JP3016950B2 - 光起電力装置の製造方法 - Google Patents

光起電力装置の製造方法

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JP3016950B2 JP4093446A JP9344692A JP3016950B2 JP 3016950 B2 JP3016950 B2 JP 3016950B2 JP 4093446 A JP4093446 A JP 4093446A JP 9344692 A JP9344692 A JP 9344692A JP 3016950 B2 JP3016950 B2 JP 3016950B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光起電力装置の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な光起電力装置として、受
光面側の透明電極と裏面電極との間にp−i−n接合型
の非晶質半導体層を備えるものがある。
【0003】p−i−n接合型の非晶質半導体層として
は、透明電極側から順にp型非晶質半導体層(以下、p
層と略記する。)と、i型非晶質半導体層(以下、i層
と略記する。)と、n型非晶質半導体層(以下、n層と
略記する。)とを積層したものと、逆に透明電極側から
n層、i層、p層の順に積層したものとがある。
【0004】また、非晶質半導体としては、アモルファ
スシリコン、アモルファスシリコンカーバイド、アモル
ファスシリコンゲルマニウム等が用いられる。
【0005】更に、上記非晶質半導体層は、光電変換効
率を高めるため、表面と裏面との一方または双方が凹凸
面に形成された、いわゆるテクスチャ構造を有するもの
がある。すなわち、テクスチャ構造を有する非晶質半導
体層を備える光起電力素子では、従来のフラットな表面
や裏面では吸収しきれなかった光を、凹凸のある表面あ
るいは裏面で乱反射することにより非晶質半導体層で吸
収できるようになる、いわゆる光閉じ込めと呼ばれる効
果が得られ、この光閉じ込めによって光電交換効率が高
められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、非晶質半導体層を積層した光起電力装置において、
テクスチャ基板の光散乱率を大きくするには、透明導電
膜の膜厚を厚くすることが必要と成り、このため透明導
電膜での光吸収損が増え、変換効率の向上には必ずしも
結び付かないという問題があった。
【0007】これに対し、非晶質半導体層そのものをテ
クスチャ構造化するという方法が考えられている。しか
し、非晶質半導体層は結晶方位が規則的でないため、単
に半導体層をエッチング処理するだけでは形状と大きさ
が揃った凹凸を作ることが困難である。そこで、酸化シ
リコンの薄膜や粒部を半導体層上に形成し、エッチング
する際のマスクとして用いれば良いが、設計通りの凹凸
を得るための酸化シリコンの形成が難しく、スループッ
トの点で改善すべき点が多い。
【0008】この発明の目的は、テクスチャ構造を有す
る光起電力装置の電気的特性及び光電変換効率を高める
とともに製造の容易な方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の光起電力装置
の製造方法は、表面に凹凸面を有し且つその表面に酸化
シリコン膜を形成した単結晶シリコン基板を、透光基板
上に形成された光活性層を含む半導体層上に接触させた
後、熱処理を施すことにより、前記酸化シリコン膜を部
分的に半導体層表面に転写し、この転写された酸化シリ
コン膜をマスクとして、半導体層にエッチング処理を施
し、この表面に凹凸面を形成することを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明においては、単結晶シリコン基板に形
成された酸化シリコン膜を非晶質半導体層上に接触させ
た後、熱処理を施すことにより、非晶質半導体膜表面に
均一で任意の膜厚が形成できる。これをマスクとしてエ
ッチングを行うことにより、500Å〜300μmと充
分なサイズで半導体層上に均一に配置された凹凸の形成
が容易に行える。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図面に従い説明する。
【0012】図1はこの発明により製造された光起電力
装置を示す断面図である。この光起電力素子はガラス基
板1と、これの一面に順に積層された例えば酸化錫(S
nO2 )、酸化インジウム(In23 )、酸化インジ
ウム錫(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)等からなる透明
電極膜2、非晶質半導体層3及び裏面電極5とを備え
る。
【0013】非晶質半導体層3は、アモルファスシリコ
ン(a−Si)、アモルファスシリコンカーバイド(a
−SiC)、アモルファスシリコンゲルマニウム等のア
モルファスシリコン系の半導体で形成される。
【0014】非晶質半導体層3は、それぞれプラズマC
VD法によって形成されたp型アモルファスシリコンカ
ーバイドからなるp層3p、i型アモルファスシリコン
カーバイドからなるi層3i、n型アモルファスシリコ
ンカーバイドからなるn層3nとからなる。この実施例
では、p層3pとi層3iとの界面特性を向上するため
に、それらの間にアモルファスシリコンカーバイドから
なるバッファ層3bを介在させている。
【0015】さて、この実施例においては、i層3i表
面に後述する方法で転写された酸化シリコン膜4が所定
間隔で配置され、この酸化シリコン膜4をマスクとして
i層3i表面がKOHを用いたウエットエッチングによ
り、500Å〜300μmと充分なサイズで均一に配置
された凹凸が形成されている。
【0016】この凹凸面を有するi層3i上にn層3n
及び裏面電極5を形成することで、裏面電極5の表面が
凹凸形状を呈する。
【0017】この実施例によれば、透光性基板1より入
射した光は、透明電極2を介して半導体層3内に到達し
た後、まず一部が吸収される。次に、半導体層3を通過
した光は、凹凸形状を有する裏面電極5の表面で反射さ
れた後、再び半導体層3に進行し吸収される。
【0018】次にこの発明の製造方法につき図2を参照
して説明する。予め単結晶シリコン基板10を用意し、
この単結晶基板上に所定の凹凸を形成しておく。この凹
凸はNaOHをH2O中で適当な濃度で混ぜ、その溶液
にてウエットエッチングを行うことにより形成する。こ
のエッチングで単結晶シリコン基板10は等方性エッチ
ングされ、四角錐状の凹所が均一に形成される。この四
角錐状の凹所の各1辺のサイズは表1に示す用にNaO
H濃度で制御できる。
【0019】
【表1】
【0020】溶液温度は70〜95℃で、30〜40分
エッチング処理をすることにより、夫々上述の構造のエ
ッチングが行われた。尚、溶液温度が70℃以下ではテ
クスチャ化せず、また95℃以上では再現性が良くなか
った。
【0021】次に、この単結晶シリコン基板10のテク
スチャ面に酸化シリコン膜11を形成する(図2(a)
参照)。この実施例では酸化シリコン膜11は約500
Åとし、この酸化膜は後の工程で半導体層に容易に転写
できるように次の表2に示すような形成条件でスパッタ
リングにより形成する。
【0022】
【表2】
【0023】次に、図2(b)に示すように、ガラス基
板1上の一面に順に透明電極膜2、p層3p、バッファ
層3b、i層3iを形成し、このi層3i表面に単結晶
シリコン基板10の酸化シリコン膜11を接触させる。
【0024】この状態で100〜450℃の温度で熱ア
ニールを行う。i層3i表面に転写形成される酸化シリ
コン膜4の膜厚は温度と時間により制御が可能であり、
この実施例では、温度380℃で30分の熱アニールを
施すことにより、約300Åの酸化シリコン膜4が形成
される(図2(c)参照)。
【0025】続いて、図2(d)に示すように、この酸
化シリコン膜4をマスクとしてエッチングを行うことに
より、i層3i表面に凹凸面を形成する。このエッチン
グ処理としては、水素やヘリウム、アルゴン等の不活性
ガスまたはCH4等の反応ガスをプラズマ分解して化学
的或いは物理的に行う方法や、KOH溶液等を用いたウ
エットエッチングが利用できる。この実施例では、水素
プラズマを用いてエッチング処理を行った。このエッチ
ング条件を表3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】続いて、図2(e)に示すように、この凹
凸面が形成されたi層3i表面にn層3n、裏面電極5
を順次形成してこの発明による光起電力装置が得られ
る。
【0028】この様に、半導体層をテクスチャ構造とす
ることにより、特に長波長光の光路長を長くし、光吸収
量が増加される。また、半導体層のテクスチャ形状で光
を曲げることから、入射側のテクスチャ基板はテクスチ
ャ度を小さくまたはフラットな透明電極にしても良いた
め、結果的に透明電極を薄くすることが可能と成り、透
明電極での光吸収損を低減させることが出来る。
【0029】図3にこの発明により製造した光起電力装
置の光感度スペクトルを示す。また比較例として、透明
電極をテクスチャ構造にした従来の光起電力装置の光感
度スペクトルも同時に示す。この図3から明らかなよう
に、この発明によれば、600nm以上の長波長光の光
感度が上昇している。これはこの発明によるテクスチャ
構造により、長波長光の光活性層での吸収量が増加した
ためである。
【0030】この発明は、単結晶、多結晶シリコンに不
純物拡散により接合を形成して成る光起電力装置につい
てもこの発明は適用可能であり、単結晶、多結晶シリコ
ン上にこの発明法により、酸化シリコン膜を形成し、マ
スクとして、エッチングすることにより、500Å〜3
00μmの凹凸形成が可能である。特に、多結晶シリコ
ンにおいて、結晶方位、サイズの不均一により込んであ
った均一で大きな凹凸を形成することが出来る。
【0031】尚、マスクとして用いた酸化シリコン膜は
エッチングプロセス終了後取り除いても良いが、そのま
ま放置しても問題はない。光吸収により生成されたキャ
リアが半導体界面再結合することによる損失を低減させ
るためには接合面積を小さくさせることが有効であり、
この発明の酸化シリコン膜は半導体層界面にあって、接
合面積を小さくすることにより、キャリアの再結合損の
低減にも有効である。
【0032】また、上述した実施例では、i層3i表面
に凹凸面を形成しているが、i層3i表面にn層3nを
設けた後、このn層3n表面に凹凸面を形成しても良
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、単結
晶シリコン基板に形成された酸化シリコン膜を非晶質半
導体層上に接触させた後、熱処理を施すことにより、非
晶質半導体膜表面に均一で任意の膜厚が形成できる。こ
れをマスクとしてエッチングを行うことにより、500
Å〜300μmと充分なサイズで半導体層上に均一に配
置された凹凸の形成が容易に行え、出力電流が大きく、
変換効率を向上させた光起電力装置を提供することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明により製造した光起電力装置の構造を
示す模式図である。
【図2】この発明の製造方法を示す工程別断面図であ
る。
【図3】この発明により製造した光起電力装置及び従来
の光起電力装置の光感度スペクトルを示す特性図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 透明電極 3 非晶質半導体層 3p p層 3i i層 3n n層 4 酸化シリコン膜 10 単結晶シリコン 11 酸化シリコン膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−228679(JP,A) 特開 昭62−237768(JP,A) 特開 昭62−105424(JP,A) 特開 昭53−147469(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/04 H01L 21/302,21/306

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸面を有し且つその表面に酸化
    シリコン膜を形成した単結晶シリコン基板を、透光基板
    上に形成された光活性層を含む半導体層上に接触させた
    後、熱処理を施すことにより、前記酸化シリコン膜を部
    分的に半導体層表面に転写し、この転写された酸化シリ
    コン膜をマスクとして、半導体層にエッチング処理を施
    し、この表面に凹凸面を形成することを特徴とする光起
    電力装置の製造方法。
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