JP7396840B2 - 建設機械の作業腕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械に装着される作業腕装置に関する。
建設機械の代表例である油圧ショベルは、下部走行体と、下部走行体に旋回自在に支持された上部旋回体と、上部旋回体に装着された作業腕装置とを備える。作業腕装置は、基端部が上部旋回体に連結されたブームと、基端部がブームの先端部に連結されたアームと、アームの先端部に連結された作業具と、上部旋回体に対してブームを揺動させるブームシリンダと、ブームに対してアームを揺動させるアームシリンダと、アームに対して作業具を揺動させる作業具シリンダとを含む。そして、油圧ショベルにおいては、作業腕装置のブーム、アームおよび作業具を各シリンダで揺動させることにより各種作業を行うようになっている。
作業腕装置の作業具としてバケットがアームの先端に連結された場合、油圧ショベルにおいては主として土砂の掘削作業が行われるが、バケットを地面に激しく叩きつけることが行われるときもある。このようなときには、作業腕装置に大きな衝撃荷重が作用し、ブームの溶接部分やアームの溶接部分等に亀裂が生じるおそれがある。
この点に関して、下記特許文献1には、作業具に作用する衝撃を緩和することができる建設機械の作業用アタッチメントが開示されている。この作業用アタッチメントは、アームに取り付けられるアーム側ブラケットと、アーム側ブラケットに支持される作業具側ブラケットと、作業具側ブラケットに取り付けられた作業具と、アーム側ブラケットと作業具側ブラケットとの間に設けられ作業具に作用する衝撃を緩衝する弾性部材とを備える。
下記特許文献1に開示された作業用アタッチメントによれば、作業具が硬い地面等に衝突し、作業具に衝撃が加わると、作業具側ブラケットとアーム側ブラケットとの間で弾性部材が変形し、弾性部材の変形によって作業具が受ける衝撃を緩和すると共に、作業具からアーム側ブラケットに伝わる衝撃を緩和することができ、作業具の破損、アームの損傷等を抑えることができる。
特開2002-54170号公報
上記特許文献1に開示された作業用アタッチメントにおいては、アーム側ブラケット、作業具側ブラケットおよび弾性部材がアームと作業具との間に設けられており、構成が複雑であり部品点数が増加してしまうという問題がある。
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、比較的簡易な構成で衝撃を緩和することができる作業腕装置を提供することである。
本発明は上記課題を解決するために以下の建設機械の作業腕装置を提供する。すなわち、アームと、一端部が前記アームの先端側に連結されたリンク片と、前記リンク片の一端部よりも更に前記アームの先端側において前記アームに連結された作業具と、一端部が前記アームの基端側に連結されると共に他端部が前記リンク片の他端部に連結された作業具シリンダと、一端部が前記リンク片の他端部および前記作業具シリンダの他端部に連結されると共に他端部が前記作業具に連結された衝撃吸収用シリンダと、前記衝撃吸収用シリンダのヘッド側油室に接続されたリリーフ弁と、前記作業具シリンダの一方の油室と前記ヘッド側油室とを接続する油路と、前記油路に配置され、前記作業具シリンダの一方の油室から前記ヘッド側油室への流れを許容し、かつ前記ヘッド側油室から前記一方の油室への流れを阻止するチェック弁とを備え、所定値を超える衝撃荷重が前記作業具に作用した場合に、前記リリーフ弁が開いて前記ヘッド側油室から油が排出されることによって、前記衝撃吸収用シリンダが収縮して衝撃を吸収し、前記作業具が衝撃を受けた後、前記ヘッド側油室内の圧力が所定値以下になり前記リリーフ弁が閉じた状態において、前記作業具シリンダが伸長または縮小すると、前記一方の油室から前記油路および前記チェック弁を通って前記ヘッド側油室に油が供給されることによって、前記衝撃吸収用シリンダの長さが初期長さに戻る建設機械の作業腕装置を本発明は提供する。
また、本発明は上記課題を解決するために以下の建設機械の作業腕装置を提供する。すなわち、アームと、一端部が前記アームの先端側に連結されたリンク片と、前記リンク片の一端部よりも更に前記アームの先端側において前記アームに連結された作業具と、一端部が前記アームの基端側に連結されると共に他端部が前記リンク片の他端部に連結された作業具シリンダと、一端部が前記リンク片の他端部および前記作業具シリンダの他端部に連結されると共に他端部が前記作業具に連結された衝撃吸収用シリンダと、前記衝撃吸収用シリンダのヘッド側油室に接続されたリリーフ弁と、前記ヘッド側油室とポンプとを接続する油路に配置された電磁弁と、前記電磁弁の開閉を制御する操作具とを備え、所定値を超える衝撃荷重が前記作業具に作用した場合に、前記リリーフ弁が開いて前記ヘッド側油室から油が排出されることによって、前記衝撃吸収用シリンダが収縮して衝撃を吸収し、前記作業具が衝撃を受けた後、前記ヘッド側油室内の圧力が所定値以下になり前記リリーフ弁が閉じた状態において、前記操作具に操作が加えられると、前記電磁弁が開き、前記ポンプから前記ヘッド側油室に油が供給されることによって、前記衝撃吸収用シリンダの長さが初期長さに戻る建設機械の作業腕装置を本発明は提供する。
好ましくは、前記衝撃吸収用シリンダのロッド側端部は前記リンク片の他端部および前記作業具シリンダの他端部に連結され、前記衝撃吸収用シリンダのヘッド側端部は前記作業具に連結されている
本発明の建設機械の作業腕装置においては、所定値を超える衝撃荷重が作業具に作用した場合に衝撃吸収用シリンダが収縮して衝撃を吸収するので、比較的簡易な構成で作業腕装置に作用する衝撃を緩和することができる。
本発明に従って構成された作業腕装置の第1の実施形態の斜視図。 図1に示す作業腕装置の回路図。 本発明に従って構成された作業腕装置の第2の実施形態の回路図。 本発明に従って構成された作業腕装置の第3の実施形態の回路図。 本発明に従って構成された作業腕装置の第4の実施形態の回路図。
まず、本発明に従って構成された建設機械の作業腕装置の第1の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すとおり、油圧ショベルやバックホウローダ等の建設機械に装着される作業腕装置2は、アーム4と、リンク片6と、作業具8と、作業具シリンダ10と、衝撃吸収用シリンダ12とを備える。
鋼板等から箱型状に形成されているアーム4の基端部は、ブーム(図示していない。)等の部材に揺動自在にアーム基端ピン(図示していない。)によって連結される。また、アーム4の基端部には、アーム基端ピンを中心としてアーム連結部に対してアーム4を揺動させるアームシリンダの先端部が連結される。図1に示すとおり、アーム4の基端部には、アーム基端ピンが挿入される連結ボス14と、アームシリンダの先端部が連結されるアームシリンダブラケット16と、作業具シリンダ10の一端部が連結される作業具シリンダブラケット18とが設けられている。
リンク片6は、アーム4の幅方向両側に左右一対配置されている。一対のリンク片6の一端部は、アーム4の先端側に揺動自在にリンク連結ピン20によって連結されている。図1に示すとおり、作業具8は、リンク片6の一端部よりも更にアーム4の先端側において、第1の作業具連結ピン22によってアーム4に揺動自在に連結されている。図示の実施形態の作業具8はバケットであるが、グラップルやブレーカ、カッター等であってもよい。
作業具シリンダ10の一端部は、アーム4の基端側の作業具シリンダブラケット18に第1の作業具シリンダ連結ピン24によって揺動自在に連結されている。作業具シリンダ10の他端部は、リンク片6の他端部に第2の作業具シリンダ連結ピン26によって揺動自在に連結されている。
図1に示すとおり、図示の実施形態の衝撃吸収用シリンダ12は左右一対設けられている。衝撃吸収用シリンダ12の一端部(図示の実施形態ではロッド側端部)は、リンク片6の他端部および作業具シリンダ10の他端部に第2の作業具シリンダ連結ピン26によって揺動自在に連結されている。衝撃吸収用シリンダ12の他端部(図示の実施形態ではヘッド側端部)は、第2の作業具連結ピン28によって揺動自在に作業具8に連結されている。衝撃吸収用シリンダ12は、ピストン12a(図2参照。)によりヘッド側油室12bとロッド側油室12cとに仕切られている。ピストン12aはヘッド側のストロークエンドには位置づけられておらず、衝撃吸収用シリンダ12の長さは収縮可能な初期長さに設定されている。なお、衝撃吸収用シリンダ12は1個でもよい。
図2を参照して説明すると、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bとタンク30とを接続する油路32が設けられ、油路32にはリリーフ弁34が配置されている。また、作業具シリンダ10の一方の油室と衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bとを接続する油路36が設けられ、油路36にはチェック弁38が配置されている。このチェック弁38は、作業具シリンダ10の一方の油室から衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bへの流れを許容し、かつヘッド側油室12bから作業具シリンダ10の一方の油室への流れを阻止するようになっている。なお、油路36としては、たとえば、作業具シリンダ10のロッドの内部と、第2の作業具シリンダ連結ピン26の内部と、衝撃吸収用シリンダ12のロッドの内部とを通る流路であって、作業具シリンダ10のヘッド側油室から衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bとを接続する流路を用いることができる。
作業腕装置2においては、作業具シリンダ10が伸縮することにより、リンク片6および衝撃吸収用シリンダ12を介し、第1の作業具連結ピン22を中心としてアーム4に対して作業具8が揺動するようになっている。そして、作業腕装置2においては、掘削作業等の際に所定値を超える衝撃荷重が作業具8に作用して、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12b内の圧力が所定値を超えると、リリーフ弁34が開き、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12b内の油がタンク30に排出される。これによって、衝撃吸収用シリンダ12が収縮して作業腕装置2に作用する衝撃が緩和される。
作業具8が衝撃を受けた後、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12b内の圧力が所定値以下になると、リリーフ弁34が閉じる。この状態において作業具シリンダ10が伸長または縮小すると、作業具シリンダ10の一方の油室からタンク30に戻る油の一部が油路36およびチェック弁38を通って衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bに供給される。これによって、衝撃吸収用シリンダ12の長さが初期長さに戻る。なお、掘削作業等の際に作業具8に作用する衝撃荷重が所定位置以下である場合には衝撃吸収用シリンダ12は収縮せず、作業具シリンダ10の運動が衝撃吸収用シリンダ12およびリンク片6を介して作業具8に伝達される。
次に、本発明に従って構成された作業腕装置の第2の実施形態について図3を参照しつつ説明する。なお、第2の実施形態における第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3に示す作業腕装置40においては、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bとポンプ42とを接続する油路44が設けられ、油路44には電磁弁46およびチェック弁48が配置されている。電磁弁46は、コントローラ50に電気的に接続されており、コントローラ50により通電されていない場合には閉じ、コントローラ50により通電された場合には開くようになっている。コントローラ50は、キャブ(図示していない。)に配置された操作具52に電気的に接続されており、操作具52から出力された信号に基づいて電磁弁46に通電するようになっている。図3に示すとおり、チェック弁48は、ポンプ42から衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bへの流れを許容し、かつヘッド側油室12bからポンプ42への流れを阻止するようになっている。
第2の実施形態の作業腕装置40においても、掘削作業等の際に所定値を超える衝撃荷重が作業具8に作用して、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12b内の圧力が所定値を超えると、リリーフ弁34が開きヘッド側油室12b内の油がタンク30に排出される。これによって、衝撃吸収用シリンダ12が収縮して作業腕装置40に作用する衝撃が緩和される。
作業具8が衝撃を受けた後、ヘッド側油室12b内の圧力が所定値以下になりリリーフ弁34が閉じた状態において、操作具52に操作が加えられて操作具52からコントローラ50に信号が出力されると、電磁弁46が開く。そうすると、ポンプ42からヘッド側油室12bに油が供給される。これによって、衝撃吸収用シリンダ12の長さが初期長さに戻る。
次に、本発明に従って構成された作業腕装置の第3の実施形態について図4を参照しつつ説明する。なお、第3の実施形態における第1・第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4に示す作業腕装置54においては、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bに油路56を介してアキュムレータ58が接続されている。衝撃吸収用シリンダ12とアキュムレータ58との間の油路56には、電磁切換弁60および圧力計62が配置されている。電磁切換弁60および圧力計62はコントローラ64に電気的に接続されている。電磁切換弁60においては、コントローラ64により通電されていない場合には第1の連通位置60aとなり、コントローラ64により通電された場合には第2の連通位置60bに切り換わるようになっている。
図4に示すとおり、第1の連通位置60aでは、アキュムレータ58から衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bへの流れを許容し、かつヘッド側油室12bからアキュムレータ58への流れを阻止するようになっている。第2の連通位置60bでは、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bからアキュムレータ58への流れを許容し、かつアキュムレータ58からヘッド側油室12bへの流れを阻止するようになっている。
圧力計62によって計測されたヘッド側油室12b内の圧力はコントローラ64に送られる。コントローラ64は、ヘッド側油室12b内の圧力が所定値以下である場合には電磁切換弁60に通電せず、ヘッド側油室12b内の圧力が所定値を超えると、電磁切換弁60に通電し、電磁弁60の連通位置を第1の連通位置60aから第2の連通位置60bに切り換える。
第3の実施形態の作業腕装置54においては、掘削作業等の際に所定値を超える衝撃荷重が作業具8に作用して、圧力計62によって計測されたヘッド側油室12b内の圧力が所定値を超えると、コントローラ64により電磁切換弁60に通電され、電磁弁60の連通位置が第1の連通位置60aから第2の連通位置60bに切り換わる。そうすると、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bからアキュムレータ58に油が流れ、アキュムレータ58に圧力が蓄えられる。これによって、衝撃吸収用シリンダ12が収縮して作業腕装置54に作用する衝撃が緩和される。
作業具8が衝撃を受けた後、圧力計62によって計測されたヘッド側油室12b内の圧力が所定値以下になると、コントローラ64による電磁切換弁60への通電が停止し、第2の連通位置60bから第の連通位置60aに切り換わる。そうすると、圧力が蓄えられたアキュムレータ58からヘッド側油室12bに油が供給される。これによって、衝撃吸収用シリンダ12の長さが初期長さに戻る。
次に、本発明に従って構成された作業腕装置の第4の実施形態について図5を参照しつつ説明する。なお、第4の実施形態における第1ないし第3の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示す作業腕装置66は、アーム4の先端に付設された加速度センサ68と、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bとタンク30とを接続する油路70に設けられた電磁弁72と、を備える。加速度センサ68および電磁弁72はコントローラ74に電気的に接続されている。加速度センサ68によって計測されたアーム4の加速度はコントローラ74に送られるようになっている。電磁弁72は、コントローラ74により通電されていない場合には閉じ、コントローラ74により通電された場合には開くようになっている。
第4の実施形態の作業腕装置66においては、掘削作業等の際に所定値を超える衝撃荷重が作業具8に作用して、加速度センサ68によって計測されたアーム4の加速度が所定値を超えると、コントローラ74により電磁弁72が通電される。そうすると、電磁弁72が開き、ヘッド側油室12b内の油がタンク30に排出される。これによって、衝撃吸収用シリンダ12が収縮して作業腕装置66に作用する衝撃が緩和される。
なお、図示していないが、第4の実施形態において衝撃吸収用シリンダ12の長さが初期長さに戻るようにするために、第1の実施形態と同様に、作業具シリンダ10の一方の油室からタンク30に戻る油の一部が油路36およびチェック弁38を通って衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bに供給されるようになっていてもよい。あるいは、第2の実施形態のように電磁弁46が開き、ポンプ42からヘッド側油室12bに油が供給されるようになっていてもよい。
以上のとおりであり、第1ないし第4の実施形態の作業腕装置2、40、54、66のいずれにおいても、所定値を超える衝撃荷重が作業具8に作用した場合に衝撃吸収用シリンダ12が収縮して衝撃を吸収するので、比較的簡易な構成で作業腕装置2、40、54、66に作用する衝撃を緩和することができる。
なお、第1・第2の実施形態の作業腕装置2、40においては、一対の衝撃吸収用シリンダ12に1個のリリーフ弁34が接続されていてもよく、あるいは一対の衝撃吸収用シリンダ12のそれぞれにリリーフ弁34が接続されていてもよい。すなわち、一対の衝撃吸収用シリンダ12の収縮動作は同時になされるようになっていてもよく、あるいは一対の衝撃吸収用シリンダ12の収縮動作が別々になされるようになっていてもよい。この点に関しては、第3の実施形態の作業腕装置54におけるアキュムレータ58および第4の実施形態の作業腕装置66における電磁弁72についても同様である。
一対の衝撃吸収用シリンダ12の収縮動作が別々になされた場合には、一方の衝撃吸収用シリンダ12の長さと他方の衝撃吸収用シリンダ12の長さに差が生じ、収縮前の衝撃吸収用シリンダ12の軸方向に対して収縮後の衝撃吸収用シリンダ12の軸方向が傾斜することになる。したがって、少なくとも一方の衝撃吸収用シリンダ12が傾斜した際における部材間の干渉(たとえば衝撃吸収用シリンダ12同士の干渉)を回避するため、衝撃吸収用シリンダ12の軸方向端部には面取り加工が施されているのが好ましい。
本発明の作業腕装置においては、衝撃吸収用シリンダ12に加えて、第2の作業具シリンダ連結ピン26と第2の作業具連結ピン28との間にコイルばね等を有する衝撃吸収用ダンパが設けられていてもよい。また、衝撃吸収用シリンダ12のヘッド側油室12bの内部に軸方向に延びるコイルばねが設けられていてもよい。
また、衝撃吸収用シリンダ12に供給される油は、作業具シリンダ10等の建設機械のアクチュエータに供給される作動油と同一でもよく、異なるものであってもよい。
2:作業腕装置
4:アーム
6:リンク片
8:作業具
10:作業具シリンダ
12:衝撃吸収用シリンダ
12a:ピストン
12b:ヘッド側油室
12c:ロッド側油室
34:リリーフ弁
36:油路(作業具シリンダ-衝撃吸収用シリンダ)
38:チェック弁
40:作業腕装置(第2の実施形態)
54:作業腕装置(第3の実施形態)
58:アキュムレータ
66:作業腕装置(第4の実施形態)
68:加速度センサ
70:油路
72:電磁弁

Claims (3)

  1. アームと、一端部が前記アームの先端側に連結されたリンク片と、前記リンク片の一端部よりも更に前記アームの先端側において前記アームに連結された作業具と、一端部が前記アームの基端側に連結されると共に他端部が前記リンク片の他端部に連結された作業具シリンダと、一端部が前記リンク片の他端部および前記作業具シリンダの他端部に連結されると共に他端部が前記作業具に連結された衝撃吸収用シリンダと、前記衝撃吸収用シリンダのヘッド側油室に接続されたリリーフ弁と、前記作業具シリンダの一方の油室と前記ヘッド側油室とを接続する油路と、前記油路に配置され、前記作業具シリンダの一方の油室から前記ヘッド側油室への流れを許容し、かつ前記ヘッド側油室から前記一方の油室への流れを阻止するチェック弁とを備え、
    所定値を超える衝撃荷重が前記作業具に作用した場合に、前記リリーフ弁が開いて前記ヘッド側油室から油が排出されることによって、前記衝撃吸収用シリンダが収縮して衝撃を吸収し、
    前記作業具が衝撃を受けた後、前記ヘッド側油室内の圧力が所定値以下になり前記リリーフ弁が閉じた状態において、前記作業具シリンダが伸長または縮小すると、前記一方の油室から前記油路および前記チェック弁を通って前記ヘッド側油室に油が供給されることによって、前記衝撃吸収用シリンダの長さが初期長さに戻る建設機械の作業腕装置。
  2. アームと、一端部が前記アームの先端側に連結されたリンク片と、前記リンク片の一端部よりも更に前記アームの先端側において前記アームに連結された作業具と、一端部が前記アームの基端側に連結されると共に他端部が前記リンク片の他端部に連結された作業具シリンダと、一端部が前記リンク片の他端部および前記作業具シリンダの他端部に連結されると共に他端部が前記作業具に連結された衝撃吸収用シリンダと、前記衝撃吸収用シリンダのヘッド側油室に接続されたリリーフ弁と、前記ヘッド側油室とポンプとを接続する油路に配置された電磁弁と、前記電磁弁の開閉を制御する操作具とを備え、
    所定値を超える衝撃荷重が前記作業具に作用した場合に、前記リリーフ弁が開いて前記ヘッド側油室から油が排出されることによって、前記衝撃吸収用シリンダが収縮して衝撃を吸収し、
    前記作業具が衝撃を受けた後、前記ヘッド側油室内の圧力が所定値以下になり前記リリーフ弁が閉じた状態において、前記操作具に操作が加えられると、前記電磁弁が開き、前記ポンプから前記ヘッド側油室に油が供給されることによって、前記衝撃吸収用シリンダの長さが初期長さに戻る建設機械の作業腕装置。
  3. 前記衝撃吸収用シリンダのロッド側端部は前記リンク片の他端部および前記作業具シリンダの他端部に連結され、前記衝撃吸収用シリンダのヘッド側端部は前記作業具に連結されている、請求項1または2に記載の建設機械の作業腕装置。
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