JP3017450B2 - 組立て式連結具 - Google Patents

組立て式連結具

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博英 橋本
純一 都築
省吾 長岡
唯宏 大長
孝臣 森
雅之 堀木
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Fujimi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート構
造物の連結面に取付けられて、連結すべき両コンクリー
ト構造物を連結する連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の連結具としては、鋳造で
製作されているものが一般的に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の連結具では、鋳造での製作する時に、中子が必要であ
る等から、製作に当たっての作業工程数が多くなってし
まう。そのため、この従来の連結具では、製作能率が悪
く、コスト低減が難しいものであった。
【0004】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は連結すべき両コンクリート構造物
の連結を互いに嵌合させることで行うことのできる連結
具を、容易かつ安価に製作することのできるようにした
組立て式連結具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の連結具は、嵌
合部およびアンカー部とからなっていると共に、アンカ
ー部の軸線と嵌合部の軸線とが同一平面内となるように
形成し、嵌合部におけるスリットの部分から、第一部材
と第二部材とに二分割して構成する。そして、第一部材
は、アンカー部と、截頭円錐形状の嵌合部を略二分割し
た状態の嵌合部構成材とから構成し、また、第二部材
は、截頭円錐形状の嵌合部を略二分割した状態の嵌合部
構成材と、この嵌合部構成材を第一部材におけるアンカ
ー部へ取付けるための取付け部とから構成する。
【0006】このような本発明の組立て式連結具によれ
ば、二分割した二部材を組立てるようにすることで、鋳
造等を用いなくても嵌合部を容易に形成することができ
るようにする。このことは、従来の鋳造のように中子を
必要としない等、製作工程を少なくすることができるの
で、製作時の省力化に有効となる。そのため、製作能率
が良くなり、コスト低減を可能とすることができ、連結
具を安価に提供することができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の組立て式連結具を
図示する一実施形態によって説明する。
【0008】コンクリート構造物11の連結面11aと平行
に沿う方向において互いに嵌合することのできる嵌合部
2を有しており、また、この嵌合部2は断面が略截頭円
錐形状に形成されていると共に、この嵌合部2の外周面
に截頭円錐形状の中空部に連通して截頭円錐形状の軸線
位置と同一レベルに連結面11aに沿う方向へ延びるスリ
ット2aが形成されており、コンクリート構造物11の連結
面11aに取付けられる雄型および雌型の各連結具1(図
1参照)は、嵌合部2およびアンカー部3とからなって
いると共に、アンカー部3の軸線3aと嵌合部2の軸線2b
とが同一平面内となるように形成されている。また、嵌
合部2におけるスリット2aの部分から、第一部材4と第
二部材5とに二分割されている。
【0009】そして、第一部材4は、アンカー部3と、
截頭円錐形状の嵌合部2を略二分割した状態の嵌合部構
成材6とからなっている。第二部材5は、截頭円錐形状
の嵌合部2を略二分割した状態の嵌合部構成材7と、こ
の嵌合部構成材7を第一部材4におけるアンカー部3へ
取付けるための取付け部8とからなっている。
【0010】なお、この実施形態での第一部材4の嵌合
部構成材6は、截頭円錐形状の嵌合部2を略二分割した
状態の半円形状(円弧状)断面に形成されている。ま
た、この第一部材4のアンカー部3は、嵌合部構成材6
から延びて設けられており、延びている略中央部には嵌
合用突部3bが、延びている端部にはT字状のアンカー体
3cがそれぞれ形成されている。さらに、このアンカー部
3には、嵌合用突部3bの近傍位置に、ボルト穴9が複数
個穿設されている。
【0011】この実施形態での第二部材5の嵌合部構成
材7は、截頭円錐形状の嵌合部2を略二分割した状態の
半円形状(円弧状)断面に形成されている。また、この
第二部材5の取付け部8は、嵌合部構成材7から延びて
おり、延びている略中央部には第一部材4のアンカー部
3における嵌合用突部3bと係止する嵌合用凹部8aが形成
されている。さらに、この取付け部8には、第一部材4
のアンカー部3に穿設したボルト穴9と連通するボルト
穴9が穿設されている。
【0012】そして、この第一部材4と第二部材5とを
一体化して、連結具1とするには、先ず、図2に示すよ
うな状態に向かい合わせる。その後、第一部材4におけ
るアンカー部3の嵌合用突部3bと、第二部材5における
取付け部8の嵌合用凹部8aとを嵌合させると共に、連通
しているアンカー部3と取付け部8とのボルト穴9に連
結用ボルト(図示せず)を貫通させて締付けることによ
り、第一部材4と第二部材5とが一体化して連結具1と
なる。
【0013】このような連結具1によれば、第一部材4
と第二部材5とを別々に製作し組立てることで、面倒な
製作過程を有する鋳造等を採用することなく、截頭円錐
形状の嵌合部2を有する連結具1を簡単に製作すること
ができる。
【0014】図3は、本発明の組立て式連結具1の別形
態を示すものである。ここでの、嵌合部2におけるスリ
ット2aの部分から二分割してなる第一部材4と第二部材
5とは、アンカー部3も二分割されて、それぞれ嵌合部
構成材6,7とアンカー部3とからなっており、それぞ
れの接合面10に対して対称構造に構成されている。この
形態での連結具1とする第一部材4と第二部材5との一
体化は、それぞれのアンカー部3に穿設されているボル
ト穴9に連結用ボルト(図示せず)を貫通させて締付け
ることで行われる。
【0015】そして、この別形態の第一部材4と第二部
材5とを一体化して、連結具1とするには、先ず、図4
に示すような状態に向かい合わせる。その後、連通して
いるアンカー部3と取付け部8とのボルト穴9に連結用
ボルト(図示せず)を貫通させて締付けることにより、
第一部材4と第二部材5とが一体化して連結具1とな
る。
【0016】なお、雄型の連結具1における嵌合部2の
圧入に当たって、雌型の連結具1における嵌合部2の外
周にクッション材(図示せず)を用いる場合には、本願
の組立て式連結具1によれば第一部材4と第二部材5と
の結合手段を工夫する。例えば、連結用ボルト締めの場
合にはボルトの締結力を加減する。このことによって、
クッション材の役割を代用することができる。
【0017】また、雄型の連結具1は、図5に示すよう
に、雌型の連結具1に嵌合するものであれば、雌型の連
結具1のようなスリット2aや嵌合用の孔を、設けなくて
も済ますことができる。この図5は、その実施形態とし
て嵌合部2を充実材12で作成したものである。
【0018】
【発明の効果】この発明の組立て式連結具によれば、第
一部材と第二部材とに二分割して連結具を組立てるよう
にしたことで、鋳造等を用いなくても嵌合部を容易に形
成することができる。このことは、従来の鋳造のように
中子を必要としない等、製作工程を少なくすることがで
き、製作の省力化に有効なものとすることができる。そ
のため、製作能率が良くなり、コスト低減を可能とする
ことができるので、コンクリート構造物の連結面に設け
る連結具を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の組立て式連結具をコンクリート構造
物の連結面に取付けた状態を示す概略斜視図である。
【図2】この発明の組立て式連結具の組立て状態を示す
概略斜視図である。
【図3】この発明の別形態の組立て式連結具をコンクリ
ート構造物の連結面に取付けた状態を示す概略斜視図で
ある。
【図4】この発明の別態様の組立て式連結具の組立て状
態を示す概略斜視図である。
【図5】この発明の組立て式連結具のさらに別態様の組
立て状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1…連結具、2…嵌合部、2a…スリット、2b…軸線、3
…アンカー部、3a…軸線、3b…嵌合用突部、3c…アンカ
ー体、4…第一部材、5…第二部材、6…嵌合部構成
材、7…嵌合部構成材、8…取付け部、8a…嵌合用凹
部、9…ボルト穴、10…接合面、11…コンクリート構造
物、11a…連結面、12…充実材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000230010 ジオスター株式会社 東京都港区芝4丁目2番3号 (73)特許権者 000112749 フジミ工研株式会社 東京都千代田区飯田橋3丁目11番18号 (73)特許権者 000001052 株式会社クボタ 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 (72)発明者 山本 稔 東京都町田市玉川学園1丁目15番2号 (72)発明者 橋本 博英 東京都千代田区有楽町1−12−1 石川 島建材工業株式会社内 (72)発明者 都築 純一 東京都世田谷区成城6丁目30番8号 (72)発明者 長岡 省吾 東京都世田谷区北烏山6−31−27 A− 202 (72)発明者 大長 唯宏 埼玉県狭山市入間川1434−75 (72)発明者 森 孝臣 東京都千代田区飯田橋3丁目11番18号 フジミ工研株式会社内 (72)発明者 堀木 雅之 大阪府大阪市大正区南恩加島7丁目1番 22号 株式会社クボタ恩加島工場内 (56)参考文献 特開 平9−60488(JP,A) 実開 昭62−7493(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物の連結面と平行に沿
    う方向において互いに嵌合することのできる嵌合部を有
    しており、また、この嵌合部は断面が略截頭円錐形状に
    形成されていると共に、この嵌合部の外周面に前記截頭
    円錐形状の中空部に連通して截頭円錐形状の軸線位置と
    同一レベルに前記連結面に沿う方向へ延びるスリットが
    形成されており、前記コンクリート構造物の連結面に取
    付けられる雄型および雌型の各連結具であり、 前記各連結具は、嵌合部およびアンカー部とからなって
    いると共に、アンカー部の軸線と嵌合部の軸線とが同一
    平面内となるように形成されており、また、前記嵌合部
    におけるスリットの部分から、第一部材と第二部材とに
    二分割されており、 前記第一部材は、前記アンカー部と、前記截頭円錐形状
    を略二分割した状態の嵌合部構成材とからなっており、
    また、前記第二部材は、前記截頭円錐形状の嵌合部を略
    二分割した状態の嵌合部構成材と、この構成材嵌合部を
    前記第一部材におけるアンカー部へ取付けるための取付
    け部とからなっていることを特徴とする組立て式連結
    具。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部におけるスリットの部分から
    二分割してなる第一部材と第二部材とは、前記アンカー
    部も二分割されて、それぞれ嵌合部構成材とアンカー部
    とからなっており、それぞれの接合面に対して対称構造
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の組立
    て式連結具。
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