JP2000104474A - 補助アーム及びオーガ出力装置並びにアースオーガ - Google Patents

補助アーム及びオーガ出力装置並びにアースオーガ

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JP2000104474A
JP2000104474A JP10272704A JP27270498A JP2000104474A JP 2000104474 A JP2000104474 A JP 2000104474A JP 10272704 A JP10272704 A JP 10272704A JP 27270498 A JP27270498 A JP 27270498A JP 2000104474 A JP2000104474 A JP 2000104474A
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孝明 伊藤
Nobuo Futado
信夫 二戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーム先端部を鉛直方向で操作する場合にオ
ペレータの意識と現実の操作との間でズレが生じても、
アタッチメントの保持するオーガスクリュー等に損傷を
与えず、精度の良い削孔を実現できる補助アーム及びオ
ーガ出力装置並びにアースオーガを提供する。 【解決手段】 建設機械のアーム1d先端部に第1のピ
ン11によって揺動自在に吊り下げられた第1のブラケ
ット12と、この第1のブラケット12に第2のピン1
3によって当該第1のブラケット12の揺動方向と直交
する方向で揺動自在に吊り下げられた第2のブラケット
14であって第3のピン15によって当該第1のブラケ
ット12の揺動方向と同一方向でアタッチメント(オー
ガ出力装置3)を揺動自在に吊り下げたものとからなる
補助アーム2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として地中の削
孔等に用いられる補助アーム及びオーガ出力装置並びに
アースオーガに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアースオーガとしては、
例えば、図5に示すように、ショベルのアーム101先
端部に対しオーガスクリュー102を保持したオーガ出
力装置103をピン104によってオペレータからみて
前後方向で揺動自在に連結してなるものが知られている
が、これによれば、既存のショベルのアタッチメントの
交換による転用が容易であるため経済性に優れると共
に、比較的小型であるため用地の狭い市街地においても
充分に機動性を発揮できるという利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
アースオーガでは、図6に示すように、理論上はともか
くとして、オペレータが前記アーム101先端部を鉛直
方向で操作しようとした場合、オペレータが操作しよう
と意識した鉛直方向とオペレータの現実の操作軌道との
間でズレがその意識に反して不可避的に生じてしまうこ
とから、以下の不都合が存在していた。
【0004】一つは、削孔がある程度進んでオーガ出力
装置103の保持するオーガスクリュー102が地中に
拘束された後のタイミングで、このアーム101先端部
のズレが生ずると、当該オーガスクリュー102に対し
て大きな曲げによる負荷が加えられ、その結果、当該オ
ーガスクリュー102全体が復帰できない程度に曲がっ
てしまい、又はオーガ出力装置103との連結部105
に損傷を与えてしまうというものである。
【0005】もう一つは、たとえオーガスクリュー10
2等に損傷を与えることなく削孔を終えたとしても、そ
のようなオーガスクリュー102は削孔を終えるまでに
上記アーム101先端部のズレによる影響を相当に受け
ているので、精度の良い削孔が期待できないというもの
である。
【0006】そこで、本発明の目的は、アーム先端部を
鉛直方向で操作する場合にオペレータの意識と現実の操
作との間でズレが生じても、アタッチメントの保持する
オーガスクリュー等に損傷を与えることがなく、精度の
良い削孔を実現することができる、補助アーム及びオー
ガ出力装置並びにアースオーガを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る補助アームは、建設機械のアーム
先端部に第1のピンによって揺動自在に吊り下げられた
第1のブラケットと、この第1のブラケットに第2のピ
ンによって当該第1のブラケットの揺動方向と直交する
方向で揺動自在に吊り下げられた第2のブラケットであ
って第3のピンによって当該第1のブラケットの揺動方
向と同一方向でアタッチメントを揺動自在に吊り下げた
ものとからなることを特徴としている。
【0008】即ち、この第1の発明は、建設機械のアー
ム先端部に対してアタッチメントを単に当該アームの前
後方向で揺動自在に吊り下げるのでなく、当該アームの
前後方向で揺動自在に吊り下げた補助アームに対してア
タッチメントを当該アームの左右方向及び前後方向で揺
動自在に吊り下げる技術的手段を採用することにより、
建設機械のアーム先端部を鉛直方向で操作する場合にオ
ペレータの意識と現実の操作との間でズレが生じても、
アタッチメントの保持するオーガスクリューやシートパ
イル等への損傷の回避を可能にするものである。
【0009】この第1の発明に係る補助アームは、本発
明が解決しようとする課題に合致した用途において用い
るものであることが必要であり、例えば上述したオーガ
スクリューを保持したオーガ出力装置を吊り下げる場合
のほか、シートパイルを保持したバイブロハンマーを吊
り下げる場合などが想定される。
【0010】このような技術的手段において、補助アー
ムを短くして当該建設機械において適用し得るオーガス
クリュー等をより長くしようとする観点からすれば、前
記第2のピン及び第3のピンは、同じ位置に設けられた
ものであることが好ましい。
【0011】一方、第2の発明に係るオーガ出力装置
は、建設機械によって吊り下げられたハウジングと、当
該ハウジング内において鉛直方向に設定された軸線周り
で回転自在に支持されると共に内部に管路を有する出力
軸、及び前記ハウジング内に固定されると共に当該出力
軸に対して減速装置を介することなく回転力を付与する
モータを含む動力系と、前記ハウジングに固定されると
共に前記出力軸の管路の上端部に回転自在に連結された
スイベル継手を含む管路系とを備え、前記ハウジングの
吊下重心並びに前記動力系及び管路系の重心を前記出力
軸の軸線上に位置させたことを特徴としている。
【0012】即ち、この第2の発明は、出力軸を含む動
力系及び管路系を備えるオーガ出力装置の吊下重心と当
該動力系及び管路系の重心とを当該出力軸の軸線上にお
く技術的手段を採用することにより、建設機械のアーム
等の先端部を鉛直方向で操作する場合にオペレータの意
識と現実の操作との間でズレが生じても、オーガスクリ
ュー等に損傷を与えることがなく、精度の良い削孔を実
現することを可能にするものである。
【0013】この第2の発明に係るオーガ出力装置は、
本発明が解決しようとする課題に合致した用途において
用いられるものであることが必要であり、例えば上述し
たアームを備える建設機械たるショベルの当該アーム先
端部に対し上記第1の発明に係る補助アームを介して吊
り下げられる場合のほか、アームを備えない建設機械、
例えばクレーン等によって吊り下げられる場合などが想
定される。
【0014】他方、第3の発明に係るアースオーガは、
建設機械のアーム先端部に吊り下げられた上記第1の発
明に係る補助アームに対し、アタッチメントとして上記
第2の発明に係るオーガ出力装置を設けたことを特徴と
している。
【0015】即ち、この第3の発明は、アーム先端部を
有する建設機械と、上記第1の発明に係る補助アーム
と、上記第2の発明に係るオーガ出力装置とを組み合わ
せた技術的手段を採用することにより、アーム先端部を
鉛直方向で操作する場合にオペレータの意識と現実の操
作との間でズレが生じても、オーガ出力装置の保持する
オーガスクリュー等に損傷を与えることがなく、精度の
良い削孔を実現することを可能にするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1に係るアースオーガの概略
を示す側面図、図2は当該アースオーガの構成要素であ
る補助アームの概略を示す側面図、図3は当該アースオ
ーガの構成要素であるオーガ出力装置の概略を示す断面
図、である。
【0017】これらの図において、符号1は、クローラ
走行体1aと、このクローラ走行体1a上で旋回自在に
連結された旋回本体1bと、この旋回本体1bを基端部
としてオペレータからみて前後方向で起伏自在に設けら
れたブーム1cと、このブーム1cの先端部に対し前後
方向で起伏自在に連結されたアーム1dとから構成され
ている本体ショベル、を示している。
【0018】また、符号2は、上記アーム1d先端部に
対し当該アーム1dの前後方向で揺動自在に吊り下げら
れた補助アーム、符号3は、この補助アーム2に対し当
該アーム1dの左右方向及び前後方向で揺動自在に吊り
下げられたオーガ出力装置、符号4は、このオーガ出力
装置3によって保持されているオーガスクリュー、を示
している。
【0019】即ち、この実施の形態1に係るアースオー
ガは、本体ショベル1のアーム1d先端部に上記補助ア
ーム2を吊り下げたうえで、当該補助アーム2に対し、
アタッチメントとして上記オーガ出力装置3を設けてな
るものである。
【0020】この実施の形態1において、補助アーム2
は、図2に示すように、本体ショベル1のアーム1d先
端部に第1のピン11によって揺動自在に吊り下げられ
た第1のブラケット12と、この第1のブラケット12
に第2のピン13によって当該第1のブラケット12の
揺動方向と直交する方向で揺動自在に吊り下げられた第
2のブラケット14であって第3のピン15によって当
該第1のブラケット12の揺動方向と同一方向でオーガ
出力装置3を揺動自在に吊り下げたものとから構成され
ている。尚、符号2aは、第1のピン11の重心と第2
のピン13の重心とを通る重心線、を示している。
【0021】また、この実施の形態1では、第1のピン
11の揺動中心と第2のピン13の揺動中心との間隔寸
法L1及び第1のピン11の揺動中心と第3のピン15
の揺動中心との間隔寸法L2は、アーム1d先端部を鉛
直方向で操作する場合にオペレータの意識と現実の操作
との間で生ずるズレに対応した大きさに設定されてい
る。
【0022】一方、この実施の形態1において、オーガ
出力装置3は、図1及び図3に示すように、補助アーム
2を介して本体ショベル1によって吊り下げられたハウ
ジング21と、当該ハウジング21内に収容された動力
系22及び管路系23とを備えている。
【0023】この動力系22は、ハウジング21内にお
いて鉛直方向に設定された軸線31a周りでベアリング
31bを介して回転自在に支持されていると共に内部に
管路31cを有する出力軸31と、ハウジング21内に
固定されると共に当該出力軸31に対してスプライン3
2aを介して回転力を付与する油圧モータ32を含んで
いる。
【0024】この油圧モータ32では、出力軸31に対
して直接に回転力を与えており、減速装置を介していな
い。その理由として、機械効率が向上して出力アップと
いう利益を享受できる点、発熱や磨耗が無いことが装置
のロングライフ化に資する点、軽量化が達成できるため
荷重制限のあるショベルにとって絶大な効果が得られる
点、オーガ出力装置3が短くなって適用可能なオーガス
クリュー4の長さを幾分かでも長くできる点、を挙げる
ことができる。
【0025】また、管路系23は、ハウジング21に固
定されていると共に、出力軸31の管路31cの上端部
に回転自在に連結されているスイベル継手23aを含ん
でいる。
【0026】更に、この実施の形態1では、ハウジング
21の吊下重心と、動力系22及び管路系23の重心と
が出力軸31の軸線31a上に位置するように構成され
ている。
【0027】これにより、オーガ出力装置3がハウジン
グ21の吊下重心において吊り下げられた場合に、本体
ショベル1が現にどのような姿勢をとっているかに関係
なく、当該オーガ出力装置3の保持するオーガスクリュ
ー4が重力によって自然に鉛直方向に設定される結果、
精度の良い削孔が実現できることとなる。
【0028】ところで、この実施の形態1では、動力系
22の重心を出力軸31の軸線31a上におくことに関
し、設計や製造をするうえでの困難性を回避する観点か
ら、以下のような装置構成の簡略化が図られている。
【0029】即ち、動力系22に含まれる構成部品、例
えば油圧モータ32やスプライン32aなどのすべて
を、出力軸31が収容される中央部を中空とした円柱形
状に形成したのである。
【0030】これにより、かかる円柱形状の各構成部品
の夫々の重心が出力軸31の軸線31a上におかれるこ
とになるので、いちいち各構成部品相互の重量バランス
を考慮して設計、製造をする必要がなく、上記円柱形状
の各構成部品を単に積層状に重ねる設計、製造をすれば
よいこととなった。
【0031】次に、この実施の形態1に係るアースオー
ガを用いた削孔プロセスについて図1〜図3、及び図6
を用いて説明する。
【0032】まず、オペレータの操作により、ブーム1
c及びアーム1dが起こされると、オーガ出力装置3及
び当該オーガ出力装置3の保持するオーガスクリュー4
はアーム1d先端部で第1のピン11によって吊り下げ
られる(図2参照)。
【0033】すると、当該オーガ出力装置3は、自重に
より、第2のピン13及び第3のピン15の周りで左右
方向及び前後方向で揺動することになり、これにより、
出力軸31の軸線31aが鉛直方向に設定される(図2
参照)。
【0034】次に、オペレータの操作により、油圧モー
タ32を起動すると、当該油圧モータ32は、出力軸3
1に対して回転力を付与する。そこで、回転力を付与さ
れた出力軸31と一体に設けられたオーガスクリュー4
は回動する(図3参照)。
【0035】続いて、オペレータのアーム1d先端部の
操作により、回動しているオーガスクリュー4の先端を
地盤Jに当接させると、オーガスクリュー4は地盤Jを
削孔する(図1参照)。このアーム1d先端部の操作中
も、出力軸31の軸線31a、即ち、オーガスクリュー
4の鉛直性は常に維持されることになる。よって、オペ
レータの操作のみで地盤Jの削孔の開始ができ、オーガ
スクリュー4の鉛直性を確認等をする手元作業者は不要
である。
【0036】このとき、オペレータがオーガスクリュー
4を意識的に下方向へと押圧する必要はなく、オーガス
クリュー4の回動並びにオーガ出力装置3及びオーガス
クリュー4の自重に任せるだけで、オーガスクリュー4
は自然と地中に挿入されてゆく。
【0037】オーガスクリュー4が挿入される過程にお
いては、オーガスクリュー4の回動に伴い、土砂が上方
向の地表へと排出される。すると、挿入されたオーガス
クリュー4の形状に対応した円柱状の空間が地中に形成
される。
【0038】そして、削孔がある程度進んでオーガスク
リュー4の挿入長さが長くなると、当該オーガスクリュ
ー4は地中に拘束された状態におかれる。
【0039】このような状態において、オペレータがア
ーム1d先端部を鉛直方向で操作しようとすると、オペ
レータが操作しようと意識した鉛直方向とオペレータの
現実の操作軌道との間で主として前後方向へのズレがそ
の意識に反して生ずる(図6参照)。また、クローラ走
行体1aが接地する足元の状況によっては、本体ショベ
ル1の姿勢が左右に傾いてしまい、オペレータの意識に
反して左右方向へのズレが生ずる。これらのズレは、熟
練したオペレータが相当に注意深く操作しようと努力し
ても生じてしまう避けられないものである。
【0040】このとき、オーガスクリュー4が地中に拘
束された状態において当該アーム1d先端部のズレを生
ずることになるが、当該アーム1d先端部のズレが補助
アーム2によって完全に吸収されるため、オーガスクリ
ュー4に対して当該アーム1d先端部のズレによる負荷
が加わることはない。
【0041】そして、所定の深度までの削孔が終了した
後に、オペレータの操作により、油圧モータ32が停止
する。すると、地中に形成された円柱状の空間に対し、
後に挿入すべきH形鋼杭(図示外)の根固め用のモルタ
ル(図示外)が、管路系23、スイベル継手23a、出
力軸31及びオーガスクリュー4内の管路31cを通じ
て当該オーガスクリュー4の先端から排出されて注入さ
れる。
【0042】この後に、オペレータの操作により、ブー
ム1c及びアーム1dが起こされると、オーガスクリュ
ー4は地中から引き抜かれ、これにより、アースオーガ
を用いた削孔プロセスが終了する。
【0043】従って、この実施の形態1に係るアースオ
ーガによれば、上述した作用を奏するので、アーム1d
先端部を鉛直方向で操作する場合にオペレータの意識と
現実の操作との間でズレが生じても、オーガスクリュー
4全体が復帰できない程度に曲がったり、オーガ出力装
置3との連結部に損傷を与えたりすることがなく、よっ
て、精度の良い削孔を実現することもできることとなっ
た。
【0044】◎実施の形態2 図4は本発明の実施の形態2に係るアースオーガの構成
要素である補助アームの概略を示す側面図、である。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形
態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省
略する。
【0045】この実施の形態2に係る補助アームは、実
施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、
上下に分割構成された二のブラケット及び二のピンを備
える構成とすべきところ、実施の形態1の第2のブラケ
ット13に相当するものを省略した一のブラケット及び
二のピンを同じ位置で直交させた特殊の十字形の一のピ
ンを用いることによって、二方向への揺動を可能にして
いる。
【0046】即ち、この実施の形態2に係る補助アーム
40は、図2に示すように、本体ショベル1のアーム1
d先端部に第1のピン41によって前後方向で揺動自在
に吊り下げられたブラケット42と、このブラケット4
2に十字形ピン43によって当該ブラケット42の揺動
方向と直交する方向(左右方向)及び同一方向(前後方
向)でオーガ出力装置3を揺動自在に吊り下げているも
のとから構成されている。
【0047】尚、十字形ピン43は、ブラケット42の
揺動方向と直交する方向(左右方向)で揺動自在に当該
ブラケット42によって支持されている左右揺動ピン4
3aと、ブラケット42の揺動方向と同一方向(前後方
向)で揺動自在にオーガ出力装置3を吊り下げている前
後揺動ピン43bとから構成されている。
【0048】従って、この実施の形態2に係るアースオ
ーガによれば、実施の形態1の補助アーム2に代えて、
上記補助アーム40を採用しているので、実施の形態1
と略同様な効果を享受できるというだけでなく、実施の
形態1と同一の本体ショベル1を用いた条件下で更に長
尺のオーガスクリュー4の適用が可能になるという効果
をも享受でき、その意味で削孔能力の向上が図られるこ
とになった。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る補助アーム、オーガ出力装
置、及びアースオーガは、以上のように構成したので、
アーム先端部を鉛直方向で操作する場合にオペレータの
意識と現実の操作との間でズレが生じても、アタッチメ
ントの保持するオーガスクリュー等に損傷を与えること
がなく、精度の良い削孔を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るアースオーガの概
略を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るアースオーガの構
成要素である補助アームの概略を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るアースオーガの構
成要素であるオーガ出力装置の概略を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態2に係るアースオーガの構
成要素である補助アームの概略を示す側面図である。
【図5】従来例であるアースオーガの概略を示す側面図
である。
【図6】従来例であるアースオーガのアーム先端部のズ
レを示す側面図である。
【符号の説明】
1…本体ショベル 1a…クローラ走行体 1b…旋回本体 1c…ブーム 1d…アーム 2…補助アーム 2a…重心線 11…第1のピン 12…第1のブラケット 13…第2のピン 14…第2のブラケット 15…第3のピン 3…オーガ出力装置 4…オーガスクリュー 21…ハウジング 22…動力系 23…管路系 23a…スイベル継手 31…出力軸 31a…軸線 31b…ベアリング 31c…管路 32…油圧モータ 32a…スプライン 40…補助アーム 41…第1のピン 42…ブラケット 43…十字形ピン 43a…左右揺動ピン 43b…前後揺動ピン 101…アーム 102…オーガスクリュー 103…オーガ出力装置 104…ピン 105…連結部 J…地盤 L1…間隔寸法 L2…間隔寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のアーム先端部に第1のピンに
    よって揺動自在に吊り下げられた第1のブラケットと、 この第1のブラケットに第2のピンによって当該第1の
    ブラケットの揺動方向と直交する方向で揺動自在に吊り
    下げられた第2のブラケットであって第3のピンによっ
    て当該第1のブラケットの揺動方向と同一方向でアタッ
    チメントを揺動自在に吊り下げたものとからなることを
    特徴とする、補助アーム。
  2. 【請求項2】 前記第2のピン及び第3のピンは、同じ
    位置に設けられたことを特徴とする、請求項1に記載の
    補助アーム。
  3. 【請求項3】 建設機械によって吊り下げられたハウジ
    ングと、 当該ハウジング内において鉛直方向に設定された軸線周
    りで回転自在に支持されると共に内部に管路を有する出
    力軸、及び前記ハウジング内に固定されると共に当該出
    力軸に対して減速装置を介することなく回転力を付与す
    るモータを含む動力系と、 前記ハウジングに固定されると共に前記出力軸の管路の
    上端部に回転自在に連結されたスイベル継手を含む管路
    系とを備え、 前記ハウジングの吊下重心並びに前記動力系及び管路系
    の重心を前記出力軸の軸線上に位置させたことを特徴と
    する、オーガ出力装置。
  4. 【請求項4】 建設機械のアーム先端部に吊り下げられ
    た請求項1又は請求項2に記載の補助アームに対し、ア
    タッチメントとして請求項3に記載のオーガ出力装置を
    設けたことを特徴とする、アースオーガ。
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