JP3018904U - のし瓦 - Google Patents

のし瓦

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JP3018904U
JP3018904U JP1995006334U JP633495U JP3018904U JP 3018904 U JP3018904 U JP 3018904U JP 1995006334 U JP1995006334 U JP 1995006334U JP 633495 U JP633495 U JP 633495U JP 3018904 U JP3018904 U JP 3018904U
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JP
Japan
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ridge
roof tile
tiles
tile
roof
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JP1995006334U
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English (en)
Inventor
敏弘 飴田
Original Assignee
敏弘 飴田
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 棟から抜け出ない構造であって、積み重ねの
頂部に角材を載せる場合にも、それが傾いたりずれたり
しないよう安定して保持されるために、棟を傾いたり崩
れたりしないように強固に構築できるのし瓦を提供す
る。 【構成】 棟の構築につき棟土で築き上げながら左右対
で重ねられるのし瓦において、対で対向する側の内側端
部を上面が平坦になるように屈折させ、断面においてほ
ゞ「へ」の字形に形成した。 【効果】 断面において「へ」の字形に屈折した形状で
あって、棟の構築において屈折部により棟土との結合が
強化され、また、屈折する内側端部が水平または水平に
近く、その部分が抜ける横方向に上位ののし瓦が存在
し、上位ののし瓦に支えるために、抜けたりずれ落ちる
不都合が防止され、地震や台風に耐える強度が著しく向
上するため、棟をいつまでも端整に美しく保持できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、屋根の棟を築き立てるために使用されるのし瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、従来ののし瓦30は、上面が全体的に湾曲した形状であっ て、棟の構築に際しては左右対において使用され、そして、左右一対毎に連結で きるように、他方ののし瓦と対向する内側の端部に連結用の銅線32の通し孔3 4が設けられている。また、下面も同じように湾曲しているが、外側の端部に水 切り36が突条に形成されている。
【0003】 屋根の棟を構築する場合には、同図に示すように、のし瓦30を左右両列にお いてそれぞれ重ねるとともに、両列の重ねをやり違いにされる。そして、重ねを 棟土38(南蛮しっくい、モルタル、ふき土等)で固め、このように築き上げた 中央に冠瓦40が載せられる。また、構築を確実にするために、左右ののし瓦3 0,30を銅線32で連結する他、竪線42により冠瓦40が止められる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来ののし瓦によれば、僅かに湾曲しており、平板に近い形状で あるため、棟土との結合力が弱く、銅線32で連結される左右ののし瓦30,3 0の間で均衡が崩れやすく、一方にのし瓦30が抜け出ることによって棟が傾き 、形が不安定に崩れることがあった。しかも、冠瓦40による押さえが確実でな いため、強い風によりのし瓦30が捲り上がったり、吹き飛ばされたりすること があり、また、地震等の振動で崩れやすいという問題があった。
【0005】 押さえを確実にするために、図3に二点鎖線で示すように、のし瓦30,30 の積み重ねの上に角材44を載せ、竪線42に締め付ける手段が取られることが あるが、それが載る両のし瓦30,30の内側端部が先まで湾曲しており、言わ ば頂部が不安定であるため、その角材44が傾いたりずれたりして押さえの目的 を充分に達成できなく、また、角材44により冠瓦を安定して支持できないとい う問題もあった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、棟から抜け出ない構造であって、積 み重ねの頂部に角材を載せる場合にも、それが傾いたりずれたりしないよう安定 して保持されるために、棟を傾いたり崩れたりしないように強固に構築できるの し瓦を提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、棟の構築につき棟土で築き上げな がら左右対で重ねられるのし瓦において、対で対向する側の内側端部を上面が平 坦になるように屈折させ、断面においてほゞ「へ」の字形に形成したことを特徴 とする。
【0008】
【作 用】
のし瓦を上記のように構成したから、これにより棟を構築した場合、屈折部に より棟土との結合が強化され、屈折する内側端部が水平または水平に近く、その 部分が水平に抜ける側に上位ののし瓦が存在し、上位ののし瓦に支えるために、 のし瓦が抜けたりずれ落ちたりする不都合が防止される。
【0009】 左右対においてのし瓦を築き上げた頂部においては、左右のし瓦の内側端部が 向かい合ってその上が平坦であるため、のし瓦を押さえたり冠瓦を支持したりす るための角材を安定して載せることができる。また、角材の確実な押さえにより のし瓦の抜けが防止される。
【0010】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1は、この考案ののし瓦P,P,・・により棟Tを構築した状態を示したも ので、のし瓦Pは、図2にも示すように、断面において「へ」の字形であって、 左右ののし瓦P,Pが対向する側の端部、つまり内側端部1をその上面2が平坦 になるように屈折して形成される。内側端部1以外においては僅かに湾曲してい るが、湾曲しない直の形状であっても良い。
【0012】 内側端部1には、従来ののし瓦と同じように、対向する他方ののし瓦Pと連結 するために、銅線3の通し孔5が設けられ、また、外側の端には水垂れ7が形成 されている。そこで、「へ」の字形であること以外には従来のものと同じである から、図3に示すような一般的な棟の構築をすることができるが、図1には特別 の構築をした場合を示した。
【0013】 いずれにしても、のし瓦Pを重ねるときには、棟土9を納めながら左右対にお いて積み上げ、両側においてはそれぞれやり違いにして並べられ、また、最も下 ののし瓦Pと普通の屋根瓦11との間を、かつおめんど13により封じられる。 しかし、内側端部1が屈折しているために、棟土9との結合がその屈折部におい て生じ、また、抜ける方向が水平方向となって上位のし瓦Pに支えるので、のし 瓦が抜けない非常に安定した構築状態となる。
【0014】 のし瓦Pの押さえ、および冠瓦13の支持については、のし瓦Pの重なりの上 に、左右のし瓦P,Pに跨がって角材15が載せられるが、その載せる上面2, 2が平坦面であるので、角材15が傾いたりずれたりしないように安定して保持 される。そして、この角材15が固定されることにより、のし瓦Pの重なりが押 さえ止められ、のし瓦Pの抜けが防止され、さらに、角材15を介して冠瓦13 が確実に止められるために、棟Tが崩れたり傾いたりしないよう確実に保持され る。
【0015】 角材15の固定が極めて強力であって、棟木17に竪ボルト19が螺入され、 その上端が角材15に連結されるので、棟Tが堅牢に保持される。また、冠瓦1 3の支持については、冠瓦13の孔14からステンレスの釘21が角材15に打 ち込まれる。なお、冠瓦13には隣接して並ぶ一方の冠瓦13に被る鍔を有し、 その鍔の下になるように前記の孔14が端に設けられているので、孔14から水 が浸入するおそれはない。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案ののし瓦によれば、次のような優れた効果があ る。
【0017】 断面において「へ」の字形に屈折した形状であって、棟の構築において屈折部 により棟土との結合が強化され、また、屈折する内側端部が水平または水平に近 く、その部分が抜ける横方向に上位ののし瓦が存在し、上位ののし瓦に支えるた めに、抜けたりずれ落ちる不都合が防止され、地震や台風に耐える強度が著しく 向上するため、棟をいつまでも端整に美しく保持できる。
【0018】 のし瓦を築き上げた頂部においては、左右のし瓦において平坦であるため、そ こにおいて、のし瓦を押さえたり冠瓦を支持したりするための角材を安定して載 せることができ、その安定性により棟の構築が非常に堅固になる。また、冠瓦を その安定した角材に釘付けすることが可能となり、そうすれば、釘付けという止 め手段により、さらに棟の構築が堅固になるだけでなく、冠瓦の取り付け作業を 容易になすことができ、作業能率が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案ののし瓦により構築した棟の断面図で
ある。
【図2】同のし瓦の斜視図である。
【図3】従来例を示す棟の断面図である。
【符号の説明】
P のし瓦 T 棟 1 内側端部 2 上面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棟の構築につき棟土で築き上げながら左
    右対で重ねられるのし瓦において、対で対向する側の内
    側端部を上面が平坦になるように屈折させ、断面におい
    てほゞ「へ」の字形に形成したことを特徴とするのし
    瓦。
JP1995006334U 1995-05-31 1995-05-31 のし瓦 Expired - Lifetime JP3018904U (ja)

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JP1995006334U JP3018904U (ja) 1995-05-31 1995-05-31 のし瓦

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JP3018904U true JP3018904U (ja) 1995-12-05

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ID=43154332

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114941395A (zh) * 2022-06-01 2022-08-26 中国五冶集团有限公司 一种仿古建筑屋面千层脊构筑方法

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