JP3018781U - バックホー - Google Patents
バックホーInfo
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- JP3018781U JP3018781U JP1995006276U JP627695U JP3018781U JP 3018781 U JP3018781 U JP 3018781U JP 1995006276 U JP1995006276 U JP 1995006276U JP 627695 U JP627695 U JP 627695U JP 3018781 U JP3018781 U JP 3018781U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地面60が硬いときも、バケット40のホー
ク41で容易に地面60を破砕し、掘削性能を高める。 【構成】 バケット40の底面に振動モータ50を取り
付ける。振動モータ50をホーク41の真後ろに位置さ
せ、且つ、振動モータ50の振動方向をホーク41の方
向に一致させる。地面60が硬い場合に振動モータ50
を作動させる。バケット40がその支持軸42を中心と
して回転振動し、ホーク41が長手方向に振動すること
により、硬い地面60にホーク41が容易に突き刺さ
る。
ク41で容易に地面60を破砕し、掘削性能を高める。 【構成】 バケット40の底面に振動モータ50を取り
付ける。振動モータ50をホーク41の真後ろに位置さ
せ、且つ、振動モータ50の振動方向をホーク41の方
向に一致させる。地面60が硬い場合に振動モータ50
を作動させる。バケット40がその支持軸42を中心と
して回転振動し、ホーク41が長手方向に振動すること
により、硬い地面60にホーク41が容易に突き刺さ
る。
Description
【0001】
本考案は、各種の建設・土木工事に使用されるバックホーに関し、更に詳しく は機械重量が3トン未満、特に1トン未満の小型機の場合も車体が浮き上がらず に掘削を行なうことができるバックホーに関する。
【0002】
近年、建築・水道・造園工事等の住宅関連土木工事が増えるに連れて、機械重 量が3トン未満、特に1トン未満の小型のバックホーが多く使用されるようにな ってきた。小型といえども基本構造は大型のものと変わりがない。例えば、バッ クホーアームの先端部に回動自在に片持ち支持されたバケットは、バックホーア ームの先端部から延出した第1リンクと、バックホーアームに沿って設けられて 第1リンクを傾動させるシリンダーと、第1リンクの動作をバケットに伝える第 2リンクとにより回転駆動される。
【0003】
小型のバックホーは機動性に優れるが、当然のことながら個々の能力は大型の ものより劣る。特に機械重量が軽いために、硬質路面等の硬い地面を掘削すると 、バケット先端のホークが地面に突き刺さらずに車体の前部が浮き上がり、その 地面を破砕できないために掘削不能になる場合が少なくない。このような場合、 これまでは予め別の工具で地面を砕いていたので、余分の経費と時間がかかって いた。
【0004】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、機械重量が3トン未満、 特に1トン未満の小型機の場合も硬い地面を簡単に破砕することができる掘削性 に優れたバックホーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案にかかる請求項1に記載のバックホーは、バックホーアームの先端部に 回動自在に片持ち支持されたバケットが支持点を中心として回動する方向の振動 をバケットに加えるバケット加振機構を具備する。
【0006】 請求項2に記載のバックホーは、請求項1に記載のバックホーにおいて、バケ ット加振機構として振動モータを、バケットの先端に設けられたホークのほぼ真 後ろのバケット底面に、モータの振動方向がホークの方向にほぼ一致するように 取り付けたものである。
【0007】 請求項3に記載のバックホーは、請求項1または2に記載のバックホーにおい て、バックホーアームの先端部から延出した第1リンクを、バックホーアームに 沿って設けたシリンダーにより傾動させ、第1リンクの動作を第2リンクにより バケットに伝えてバケットの角度を変更するバケット駆動機構の第2リンク位置 に、第2リンクを兼ねるショックアブソーバを配置したものである。
【0008】 請求項4に記載のバックホーは、請求項1、2または3に記載のバックホーに おいて、バケットの幅方向に並ぶ複数本のホークのうち、中央部に位置するもの を両側のものよりも先端側へ突出させたものである。
【0009】
バックホーのバケットは、バックホーアームの先端部に回動自在に片持ち支持 されているので、振動モータ等の簡単な加振機構を取り付けるだけで、支持点を 中心として容易に回転振動し、その結果、バケット先端のホークは長手方向に振 動する。そして掘削する地面が硬い場合にバケットを回転振動させると、その硬 い地面も振動するホークにより容易に破砕され、掘削が可能となる。また、バケ ットの角度を変えるシリンダーが制振機構となるので、バケットの振動がバック ホーアームに伝わるのを効果的に抑えることができる。
【0010】 振動モータをホークのほぼ真後ろのバケット底面に、モータの振動方向がホー クの方向にほぼ一致するように取り付けた場合は、振動エネルギーが効率よくホ ークの振動エネルギーに変換されるので、破砕効率が特に高い。
【0011】 バケット駆動機構の第2リンク位置に、第2リンクを兼ねるショックアブソー バを配置した場合は、バケットからバックホーアームへの振動伝達がより確実に 抑制される。また、ショックアブソーバを設けるにもかかわらず、装置構造の複 雑化が回避される。
【0012】 中央部のホークを両側のものより突出させた場合は、その長い中央部のホーク に衝撃力およびバケットの振動エネルギーが集中し、破砕効率が上がる。
【0013】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は本考案を実施したバ ックホーの1例についてそのバケット近傍の構造を示す側面図、図2は同バック ホーの全体構造を示す側面図、図3はバケットの先端部の構造を示す正面図であ る。
【0014】 図2に示されたバックホーは、機械重量が1トン未満の超小型機である。バケ ット回りの構造以外は従来と同じであり、キタピラ11を備えた車両本体10の 前部に「く」の字形の主アーム20が装備され、その先に副アーム30が連結さ れている。主アーム20はその下半部に沿って設けた第1シリンダー21により 傾動し、副アーム30は主アーム20の上半部に沿って設けた第2シリンダー3 1により傾動する。
【0015】 副アーム30の先端部には、車両本体10の側を向いてバケット40が回動自 在に片持ち支持されている。バケット40は、図1に示されるように、先端部に ホーク41を有し、後端部が副アーム30の先端部に軸42により回動自在に連 結されている。ホーク41は、図3に示すように、バケット40の幅方向に間隔 をあけて3本設けられ、中央部の1本が両側の2本より長くなって先端側へ30 mm程度突出している。
【0016】 このバケット40は、副アーム30に沿って設けた第3シリンダー43により 回動角度が固定され又調節される。第3シリンダー43のロッド44は、副アー ム30の先端部から延出した第1リンク45の先端部に軸46により回動自在に 連結されている。軸46には先端側から第2リンクを兼ねるショックアブソーバ 47の一端部が接続されている。ショックアブソーバ47の他端部は、バケット 40を支持する軸42に平行な軸48により、バケット40の後部に回動自在に 連結されている。
【0017】 第3シリンダー43のロッド44が進退すると、第1リンク45が傾動し、そ の動作が第2リンクを兼ねるショックアブソーバ47によりバケット40に伝え られる。これにより、バケット40は軸42を中心として回動する。
【0018】 バケット40の底面には、振動モータ50がブラケット51を介して取り付け られている。振動モータ50はその取り付け面に直角な方向の振動を発生させる 電気モータであり、ホーク41のほぼ真後ろに振動の発生方向がホーク41の方 向とほぼ同じになるように設けられている。
【0019】 振動モータ50を車両本体10の操作部12にて遠隔操作するために、ケーブ ル52はアーム20,30に沿って車両本体10に引き込まれている。振動モー タ50の容量は、バケット40に必要な破砕性能を与えるべくバケット40の大 きさ及び重量によって適宜決定される。例えばバケット40が超小型機に使用さ れる0.02m3 程度の場合、400〜750W程度の振動モータ50を使用す るのが望ましい。
【0020】 図1に示すように、バケット40で地面60を掘削する場合、まずホーク41 を地面に突き刺して地面60を破砕する。バックホーの機械重量が軽いため、硬 質路面のように地面60が硬い場合は、ホーク41が地面60に突き刺さらない ことがある。その場合は、振動モータ50を作動させる。そうすると、バケット 40は軸42を中心として回転振動を生じ、先端のホーク42が長手方向に振動 する。そのため、硬質路面のような硬い地面60にもホーク42が容易に突き刺 さり、車両本体10の前部が浮き上がることなく、その地面60が破砕されて掘 削が可能となる。その結果、地面60を予め別の工具で破砕する作業が不要とな る。
【0021】 ここで、振動モータ50はバケット40のほぼ真後ろに位置し且つその振動発 生方向がホーク41の方向にほぼ一致しているので、振動モータ50で発生する 振動エネルギーがホーク41の振動に特に効率よく変換される。また、中央のホ ーク41が両側のホーク41,41より突出しているので、その長いホーク41 が最初に地面60に当たり、ここに衝撃力およびバケット40の振動エネルギー が集中するので、破砕効率が特に高い。
【0022】 軸42を中心とするバケット40の回転振動は、第2リンクを兼ねるショック アブソーバ47に吸収され、残った振動も、バケット40を回転駆動する第3シ リンダー43に殆ど吸収される。従って、アーム20,30および車両本体10 の振動が最小限に抑えられる。
【0023】 振動モータ50は不要時にはバケット40から取り外すことができる。ショッ クアブソーバ47としては、例えば硬質ゴム、スプリング等の周知のものを使用 することができるが、一方で第2リンクを兼ねているので、リンクとしても使用 できる剛性を考慮したものが必要である。
【0024】 振動モータ50に代えて空気式バイブレータ等も用いることかできるが、空気 ポンプが必要であることなどからして、振動モータ50の方が望ましい。また、 ショックアブソーバ47を省略し、代わりに従来通りの第2リンクを設けること も可能である。そうした場合にも、バケット40の振動は第3シリンダー43に 効果的に吸収される。リンクを介してバケット40を振動させることも可能であ るが、実施例のようにバケット40にその加振機構を直接取り付けたほうが効率 が高いことは言うまでもない。
【0025】 本考案は機械重5が1トン未満のバックホーに特に好適であるが、1トン以上 3トン未満のバックホーにも適し、3トン以上のバックホーにも無論適用可能で ある。
【0026】
以上に説明した通り、本考案にかかる請求項1に記載のバックホーは、バケッ トが回動自在に片持ち支持されていることを利用してバケットを簡単に回転振動 させ、これにより破砕能力を高めたので、機械重量が軽い小型機の場合にも車体 前部の浮き上がりが防止され、掘削能力に優れる。従って、これまで行われてい た別工具による破砕作業が不要になり、掘削作業の高能率化が図られる。
【0027】 請求項2に記載のバックホーは、バケット加振機構として振動モータをホーク のほぼ真後ろに、モータの振動方向がホークの方向にほぼ一致するように取り付 けたので、特に破砕効率が高い。
【0028】 請求項3に記載のバックホーは、バケット駆動機構の第2リンク位置に、第2 リンクを兼ねるショックアブソーバを配置したので、バケットの回転振動に伴う 車体振動をより効果的に抑制することができ、なおかつ構造が簡単である。
【0029】 請求項4に記載のバックホーは、中央部のホークを両側のものより突出させて 、その長い中央部のホークに衝撃力およびバケットの振動エネルギーが集中する ようにしたので、破砕効率が特に高い。
【図1】本考案を実施したバックホーの1例についてそ
のバケット近傍の構造を示す側面図である。
のバケット近傍の構造を示す側面図である。
【図2】同バックホーの全体構造を示す側面図である。
【図3】バケットの先端部の構造を示す正面図である。
10 車両本体 20,30 アーム 21,31 シリンダー 40 バケット 41 ホーク 43 シリンダー 47 ショッアブソーバ 50 振動モータ 60 地面
Claims (4)
- 【請求項1】 バックホーアームの先端部に回動自在に
片持ち支持されたバケットが支持点を中心として回動す
る方向の振動をバケットに加えるバケット加振機構を具
備することを特徴とするバックホー。 - 【請求項2】 バケット加振機構として振動モータを、
バケットの先端に設けられたホークのほぼ真後ろのバケ
ット底面に、モータの振動方向がホークの方向にほぼ一
致するように取り付けたことを特徴とする請求項1に記
載のバックホー。 - 【請求項3】 バックホーアームの先端部から延出した
第1リンクを、バックホーアームに沿って設けたシリン
ダーにより傾動させ、第1リンクの動作を第2リンクに
よりバケットに伝えてバケットの角度を変更するバケッ
ト駆動機構の第2リンク位置に、第2リンクを兼ねるシ
ョックアブソーバを配置したことを特徴とする請求項1
または2に記載のバックホー。 - 【請求項4】 バケットの幅方向に並ぶ複数本のホーク
のうち、中央部に位置するものを両側のものよりも先端
側へ突出させたことを特徴とする請求項1、2または3
に記載のバックホー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006276U JP3018781U (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | バックホー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995006276U JP3018781U (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | バックホー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3018781U true JP3018781U (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=43154214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995006276U Expired - Lifetime JP3018781U (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | バックホー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018781U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100741245B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-07-19 | 김경철 | 굴삭기용 니퍼 |
JP2021042611A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | キャタピラー エス エー アール エル | 建設機械の作業腕装置 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP1995006276U patent/JP3018781U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100741245B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-07-19 | 김경철 | 굴삭기용 니퍼 |
JP2021042611A (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | キャタピラー エス エー アール エル | 建設機械の作業腕装置 |
JP7396840B2 (ja) | 2019-09-12 | 2023-12-12 | キャタピラー エス エー アール エル | 建設機械の作業腕装置 |
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