定主弁24に装着するOリ ング28がシート面35から離脱し、流出側配管内の水は第3図の矢印で示すよ うに排水口14から全て排出される。従って凍結時期であっても凍結することが ない。
【0016】
【考案の効果】
上述したように、本考案においては、可動主弁に一方向密封性パッキンを装着 しているため、一方向密封性パッキンとシート面との摺動抵抗が極めて小さいた め、水圧が低い場合でも可動主弁がスムーズに動くので、従来のような故障をひ きおこすことがない可動主弁を有するドレンバルブを提供できるものである。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る可動主弁を有するドレン
バルブの通水状態で、且つ蛇口が開いている給水時の断
面図。
【図2】本考案の実施例に係る可動主弁を有するドレン
バルブの通水状態で、蛇口を閉じている停水時および蛇
口を開いている状態での負圧発生時の断面図。
【図3】本考案の実施例に係る可動主弁を有するドレン
バルブの水抜き時の断面図。
【図4】一般的な集合住宅の配管図。
【図5】従来の可動主弁を有するドレンバルブの通水状
態で蛇口を閉じている停水時および蛇口を開いている状
態での負圧発生時の断面図。
【符号の説明】
11:下部本体 12:流入口 13:流出口 14:排水口 15:ハンドル 16:スピンドル 19:ピストン 21:小径部 22:可動主弁 23:スプリング 24:固定主弁 25:シート面 26:Oリング 27:Oリング 28:Oリング 29:一方向密封性パッキン 30:一方向密封性パッキン 31:一方向密封性パッキン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体11の左右には流入口12、流出口1
    3、また下方には排水口14を設け、ハンドル15の操
    作によりピストン19を上下動させ給水、止水、排水さ
    せるものにおいて、ピストン全体は円筒形で中央より下
    方は小径となり、ピストン19の下方先端には雄ねじ2
    0を刻設し、ピストン19の小径部21に、それよりや
    や大きい径で穿設され、Oリング27と、一方向密封性
    パッキン29、30、31を装着する可動主弁22を遊
    嵌し、可動主弁22を常時上向きに押圧するスプリング
    23をピストン19の小径部21に装着し、更に固定主
    弁24をピストン19の下方の雄ねじ20に螺合した可
    動主弁を有するドレンバルブ。
JP1995007130U 1995-06-20 1995-06-20 可動主弁を有するドレンバルブ Expired - Lifetime JP3019644U (ja)

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