JP3016818B2 - 電線水密処理用材 - Google Patents
電線水密処理用材Info
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- JP3016818B2 JP3016818B2 JP2129498A JP12949890A JP3016818B2 JP 3016818 B2 JP3016818 B2 JP 3016818B2 JP 2129498 A JP2129498 A JP 2129498A JP 12949890 A JP12949890 A JP 12949890A JP 3016818 B2 JP3016818 B2 JP 3016818B2
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- Japan
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- waterproof
- sheet
- wire
- base material
- compound layer
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電線束、例えばワイヤーハーネスの分岐箇所
の水密化処理に使用する電線水密処理用材に関するもの
である。
の水密化処理に使用する電線水密処理用材に関するもの
である。
(従来の技術) 粘着シート片の片面に四方縁端部を除いて防水コンパ
ウンド層を設けた防水材を防水コンパウンド層を内側に
向けて電線束に一回に巻着し、加圧により防水コンパウ
ンドを電線間隙に圧入する防水処理工法を施用するに
は、防水材の保管・運搬上、防水コンパウンド層側に剥
離紙片を仮着する必要がある。
ウンド層を設けた防水材を防水コンパウンド層を内側に
向けて電線束に一回に巻着し、加圧により防水コンパウ
ンドを電線間隙に圧入する防水処理工法を施用するに
は、防水材の保管・運搬上、防水コンパウンド層側に剥
離紙片を仮着する必要がある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、粘着シート片の片面に四方縁端部を
除いて防水コンパウンド層を設けた防水材を防水コンパ
ウンド層を内側に向けて電線束に一回り巻着し、加圧に
より防水コンパウンドを電線間隙に圧入する防水処理工
法に有用な電線水密処理用材を提供することにある。
除いて防水コンパウンド層を設けた防水材を防水コンパ
ウンド層を内側に向けて電線束に一回り巻着し、加圧に
より防水コンパウンドを電線間隙に圧入する防水処理工
法に有用な電線水密処理用材を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る電線水密処理用材は、シート状基材の片
面に防水コンパウンド層を該基材の四方縁端部を除いて
設けてなる防水材の多数箇に前記片面側において共通の
剥離紙を仮着したことを特徴とする構成であり、シート
状基材の片面に粘着剤層を設けたり、シート状基材の外
面を撥水処理することが好ましい。
面に防水コンパウンド層を該基材の四方縁端部を除いて
設けてなる防水材の多数箇に前記片面側において共通の
剥離紙を仮着したことを特徴とする構成であり、シート
状基材の片面に粘着剤層を設けたり、シート状基材の外
面を撥水処理することが好ましい。
(実施例の説明) 以下、図面により本発明の実施例について説明する。
第1図Aは本発明に係る電線水密処理用材の一実施例
を示す平面図、第1図Bは第1図Aにおけるb−b断面
図をそれぞれ示している。
を示す平面図、第1図Bは第1図Aにおけるb−b断面
図をそれぞれ示している。
第1図において、Aは防水材であり、シート状基材1
(例えば、塩化ビニル、ポリオチレンテレフタレート等
のプラスチックフィルムを使用できる)の片面に粘着剤
層2を設け、この粘着剤層2の四方縁端部10を除いた部
分に定形性の防水コンパウンド層3を設けてある。4は
一列にギャップe(1〜20mm程度)を隔てて配列した多
数箇の防水材Aの前記防水コンパウンド層側に仮着した
共通の剥離紙である。
(例えば、塩化ビニル、ポリオチレンテレフタレート等
のプラスチックフィルムを使用できる)の片面に粘着剤
層2を設け、この粘着剤層2の四方縁端部10を除いた部
分に定形性の防水コンパウンド層3を設けてある。4は
一列にギャップe(1〜20mm程度)を隔てて配列した多
数箇の防水材Aの前記防水コンパウンド層側に仮着した
共通の剥離紙である。
本発明に係る電線水密処理用材を用いて電線束の所定
箇所、例えばワイヤーハーネスの分岐箇所を水密処理す
るには、防水材Aを剥離紙4から剥離し、第2図A及び
第2図B(第2図Aにおけるb−b断面図)に示すよう
に、防水材Aを防水コンパゥンド層3を内側に向けて電
線束の所定箇所B上に巻き付け、第2図Aに示すよう
に、シート状基材1の両脇縁端部10、10を電線束表面に
粘着剤2によって封止すると共に第2図Bに示すように
シート状基材1の巻き終り縁端部10を下側のシート状基
材面に粘着剤によって封止する。而るのちは、上記縁端
部封止のシート状基材1の外面をプレス器具を用いてプ
レスする。
箇所、例えばワイヤーハーネスの分岐箇所を水密処理す
るには、防水材Aを剥離紙4から剥離し、第2図A及び
第2図B(第2図Aにおけるb−b断面図)に示すよう
に、防水材Aを防水コンパゥンド層3を内側に向けて電
線束の所定箇所B上に巻き付け、第2図Aに示すよう
に、シート状基材1の両脇縁端部10、10を電線束表面に
粘着剤2によって封止すると共に第2図Bに示すように
シート状基材1の巻き終り縁端部10を下側のシート状基
材面に粘着剤によって封止する。而るのちは、上記縁端
部封止のシート状基材1の外面をプレス器具を用いてプ
レスする。
この場合、シート状基材1が縁端部の封止のために、
防水コンパゥンドに対し袋として機能し、シート状基材
外面の締め付けによる防水コンパゥンド3の加圧にもか
かわらず、シート状基材縁端からの防水コンパゥンド3
の漏出を良く防止でき、防水コンパゥンドを充分に加圧
できる。従って、電線束の中心部にまで防水コンパゥン
ドを良く圧入できる。
防水コンパゥンドに対し袋として機能し、シート状基材
外面の締め付けによる防水コンパゥンド3の加圧にもか
かわらず、シート状基材縁端からの防水コンパゥンド3
の漏出を良く防止でき、防水コンパゥンドを充分に加圧
できる。従って、電線束の中心部にまで防水コンパゥン
ドを良く圧入できる。
上記防水材Aにおけるシート状基材縁端部10の巾寸法
は、防水コンパゥンド層3の厚み、防水コンパゥンドの
粘稠性等によって異なるが、通常3〜20mmである。同上
防水コンパゥンド層3の厚みは、電線束の径によって異
なるが、ワイヤーハーネスの場合は、通常1〜10mmであ
る。
は、防水コンパゥンド層3の厚み、防水コンパゥンドの
粘稠性等によって異なるが、通常3〜20mmである。同上
防水コンパゥンド層3の厚みは、電線束の径によって異
なるが、ワイヤーハーネスの場合は、通常1〜10mmであ
る。
上記シート状基材1の外面の締め付けには、高抗張力
テープを高張力で巻き付ける方法を使用してもよい。
テープを高張力で巻き付ける方法を使用してもよい。
上記実施例においては、防水材Aにおけるシート状基
材1の片面に粘着層2を設けているが、この粘着層は省
略することもできる。この場合においても、防水材Aを
ある程度強く巻き付ければ、シート基材1の縁端部10が
その巻き付け張力のために被巻着体に密着して封止作用
を充分に営むので、上記シート状基材1の防水コンパゥ
ンド層3に対する袋としての機能を充分に期待できる。
材1の片面に粘着層2を設けているが、この粘着層は省
略することもできる。この場合においても、防水材Aを
ある程度強く巻き付ければ、シート基材1の縁端部10が
その巻き付け張力のために被巻着体に密着して封止作用
を充分に営むので、上記シート状基材1の防水コンパゥ
ンド層3に対する袋としての機能を充分に期待できる。
上記において、防水材Aのシート状基材1の外面を撥
水処理(例えば、シリコーン系、フッ素系の撥水処理)
することもでき、この場合、撥水層の一次バリア効果に
よって防水性を向上できる。
水処理(例えば、シリコーン系、フッ素系の撥水処理)
することもでき、この場合、撥水層の一次バリア効果に
よって防水性を向上できる。
本発明に係る電線束水密処理用材においては、第3図
に示すように各防水材Aのシート状基材1,1間を突き合
わせてもよい。
に示すように各防水材Aのシート状基材1,1間を突き合
わせてもよい。
(発明の効果) 本発明に係る電線水密処理用材は、シート状基材の片
面に防水コンパウンド層を該基材の四方縁端部を除いて
設けてなる防水材の多数箇に前記片面側において共通の
剥離紙を仮着した構成であり、爪先を剥離紙面上に当て
て擦り移動させて防水材のシート状基材縁端に引っ掛け
ることにより防水材を容易に剥離でき、剥離紙が共通で
あるので1個の防水材に1個の剥離紙片を仮着する場合
とは異なり剥離紙片の散らばりを回避でき、剥離紙のテ
ープ化によりリール巻による保管・運搬が可能になり、
更に剥離紙をキャリアテープとして使用することにより
ハーネスワイヤー水密処理作業の自動化を図り得る等、
ハーネスワイヤー水密処理のスピードアップに有用であ
る。
面に防水コンパウンド層を該基材の四方縁端部を除いて
設けてなる防水材の多数箇に前記片面側において共通の
剥離紙を仮着した構成であり、爪先を剥離紙面上に当て
て擦り移動させて防水材のシート状基材縁端に引っ掛け
ることにより防水材を容易に剥離でき、剥離紙が共通で
あるので1個の防水材に1個の剥離紙片を仮着する場合
とは異なり剥離紙片の散らばりを回避でき、剥離紙のテ
ープ化によりリール巻による保管・運搬が可能になり、
更に剥離紙をキャリアテープとして使用することにより
ハーネスワイヤー水密処理作業の自動化を図り得る等、
ハーネスワイヤー水密処理のスピードアップに有用であ
る。
第1図Aは本発明に係る電線束水密処理用材の一例を示
す平面図、第1図防水コンパウンドは第1図Bにおける
b−b断面図、第2図A及び第2図Bは本発明に係る電
線束水密処理用材の使用状態を示す図面、第3図は上記
とは別の本発明の実施例を示す図面である。 A……防水材、1……シート状基材、2……粘着剤層、
3……防水コンパゥンド層、10……シート状基材の四方
縁端部、B……電線束。
す平面図、第1図防水コンパウンドは第1図Bにおける
b−b断面図、第2図A及び第2図Bは本発明に係る電
線束水密処理用材の使用状態を示す図面、第3図は上記
とは別の本発明の実施例を示す図面である。 A……防水材、1……シート状基材、2……粘着剤層、
3……防水コンパゥンド層、10……シート状基材の四方
縁端部、B……電線束。
Claims (3)
- 【請求項1】シート状基材の片面に防水コンパウンド層
を該基材の四方縁端部を除いて設けてなる防水材の多数
箇に前記片面側において共通の剥離紙を仮着したことを
特徴とする電線水密処理用材。 - 【請求項2】シート状基材の片面に粘着剤層を設けた請
求項1記載の電線水密処理用材。 - 【請求項3】シート状基材の外面を撥水処理した請求項
1または2記載の電線水密処理用材。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2129498A JP3016818B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 電線水密処理用材 |
ES91108103T ES2081388T3 (es) | 1990-05-19 | 1991-05-17 | Material de sellado para conexion de conductores electricos, metodo de sellado para conexiones de conductores electricos y metodo de producir material de sellado para conexiones de conductores electricos. |
US07/701,913 US5246755A (en) | 1990-05-19 | 1991-05-17 | Sealing material for electric wire connection |
DE69116427T DE69116427T2 (de) | 1990-05-19 | 1991-05-17 | Dichtungsmaterial für elektrische Drahtverbindung, Verfahren zum Dichten, Herstellen und Bearbeiten der elektrischen Drahtverbindung |
EP91108103A EP0458227B1 (en) | 1990-05-19 | 1991-05-17 | Sealing material for electric wire connection, sealing method for electric wire connection and method of producing sealing material for electric wire connection |
US08/076,645 US5358588A (en) | 1990-05-19 | 1993-06-15 | Sealing method for electric wire connection |
US08/076,643 US5346572A (en) | 1990-05-19 | 1993-06-15 | Method of producing sealing material for electric wire connection |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2129498A JP3016818B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 電線水密処理用材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0426011A JPH0426011A (ja) | 1992-01-29 |
JP3016818B2 true JP3016818B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=15010970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2129498A Expired - Fee Related JP3016818B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 電線水密処理用材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016818B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH076269B2 (ja) * | 1993-05-27 | 1995-01-30 | 昭和電工建材株式会社 | 目地用バックアップ材 |
JP4666744B2 (ja) * | 2000-10-30 | 2011-04-06 | キヤノン株式会社 | 計測装置、露光装置およびデバイス製造方法 |
DE10344644B4 (de) | 2003-09-25 | 2007-08-09 | Fujitsu Siemens Computers Gmbh | Computermainboard |
JP2006032127A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 止水部を有する電線束及びその製造方法 |
JP5273345B2 (ja) * | 2008-01-07 | 2013-08-28 | Nok株式会社 | 細線同軸ケーブル周りの防水シールおよびその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-19 JP JP2129498A patent/JP3016818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0426011A (ja) | 1992-01-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |