JP3098516B1 - 仕切り付き組立式紙箱および仕切り体 - Google Patents

仕切り付き組立式紙箱および仕切り体

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JP3098516B1
JP3098516B1 JP11233845A JP23384599A JP3098516B1 JP 3098516 B1 JP3098516 B1 JP 3098516B1 JP 11233845 A JP11233845 A JP 11233845A JP 23384599 A JP23384599 A JP 23384599A JP 3098516 B1 JP3098516 B1 JP 3098516B1
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Abstract

【要約】 【課題】 仕切り付き組立式紙箱を、畳んで重ねられ、
簡単にワンタッチで組み立てられ、使用前に重ねて保管
する際に仕切りが箱本体から離れて紛失するようなこと
がないようにする。 【解決手段】 組み立てた時に底の四辺に立ち上がる二
重構造の側壁を備えたトレイ状箱本体と、この箱本体の
底に挿入される仕切り体20とからなる。この仕切り体
20は、使用前には、その底板22上に仕切りを倒伏さ
せた状態で、かつ底板22の係止部25A,25Bを、
畳まれた状態の箱本体に係止させた状態で箱本体上に重
ねられ、使用時には、底板22の係止部25A,25B
を箱本体に係止させたままの状態で、箱本体の組立てと
仕切りの立上げとを許容するように構成されている。上
記仕切りは、底板22の部分的折り返しにより底板22
上に倒伏可能に立ち上がって第1の方向に直線的に延び
る二つ折りの仕切り壁23A,23Bと、上記第1の方
向に対しほぼ直角をなす第2の方向から仕切り壁23
A,23Bに挿通されかつ係止される帯状仕切り片24
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用前には平らに
畳んで積み重ねられ、使用時には糊付をすることなく組
み立てられる仕切り付き組立式紙箱およびその仕切り体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、使用前には一枚の紙として平らに
積み重ねられ、使用時には糊付をすることなく組み立て
られる組み立て式のトレイ状紙箱が知られている。この
種の箱としては、例えば工場から出荷された後に、手作
業で組み立てておいて、包装をする現場で使用するも
の、あるいは工場から出荷されたままのものを店頭で嵩
張らないように積み重ねておき、包装する際に、その場
で簡単に組み立てて使用するようにしたものが知られて
いる。
【0003】ケーキを包装するのによく使用されるよう
な、一枚のボール紙でできた簡易型の包装箱の場合に
は、手でぶら下げる取っ手を一体とした組み立て式の包
装箱が一般的に知られているが、複数個のクッキーを収
容するトレイ状紙箱のように、比較的頑丈でかつ見た目
にも多少の高級感があるような箱の場合には、側壁を2
重構造としたものが望まれる。
【0004】そのような側壁を2重構造としたトレイ状
の箱を菓子店等の店頭で組み立てられるようにしたもの
として、図27から図30に示すようなトムソン箱と呼
ばれるものが知られている。図27は組立て前の展開
図、図28および図29は組立て途中の図、図30は組
立てた状態の図である。図27には谷折線を実線、山折
線を破線(以下展開図については同じ)で示す。
【0005】図27のように1枚の紙から切り出された
用紙を、図28のように折り曲げて前後の二重構造の側
壁2,4を立ち上げ、図29のように左右(図では左方
の側壁6のみを示す)の二重構造の側壁6、8を、立ち
上がった側壁2,4,6,8の端に連設されている組込
み片3,5,7,9を内側に畳んで挟み込むようにして
内側へ折り曲げ、最後に左右の側壁6,8の内壁部の下
端に連設された底に重ねられる折曲片6a,8aの両端
を、前後の側壁2,4の内壁部の下端に連設された底に
重ねられる折曲片2a,4aの両端の下に潜らせて図3
0のように箱を完成する。これにより、側壁を二重構造
にした頑丈で高級感のあるトレイ状の紙箱が簡単に作成
される。すなわち使用前に一枚ごと平らに積み重ねられ
た用紙から、使用時に糊付をすることなく箱が簡単に組
み立てられる。
【0006】この場合、左右の側壁6,8の折曲片6
a,8aの両端を前後の側壁2,4の折曲片2a,4a
の両端の下に潜らせるのは、それにより、内側へ折り曲
げられた側壁の内壁部の下端が互いに係止し合って、側
壁が復元力により浮かないようにして箱の形を固定する
ためである。
【0007】一方、菓子店等の店頭での展示も兼ねて菓
子等を見栄え良く箱内に整列させて収容するために、ト
レイ状の紙箱を複数の区画に仕切って、各区画内に菓子
等を1個ずつ収容するようにした仕切り付き組立式紙箱
が種々用いられている。その場合の仕切りには、紙製ま
たはプラスチック製のものが用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な紙箱は、使用前には嵩張らないように平らに積み重ね
られ、使用時には糊付をすることなく組み立てられると
いう効果はあるが、一枚の切り出された用紙から箱を組
み立てる際、折り曲げ線に沿って用紙を正しく折り曲
げ、左右の側壁の折曲片の両端(4個所)を前後の側壁
の折曲片の両端の下に潜り込ませる作業は簡単ではなく
面倒である。したがって箱を店頭等で組み立てる場合に
は、顧客を長く待たせることとなり営業上好ましくな
い。予め組み立てておけば、客を待たせることはない
が、それでは嵩張って場所を取ることになり望ましくな
い。
【0009】そこで、上記折曲片の両端を下に潜り込ま
せる係止作業を省くことが望まれるが、内側へ折り曲げ
られた側壁の内壁部の下端が側壁の復元力により浮かな
いようにするためには、何らかの工夫が必要である。例
えば、底板(底パット)を入れて側壁の浮きを押さえる
方法が考えられるが、底板は箱本体と別になるため、使
用前に積み重ねて保管する際、底板が本体と離れてバラ
バラになってしまうおそれがある。また、底板を嵌め込
むまでは側壁は殆どフリーであるため、底板をセットす
るまでに組み立てた箱の形状を維持することができず、
非常に組み立て難く、現実には旨く組み立てることがで
きない。
【0010】このような問題に対処するため、現場での
組み立てが簡単になるように、予め組み立てやすい形に
仮組み立てをした後、畳んでおいて、現場ではワンタッ
チで組み立てられるようにしたものが提案されている
(株式会社東光の「プッシュ・ボックス」)。これは、
組み立てた後に側壁の復元力で互いに近づこうとする側
壁の下端の中央部のみを底面に糊付けしておき、その下
端の両端部は隣接する隣の側壁を組立時に挟み込めるよ
うに斜めに折り返せるように折り目を付けておき、使用
前は側壁を内側に折り畳んだ状態で平らにして嵩張らな
いように積み重ねることができるようにしたものであ
る。
【0011】しかし、このワンタッチ組立式の箱は、現
場での使用の前に側壁下端の中央部のみを底面に糊付け
する作業が必ずしも簡単ではなく、コスト的に問題があ
る。また、側壁の糊付けをした中央部以外の下端部分が
前記折り目に沿って組立て後に浮いてくるので、別に用
意した底板を入れて押えなければならないという問題が
あり、現場での組立て作業も現実には真のワンタッチで
はなく2アクションになってしまう。また、底板を使用
するため、前述の例と同様に底板は箱本体と別になるた
め、使用前に重ねて保管する際、底板が本体と離れてバ
ラバラになってしまうおそれがある。
【0012】さらに、トムソン箱のような組立て式紙箱
に仕切りを設ける場合、箱本体を組み立てた後、仕切り
を紙箱の床に挿入するものが一般的であるが、箱本体を
使用前に重ねて保管する際、仕切りを別個に保管しなけ
ればならず、さらに紙製の仕切りの場合は、箱本体の組
立て時に紙を折り曲げて箱本体内に嵌め込む必要があっ
た。また、プラスチック製の仕切りの場合は、廃棄後の
環境汚染問題があり、さらに金型作成代がかさむという
欠点もあった。
【0013】このような問題に鑑み、本発明の第1の目
的は、極めて簡単にワンタッチで組み立てられ、また使
用前に重ねて保管する際、仕切りが本体から離れて紛失
するようなことがない仕切り付き組立式紙箱を提供する
ことにある。
【0014】本発明の第2の目的は、上述のような仕切
り付き組立式紙箱に用いるのに好適な仕切り体を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による仕切り付き
組立式紙箱は、使用前には畳んで積み重ねられ、使用時
に糊付をすることなく組み立てられる仕切り付き組立式
紙箱であって、組み立てた時に底の四辺に立ち上がる二
重構造の側壁を備えたトレイ状箱本体と、この箱本体の
底に挿入される仕切り体とからなり、この仕切り体は、
箱本体の対向する一対の側壁の内壁部の下端に係止可能
な係止部を両側縁に備えた底板と、使用前にはこの底板
上に倒伏し、使用時には上記底板上に立ち上がるように
底板に設けられた仕切りとを備えていることを特徴とす
るものである。
【0016】ここで側壁の内壁部の「下端」とは、側壁
の内壁部の下端縁のみならず、下端に連設され、底面に
沿って折り曲げられる折曲片をも含むものとする。ま
た、上記係止部は、切込みと、その切込みに嵌入係止さ
れる突片との組合せにより構成することができる。
【0017】上記仕切り体は、使用前には、上記仕切り
を上記底板上に倒伏させた状態で、かつ底板の上記係止
部を、畳まれた状態の箱本体に係止させた状態で箱本体
上に重ねられ、使用時には、底板の係止部を箱本体に係
止させたままの状態で、箱本体の組立てと仕切りの立上
げとを許容するように構成されていることが望ましい。
【0018】また上記仕切りは、底板の部分的折り返し
により底板上に倒伏可能に立ち上がる第1の方向に直線
的に延びる二つ折りの仕切り壁と、上記第1の方向に対
しほぼ直角をなす第2の方向から上記仕切り壁に挿通さ
れかつ係止される帯状仕切り片とによって構成されてい
ることが好ましい。
【0019】上記第1の方向の方向とは、一般に箱本体
の一対の対向側壁と平行な方向であり、上記第2の方向
とは、箱本体の他の一対の対向側壁と平行な方向であ
る。
【0020】さらに上記帯状仕切り片は、上記仕切り壁
が底板上に倒伏した状態ではこの底板上に倒伏してお
り、上記仕切り壁の立ち上げに伴って立ち上がって、仕
切り壁とともに仕切りを形成することが望ましい。
【0021】次に、本発明による仕切り体は、トレイ状
箱本体の底に挿入される底板と、使用前にはこの底板上
に倒伏し、使用時には上記底板上に立ち上がるように底
板に設けられた仕切りとからなり、この仕切りは、底板
を形成する用紙の部分的折り返しにより二つ折り状態で
底板上に倒伏可能に立ち上がって第1の方向に直線的に
延びる仕切り壁と、上記第1の方向に対しほぼ直角をな
す第2の方向から上記仕切り壁に挿通されかつ係止され
る帯状仕切り片とによって構成され、上記帯状仕切り片
は、上記仕切り壁が底板上に倒伏した状態ではこの底板
上に倒伏しており、上記仕切り壁の立ち上げに伴って立
ち上がって、仕切り壁とともに仕切りを形成することを
特徴とするものである。
【0022】この仕切り体には、少なくとも4個の偏平
で比較的大型の菓子類(例えば月餅)の展示も兼ねて、
傾斜した物品載置面を備えた第1の態様と、少なくとも
4個の比較的小型でかつ立方体に近い形状を有する菓子
類(例えばナッツ入りチョコレート)を収容する小間を
形成した第2の態様とがある。
【0023】本発明による仕切り体の第1の態様におい
ては、上記帯状仕切り片が、その長手方向に延びる山折
線を上縁にして折り曲げられて、使用時に傾斜面をなす
幅広の物品載置部と、この物品載置部の上縁から垂下す
る幅狭の脚部とを形成している。
【0024】そして、上記物品載置部には、その上縁か
らこの物品載置部の幅方向に途中まで延びる第1のスリ
ットと、この第1のスリットの下端から、帯状仕切り片
の仕切り壁に対する挿入方向とは反対方向に延びる切込
みとが形成されている。
【0025】一方、上記仕切り壁には、この仕切り壁の
下端から垂直方向上方に仕切り壁の途中まで延びて仕切
り壁および帯状仕切り片の立ち上がり時に上記脚部が整
合される第2のスリットと、仕切りの倒伏時に帯状仕切
り片の第1のスリットに挿入されかつ仕切り壁の立上げ
に伴って帯状仕切り片の脚部の裏面を押圧してこの脚部
を上記第2のスリットに整合させる係合片と、上記物品
載置部の下方部の上面に上方から当接する傾斜縁部とが
連設されている。
【0026】また、本発明による仕切り体の第2の態様
においては、上記帯状仕切り片が、その長手方向に延び
る山折線を上縁にしてこの山折線に沿って二つ折りにさ
れ、かつその上縁から帯状仕切り片の幅方向に途中まで
延びる第3のスリットが形成されている。
【0027】上記仕切り壁には、第4のスリットが形成
されているが、この第4のスリットは、仕切り壁の下端
から垂直方向上方に途中まで延びる第1の溝部と、この
第1の溝部の上下端からそれぞれ第1の溝部に対し直角
方向に、かつ互いに反対方向に延びる第2および第3の
溝部とからなる。
【0028】上記帯状仕切り片は、仕切りの倒伏状態に
おいて上記第3のスリットの底を仕切り壁の上記第4の
スリットの第2の溝部の先端に係合させ、かつ裾部分を
上記第4のスリットの前記第3の溝部内に挿入させた態
様で、仕切り壁に挿通される。
【0029】
【発明の効果】本発明による仕切り付き組立式紙箱は、
その仕切り体が、箱本体の対向する二重構造の側壁の内
壁部の下端に係止可能な係止部を両側縁に備えた底板を
有しているから、箱本体を組み立てた時に両側に立ち上
がる側壁の内壁部の下端同士が浮き上がって互いに近づ
くのを阻止することができる。
【0030】また、畳んだ状態の箱本体の対向する一対
の側壁の内壁部同士を仕切り体の底板により連結するよ
うにすることもできるから、使用前には畳まれている箱
本体の側壁が復元力で起き上がろうとするのを押えて、
平らな形状を維持することができるのみでなく、使用前
には、仕切りを底板上に倒伏させた仕切り体と箱本体と
をそれぞれ平らな形状で重ねておくことができるから、
積み重ねても嵩ばらず、かつ仕切り体が箱本体から離れ
てバラバラになることもない。
【0031】さらに、使用時には、仕切り体の底板の係
止部を箱本体に係止させたままの状態で、箱本体の組立
てと仕切りの立上げとをワンタッチで組み立てることが
できる利点がある。
【0032】さらに、本発明による仕切り体において
は、その帯状仕切り片は、上記仕切りの仕切り壁が底板
上に倒伏した状態ではこの底板上に倒伏しており、上記
仕切り壁の立ち上げに伴って立ち上がって、仕切り壁と
ともに仕切りを形成するように構成されているから、仕
切りの形成が極めて容易となる利点があり、しかも仕切
り体は箱本体とともに紙製であってリサイクルが可能で
あり、プラスチック製の仕切りの場合のように、廃棄後
の環境汚染の問題や金型作成代が嵩むという欠点も克服
される。
【0033】また、本発明による仕切り体の第1の態様
においては、帯状仕切り片の物品載置部に、その上縁か
らこの物品載置部の幅方向に途中まで延びる第1のスリ
ットと、この第1のスリットの下端から、帯状仕切り片
の仕切り壁に対する挿入方向とは反対方向に延びる切込
みとが形成され、仕切り壁には倒伏時に帯状仕切り片の
第1のスリットに挿入される係合片が垂設されているか
ら、仕切り壁の立上げに伴って、係合片の根本部の仕切
り壁部分が、物品載置部の上記第1のスリットと上記切
り込みとに挟まれた領域を上方へ撓ませながら第1のス
リットの縁部を押すから、帯状仕切り片はその長手方向
に移動しつつ、物品載置部が引き上げられる。
【0034】また、上記係合片は、仕切り壁の立上げに
伴って帯状仕切り片の脚部の裏面を押圧してこの脚部を
垂直な第2のスリットに整合させるから、仕切り壁の立
ち上げに伴って帯状仕切り片の脚部も垂直に立ち上がる
ことができる。さらに、仕切り壁が上記帯状仕切り片の
物品載置部の下方部の上面に上方から当接する傾斜縁部
を備えていることにより、立上がり状態では、上記物品
載置部を所定の傾斜状態に保つことができる。
【0035】さらに、本発明による仕切り体の第2の態
様においては、その仕切り壁に、第4のスリットの互い
に直交する第1の溝部と第2の溝部とに挟まれた領域
と、互いに直交する第1の溝部と第3の溝部とに挟まれ
た領域とが第1の溝部の両側に上下に形成され、かつ、
仕切りの倒伏状態では、帯状仕切り片の第3のスリット
の底が上記第2の溝部の先端に係合しているから、仕切
り壁を立ち上げると、上方の領域が撓みながら帯状仕切
り片の中間部を下側から斜め上方に押圧するとともに、
下方の領域が撓みながら帯状仕切り片の下部を斜め下方
に押圧することにより、帯状仕切り片には立ち上がり方
向に回転力が与えられ、帯状仕切り片は、その第3のス
リットの底が第2の溝部の上縁に沿って第1の溝部に向
かって摺動しながら立ち上がり、帯状仕切り片は、その
第3のスリットの底を第1の溝部の上端に係合させて態
様で第1の溝部に整合される。
【0036】そして、仕切り壁および帯状仕切り片がそ
れぞれ複数条設けられている場合であっても、仕切りの
倒伏状態においては、すべての仕切り壁と帯状仕切り片
とがスリット同士を係合させた状態にあるため、任意の
1つの仕切り壁の立ち上げに伴って、その仕切り壁に係
合している複数の帯状仕切り片が一斉に立ち上がり、こ
れによって残る1つまたは複数の仕切り壁も立ち上がっ
て仕切りが完成するという大きな利点を有するものであ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明による仕切り付き組
立式紙箱の実施の形態を詳細に説明する。
【0038】図1から図14は本発明による仕切り付き
組立式紙箱の第1の実施の形態を示すもので、図1は、
傾斜した菓子類載置面をそれぞれ備えた12個の菓子類
収容用小間を備えた仕切り付き紙箱の組立て後の斜視図
である。
【0039】先ず箱本体10の構成について説明する
と、図2は箱本体10の展開図、図3は箱本体10の組
立て前の畳んだ状態の平面図、図4は箱本体10の要部
の斜視図、図5は箱本体10の組み立てた状態の斜視図
である。
【0040】図2のように1枚の厚紙から切り出された
箱本体10の用紙を、使用前(保管時)には図3のように
折り畳んでおく。このように畳んでおくことにより嵩張
らず、多数の箱を積んでおくことができる。この畳んだ
状態では、後に説明する仕切り体20の底板22の係止
用突片25A,25Bを係止用スリット16D,18D
に係止しておいてもよいし、係止しておかなくてもよ
い。係止しておけば、組み立てるときに係止する動作が
不要になる上、箱本体10を畳んで積み重ねるときにも
扱いやすい。
【0041】このように畳むには、図2における上下の
側壁12,14がそれぞれ備えている山折線12c,1
4cと二重の谷折線12a,14aとに沿って用紙を折
り曲げ、さらに谷折線12b,12bに沿って用紙を折
り曲げて、図3に示すように、二重構造の側壁12,1
4の内壁部12A,14Aおよび折曲げ片12C,14
Cを外壁部12B,14Bの下に折り込み、次に左右の
二重構造の側壁16,18の内壁部16A,18Aを二
重の谷折線16a,18aで折り曲げて、側壁12,1
4の両端部上に側壁16,18の両端部を重ねることに
より畳むことができる。
【0042】この箱を組み立てるときには、図3のよう
に畳まれている状態から、左右の側壁16,18を両手
に持ち、側壁16,18を谷折線16b,18bから立
ち上げると、側壁12,14の内壁部12A,14Aの
一端にそれぞれ連設された三角形の組込み片12D,1
4Dの先端が側壁16の外側壁16Aの内面に当接し
て、舌片12F,14Fを挟んで両側に形成された山折
線12d,14dから折れ曲りながら外側壁16Aの内
面に沿って滑り、同時に、側壁12,14の外壁部12
B,14Bのそれぞれの一端と、側壁16の外壁部16
Bの両端との間に連設されている組込み片13A,13
Bと15A,15Bとが、舌片13C,15Cを挟んで
両側に形成された山折線13a,15aからそれぞれ折
れ曲がるから、前後の側壁12,14の一端側がは、組
込み片13A,13Bと15A,15Bとを挟み込むよ
うにして立ち上がる。
【0043】同様に、側壁12,14の内壁部12A,
14Aの他端にそれぞれ連設された三角形の組込み片1
2E,14Eの先端が側壁18の外側壁18Aの内面に
当接して、舌片12G,14Gを挟んで両側に形成され
た山折線12e,14eから折れ曲りながら外側壁18
Aの内面に沿って滑り、同時に、側壁12,14の外壁
部12B,14Bのそれぞれの他端と、側壁18の外壁
部18Bの両端との間に連設されている組込み片17
A,17Bと19A,19Bとが、舌片17C,19C
を挟んで両側に形成された山折線17a,19aからそ
れぞれ折れ曲がるから、前後の側壁12,14の他端側
も組込み片17A,17Bと19A,19Bとを挟み込
むようにして立ち上がる。そして、係止用スリット16
D,18Dを備えた折曲げ片16C,18Cを箱本体1
0の底11に押し付ければ図5に示す状態となる。但
し、このままでは側壁16,18の内壁部16A,18
Aが浮き上がってしまうが、後述する仕切り体20の底
板22の係止用突片25A,25Bを係止用スリット1
6D,18Dにそれぞれ係入させることにより、箱本体
10が図5に示す状態に保持される。
【0044】なお、組込み片12D,14Dの山折線1
2d,14dの中央にそれぞれ設けられている舌片12
F,14Fは、組込み片12D,14Dが側壁16の内
部に組込まれたとき、組込み片12D,14Dとそれぞ
れ同一平面をなして側壁16の外壁部16Bの内面に直
角に当接し、二重構造の側壁16の厚さを維持する機能
を有し、同様に、組込み片12E,14Eの山折線12
e,14eの中央にそれぞれ設けられている舌片12
G,14Gは、組込み片12E,14Eが側壁18の内
部に組込まれたとき、組込み片12E,14Eとそれぞ
れ同一平面をなして側壁18の外壁部18Bの内面に直
角に当接し、二重構造の側壁18の厚さを維持する機能
を有する。
【0045】また、山折線13a,15a,17a,1
9aの中央にそれぞれ設けられている舌片13C,15
C,17C,19Cは、側壁12,14,16,18が
立ち上がるとき、組込み片12D,12E,14D,1
4Eにそれぞれ当接して、組込み片12D,12E,1
4D,14Eの山折線12d,12e,14d,14e
における折れ曲がりを促進する機能を有する。
【0046】次に、箱本体10に取り付けられる仕切り
体20の構成について、図6〜図15を参照して説明す
る。
【0047】図6は、図1に示す仕切り付き組立て式紙
箱の仕切り体の斜視図、図7はその底板22と仕切り壁
23A,23Bとを形成する用紙21の展開図、図8は
図7の用紙21を折り曲げて底板22上に仕切り壁23
A,23Bを立ち上げた状態を示す側面図、図9(a)
は帯状仕切り片24の展開図、図9(b)はそれを二つ
折りに折り曲げた状態を示す図である。また、図10
は、底板22上に立ち上った仕切り壁23Aの正面図、
図11(a)は仕切り壁23A,23Bが底板22上に
倒伏した状態を示す平面図、図11(b)はその側面図
である。
【0048】さらに図12(a)は、図11の状態にあ
る仕切り壁23A,23Bに帯状仕切り片24を組み付
けるときの初期状態を示す平面図、図12(b)はその
正面図、図13は、図11の状態にある仕切り壁23
A,23Bに帯状仕切り片24を組み付けるときの途中
の状態を示す平面図、図14は、図3に示す折畳み状態
の箱本体10上に折畳み状態の仕切り体20が取り付け
られた使用前の状態を示す平面図である。
【0049】この仕切り体20は、箱本体10の底11
に挿入される底板22と、使用前には底板12上に倒伏
し、使用時には底板22上に立ち上がるように底板22
上に設けられる仕切りとからなる。この仕切りは、底板
22を形成する用紙21の部分的折り返しにより二つ折
り状態で底板22上に倒伏可能に立ち上がって互いに平
行に延びる2条の仕切り壁23A,23Bと、これら仕
切り壁23A,23Bに対し横方向から挿通されかつ係
止される4枚の帯状仕切り片24とによって構成されて
いる。
【0050】本実施の形態では、図7に示されている長
方形の用紙21を、所定の間隔を保って長手方向に延び
る縁部21a,21bに直角に引いた2本の山折り線2
3a,23bと、これら山折り線23a,23bのそれ
ぞれの両側において山折り線23a,23bに平行に引
いた4本の断続的な谷折り線23c,23d,23e,
23fとに沿って折り曲げることによって、図8に示す
ように、平坦な底板22と、2条の仕切り壁23A,2
3Bとが一体に形成される。底板22の仕切り壁23
A,23Bに平行な縁部21c,21dには、箱本体1
0の対向する側壁16、18に形成された係止用スリッ
ト16D,18Dにそれぞれ係入する係止用突片25
A,25Bが突設されている。
【0051】帯状仕切り片24は、図9(a),(b)
に示すように、その長手方向に延びる山折線24aを上
縁にして折り曲げられて、使用時に傾斜面をなす幅広の
物品(この場合は菓子類)載置部24Aと、この物品載
置部24Aの上縁から垂下する幅狭の脚部24Bとを形
成している。そして、仕切り壁23A,23Bの間隔に
対応する間隔で山折線24a上に形成された2個の小孔
26から、切込み27と山折り線27aとが、物品載置
部24A上にその途中まで帯状仕切り片24の幅方向に
互いに平行に延び、さらに山折り線27aの下端から、
帯状仕切り片24の長手方向に沿って切込み27を通り
越して物品載置部24A上に延びる短い切込み28が形
成され、これによって、図9(b)に示すように、物品
載置部24A上に、その上縁から途中まで延びるスリッ
ト(第1のスリット)30が形成され、かつこのスリッ
ト30の下端から、帯状仕切り片24の仕切り壁23
A,23Bへの挿入方向とは反対方向に物品載置部24
A上に延びる切込み28が形成されていることによっ
て、物品載置部24Aの上記スリット30と切込み28
とに挟まれた領域31の上方への持ち上がりが許容され
るようになっている。
【0052】なお、帯状仕切り片24の長さは、仕切り
壁23A,23Bを折り返して形成した底板22の縁部
21c,21d間の距離にほぼ等しくなるように設定さ
れている。また、このときに底板22の縁部21c,2
1d間の距離は、図3に示す折り畳まれた箱本体10に
おける係止用スリット16D,18D間の距離にほぼ等
しくなっている。
【0053】一方、仕切り壁23A,23Bのそれぞれ
には、図7に示されているように、4枚の帯状仕切り片
24を挿通させ、かつ係止するための手段が、山折り線
23a,23bに関してそれぞれ対称的な用紙21に対
する切抜きおよび切込みによって4組ずつ設けられてい
る。この手段は、図10からも明らかなように、仕切り
壁23A,23Bの下端から垂直方向上方に仕切り壁2
3A,23Bの途中まで延びて帯状仕切り片24の脚部
24Bの挿通を許容する前方のスリット(第2のスリッ
ト)32と、このスリット32の後方に隣接形成されて
帯状仕切り片24のスリット30上方から挿入される係
合片33と、この係合片33の後方に隣接形成されて帯
状仕切り片24の物品載置部24Aの下方部の上面に上
方から当接する傾斜縁部34とから構成されている。ま
た、帯状仕切り片24の挿入を容易にするために、スリ
ット32の上端には小孔35が形成され、傾斜縁部34
の後端には谷折り線23c〜23fに沿って短い切込み
36が連接している。
【0054】なお、谷折り線23cおよび23eにそれ
ぞれ沿う係合片33および傾斜縁部34は、用紙21に
対する切り込みによって形成されてるが、谷折り線23
dおよび23fにそれぞれ沿う係合片33および傾斜縁
部34は、用紙21に対する谷折り線23dおよび23
fにそれぞれ沿う切り抜きによって形成されている。
【0055】次に、以上のような構成を有する仕切り壁
23A,23Bに帯状仕切り片24を組み付ける方法に
ついて説明する。
【0056】先ず、図11(a),(b)に示すよう
に、仕切り壁23A,23Bを谷折り線23dおよび2
3fに沿って折り返すように折り曲げて、底板22上に
倒伏させる。そして、図12(a),(b)に示すよう
に、物品載置部24Aを上方に向けて二つ折りにした帯
状仕切り片24を、その山折り線24aが仕切り壁23
A,23Bのスリット32に一致するように、かつ仕切
り壁23の2枚重ねの係合片33の下側に帯状仕切り片
24が潜り込む態様で、仕切り壁23A,23Bの延長
方向に対しほぼ直角の方向から仕切り壁23A,23B
に挿入する。
【0057】図13は、4枚の帯状仕切り片24を、そ
れらが底板22上に丁度重なる位置まで挿入した状態を
示し、この状態では、帯状仕切り片24のスリット30
が仕切り壁23A,23Bの係合片33の先端に近接し
た位置にある。この場合、帯状仕切り片24のスリット
30と切込み28とに挟まれた領域31を若干持ち上げ
ておく。そして、この状態の仕切り体20を、図3に示
す折り畳まれた箱本体10上に重ね、底板22の係止用
突片25A,25Bを箱本体10の係止用スリット16
D,18D内に挿入して、仕切りが底板22上に倒伏さ
せた仕切り体20を、折り畳まれた箱本体10上に組み
付ける。
【0058】次に、帯状仕切り片24をさらに挿入し
て、仕切り壁23の2枚重ねの係合片33を帯状仕切り
片24のスリット30内に潜り込ませる。そして、図1
4に示すように、帯状仕切り片24の切込み28の根元
が仕切り壁23の傾斜縁部34の上端に達した位置で帯
状仕切り片24の挿入動作が終了し、これが使用前の状
態となり、この状態で箱本体10を積み重ねて保管す
る。
【0059】使用に際しては、先ず仕切り壁23A,2
3Bと帯状仕切り片24とを立ち上げる。この操作は、
2つの仕切り壁23A,23Bを両手に持って立ち上げ
ると、仕切り壁23A,23Bの係合片33の根元部の
壁部が帯状仕切り片24のスリット30の縁部を押して
帯状仕切り片24の上記領域31を持ち上げながら4枚
の帯状仕切り片24を一斉に図14の右方へ押し、帯状
仕切り片24を図14の右方へ移動させながら物品載置
部24Aを立ち上げ、同時に係合片33のスリット32
に臨む前縁が、脚部24Bの内壁面をスリット32に整
合させるように押圧するから、帯状仕切り片24も立ち
上がり、かつ帯状仕切り片24の長手方向の両端が底板
22の両縁21c,21dにほぼ一致した図6に示す状
態となり、仕切りが完成する。
【0060】次に、前述のように、折り畳まれている箱
本体10左右の側壁16,18を両手に持ち、側壁1
6,18を谷折り線16b,18bから立ち上げると、
これに伴って側壁12、14も立ち上がり、図1に示す
ような、12個の物品収容用小間を備えた仕切り付き紙
箱が完成する。
【0061】以上の説明から明らかなように、本実施の
形態による仕切り付き組立式紙箱は、その仕切り体20
が、箱本体10の対向する二重構造の側壁16,18の
内壁部16A,18Aの下端の係止用スリット16D,
18Dに対し、箱本体10の折り畳まれた状態から箱本
体10の完成状態に至るまでの間、連続して係止可能な
係止用突片25A,25Bを両側縁21c,21dに備
えた底板22を有しているから、保管時に箱本体10と
仕切り体20とが分離して仕切り体20が紛失したりす
おそれがなく、しかも仕切り体20が箱本体10の組み
立てを阻害するおそれもない。
【0062】さらに、保管時に側壁16,18が復元力
で起き上がろうとするのを押えて、平らな形状を維持す
ることができるのみでなく、保管時には、仕切りを底板
22上に倒伏させた状態に保つことができるから、互い
に連結された箱本体10と仕切り体20とをそれぞれ平
らな形状で積み重ねることができる。
【0063】さらに、本実施の形態による仕切り体20
においては、その帯状仕切り片24は、仕切り壁23
A,23Bが底板22上に倒伏した状態ではこの底板2
2上に倒伏しており、仕切り壁23A,23Bの立ち上
げに伴って立ち上がって、仕切り壁23A,23Bとと
もに仕切りを形成するように構成されているから、仕切
りの形成が極めて容易となる利点があり、しかも仕切り
体20は紙製であるから、プラスチック製の仕切りの場
合のように、廃棄後の環境汚染の問題や金型作成代が嵩
むという欠点も克服される。
【0064】次に、図15から図26は本発明による仕
切り付き組立て式紙箱の第2の実施の形態を示し、図1
5は20個の菓子収容用小間を備えた仕切り付き紙箱の
組立て後の斜視図、図16はその仕切り体40の斜視
図、図17はその底板42と仕切り壁43A,43B,
43Cとを形成する用紙41の展開図、図18は図17
の用紙41を折り曲げて底板42上に仕切り壁43A〜
43Cを立ち上げた状態を示す側面図、図19(a)は
帯状仕切り片44の展開図、図19(b)はそれを二つ
折りににした状態を示す図である。また、図20は、底
板42上に立ち上った仕切り壁43Aの正面図、図21
(a)は仕切り壁43A〜43Cが底板42上に倒伏し
た状態を示す平面図、図21(b)はその側面図であ
る。
【0065】さらに、図22(a)は、仕切り壁43A
〜43Cに帯状仕切り片44を組み付けるときの途中の
状態を示す平面図、図22(b)はその正面図、図23
は、仕切り壁43A〜43Cに対する帯状仕切り片44
の組付けが完了した状態を示す平面図、図24は図23
の要部拡大図、図25(a)は、仕切り壁43Aおよび
帯状仕切り片44を立ち上げるときの途中の状態を示す
要部の拡大側面図、図25(b)はその正面図、図26
(a)は、仕切り壁43Aおよび帯状仕切り片44の立
ち上げが完了した状態を示す要部の拡大側面図、図26
(b)はその正面図である。
【0066】本実施の形態の箱本体39は、上述した第
1の実施の形態の箱本体10と同様の構成を有するから
(寸法および縦横比は異なる)、説明は省略し、仕切り
体40のみについて説明する。
【0067】仕切り体40は、箱本体39の底に挿入さ
れる底板42と、この底板42を形成する用紙41の部
分的折り返しにより二つ折り状態で底板42上に倒伏可
能に立ち上がって互いに平行に延びる3条の仕切り壁4
3A,43B,43Cと、これら仕切り壁43A〜43
Cに対し横方向から挿通されかつ係止される4枚の帯状
仕切り片44とによって構成されている。
【0068】本実施の形態では、図17に示されている
長方形の用紙41を、長手方向の縁部41a,41bに
対し直角に所定の間隔を保って引いた3本の山折り線4
3a,43b,43cと、これら山折り線43a〜43
cのそれぞれの両側に平行に引いた6本の谷折り線43
d,43e,43f,43g,43h,43iとに沿っ
て折り曲げることによって、図18に示すように、平坦
な底板42と、3条の仕切り壁43A〜43Cとが一体
に形成される。底板42の仕切り壁43A〜43Cに平
行な縁部41c,41dには、箱本体39の対向する側
壁に形成された係止用スリットにそれぞれ係入する係止
用突片45A,45Bが突設されている。
【0069】帯状仕切り片44は、図19(a),
(b)に示すように、その長手方向に延びる山折線44
aを上縁にして2つ折りにされているが、山折線44a
に関して対称的に山折線44aを跨いで幅方向に延びる
3条のスリット(第3のスリット)50が、仕切り壁4
3A〜43Cの間隔に対応する間隔で形成されている。
【0070】なお、帯状仕切り片44の長さは、仕切り
壁43A〜43Cを底板42上に立ち上げた状態での底
板42の縁部41c,41d間の距離にほぼ等しくなる
ように設定されている。
【0071】一方、仕切り壁43A,43B,43Cの
それぞれには、図17に示されているように、4枚の帯
状仕切り片44を挿通させ、かつ係止するためのスリッ
ト(第4のスリット)51が、山折り線43a,43
b,43cに関してそれぞれ対称的に4組ずつ設けられ
ている。このスリット51は、図20からも明らかなよ
うに、仕切り壁43A,43B,43Cの下端から垂直
方向上方に仕切り壁の途中まで延びる第1の溝部51a
と、この第1の溝部51aの上下端から、溝部51aと
直角に、かつ互いに反対方向に延びる第2および第3の
溝部51b,51cとからなる。また、第3の溝部51
cの先端には、谷折り線43d〜43iに沿って延びる
切込み52が連接されている。
【0072】スリット51の第1の溝部51aの高さH
(図20)は、図19(b)に示す2つ折り状態の帯状
仕切り片44のスリット50の底から端縁までの距離に
ほぼ等しく、仕切り壁43A〜43Cの延長方向に沿う
切込み52を含むスリット51の幅Dは、2つ折り状態
の帯状仕切り片44の幅よりも若干大きく設定されてい
る。
【0073】次に、以上のような構成を有する仕切り壁
43A〜43Cに帯状仕切り片44を組み付ける方法に
ついて説明する。
【0074】先ず、図21(a),(b)に示すよう
に、仕切り壁43A,43B,43Cをそれぞれ谷折り
線43e,43g,43iに沿って折り返すように折り
曲げて、底板42上に倒伏させる。そして、図22
(a),(b)に示すように、二つ折りにした帯状仕切
り片44を、その山折り線44aが仕切り壁43A,4
3B,43Cのスリット51の第2の溝部51bの先端
に一致するように、かつ帯状仕切り片44が,スリット
51および切込み52から仕切り壁43A〜43Cの2
枚重ねの壁部の下側に潜り込む態様で、仕切り壁43A
〜43Cの延長方向に対しほぼ直角の方向から仕切り壁
43A〜43Cに挿入する。
【0075】4枚の帯状仕切り片44の長手方向の両端
が底板42の両縁部41c,41dにほぼ一致した時点
で、前述した第1の実施の形態と同様に、この仕切り体
40を、折り畳まれた箱本体39上に重ね、底板42の
係止用突片45A,45Bを箱本体39の係止用スリッ
ト内に挿入して、仕切り壁43A〜43Cが底板42上
に倒伏させた仕切り体40を、折り畳まれた箱本体39
0上に組み付ける。
【0076】次に帯状仕切り片44をさらに仕切り壁4
3A〜43Cに挿入して、帯状仕切り片44のスリット
50が仕切り壁43A〜43Cのスリット51の第2の
溝部51bに達したならば、図23に示すように、帯状
仕切り片44を右方へ移動させて、そのスリット50の
底をスリット51の第2の溝部51bの先端に係合させ
る。そして、この状態で帯状仕切り片44の挿入動作が
終了し、これが図14と同様の使用前の状態となり、こ
の状態で箱本体39を積み重ねて保管する。
【0077】使用に際しては、先ず3条の仕切り壁43
A〜43Cのうちの任意の1つ、例えば43Aを指で摘
まんで立ち上げる。仕切り壁43A〜43Cには、図2
4に拡大して示すように、スリット51の互いに直交す
る第1の溝部51aと第2の溝部51bとに挟まれた上
方の領域53と、互いに直交する第1の溝部51aと第
3の溝部51cとに挟まれた下方の領域54とが第1の
溝部51aに対して互いに反対側に形成されているか
ら、図25(a),(b)に示すように仕切り壁43A
を立ち上げると、上方の領域53が撓みながら帯状仕切
り片44の中間部を裏側から図25(b)の左上方に押
圧するとともに、下方の領域54が撓みながら帯状仕切
り片44の下部を図25(b)の右下方に押圧すること
により、帯状仕切り片44は、そのスリット50の底が
仕切り壁43Aのスリット51の第2の溝部51bの上
縁に沿って第1の溝部51aに向かって摺動しながら図
25(b)の紙面上で反時計方向に回転し、仕切り壁4
3Aが図26(a),(b)に示すように完全に立ち上
がった状態では、帯状仕切り片44もスリット51の第
1の溝部51aに整合され、かつスリット50の底が、
第1の溝部51aの上端に係合する。
【0078】そして、仕切り壁43Aの立ち上げによっ
て、この仕切り壁43Aに係合している4枚の帯状仕切
り片44が一斉に立ち上がるから、これら帯状仕切り片
44が他の仕切り壁43B,43Cのスリット51に望
む領域53,54に対して、上述とは逆方向に力を加え
るから、これによって他の仕切り壁43B,43Cも一
斉に立ち上がり、かくして図16に示すような仕切り体
40が完成する。
【0079】次に、前述の第1の実施の形態と同様
に、、折り畳まれている箱本体39の左右の側壁を両手
に持ち、側壁を谷折り線から立ち上げると、これに伴っ
て前後の側壁も立ち上がり、図15に示すような、20
個の小間を備えた仕切り付き紙箱が完成する。
【0080】このように、本実施の形態においては、仕
切りが底板42上に倒伏状態にあるとき、すべての仕切
り壁43A,43B,43Cのスリット51の第2の溝
部51bの先端に、すべての帯状仕切り片44のスリッ
ト50の底が係合していることにより、仕切り壁43A
〜43Cのうちの任意の1つ立ち上げれば、その仕切り
壁に係合している4枚の帯状仕切り片44が一斉に立ち
上がり、これによって残る2条の仕切り壁も立ち上がっ
て仕切りが完成するという大きな利点を有するものであ
る。
【0081】そして、仕切り体40は紙製であるから、
プラスチック製の仕切りの場合のように、廃棄後の環境
汚染の問題や金型作成代が嵩むという欠点も克服され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による仕切り付き組立て式紙箱の第1の
実施の形態の組立て後の斜視図
【図2】その箱本体の展開図
【図3】その箱本体の組立て前の畳んだ状態を示す平面
【図4】その箱本体の要部の斜視図
【図5】その箱本体の組み立てた状態を示す斜視図
【図6】図1に示す仕切り付き組立て式紙箱の仕切り体
の斜視図
【図7】その底板と仕切り壁とを形成する用紙の展開図
【図8】図7の用紙を折り曲げて、底板上に仕切り壁を
立ち上げた状態を示す側面図
【図9】帯状仕切り片を示し、図9(a)は展開図、図
9(b)はそれを二つ折りに折り曲げた状態を示す図
【図10】底板上に立ち上った仕切り壁の正面図
【図11】図7の用紙を折り曲げて、底板上に仕切り壁
を倒伏させた状態を示し、図11(a)は平面図、図1
1(b)は側面図
【図12】図11の状態の仕切り壁に帯状仕切り片を組
み付けるときの初期状態を示し、図12(a)は平面
図、図12(b)は正面図
【図13】図11の状態の仕切り壁に帯状仕切り片を組
み付けるときの途中の状態を示す平面図
【図14】図3に示す折畳み状態の箱本体上に折畳み状
態の仕切り体を取り付けた使用前の状態を示す平面図
【図15】本発明による仕切り付き組立て式紙箱の第2
の実施の形態の組立て後の斜視図
【図16】その仕切り体の斜視図
【図17】その底板と仕切り壁とを形成する用紙の展開
【図18】図17の用紙を折り曲げて底板上に仕切り壁
を立ち上げた状態を示す側面図
【図19】帯状仕切り片を示し、図19(a)は展開
図、図19(b)はそれを二つ折りににした状態を示す
【図20】底板上に立ち上った仕切り壁の正面図
【図21】図17の用紙を折り曲げて、底板上に仕切り
壁を倒伏させた状態を示し、図21(a)は平面図、図
21(b)は側面図
【図22】図21の状態の仕切り壁に帯状仕切り片を組
み付けるときの初期状態を示し、図22(a)は平面
図、図22(b)は正面図
【図23】図21の状態の仕切り壁に対する帯状仕切り
片の組付けが完了した状態を示す平面図
【図24】図23の要部拡大図
【図25】仕切りを立ち上げるときの途中の状態を示す
要部の拡大図で、図25(a)は側面図、図25(b)
は正面図
【図26】仕切りの立ち上げが完了した状態を示す要部
の拡大図で、図26(a)は側面図、図26(b)は正
面図
【図27】従来の組立式紙箱の用紙の展開図
【図28】その組立て途中の状態を示す一部斜視図
【図29】その組立て途中の状態を示す一部斜視図
【図30】その組立て完成の状態を示す一部斜視図
【符号の説明】
10,39 箱本体 12,14,16,18 側壁 16D,18D 係止用スリット 20,40 仕切り体 21,41 用紙 22,42 底板 23A,23B,43A,43B,43C 仕切り壁 24,44 帯状仕切り片 24A 物品載置部 24B 脚部 25A,25B,45A,45B 係止用突片 30 スリット(第1のスリット) 32 スリット(第2のスリット) 33 係合片 34 傾斜縁部 50 スリット(第3のスリット) 51 スリット(第4のスリット) 51a 第1の溝部 51b 第2の溝部 51c 第3の溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/00 - 5/76 B65D 25/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用前には畳んで積み重ねられ、使用時
    に糊付をすることなく組み立てられる仕切り付き組立式
    紙箱において、 組み立てた時に底の四辺に立ち上がる二重構造の側壁を
    備えたトレイ状箱本体と、該箱本体の底に挿入される仕
    切り体とからなり、 該仕切り体は、前記箱本体の対向する一対の側壁の内壁
    面の下端に係止可能な係止部を両側縁に備えた底板と、
    使用前には該底板上に倒伏し、使用時には前記底板上に
    立ち上がるように該底板に設けられた仕切りとを備えて
    いるとともに、使用前には、該仕切りを前記底板上に倒
    伏させた状態で、かつ前記底板の前記係止部を、畳まれ
    た状態の前記箱本体に係止させた状態で該箱本体上に重
    ねられ、使用時には、前記底板の係止部を前記箱本体に
    係止させたままの状態で、前記箱本体の組立てと前記仕
    切りの立上げとを許容するように構成されていることを
    特徴とする仕切り付き組立式紙箱。
  2. 【請求項2】 前記仕切りは、前記底板の部分的折り返
    しにより該底板上に倒伏可能に立ち上がって第1の方向
    に直線的に延びる二つ折りの仕切り壁と、前記第1の方
    向に対しほぼ直角をなす第2の方向から前記仕切り壁に
    挿通されかつ係止される帯状仕切り片とによって構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の仕切り付き組
    立式紙箱。
  3. 【請求項3】 前記帯状仕切り片は、前記仕切り壁が前
    記底板上に倒伏した状態では該底板上に倒伏しており、
    前記仕切り壁の立ち上げに伴って立ち上がって、該仕切
    り壁とともに前記仕切りを形成することを特徴とする請
    求項2記載の仕切り付き組立式紙箱。
  4. 【請求項4】 トレイ状箱本体の底に挿入される底板
    と、使用前には該底板上に倒伏し、使用時には前記底板
    上に立ち上がるように該底板上に設けられる仕切りとか
    らなり、 該仕切りは、 前記底板を形成する用紙の部分的折り返しにより二つ折
    り状態で該底板上に倒伏可能に立ち上がって第1の方向
    に直線的に延びる仕切り壁と、 前記第1の方向に対しほぼ直角をなす第2の方向から前
    記仕切り壁に挿通されかつ係止される帯状仕切り片とに
    よって構成され、 該帯状仕切り片は、前記仕切り壁が前記底板上に倒伏し
    た状態では該底板上に倒伏しており、前記仕切り壁の立
    ち上げに伴って立ち上がって、該仕切り壁とともに前記
    仕切りを形成するとともに、その長手方向に延びる山折
    線を上縁にして折り曲げられて、使用時に傾斜面をなす
    幅広の物品載置部と、該物品載置部の上縁から垂下する
    幅狭の脚部とを形成し、 前記物品載置部には、 その上縁から該物品載置部の幅方向に途中まで延びる第
    1のスリットと、 該第1のスリットの下端から、前記帯状仕切り片の前記
    仕切り壁に対する挿入方向とは反対方向に延びる切込み
    とが形成され、 前記仕切り壁には、 該仕切り壁の下端から垂直方向上方に該仕切り壁の途中
    まで延びて前記仕切りの立ち上がり時に前記脚部が整合
    される第2のスリットと、 前記仕切りの倒伏時に前記帯状仕切り片の前記第1のス
    リットに挿入されかつ前記仕切り壁の立上げに伴って前
    記帯状仕切り片の前記脚部の裏面を押圧して該脚部を前
    記第2のスリットに整合させる係合片と、 前記帯状仕切り片の前記物品載置部の下方部の上面に上
    方から当接する傾斜縁部とが連設されていることを特徴
    とする仕切り体。
  5. 【請求項5】 トレイ状箱本体の底に挿入される底板
    と、使用前には該底板上に倒伏し、使用時には前記底板
    上に立ち上がるように該底板上に設けられる仕切りとか
    らなり、 該仕切りは、 前記底板を形成する用紙の部分的折り返しにより二つ折
    り状態で該底板上に倒伏可能に立ち上がって第1の方向
    に直線的に延びる仕切り壁と、 前記第1の方向に対しほぼ直角をなす第2の方向から前
    記仕切り壁に挿通されかつ係止される帯状仕切り片とに
    よって構成され、 該帯状仕切り片は、前記仕切り壁が前記底板上に倒伏し
    た状態では該底板上に倒伏しており、前記仕切り壁の立
    ち上げに伴って立ち上がって、該仕切り壁とともに前記
    仕切りを形成するとともに、その長手方向に延びる山折
    線を上縁にして該山折線に沿って二つ折りにされ、かつ
    その上縁から前記帯状仕切り片の幅方向に途中まで延び
    る第3のスリットが形成され、 前記仕切り壁には、 該仕切り壁の下端から垂直方向上方に途中まで延びる第
    1の溝部と、該第1の溝部の上下端からそれぞれ該第1
    の溝部に対し直角方向に、かつ互いに反対方向に延びる
    第2および第3の溝部とからなる第4のスリットが形成
    され、 前記帯状仕切り片は、前記仕切りの倒伏時に前記第3の
    スリットの底を前記仕切り壁の前記第4のスリットの第
    2の溝部に係合させ、かつ裾部分を前記第4のスリット
    の前記第3の溝部内に挿入させた態様で、前記仕切り壁
    に挿通されていることを特徴とする仕切り体。
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