JP3018905U - コンクリート境界ブロックおよびその反射用部材 - Google Patents

コンクリート境界ブロックおよびその反射用部材

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JP3018905U JP1995006336U JP633695U JP3018905U JP 3018905 U JP3018905 U JP 3018905U JP 1995006336 U JP1995006336 U JP 1995006336U JP 633695 U JP633695 U JP 633695U JP 3018905 U JP3018905 U JP 3018905U
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昭三 石田
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石田鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度に優れ、また耐久性があり、長期の視認
性に優れ、しかも外観性および安全性に優れ、加えて多
数連接して敷設したときの外観が美麗で、街や道路の景
観に大きく寄与することができるコンクリート境界ブロ
ックおよびこの種のコンクリート境界ブロックに使用さ
れる新規な反射用部材を提供する。 【構成】 コンクリートを主体とする断面略四角形状の
細長いブロック本体11を有し、2本の金属製枠材と線
状部材25と反射材とからなり前記ブロック本体の側面
部12または上面部13に長手方向に連続する線状反射
面Rを有する反射用部材20が該反射面が前記ブロック
本体表面と面一となるように一体に埋設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はコンクリート境界ブロックおよびその反射用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば車道と歩道の境界部または自動車用道路の区画壁の下部等に コンクリート製品よりなる細長い境界ブロックが連接して敷設されている。この 境界ブロックは、高さの違う道路面の段差を区画する歩車道境界用に使用された り、あるいは高架道路の区画壁の下部に使用されたりするが、いずれも歩行者や 自動車の安全のために用いられる。
【0003】 近年、これらの境界ブロックに反射体を付着して、特に夜間における視認性を 高めることが行われている。通常、この反射体はプラスチック製の板状の反射部 材または反射テープなどからなり、接着剤等でコンクリート製品の表面に直接貼 り付けられている。
【0004】 しかしながら、従来のものにあっては、いずれも、コンクリート製品の成形後 にその表面に添着されるものであるから、強度や耐久性があまりなく、従ってそ の視認性も経時的に低下し、またコンクリート製品の表面から突出しているので 外観性に劣るのみならず、安全上も問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、このような状況に鑑み、強度に優れ、また耐久性があり 、長期の視認性に優れ、しかも外観性および安全性に優れたコンクリート境界ブ ロックを提案しようとするものである。また、この考案のコンクリート境界ブロ ックは、特に多数連接して敷設したときの外観が美麗で、街や道路の景観に大き く寄与することができるものを提案するものである。
【0006】 さらに、この考案は、同時にこの種のコンクリート境界ブロックに使用される 新規な反射用部材の構造についても提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案に係るコンクリート境界ブロックは、車道または歩道の境 界に敷設されるコンクリートを主体とする断面略四角形状の細長いブロック本体 を有し、前記ブロック本体の側面部または上面部に長手方向に連続する線状反射 面を有する反射用部材が該反射面が前記ブロック本体表面と面一となるように一 体に埋設されていることを特徴とする。
【0008】 また、この考案に係るコンクリート境界ブロック用反射用部材は、コンクリー トを主体とする断面略四角形状の細長いブロック本体に一体に埋設される少なく とも2本の金属製の枠材と、前記枠材に架設され、上部に溝部を有する金属製の 線状部材と、前記線状部材の溝部にその表面が前記ブロック本体表面と面一とな るように充填された反射材とからなることを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案の実施例を説明する。 図1はこの考案の一例を示すコンクリート境界ブロックの斜視図、図2は図1 の縦断面図、図3はコンクリート境界ブロック用反射用部材の斜視図、図4はそ の線状部材の拡大断面図、図5はコンクリート境界ブロックの製作状態を示す成 形型の断面図、図6はこの考案のコンクリート境界ブロックを多数連接して敷設 した町並みの斜視図である。
【0010】 図1に図示したコンクリート境界ブロック10は、車道Mと歩道Nとの境界に 敷設される境界ブロックである。この考案は、この例のように、車道または歩道 の境界に敷設されるブロックに係る。 そして、この境界ブロック10は、コンクリートを主体とする断面略四角形状 の細長いブロック本体11を有し、このブロック本体11の側面部12または上 面部13に長手方向に連続する線状反射面R(R1,R2,R3)を有する反射 用部材20,20,20が該線状反射面Rが前記ブロック本体表面と面一となる ように一体に埋設されている。なお、本例において、前記線状反射面Rはブロッ ク本体11の側面部12と上面部13の両方に配置される。
【0011】 ブロック本体11は例えばJIS規格のA5307のコンクリート境界ブロッ クとして規定される寸法および性状を有するもので、幅120ないし180ミリ メートル、高さ120ないし230ミリメートルの断面略四角形状(なお、通常 底辺側が上辺側より広い)で、長さ600ミリメートルのものが一般的である。 この考案は、もちろん、このような寸法に限定されるものではなく、また、以下 の例では特に説明しないが、曲線部に使用するものも含むものである。
【0012】 このコンクリートを主体とする断面略四角形状の細長いブロック本体11には 、図2の断面図に示すように、次の構成よりなる反射用部材20が一体に埋設さ れてなる。 すなわち、反射用部材20は、図2の断面図および図3の斜視図からよく理解 されるように、前記ブロック本体11に一体に埋設される少なくとも2本の金属 製の枠材21と、前記枠材21に架設され、上部に溝部27を有する金属製の線 状部材25と、前記線状部材25の溝部27にその線状反射面Rがブロック本体 表面11Sと面一となるように充填された反射材30とからなる.
【0013】 枠材21はアルミまたは鉄等の金属板材または棒材よりなり、前記反射用部材 20がブロック本体11の側面部12および上面部13に埋設されるように、当 該側面部12と上面部13の内側にほぼ沿う略L字状に曲げ加工されている。
【0014】 線状部材25は所定形状に賦形されたアルミまたは鉄等の金属材よりなり、図 3のように、前記枠材21,21に架設される。実施例の線状部材25は、図4 にその拡大断面図を示したように、下端が屈曲した略Y字形に形成されている。 この線状部材25は、主体部26の上部に反射材30を充填するための溝部27 が形成され、かつ該主体部26の下部には前記枠材21への取付部(取付孔)2 9が形成されている。溝部27は、線状反射面Rの幅に合わせて開口した図のよ うなV字状またはU字状に形成されている。この溝部27の上部側端には該溝に 充填される反射材30の固定性を高めるために鍔部27A,27Bを設けること が好ましい。 なお、図2および図3の符号35は線状部材25を枠材21,21に固定する ために前記取付孔29に挿通されるボルト部材である。
【0015】 前記した線状部材25の溝部27に充填される反射材30は、反射効果を有す る顔料を混入したプラスチック材料または反射用ビーズを混合した無機材料等公 知のものから適宜選択使用されている。
【0016】 この考案にあっては、反射材30を充填した一定長さの線状部材25をあらか じめ量産し、これを設計に応じて所定形状に形成された前記枠材21に架設して 反射用部材20として、この反射用部材20をブロック本体11のコンクリート 成形型に挿入して一体に製造することができる。図5にはその成形状態の断面図 が示される。図において、符号41は成形型、42は蓋型、43はブロック本体 形状を有する(キャビティ)型部で、44はその型面を表し、11Aはコンクリ ート材料である。
【0017】 図からもわかるように、線状部材25の反射材30の表面は成形型部43の型 面44に密に固定されなければならない。それにより、前記反射材30の反射面 Rをブロック本体表面と面一にすることができる。特に実施例のように複数本の 線状部材25,25,25を使用する場合には、線状部材25を架設する枠材2 1を反射材30が密接される型面44と同一の断面形状に賦形しておけば、複数 本の線状部材25,25,25の反射材30の表面を成形型部43の型面44に 密接させることができる。
【0018】 しかる後、前記線状部材25が配された成形型部43内に、所定量のコンクリ ート材料11Aを導入し前記線状部材25と一体に成形することによりブロック 本体11が成形される。前記ブロック本体11の側面部12および上面部13に は、前記線状部材25が、前記枠材21とともにその反射面Rをブロック本体表 面11Sと面一にして一体に埋設されている。 コンクリート材料11Aが完全に硬化した後、成形型41からブロック10を 取り出して製品とする。
【0019】 図6に本考案のコンクリート境界ブロック10の施工例を示す。図示されるよ うに、前記コンクリート境界ブロック10が歩道面Nと車道面Mとの境界に多数 連続して敷設される。前記コンクリート境界ブロック10の側面部および上面部 には、その長手方向に沿って反射用部材20が埋設されているので、歩車道の境 界は、歩道面Nと車道面Mとの間の段差により区画されるだけでなく、前記線状 反射面Rに太陽光や自動車のヘッドライトなどが当たって反射することによる、 連続した輝線が該境界に沿って表れる。
【0020】 したがって、夜間などでも歩行者やドライバーが確実に認識することができ安 全性が高いだけでなく、景観上も非常に美しいものとなる。しかも、コンクリー ト本体内に埋設された反射用部材20の線状反射面Rは、前記ブロック本体表面 と面一を構成しているので、その耐久性および強度が極めて良好となるばかりか 歩行者や自転車などが引っ掛かるなどのおそれもなく安全性にも優れている。
【0021】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案コンクリート境界ブロックによれば、ブ ロック本体の上面部または側面部の長手方向に沿って、連続する線状反射面を有 する反射用部材が埋設されている。しかも、前記線状反射面は、コンクリートブ ロック表面と面一を構成しているので、該線状反射面の耐久性および強度が極め て高くなるとともに、安全性にも優れている。 さらに、コンクリート境界ブロックを歩道面と車道面との境界に多数連続して 敷設すれば、前記反射用部材に太陽光や自動車のヘッドライトなどが反射し、線 状反射面が前記該境界に沿って美しい輝線となって表れる。したがって、歩行者 やドライバーに強いインパクトを与え高い視認性を得ることができるばかりか、 外観が極めて美麗となり町や道路の景観を美しく保つことができる。
【0022】 また、本考案の反射用部材によれば、金属製枠材と線状部材と反射材とからな るので、反射テープや板状の反射体などからなりコンクリートブロック表面に貼 り付けて用いる従来の反射用部材と比較し、強度的にも外観的にも優れているば かりか、コンクリート製品の表面から突出していないので安全面でも極めて有用 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一例を示すコンクリート境界ブロッ
クの斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】コンクリート境界ブロック用反射用部材の斜視
図である。
【図4】その線状部材の拡大断面図である。
【図5】コンクリート境界ブロックの製作状態を示す成
形型の断面図である。
【図6】この考案のコンクリート境界ブロックを多数連
接して敷設した町並みの斜視図である。
【符号の説明】
10 コンクリート境界ブロック 11 ブロック本体 12 側面部 13 上面部 R 線状反射面 20 反射用部材 21 枠材 25 線状部材 26 主体部 27 溝部 28 取付部 30 反射材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車道または歩道の境界に敷設されるコン
    クリートを主体とする断面略四角形状の細長いブロック
    本体を有し、前記ブロック本体の側面部または上面部に
    長手方向に連続する線状反射面を有する反射用部材が該
    反射面が前記ブロック本体表面と面一となるように一体
    に埋設されていることを特徴とするコンクリート境界ブ
    ロック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記線状反射面がブ
    ロック本体の側面部または上面部に複数本平行に設けら
    れているコンクリート境界ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記反射用部材が、
    ブロック本体に一体に埋設される少なくとも2本の金属
    製の枠材と、前記枠材に架設され、上部に溝部を有する
    金属製の線状部材と、前記溝部に充填された反射材より
    なるコンクリート境界ブロック。
  4. 【請求項4】 コンクリートを主体とする断面略四角形
    状の細長いブロック本体に一体に埋設される少なくとも
    2本の金属製の枠材と、 前記枠材に架設され、上部に溝部を有する金属製の線状
    部材と、 前記線状部材の溝部にその表面が前記ブロック本体表面
    と面一となるように充填された反射材とからなることを
    特徴とするコンクリート境界ブロックのための反射用部
    材。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記反射材が充填さ
    れた線状部材が前記金属製の枠材に複数本平行に架設さ
    れたコンクリート境界ブロックのための反射用部材。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記線状部材が主体
    部の上部に溝部が形成されかつ主体部の下部に前記枠材
    への取付部が形成されているコンクリート境界ブロック
    のための反射用部材。
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