JP3018271B2 - 摺動案内具 - Google Patents

摺動案内具

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JP3018271B2 JP6149569A JP14956994A JP3018271B2 JP 3018271 B2 JP3018271 B2 JP 3018271B2 JP 6149569 A JP6149569 A JP 6149569A JP 14956994 A JP14956994 A JP 14956994A JP 3018271 B2 JP3018271 B2 JP 3018271B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定体に設けられたレ
ールに、適宜の可動体を摺動自在に装着するための摺動
案内具に関し、より詳細には、例えば自動車のサンルー
フを適時に遮蔽するサンシェード等の被摺動体を、サン
ルーフを構成する窓孔縁に設けられたレール等に摺動自
在に取り付けるための摺動案内具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図8に示すように、従来の自動
車のサンルーフには、サンシェード等可動体(101)を収
める窓孔等開口縁部に、案内突(102a)を備えたレー
ル(102)を設け、該レール(102)に可動体(101)をガタ付
きなく装着するために、可動体(101)におけるレール(10
2)に近接する側縁に、摺動案内具(103)を装着したもの
がある。
【0003】この摺動案内具(103)は、可動体(101)の側
縁部を挟み込む上下1対の挟持板部(103a)を備える断面
コ字状の本体(103b)と、挟持板(103a)の両側から外向き
傾斜状に延出する1対の腕状の弾性片(103c)を備えてい
る。この弾性片(103c)の先端部には、レール(102)の案
内突(102a)に嵌合するようにした凹部(103d)を設け、
弾性片(103d)の反発力により、可動体(101)をレール(10
2)から常時離間する方向に向けて付勢して、可動体(10
1)をガタ付きなく支持させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、窓孔等の左右
の縁に取り付けられる相対する1対のレール(102)間の
間隔に寸法誤差が生じている場合には、可動体(101)の
開閉移動にともなって、摺動案内具(103)がレール(102)
間の間隔が基準寸法より広い位置に達すると、2点鎖線
で示すように、基準寸法より広い分だけ弾性片(103c)
が、レール(102)に向けて弾性変形して寸法誤差を吸収
する。
【0005】このような状態で、レール(102)の下方に
向けて可動体(101)に荷重が掛かると、凹部(103d)が案
内突(102a)から脱落することがあり、また弾性片(103
c)が破損したり、変形したりするおそれがあり、これに
伴う大きな寸法誤差を吸収するのは困難であった。
【0006】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、相対するレール間隔の寸法誤差を吸収
するとともに、弾性片の破損を防止しうるようにした摺
動案内具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、レールに沿って移動する可動体に装着され、レー
ルに対する可動体の摺動を円滑にする摺動案内具であっ
て、可動体におけるレールに近接する側部に固定される
とともに、レールに設けた案内突の下面と可動体側の
側面とに当接する弾性片を有する本体と、レールの案内
の上面に当接しうる当接片を有するとともに、少な
くとも当接片が可動体の移動方向とほぼ直交する方向に
向けて動しうるように、摺動方向の一端部が本体に枢
着され、かつ本体と一体的に形成された板ばね部の付勢
により、当接片が常時レール 可動体側の側面と当接
しうるようにした摺動体とを備えることにより解決され
る。
【0008】
【作用】摺動体が枢着部を中心としてレールと直交する
方向に回動し、レール間の寸法誤差を吸収するととも
に、摺動体の当接片は、本体の板ばね部の付勢力により
常時レールの側面に当接して摺動しうるので、可動体
は、レールから脱落することなく、円滑かつ安定的
動することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図7に基づ
いて説明する。図1に示すように、この実施例の摺動案
内具(1)は、自動車のサンルーフ部を構成する開口(3)
の相対する両側縁に沿って設けられた1対のレール(4)
間で、開口(3)を遮蔽可能として支持されている可動
体、すなわちるサンシェード(2)を、1対のレール(4)
に対して摺動自在に装着するために用いられている。
【0010】摺動案内具(1)は、図3に示されるよう
に、バネ材よりなる本体(5)と、合成樹脂製の摺動体
(6)とからなっている。本体(5)は、板状の基板(5a)
を主体に構成され、基板(5a)の一方の縁部には、ほぼ
中程の位置に穿設された方形の窓孔(5b)と、幅方向に
向けて弾性力を有する板ばね部(5d)を連設した折曲片
(5c)が、基板(5a)の面にほぼ直交する向きに一体に突
設されている。基板(5a)には、1対の円形の取付孔(5
e)が穿設されている。
【0011】基板(5a)の他方の縁部には、屈曲片(5c)
の屈曲方向と反対方向に屈曲された側板部(5f)が形成
されている。この側板部(5f)のほぼ中程に位置する先
端部には、切欠部(5g)が形成されている。側板部(5f)
の両側からは、基板(5a)に対して外向き傾斜状に1対
の腕状の弾性片(5h)が延出している。弾性片(5h)の先
端部下側縁には、基板(5a)と反対の向きに突出する当
接部(5i)が形成されている。
【0012】摺動体(6)は、本体(5)の基板(5a)を覆
うように、基板(5a)に止着される板部(6b)を有し、こ
の板部(6b)は、本体(5)の基板(5a)とほぼ同寸、同形
状とされている。基板(5a)への装着時に、基板(5a)に
穿設されている一方の取付孔(5e)に連通する円形の軸
孔(6c)と、他方の取付孔(5e)に連通する幅方向に延び
た長孔(6d)とが穿設されている。一方、基板(6a)の他
方の縁側には、縁に沿った隆起部(6e)が形成され、隆
起部(6e)の下縁には、板部(6b)の側に向けて断面鈎状
の係止板片(6f)が突設されている。
【0013】軸孔(6c)に対してサンシェード(2)の摺
動方向に偏位した位置の隆起部(6e)の側縁には、弾性
片(5h)の当接部(5i)と同様に、板部(6b)側と反対方
向に突出した当接片(6g)が突設されている。
【0014】このように構成された本体(5)と摺動体
(6)とを、図2に示すように、摺動体(6)の板部(6b)
の係止板片(6f)が設けられている側の面を、本体(5)
の基板(5a)の屈曲片(5c)が設けられている面に組み付
けることにより、摺動案内具(1)は構成されている。
【0015】すなわち、摺動体(6)の係止板片(6f)
を、本体(5)の切欠部(5g)に嵌入させるとともに、板
部(6b)の摺動方向側の一端部を基板(5a)の面に着す
ることにより、本体(5)に対して、摺動体(6)は当接片
(6g)がレール(4)に向けて出没するように回動可能に
組み付けられる。
【0016】次いで、このように構成された摺動案内具
(1)の使用要領について説明する。図2に示すように、
摺動案内具(1)は、サンシェード(2)に開設された1対
の取付孔(2a)に対して、本体(5)に設けられている1
対の取付孔(5e)及び摺動体(6)に設けられている取付
孔(6c)、長孔(6d)がそれぞれ連通されるように、本体
(5)の屈曲片(5c)が設けられていない側を、サンシェ
ード(2)の側部面に装着した後、穴内にリベット等の適
宜の連結部材(7)を挿通させてカシメ付け等することに
より、本体(5)は固定される。この際、摺動体(6)は、
軸孔(6c)に挿通された連結部材(7)を中心にして回動
可能で、かつ、連結部材(7)に対して長孔(6d)が相対
的に摺動し得るとともに、板ばね部(5d)により、図4
〜図6において時計方向に付勢された状態で、サンシェ
ード(2)に取り付けられる。
【0017】図7に示すように、サンシェード(2)に組
み付けられた摺動案内具(1)は、レール(4)に設けた案
内突条(4a)の上面に当接片(6g)を乗せるとともに、レ
ール(4)の下面に1対の弾性片(5h)の当接部(5i)を当
接させることにより、レール(4)の案内突条(4a)を上
下から挟み込んで、サンシェード(2)をレール(4)に摺
動自在に支持させる。
【0018】レール(4)の案内突条(4a)を、前記のよ
うに挟み込んでいる摺動案内具(1)は、サンシェード
(2)に固定された本体(5)の1対の弾性片(5h)の弾性
力及び板ばね部(5d)により付勢された摺動体(6)によ
り、サンシェード(2)を常時レール(4)から離間する方
向に向けて付勢している。これにより、摺動案内具(1)
によって支持されたサンシェード(2)は、レール(4)か
ら離間する方向に向けて常時押圧された状態で支持され
ることとなり、1対のレール(4)間で、サンシェード
(2)をガタ付きなく支持することができる。
【0019】また、サンシェード(2)の開閉動作にとも
なって、摺動案内具(1)がレール(4)に沿って移動する
場合に、1対のレール(4)間の幅が基準寸法(L)の範囲
内にあるときには、図4に示すように、摺動体(6)の当
接片(6g)が、板ばね部(5d)の付勢力により、レール
(4)におけるサンシェード(2)側の側面と当接し、レー
ル(4)の案内突(4a)の上面とほぼ平行になるように
乗るとともに、弾性片(5h)の当接部(5i)が、案内突
(4a)の下面に当接して、当接片(6g)と当接部(5i)と
により、案内突(4a)を上下から持して、サンシェ
ード(2)を、ガタ付きなく円滑に開閉移動することがで
きるようになる。
【0020】また、1対のレール(4)間の幅が基準寸法
(L)より狭い場合には、図5に示すように、レール(4)
に向けて弾性片(5h)を撓ませながら、当接片(6g)がレ
ール(4)に押されて、また摺動体(6)は、軸孔(6c)を
回動中心として、板ばね部(5d)の付勢力に抗して反時
計方向に回動させられて、レール(4)間の狭まった量を
吸収する。従って、サンシェード(2)は動きが重くなる
ことなく円滑に開閉移動することができる。
【0021】1対のレール(4)間の幅が基準寸法(L)よ
り広い場合には、図6に示すように、摺動体(6)は、板
ばね部(5d)の付勢力により、軸孔(6c)を中心にして、
当接片(6g)がレール(4)に向かって回動し、レール
(4)の側面に当接することにより、レール(4)間の広が
った量を吸収する。従って、当接部(5i)と当接片(6g)
とにより、案内突(4a)を上下から確実に持するこ
とができるので、サンシェード(2)に作用する上方から
の荷重を当接片(6g)で受けて、弾性片(5h)の破損、折
損を防止することができる。
【0022】なお、前記実施例では、摺動体(6)をサン
シェード(2)に回動可能に設けた構成を説明したが、当
接片(6g)がレールに向けて出没するように、サンシェ
ード(2)に摺動可能に設けてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によると、本体の弾性片と、板ば
ね部によりレールの移動方向とほぼ直交する方法に向け
て回動しうるように枢着された摺動体の当接片とにより
レールをしうるので、可動体に掛かった荷重を当接
片により受けて、本体の弾性片の破損、折損を防止する
ことができる。また、レール間の幅が変化しても、本体
の板ばね部により付勢されている摺動体が、枢着部を中
心に回動して、レール間の寸法誤差を吸収するととも
に、当接 片は常にレールの側面に当接して摺動しうるの
で、可動体円滑かつ安定的に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の摺動案内具を自動車のサンシェードの
組付けに利用した例を、自動車のルーフ外側から見た平
面図である
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】同じく要部をさらに分解した斜視図である。
【図4】レール間が基準幅の範囲内にある場合の、摺動
案内具の平面図である。
【図5】レール間が基準幅より狭い場合の、摺動案内具
の平面図である。
【図6】レール間が基準幅より広い場合の、摺動案内具
の平面図である。
【図7】図4におけるVII−VII線断面図である。
【図8】従来の摺動案内具の平面図である。
【符号の説明】
(1)摺動案内具 (2)サンシェード(可動体) (2a)取付孔 (3)開口 (4)レール (4a)案内突 (5)本体 (5a)基板 (5d)板ばね部 (5e)取付孔 (5h)弾性片 (5i)当接部 (6)摺動体 (6a)基板 (6c)軸孔 (6d)長孔 (6g)当接片 (7)連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って移動する可動体に装着さ
    れ、レールに対する可動体の摺動を円滑にする摺動案内
    具であって、可動体におけるレールに近接する側部に固
    定されるとともに、レールに設けた案内突の下面と可
    動体側の側面とに当接する弾性片を有する本体と、レー
    ルの案内突の上面に当接しうる当接片を有するととも
    に、少なくとも当接片が可動体の移動方向とほぼ直交す
    る方向に向けて動しうるように、摺動方向の一端部が
    本体に着され、かつ本体と一体的に形成された板ばね
    の付勢力により、当接片が常時レールの可動体側の側
    面と当接しうるようにした摺動体とを備えることを特徴
    とする摺動案内具。
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