JPH0735839Y2 - ブースタロケット用ブレース - Google Patents

ブースタロケット用ブレース

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JPH0735839Y2
JPH0735839Y2 JP10838488U JP10838488U JPH0735839Y2 JP H0735839 Y2 JPH0735839 Y2 JP H0735839Y2 JP 10838488 U JP10838488 U JP 10838488U JP 10838488 U JP10838488 U JP 10838488U JP H0735839 Y2 JPH0735839 Y2 JP H0735839Y2
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JP
Japan
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brace
rocket
booster
core
bolt
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JP10838488U
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孝夫 遠藤
圭一 安達
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、コアロケットとブースタロケットとを結合
・分離するために用いるブースタロケット用ブレースに
関するものである。
[従来技術] 従来からロケットには、例えば第4図および第5図に示
すように、コアロケット1に対して複数の補助用のブー
スタロケット2が切離し可能に連結されたものがある。
この連結は、第5図のように例えば3本のブレース3を
介して行われ、これらブレース3は、ブースタロケット
2の作動時の推進力をコアロケット1に伝達する一方、
ブースタロケット2燃焼終了後に分離してコアロケット
1からブースタロケット2を切り離して重量軽減を図る
ようにしている。
具体的には、このブレース3は、第6図および第7図に
示すように、コアロケット1に基端部4aが回動自在に装
着されたコア側ブレース部4と、ブースタロケット2に
基端部5aが回動自在に装着されたブースタ側ブレース5
とを有している。そして、このブースタ側ブレース部5
からボルト6が挿通され、このボルト6がコア側ブレー
ス部4に設けられたセパレーションナット7に螺合され
るようになっている。このセパレーションナット7に
は、コアロケット1側から延長された導爆線8が接続さ
れている。
ロケット打上げ時には、コアロケット1の補助としてブ
ースタロケット2が作動し、このブースタロケット2の
推進力がブレース3を介してコアロケット1側に伝達さ
れる。そして、ブースタロケット2の燃焼終了後には、
導爆線8を介してセパレーションナット7を作動させて
ボルト6を離脱させて、ブースタ側ブレース部5とコア
側ブレース4とを分離させ、ブースタロケット2をコア
ロケット1から切り離し、ロケット全体の重量を軽減さ
せるようにしている。
なお、この種のものとしては、例えば特開昭59-227600
号公報に記載されたようなものがある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のブースタロケット用ブ
レースにあっては、ブースタ側ブレース部5とコア側ブ
レース部4とは、各々の端面部4b,5b同士がボルト6接
続時に略全面に渡って面接触しているため、ボルト6締
付け力は主にボルト6近傍に集中することになる。従っ
て、端面部4b,5b同士の圧接力が小さいことから、ブー
スタロケット2の推力伝達時に、第8図のように、この
ブレース3に大きな曲げモーメントが作用した場合に
は、引張側の周縁部(第8図中下側)が離間し、荷重分
布は第9図中斜線に示すような分布となる。その結果、
中立軸xの位置が第9図に示すように端面部4b,5bの中
心からズレてしまい、中立軸xからボルト6まで距離が
長くなる結果、このボルト6には大きな引張応力が作用
し、ボルト6破断に耐えるために径を大きくしたりする
必要があった。
[課題を解決するための手段] この考案は、かかる従来の課題を解決するため、コアロ
ケット側に基端部が装着されたコア側ブレース部と、ブ
ースタロケット側に基端部が装着されたブースタ側ブレ
ース部とを有し、該両ブレース部の端面部同士が合わさ
れ、該端面部同士の中央部にボルトが貫通されてセパレ
ーションナットに螺合されて、前記両ブレース部が連結
されることにより、前記コアロケットにブースタロケッ
トが接続される一方、該ブースタロケット作動終了後に
前記セパレーションナットを作動させて前記コア側ブレ
ース部とブースタ側ブレース部とに分離することによ
り、前記ブースタロケットを前記コアロケットから切り
離す大略柱形状のブースタロケット用ブレースにおい
て、前記両端面部の少なくとも一方に、周縁部を残して
凹所を形成し、前記両ブレース部の連結状態で、前記両
端面部の周縁部のみが当接するようにしたブースタロケ
ット用ブレースとしたことを特徴としている。
[作用] かかる手段によれば、コア側ブレース部とブースタ側ブ
レース部とは両端面部同士の周縁部が当接して接続され
ているため、ボルト締付け力は、従来のように端面部の
中央部に設けられたボルト近辺でなく、周縁部に作用
し、この周縁部において、大きな当接力が得られること
になる。従って、ブースタロケット作動時に、このブレ
ースに大きな曲げモーメントが作用した場合でも、従来
のように端面部の周縁部同士が容易に離間するようなこ
とがない。その結果、中立軸の位置は、端面部の略中
央、つまり、ボルト挿通部位からそれ程離間することが
ない。このため、ボルトには、従来より小さな引張応力
が作用することから、ボルト径を小さく設定することが
できることとなる。
[実施例] 以下、この考案を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示す図であ
る。
まず構成を説明すると、図中符号11はブレースで、この
ブレース11を複数本使用することによりコアロケット1
とブースタロケット2とを接続・切離すようにしてい
る。
具体的には、このブレース11は、コアロケット1側に基
端部14aが回動自在に装着されたコア側ブレース部14
と、ブースタロケット2側に基端部15aが回動自在に装
着されたブースタ側ブレース部15とを有している。この
両ブレース部14,15の接続状態では、ブレース11は大略
円柱形状を呈している。
このコア側ブレース部14は、コア側ブレース本体16にナ
ット取付部材17がリング部材18を介して固定されて、断
面円筒形状に形成され、このナット取付部材17の端面部
17aにセパレーションナット19がボルト20・ナット21に
て固定されてコア側ブレース部14内に配設されている。
また、このセパレーションナット19には、コアロケット
1側から延長され、セパレーションナット19を作動させ
るための導爆線22が接続されている。さらに、このナッ
ト取付部材17の端面部17aには、中央部にセパレーショ
ンナット19まで貫通する貫通孔17bが穿設されている。
一方、ブースタ側ブレース部15は、ブースタ側ブレース
本体23にボルト取付部材24が螺合され、このボルト取付
部材24の端面部24aの略中央部に貫通孔24bが穿設されて
いる。
この貫通孔24bと前記コア側ブレース部14に形成された
貫通孔17bとに、ブースタ側ブレース部15側からボルト2
5が挿通されて前記セパレーションナット19に螺合され
るようになっている。
また、このボルト取付部材24の端面部24aには、周縁部2
4cを環状に残して凹所24eが形成されると共に、この周
縁部24cには、段差部24dが形成されている。そして、ボ
ルト25締付時には、その段差部24dに、コア側ブレース
部14の端面部17aの周縁角部17cが嵌合して当接するよう
になっている。
次に、かかる構成よりなるブースタロケット用ブレース
の作用について説明する。
まず、コアロケット1に複数本のブレース11を介してブ
ースタロケット2が接続され、この状態でロケットが打
上げられると、ブースタロケット2の推進力によりコア
ロケット1の推進力が補助される。
この場合、ブースタロケット2からの推進力は、上記ブ
レース11を介してコアロケット1側に伝達される。
この際、ブレース11には、大きな曲げモーメントが作用
することになるが、ボルト25には、従来より小さな引張
応力が作用することになる。
すなわち、ボルト25をセパレーションナット19に螺合さ
せて両ブレース部14,15を接続した状態では、ブースタ
側ブレース部15の端面部24aの周縁部24cのみがコア側ブ
レース部14の周縁角部17cに当接しているため、この周
縁部24cには、従来より、大きな当接力が作用すること
になる。従って、このブレース11に曲げモーメントが作
用した場合でも、従来と異なり、周縁部24cが離間し難
い。このため、第3図に示す荷重分布のように、中立軸
xの位置が端面部17a,24aの略中央部、つまりボルト25
挿通部位からそれ程ズレることがないため、ボルト25に
作用する引張応力を従来より小さくでき、ボルト25径を
小さくすることもできる。
また、ボルト25締結状態では、ブースタ側ブレース部15
の端面部24aがバネ作用を成すため、この端面部24aがス
プリングワッシャのような機能を発揮し、ボルト25の緩
みを防止する機能も発揮する。
なお、上記実施例では、ブースタ側ブレース部15の端面
部24aにのみ凹所24eを形成したが、これに限らず、コア
側ブレース部14の端面部17a側に形成しても良いことは
勿論である。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、両端面部
の少なくとも一方に、周縁部を残して凹所を形成し、両
ブレース部の連結状態で、前記両端面部の周縁部のみが
当接するようにしたため、ブレースに曲げモーメントが
作用した場合でも、両端面部の周縁部同士が離間し難く
なることから、中立軸の位置が端面部の中央部(ボルト
挿通部位)からそれ程離間することがない結果、このボ
ルトに作用する引張応力を従来より小さくすることがで
きる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案のブースタロケット用ブ
レースの一実施例を示す図で、第1図は同ブレースの断
面図、第2図は要部断面図、第3図は接合部における荷
重分布状態を示す説明図、第4図ないし第9図は従来例
を示す図で、第4図はコアロケットおよびブースタロケ
ットを示す正面図、第5図はブレースの配設状態を示す
平面図、第6図は同ブレースを示す第1図に相当する断
面図、第7図は同ブレースの要部を示す分解断面図、第
8図は同ブレースに曲げモーメントが作用した状態を示
す説明図、第9図は荷重分布状態を示す第3図に相当す
る説明図である。 1……コアロケット 2……ブースタロケット 11……ブレース 14……コア側ブレース部 15……ブースタ側ブレース部 17a,24a……端面部 24c……周縁部 24e……凹所 19……セパレーションナット 25……ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアロケット側に基端部が装着されたコア
    側ブレース部と、ブースタロケット側に基端部が装着さ
    れたブースタ側ブレース部とを有し、該両ブレース部の
    端面部同士が合わされ、該端面部同士の中央部にボルト
    が貫通されてセパレーションナットに螺合されて、前記
    両ブレース部が連結されることにより、前記コアロケッ
    トにブースタロケットが接続される一方、該ブースタロ
    ケット作動終了後に前記セパレーションナットを作動さ
    せて前記コア側ブレース部とブースタ側ブレース部とに
    分離することにより、前記ブースタロケットを前記コア
    ロケットから切り離す大略柱形状のブースタロケット用
    ブレースにおいて、 前記両端面部の少なくとも一方に、周縁部を残して凹所
    を形成し、前記両ブレース部の連結状態で、前記両端面
    部の周縁部のみが当接するようにしたことを特徴とする
    ブースタロケット用ブレース。
JP10838488U 1988-08-18 1988-08-18 ブースタロケット用ブレース Expired - Lifetime JPH0735839Y2 (ja)

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