JP3018963U - 人形等の収容ケース - Google Patents

人形等の収容ケース

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JP3018963U
JP3018963U JP1995006353U JP635395U JP3018963U JP 3018963 U JP3018963 U JP 3018963U JP 1995006353 U JP1995006353 U JP 1995006353U JP 635395 U JP635395 U JP 635395U JP 3018963 U JP3018963 U JP 3018963U
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JP1995006353U
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実 北野
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実 北野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送時のかさばりを防止できると共に、組み立
ても容易にする。 【構成】周壁4を、一の側端縁から他の側端縁方向に折
り返される第1形状の折り返し片42c,42d,43
c,43dと、一の側端縁から隣接する板部材の板面に
沿って突出すると共にその中途から該一の側端縁方向に
折り返される第2形状の折り返し片41c,41d,4
4c,44dとの2種類の形状のうちの1種類の形状の
折り返し片のみを各側端縁に有するか、又は各側端縁に
異なる種類の形状の折り返し片を有する板部材41,4
2,43,44から構成する。隣接する板部材の折り返
し片同士を天板2又は底板3側からスライドさせて係合
させることにより組み立てられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は人形等の収容ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、人形、置物、こけし等を収容するケースは、四方を取り囲む周壁や天板 がガラス板から構成され、コーナー部に木製やアルミ製の隅柱を配置して、この 隅柱に形成した溝に該ガラス板等をはめ込むことにより形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の人形等のケースは、周壁としてガラス板を用いていたこと等 から、購入者側で組み立て可能とするとガラス板を破損させたりするおそれがあ り、また、前面を構成するガラス板が開閉式になっている等のため組立が面倒な こともあり、通常、組み立てた状態で出荷、販売されている。しかしながら、組 み立てた状態で出荷、販売することは搬送の際にかさばるという問題がある。ま た、搬送時にガラス板が破損する場合もある。
【0004】 本考案は上記課題を解消するためなされたものであり、搬送時のかさばりを防 止できると共に、容易に組み立てることが可能な人形等の収容ケースを提供する ことを目的とする。また、搬送時や組立の際の破損を防止できる人形等の収容ケ ースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の人形等の収容ケースは、天板、底板、及び天 板と底板間に配置される周壁を有する人形等の収容ケースにおいて、 該周壁が、一の側端縁から他の側端縁方向に折り返される第1形状の折り返し 片と、一の側端縁から隣接する板部材の板面に沿って突出すると共にその中途か ら該一の側端縁方向に折り返される第2形状の折り返し片との2種類の形状のう ちの1種類の形状の折り返し片のみを有するか、又は各側端縁に異なる種類の形 状の折り返し片を有する板部材3枚以上から構成され、かつ隣接する板部材の境 界部側の各側端縁に設けられた折り返し片同士が異なる形状となるように配置さ れ、該折り返し片同士を天板又は底板側からスライドさせて係合させることによ り組み立てられていることを特徴とする。
【0006】 前記周壁としては、例えば、4枚の板部材から構成され、対向する一組の板部 材の各側端縁にいずれかの種類の形状の折り返し片が形成され、対向する他の組 の板部材の各側端縁に他の種類の形状の折り返し片が形成されているものを用い ることができる。
【0007】 また、少なくとも、前記周壁のうち背面に位置する板部材を除く板部材が、透 明なプラスチック材から構成されていることが好ましい。さらに、天板と底板と を同一形状に形成することもできる。
【0008】
【作用】
搬送時には天板、底板、及び周壁を構成する各板部材を一枚一枚に分解して搬 送する。組立は次のようにして行う。すなわち、底板上に、周壁を構成する板部 材を配置し、一の板部材の一の側端縁に形成されている折り返し片を、隣接する 他の板部材のいずれかの側端縁に形成されている異なる形状の折り返し片にスラ イド挿入して係合させる。隣接する板部材同士をこのようにして順次係合させ周 壁を形成する。次に、周壁上部に天板を配置する。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した一実施例に基づき本考案をさらに詳細に説明する。図にお いて、1は本実施例の人形等のケースであり、天板2、底板3、周壁4を有して 構成される。
【0010】 天板2は、後述する周壁4の上面開口部を覆うもので、本実施例では周壁4と して4枚の板部材41,42,43,44を用いて構成しているため、その形状 に合わせて略四角形に形成され、周壁4の各板部材41,42,43,44の上 端縁に該天板2の端縁が当接するように配設されている。また、この天板2の端 縁からは僅かに下方に伸びる突片2aが設けられている。この突片2aは、周壁 4の外面上部に接して天板2の位置がずれないようにするためのものである。な お、天板2の形状は上記した形状に限定されるものではなく、周壁4の上面開口 部の形状が三角形等であればその形状に合わせることもできる。また、天板2の 形状と周壁4の上面開口部の形状とは、必ずしも対応させる必要もなく、例えば 、周壁4の上面開口部の形状が三角形である場合に天板2の形状を四角形にして もよい。
【0011】 また、突片2aは、本実施例では周壁4の外面上部に接するように設けられて いるが、周壁4の内面上部に接するように設けてもよく、あるいは突片2a自体 に所定の厚みをもたせて溝を形成し、その溝に周壁4の上端縁を差し込む構成と してもよい。また、天板2の形状と周壁4の上面開口部の形状とが上記したよう に一致していない場合には、突片2aを天板2の端縁に設ける必要がないことも もちろんである。
【0012】 さらに、次述する本実施例の底板3のように、天板2の端縁付近を除いて膨出 させ、膨出させた部分を周壁4の上面開口部にはめ合わせる構造とすることもで きる。
【0013】 底板3は、天板2と同様、周壁4の下面開口部の形状に合わせて略四角形に形 成されていると共に、端縁付近を除いて内側(天板2側)に膨出されている。そ して、この膨出部3aの周面3bに周壁4の内面下部を当接させることにより、 該周壁4が所定の位置に配設される。もちろん、底板3はこの形状に限定される ものではなく、上記した天板2と同様に、単に端縁付近を上方に向けて屈曲させ た突片(図示せず)を有する構成とし、該突片を周壁4の下部内面か外面に当接 させる構成としてもよい。また、天板2と同様、必ずしも周壁4の下面開口部の 形状に合致させる必要はない。なお、天板2と底板3とは、同じ形状であっても よいし異なっていてもよいが、同形状とすれば、天板2と底板3を区別する必要 がないので組立がより容易となる。
【0014】 周壁4は、本実施例では略方形の4枚の板部材41,42,43,44から構 成されている。各板部材41〜44は、搬送時の破損を防止するため、透明なプ ラスチック材から構成することが好ましい。但し、背面に配置される板部材44 は、透明である必要があまりないので本実施例では金属製のものを用いている。
【0015】 各板部材41〜44の各側端縁41a,41b,42a,42b,43a,4 3b,44a,44bには、次のような折り返し片が設けられている。まず、正 面に配置される板部材41には、2つの側端縁41a,41bから隣接して配設 される右側板を構成する板部材42,左側板を構成する板部材43の板面に沿っ て突出すると共に、中途から側端縁41a,41b方向に折り返された第2形状 の折り返し片41c,41dが形成されている。具体的には、金属板を略直角に 折り曲げ、一方の平面を板部材41の板面に沿って接着させることにより、他方 の平面を隣接する右側板を構成する板部材42,左側板を構成する板部材43に 沿って突出させている。背面に配置される板部材44にも、同様に、その側端縁 44a,44bから右側板を構成する板部材42,左側板を構成する板部材43 に沿って突出すると共に、中途から側端縁44a,44b方向に折り返された第 2形状の折り返し片44c,44dが設けられている。この場合も、正面に配設 される板部材41と同様、別部材である金属板を略直角に折り曲げて設けてもよ いが、本実施例では背面に配設される板部材44自体が金属板から構成されてい るため、その側端縁44a,44b付近を略直角に屈曲させてさらに折り返すこ とにより、該板部材44と一体的に成形している。
【0016】 右側板を構成する板部材42及び左側板を構成する板部材43の各側端縁42 a,42b,43a,43bには、それぞれ、板部材42,43の板面に沿って 、すなわち、互いに他の側端縁方向に折り返された第1形状の折り返し片42c ,42d,43c,43dが設けられている。具体的には、該板部材42,43 は透明なプラスチック材から構成されているため、金属板を略180゜折り曲げ 、一方の平面を各板部材42,43の板面に沿って接着させることにより設けて いる。
【0017】 ここで、上記した第2形状の折り返し片、例えば図2に例示した符号41cは 、いずれの方向に折り返しても、折り返し部41eから折り返し片41cの先端 縁までの長さが、側端縁41aから折り返し部41eまで突出している部分の長 さより短くなるようにする。これにより、一方の形状の折り返し片42cの内部 に、他方の形状の折り返し片41cの先端縁が存在するように係合させることが できる。
【0018】 なお、別部材の金属板からなる各折り返し片を各板部材41〜44に接着させ る手段としては、接着剤を塗布する方法によってもよいが、両面接着テープを利 用すると便利である。また、接着するのでなく、両者を鋲等で接合固定すること もできる。
【0019】 本実施例の人形等の収容ケース1は、上記した構成であるため、搬送時には、 天板2、底板3、周壁4を構成する各板部材41〜44ごとに分解し、積み重ね て搬送する。
【0020】 組立時には、まず、底板3を棚、机等の平面上に置く。次に、例えば、背面を 構成する板部材44を底板3の膨出部3aの周面3bに沿って手等で支えながら 立てる。該板部材44に設けられている第2形状の折り返し片44c,44dに 、各側板を構成する板部材42,43に設けた各一方の第1形状の折り返し片4 2d,43dを図2に示すようにして天板2側からスライドさせて挿入係合させ る。次に、該各側板を構成する板部材42,43に設けた各他方の第1形状の折 り返し片42c,43cに、正面を構成する板部材41に設けられた第2形状の 折り返し片41c,41dを同様に係合させる。係合させる順序はこれに限定さ れるものではなく、例えば、いずれか対向する1対の板部材41,44又は42 ,43を底板3上に向かい合わせて一緒に立てておき、他方の対の板部材を係合 させるようにしてもよい。また、各板部材41〜44を、天板2又は底板3側か ら予めスライド係合させて周壁4を組み立ててから、底板3上に配置してもよい 。
【0021】 各板部材41〜44を底板3上に立てて周壁4を形成したならば、底板3上に 人形や置物等を置き、周壁4の上面開口部側に天板2を配置する。これにより、 図3に示すような本実施例の収容ケース1が組み立てられる。
【0022】 なお、本考案の人形等の収容ケースは上記した実施例に限定されるものではな い。上記した実施例では、4枚の板部材を用い、対向配置される板部材の側端縁 に同じ種類の形状の折り返し片を設けているが、隣接する板部材同士を係合させ ることができればよいので、隣接する板部材の境界部に位置する折り返し片同士 の形状が同じ形状にならなければよい。また、周壁を構成する板部材は3枚以上 であれば特に限定されるものではない。
【0023】
【考案の効果】
本考案の人形等の収容ケースによれば、構成部材を分解することができるので 、それらを重ね合わせることにより搬送や収納の際にかさばらない。また、各構 成部材を係合させるだけで組み立てることができるため組立も容易である。さら に、各構成部材が透明なプラスチック材や金属板から構成されているため、搬送 や組立の際に破損したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 周壁を構成する板部材を係合させる方法を説
明するための平面図である。
【図3】 本考案の一実施例の人形等の収容ケースの組
み立てた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 人形等の収容ケース 2 天板 3 底板 4 周壁 41 板部材 42 板部材 43 板部材 44 板部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板、底板、及び天板と底板間に配置さ
    れる周壁を有する人形等の収容ケースにおいて、 該周壁が、一の側端縁から他の側端縁方向に折り返され
    る第1形状の折り返し片と、一の側端縁から隣接する板
    部材の板面に沿って突出すると共にその中途から該一の
    側端縁方向に折り返される第2形状の折り返し片との2
    種類の形状のうちの1種類の形状の折り返し片のみを各
    側端縁に有するか、又は各側端縁に異なる種類の形状の
    折り返し片を有する板部材3枚以上から構成され、かつ
    隣接する板部材の境界部側の各側端縁に設けられた折り
    返し片同士が異なる形状となるように配置され、該折り
    返し片同士を天板又は底板側からスライドさせて係合さ
    せることにより組み立てられていることを特徴とする人
    形等の収容ケース。
  2. 【請求項2】 前記周壁が、4枚の板部材から構成さ
    れ、対向する一組の板部材の各側端縁にいずれかの種類
    の形状の折り返し片が形成され、対向する他の組の板部
    材の各側端縁に他の種類の形状の折り返し片が形成され
    ている請求項1記載の人形等の収容ケース。
  3. 【請求項3】 少なくとも、前記周壁のうち背面に位置
    する板部材を除く板部材が、透明なプラスチック材から
    構成されている請求項1又は2記載の人形等の収容ケー
    ス。
  4. 【請求項4】 天板と底板とが同一形状である請求項1
    〜3いずれか1に記載の人形等の収容ケース。
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